2015年 04月 01日
特定の名産物でなく、地域の食をまるごとPR~茨城県石岡市のユニークな試み
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前菜からメインの肉料理や魚料理、
さらにはデザート、ソフトドリンク、お酒、お茶まで、
すべての料理の食材をたった1つの市の食材で提供する?!
ユニークな食のイベントが、都内のイタリアンレストラン
「ACQUA PAZZA(アクアパッツァ)」で開催された。
食で地域の活性化に取り組んでいる、茨城県石岡市の食材PR会だ。
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人口減少や少子高齢化に伴い、地方の疲弊は深刻化している。
2040年には日本の半数の自治体が消滅する恐れもあるとの声も。
こうした中、国は「地方創生」を重点政策として掲げ、
喫緊では全国の自治体に約4200億円の交付金を支給することを決定したが、
うち1589億円が「プレミアム付き商品券」に使われ、
97%の自治体が商品券の発行を予定しているという。
地方活性化といっても未だ一過性のバラマキ中心で、
将来の人口減少に備えた抜本的な地域成長戦略には程遠いのが現状だろう。

一方、地域の独自性を武器に、観光振興や名産品などで
地域を活性化させようという動きもある。
特に観光の目玉や名産品、名物料理などがある自治体は強い。
ただ、特定の観光名所や名産品頼みの場合、
そこだけが潤っても、町全体に経済効果が波及しないといった問題もある。
また、多くの自治体では、これといった観光の目玉もなく、
特筆すべき名産品や名物料理もなく、頭を悩ませているのではないか。
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こうした状況の中で、特定の名産品で町おこしをしようという発想ではなく、
地域の食をまるごと武器にしてPRしようというのが石岡市の取り組みだ。
石岡産の食材だけでフルコース料理をふるまうイベントを都内のレストランで開催。
さらに食材を提供した生産者も参加。
いかに石岡市が食が豊富な町であるかを認知してもらう画期的な試みといえよう。
参加した一般消費者は文字通りまるごと石岡を味わうことで、
石岡への興味・関心を持つことができるのだ。
では実際に石岡産の食材を使って、イベントでどんな料理が提供されたか紹介しよう。

・まずドリンクで度肝を抜かれる!
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私、酒は弱くて、日本酒もぜんぜん飲めないんだけど、
乾杯用に出てきた「渡舟」純米大吟醸・斗壜取りは、
めちゃめちゃおいしくて驚いた!
はじめまろやかな甘口なのに、飲んだ後、キリっと爽やかな後味もある。
なんかね、高級な白ワインみたいな感じ。
ワインみたいだと思って、後で帰ってネットで検索したら、
ワイン評論家も絶賛している日本酒だったみたい。
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ソフトドリンクとしてでてきたのが、恋菜ファームのにんじんジュース。
私、野菜ジュースって好きじゃないし、ほとんど飲まない。
野菜は好きだけどにんじんはあんまり好きじゃない。
にもかかわらず!
このにんじんジュースうまい!
っていうかにんじんジュースとは思えない。
すごく飲みくちのいい果物ジュースみたいで驚いた。

・イタリアンで生まれ変わる石岡産の素材たち
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いくら野菜がおいしくても、いっぱいは食べれないんだけど、
みそ風味のバーニャカウダならパクパクいけちゃう。
バーニャカウダあると野菜大量にあっても、いくらでも食べれそう。
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これも驚いた料理。徳利芋のチーズ生ハム巻きフリット。
単なる芋をフリットにして、しかもチーズを混ぜ込んだりすると、
こんなおしゃれな、食べやすい料理に変身するとは!
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イワナのコンフィ わさび菜のヨーグルト和え きゅうりのソース。
単にイワナだけ焼いて食べたんじゃ、
どこにでもある特徴のない料理だけど、
こんな風にソースをつけて食べると、
そんなに好きじゃないイワナもおいしくいただけるんだなと感心。
おいしかったです。
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見るからにうまそう!
弓豚の農民風 赤葱のグリル 里芋ピューレとグリーンソース添え。
こだわりのブランド豚肉がおいしいにはおいしんだけど、
里芋すりつぶしたソースが食感はとろっとしているんだけど、
でも味はさっぱりしていてさらにおいしくなる!

地方の食材をただ和食で出されても、驚きもありがたみもあんまりないけど、
こんな風に洋風にアレンジすると、
すごく食べやすくなるし、いい意味で生まれ変わった料理に化けるんだなと。
もちろん素材そのものがいいからというのもあるんだろうけど、
でも素材がいいからといって、野菜や芋を大量に出されても、
そうそう食べれるものではないけど、調理の工夫によって変わるんだなと。
料理家ってすごい。
出版の業界でいうなら編集者の役割なんだなと感心した。

・・・・・
目玉となる観光名所や名産品がなくても、
こんな風にして地域の食まるごとPRする石岡の試みはおもしろい。
しかも首都圏のレストランで行われることで、地域と都市とを結びつけることにもつながる。

前にブログで「名所がなくてもおいしい料理がある場所は旅の楽しみが10倍になる!」
という記事を書いたけど、
http://kasakoblog.exblog.jp/22891768/
石岡名物や石岡B級グルメがなかったとしても、
石岡産だけでフルコースを味わえますみたいなものがあったら、
旅行行ったついでに食べてみたいかも。

ちなみに石岡には私が前々から目をつけていた、
どうしても行きたいスポットがある。
それは「東筑波ユートピア」。
イノシシとサルが暮らすサル山というのがあるらしく、
野猿写真家としては一度はサルを撮りに行ってみたい場所として、
マークしてたんだけど、まさかこの石岡市にあるとは!
また地元の人に聞いたら、日本一大きい獅子頭のオブジェがあるらしい。
あとは日本最大のダチョウ牧場もある模様。
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ちなみに観光に力を入れるため、
無料の観光案内を「るるぶ特別編集」で2015年3月にできたみたい。
いや、これはすごい。
「るるぶ」の仕事してたことあるし、
今でも国内旅行に行く時は必ず「るるぶ」か「まっぷる」買うんだけど、
「るるぶ」ブランドでかつ「るるぶ」ティストで観光案内があると、
自治体が作っている観光パンフレットなんかより、
はるかにワクワクして見れるから、旅行者には効果はあるかも。

というわけで近いうちに、
茨城・石岡の珍スポットめぐりをしていきたいと思います。

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http://kasakoblog.exblog.jp/22867080/

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by kasakoblog | 2015-04-01 23:00


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