2014年 11月 10日
自分の写真は自分で撮れないから人に喜ばれる
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「かさこさんが15年前でチベットのギャンツェで撮ってくれた写真。
今でも大事にとって、たまに見たりしてるんですよ。
自分がカメラマンだからほとんど自分の写真ないし、
撮られるのは苦手なんだけど、ほんとこの写真は気に入ってるんですよ」

そう語るのは元AV男優で不動産会社に勤務していたこともあるカメラマンの菱山さん。
菱山さんと出会ったのは1999年夏のこと。
チベットの中心地ラサから160㎞離れたサムイエという小さな町で出会った。
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サムイエは本来、許可証がないと外国人は立ち入ってはならない場所なのだが、
立派なチベット寺があるので、多くの外国人が許可証なしで訪れていた。
公安に見つかると罰金300元をとられると言われ、
実際に罰金をとられた人もいるようだが、私は公安が見回りに来た時に、
チベット人僧侶の部屋に遊びにいっていたので、難を逃れた。

夏休み時期だったせいかチベットは結構日本人の大学生観光客も多かったが、
菱山さんはそうした観光客とはまったく違う雰囲気を醸し出していた。
ジャーナリストっぽいというか現地に馴染んだ精悍さというか。
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その後、ラサからネパールまで行く際、
他の何人かと車をチャーターし、一緒に同行した。
(公共交通機関がないため観光客は、何人かで車をチャーターして移動するのが一般的だった)
その時、ギャンツェという町で景色を撮る菱山さんを見かけて、
デジカメもスマホもない時代なので、当時のコンパクトカメラでネガフィルムで撮影した。

私が菱山さんが撮影している様子を撮っていることを知らなかったのだが、
日本に帰国し、再開した時、プリントアウトを渡したら、ものすごく喜んでくれた。

それから2~3年に1度、会うぐらいの関係性なのだが、
先日、映画「シロウオ」の上映会に来てくれて、
その後に居酒屋で飲んだ時に、しきりに15年前の写真のことを、
あらためて「撮ってくれてよかった。写真は気に入っている」と繰り返していた。

菱山さんを撮ったのはほんの偶然だったと思う。
ギャンツェへは5人でいったのだが、観光はみな単独行動していた。
私も単独行動をしていてたまたま見かけて、
その姿がとても絵になるので1枚だけ撮影した。

私は日本を出てから2カ月が過ぎていた。
日本から数十本フィルムを持参していたが数に限りがある。
しかもこの先も旅は続く。
今のデジタルカメラ時代のように、
「とりあえず撮っておく」という感覚はなく、「これだ!」と思ったものしか撮影しない。
そうした状況の中、たまたま撮った1枚だった。
その写真が15年もたった今、喜ばれていることに感慨深いものがあった。

しかもカメラマンから褒められる。
しかもその当時、サラ金を辞めて、いつかライターやカメラマンになりたい、
と思っていた時の写真を褒められるのはとてもうれしかった。

でも自分もその後、カメラマンになって思うのは、
自分の写真がいかに貴重かということに思い至った。
今まで自分の顔写真をネットなどに出すことに興味はなかったので、
自分の写真を撮ってと頼むことはほとんどなかった。
でもフリーランスになり顔写真はセルフブランディングのことを考えると、
むしろどんどん出した方がいいと気づいた時、
自分の写真って意外と少ないことに気づく。

記念撮影みたいな写真は少なくはない。
でも個人的に欲しいのは「仕事をしている時の自然な感じの写真」。
例えば講義をしているところとか講演をしている時のとか。
そういうのって実に少ない。
菱山さんが私の写真を喜んでくれたのも、
記念写真じゃなく、写真を撮っている様子がわかる写真だったからなんだと思う。

もちろん人によっていろんな写真の好みもあるし、
写真の必要性もさまざまだと思うけど、自分じゃ自分の写真を撮れないから、
何気に撮ってあげた写真を送ってあげたりすると、すごく喜ばれるんじゃないか。

つい先日も「かさこさんがこの前インタビューしていただいた時に、
自分を撮った写真を買わせていただけませんか」というメールがきた。
最近、自分を撮った写真がないからだった。
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昨日は、これからパーソナルカラーアナリストとして、
本格的に活動していきたいというmameさんが、
ホームページやブログで使うプロフィール写真を撮影してほしいと、
静岡からやってきた。

個人で仕事をしていく上で顔出しするかどうかは、信用力に大きな差がつく。
考えてみればわかるだろう。
顔写真もない人にネットを見ていきなり仕事は頼みにくい。
でも顔写真があればなんとなくこんな人というのがわかり、
ネットからでも仕事が頼みやすくなる。
自分の写真って極めて重要なのだ。

でも自分で自分の写真は撮れない。
いや、もちろんスマホがあれば、
簡単に自分撮りできるかもしれないけど、
引きの写真や自然な写真を撮るのは困難。

一億総カメラマン時代で今や一眼レフじゃなくても、
スマホでも相当いい写真が撮れるようになった今、
もしかしたらふと何気なく人を撮った写真が、
その人にとっては貴重な写真になるかもしれない。
写真は貴重な記録にもなるので。

<今年、私の自然な表情を撮影してくれた写真>
・写心家・永田知之さん撮影
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40歳でガン宣告。24年間勤務した会社を辞め、カメラマンとして独立
~写心家・永田知之さんインタビュー
http://kasakoblog.exblog.jp/22087488/

・旅写真家・三井昌志さん撮影
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憧れの旅写真家!段違いの素晴らしい写真力。三井昌志さんインタビュー
http://kasakoblog.exblog.jp/22259410/

・mameさんのポートレート写真
http://kasakoblog.exblog.jp/22558879/

<お知らせ>
・11/15土、16日、かさこ塾祭り開催!
http://kasakoblog.exblog.jp/22550655/

・11/21金に「正社員全滅時代を生き抜く!
好きを仕事にするブログ術&セルフブランディング術」講演、サンクチュアリ出版で開催!
※かさこ塾と違い1回凝縮講義ですので、4回通うのは難しいという方はぜひ
http://www.sanctuarybooks.jp/eventblog/index.php?e=884

・セルフマガジン「かさこマガジン4」無料配布中。1万3500部印刷し残り800部!
かさこマガジン希望の方は、
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by kasakoblog | 2014-11-10 23:49 | セルフブランディング


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