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話するのが苦手だと思っている人の方が話がうまいのはなぜか

「話が苦手っていう人の方が、かえって話が聞きやすかったりするんですよ。
苦手意識があるから、言葉を選んで、ちゃんと話すから。
自分は話し上手だと思っている人ほど、
ただおしゃべりなだけで、一方的に話してしまい、
聞き手にとって耳障りだったりするんですよね」

先日、愛知県豊田市の映画シロウオの上映会の後、
かさこ塾二期生で「ことばのスタイリスト」こと、
日本語教師の吉原こずえさんがそんな話をしていたのが印象的だった。

確かに言われてみればそうだ。
話がうまいと思っているほど、早口なマシンガントークで、
すごい人だなと思うけど、非常に聞き取りにくく、
話がほとんど理解できないまま終わってしまう。

映画上映会でこんな感想を述べていた人も非常に印象的だった。
「原発反対ってアツく主張されれば主張されるほど、
かえって一般の人はひいてしまうんですよね」

なるほど、その通りだと思った。
原発反対だけじゃない。
講演やセミナー、営業の場面なんかでもそうだけど、
はじめっからハイテンションで飛ばしている人って、
情熱的な気持ちはわかるんだけど、なんかかえってひいちゃうんだよね。
押しつけがましさを感じてしまったり、
アツくなればなるほど、観客の方が冷静になり、
そんなにわあわあわめくことかみたいな。

営業なんかもそう。
私は学生の頃、営業職っていうのは、
話がうまくて、まくしたてるように話すのが、
いい営業マンなのかと思っていたが、社会に出たらまるで逆だと気づいた。
一方的に売り込む営業マンほどうざい。
早口でしゃべる営業マンほどうざい。
アツく語られる営業マンほどうざい。
話しがうまいのがいい営業マンではないということを知った。

私はしょっちゅう講演やセミナーの取材をし、
それをもとに原稿を書く仕事をしている。
だからダメな講演者ってすぐわかる。

1:早口
2:原稿棒読み
3:観客を見ない

特に1番目の早口だけにはならないよう、
自分が講演する時には注意をしている。

講演する側って情報を詰め込み過ぎようとする傾向がある。
スライド作ってシミュレーションしたりすると、
どうやっても時間内に収まらない。
だから早口で詰め込もうなんて思うと大間違い。
私もできるだけ早口にならないよう、
時間がオーバーするようならスライドを減らし、
できるだけ早口にならないよう講演の時には気をつけている。

思うに、苦手だと思っている人の方が、
苦手意識がある分、ちゃんと事前に練習したり、
謙虚な姿勢のまま本番にのぞめたりするから、
かえってうまかったりするんじゃないか。

逆に自分はうまい!得意だ!なんて思っていることほど、
過信しすぎて、対相手のことを忘れて独りよがりになったり、
あまり練習もせずに臨むからかえって本番でダメだったりするのかもと。

逆にいえば「私は〇○が苦手」と思っているものほど、
やってみたら意外と周囲の評判がよかったりなんかするかもしれない。
やらず嫌いの苦手意識で可能性を潰してしまうのはもったいないので、
ぜひいろんなことにチャレンジしてみてはどうだろうか。

また自分が上手だと思い込んでいるものほど、
他人から見るとダメダメな可能性もあるので、
過信せず、相手を考えた姿勢で臨みたい。

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by kasakoblog | 2014-12-01 23:03 | 生き方

好きを仕事にするセルフブランディング&ブログ術を教えるかさこ塾主宰。撮影と執筆をこなすカメラマン&ライター。個人活動紹介冊子=セルフマガジン編集者。心に残るメッセージソングライター。


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