2015年 04月 17日
高校中退→調理人から社長に転身し豪遊も、金儲けに疑問を覚え、断食アドバイザーに!~田中裕規さん
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人生うまくいかなと嘆いている暇があるなら、この人の半生を読め。
時給1500円にしろとわめいている暇があるなら、この人の半生を読め。
すごい、おもしろい、波乱万丈な人に出会った。
ファスティング(断食)マイスターとして3日から始められる断食を通じた、
食生活改善指導をしている田中裕規さん(35歳・1979年8月生)だ。

小さい頃から「ブタ」と呼ばれた太っちょで、
アレルギーから海やプールでも裸になりたくないほどの、
コンプレックスを抱えていたにもかかわらず、
断食に出会ってダイエットに成功し、自分に自信が持てるようになった田中さんなのだが、
今の仕事に就くまでに紆余曲折、様々な出来事があった。
一時は月300万~400万円使って豪遊した社長時代があったにもかかわらず、
なぜ断食アドバイザーになったのか、話を聞いた。
(取材日:2015年4月15日)

■1:オーナーシェフをめざすもなぜかIT企業に引き抜き!
田中さんは兵庫県の姫路で生まれ育った。
小学校1年生の時に母親が家を出て行き、
しつけの厳しい父親と2人のお姉さんの4人暮らし。
中学時代はほとんど学校に行かず、遊び歩いていたが、
父親は高校だけは行け!としつこく言われたので、
1年で辞めるつもりで、できるだけ学費の安い高校に進学。
1年間、高校に通っていた後、中退し、物づくりが好きだったので大工になることになった。

しかし高校を辞めて大工になった父親とはぶつかる日々。
父親から離れたいと考え、19歳で家を出て、あてもなく東京に出てきた。
友人の誘いからレストランのアルバイトをすることになり、
いつしか調理人として独立し、オーナーシェフとして店を持ちたいと思うようになった。
洋食、和食、焼肉店など、6~7年、様々な飲食店を渡り歩いた。

店を持つならウエイターも経験しておいた方がいいと、
ある飲食店でウエイターをしていた時のこと。
初めて来たこわそうなお客さんが突然声をかけてきた。

「おまえ、仕事、何やってるんだ!」
「ウエイターですけど・・・」
「おまえの将来の夢は何だ!」
「オーナーシェフとして店を持つことです」
「おまえなんかより腕のいいシェフはいっぱいいる。
シェフになるより腕のいいシェフを雇えばいいじゃないか!」
「は、はい・・・」
「よし、おまえ、うちで働け!」
「は?!」
「明日からうちに来て働け!」
といって連絡先をおいて去っていた。

なんだかあやしげなお客さんだが、このままオーナーシェフになることが、
いいことなのだろうかと悩みだした田中さんは、とりあえず事務所をのぞいてみることに。
行ってみると驚いた。
そこには30人ぐらい社員がおり、整然とパソコンが並べられていた。
ケータイコンテンツの運営などを行っているという。

「これからはITの時代だ!うちで働け!」

折しも時代はライブドアのホリエモンが登場し、
IT企業が注目を集めていた時代だった。
試しにやってみようと思い、IT企業に転職することになった。

■2:2年で会社を辞めて独立。約40人にスタッフを抱える会社に成長させる!
ケータイコンテンツ運営などの仕事をすることになり、特に不満もなく働いていた。
ただ転機は突然訪れた。会社に勤めて2年過ぎた頃。
結婚していた妻が妊娠しており、いよいよ出産かということで、
会社のオーナーの一人に連絡し、休みをもらった。

ところが。それに文句を言った人がいた。
レストランで田中さんを引き抜いたもう1人のオーナーだ。
「なんでオレに連絡はないのか!」といって怒り出したのだ。
そのオーナーとは度々衝突することもあった。
出産立ち会いについて文句を言われる筋合いはない。
そこで思わず言ってしまった。
「じゃあ会社辞めます」
独立する気もなかったのに、妻が出産してすぐに、会社を辞めることになった。

ただ田中さんには確信があった。
ケータイコンテンツ商売は今なら誰がやっても儲かる商売。
別に会社の社員としてやらなくても自分でやればいいと思い、同じ商売で独立することになった。

時代の流れにのって、バンバン仕事は拡大。
スタッフ約40人を雇うまでに成長し、毎晩、歌舞伎町のキャバクラで豪遊する生活。
月300万~400万円ぐらいは使っていたという。そのぐらい儲かる商売だった。

しかしある時、ふとこの仕事に疑問を抱いてしまった。
それは「パパの仕事って何?!」って娘に聞かれても、
まともに答えることができなかったのだ。

それは儲かる仕事だったがエンドユーザーを泣かせる仕事だったからだ。
ケータイでゲームをやらせた後、有料のアイテムをコンプリートさせるため、
未成年者などが大金を注ぎ込み、問題となったコンプガチャなどを扱っていたからだ。

また金を稼げば稼ぐほど、金に目がくらんだ人ばかりが寄ってきて、
トラブルもあったり騙されたりもした。
金は湧き出てくるがごとくいくらでも稼げる。
でもこれが幸せなのか。
娘にも言えない仕事をしていていいのだろうかと悩み始めていた。

■3:断食に出会ってデブも解消し心もデトックス
そんな時に、たまたま健康食品関連の仕事をしている人から、酵素ドリンクの話を聞いた。
一緒にビジネスをしようという話だった。
もともとブタとあだ名されるほどのデフで、
社長時代は毎晩のように飲み歩いていたので体重は増えるばかり。
酵素ドリンクを飲み、断食をしてダイエットすることに興味があり、自分で3日間やってみた。

するとどうだろう。
今までいろんなダイエット方法を試してダメだったがやせた。
減量して自分の外見コンプレックスが消え、自信を持てるようになっただけでなく、
断食している間、自分の人生を見つめ直すきっかけになり、ふとこう思ったのだ。

「もう会社辞めよう。手放しちゃえばいいんだ」

娘に言えないような仕事はしたくないなら辞めればいい。
会社を引き継ぐ人を見つけ、社長を辞めた。

そこでこう思った。
「これからは断食を通じて人の心や体を健康にする仕事にしよう」と。
いろいろな断食方法などを学び、プロフェッショナルファスティングマイスターなどの資格を取得し、
独自のメソッドを編み出し、2012年より、
ファスティング(断食)コンサルティングを仕事にすることにした。

ただはじめの1年はなかなか仕事的には厳しかった。
でもコンサルティングを受けた人が感激し、
口コミでお客さんがどんどん広がるようになり、
今では人気の断食コンサルタントになった。

また自分でも日々断食を実践。
体のコンプレックスを克服するため、筋トレなどに励み、
ボディービルディングの大会にまで出場することにもなった。
お客さんから断食アドバイスだけでなく、
筋トレ方法なども教えてほしいという声が増えたので、
錦糸町にスポーツジムをオープンすることにした。

コースは3日間からあり、田中さんから酵素ドリンクなどを送り、
断食を始める前に注意点などをアドバイスし、スタート。マンツーマンで指導していく。

田中さんいわく、このダイエット方法のいいところは、
1:すぐに効果が出ること。
2:断食が終わったら好きなものを食べてもいい。
3:断食は年に何回かやればいい。
といった点だという。

特に断食のいいところは、他のダイエットのように、
日常生活で毎日のようにあれも食べちゃダメ、
これも食べちゃダメという方法ではないことだ。
その時だけ制限すればいい。
田中さん自身、様々な食事制限するダイエット方法を試みたが、
あれもダメこれもダメだとなかなか続かない。
また他の人と食事をしている時に「私はこれは食べない」というのは、
場をしらけさせるし、目の前の食べ物を無駄にしてしまうし、
あまりいい方法ではないと感じたからだ。

ちなみに下記が田中さん自身の成果!
まさに「白ブタ」からの変身を遂げたのだ。
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ただたまに断食やるだけで、何でも食べていいというのでは、
すぐリバウンドしてしまわないかと思うのだが、
断食をすると、食習慣が変わる人が多いという。

「あるお客さんは断食を終えた後、好物のジャンキーなものを食べようと思ったが、
胃が受け付けず、それから食べなくなったそうです」
断食をきっかけに今までの食習慣が見直されるきっかけにもなるからこそ、
ダイエットにつながるらしいのだ。

また田中さんがこの事業を始めた動機の一つに、
子どもたちの食生活を変えたいという思いがある。

「大人になったら別にいくら健康に悪いものを食べても構わない。
でも子どもたちはダメ。
なぜなら子どもたちは食事を自分で選ぶことができないのだから。
子どもたちにはちゃんとしたものを食べさせてほしい」

そのために子どもに食べ物を与える大人が食の知識を持つ必要がある。
断食はそのきっかけの一つになる。
あるお客さんは断食した後、
いかに自分が今まで健康に悪いものを食べていたかを知り、
自分が食べなくなっただけでなく、子どもにも食べ物をしっかり選ぶようになったという。

断食を通じて、多くの人を健康にしたい。自分がそうなったように。
そんな思いでこの仕事に力を入れている。

そしてもう1つ、断食でダイエットに成功することで、非常に大きな成果がある。
それは多くの人の人生が変わることだ。

「デブの人は外見にコンプレックスを持っており、自分に自信が持てない。
自分のことが好きになれない。
でもダイエットに成功して自分の体に自信が持てるようになると、
どんどん人生がよい方に好転していくんです」

自分が好きではない人の人生はうまくいかない。
自分に自信がない人の人生はうまくいかない。
ただそうした人に「意識を変えろ」「自信を持て」といっても、
そう簡単に治るものではない。

ただコンプレックスを持っているデブな体が変われば、自然に意識も変わっていける。
そう、田中さんもそうだったように。だから多くの人に断食を勧めている。

「それにしても不思議ですよね。昔、調理人をやっていた時は、
いっぱいいい料理を作ってお客さんに満足してもらうことが仕事だったのに、
今は「食べるな!」と料理を一切出さないことが仕事になるなんて。
しかも「食べるな」とアドバイスすることでお客さんから感謝されるのですから。
こんなにうれしい仕事はない」

月300万~400万円も使って毎晩のように、
キャバクラで豪遊するような生活はしなくなった。
ボロ儲けしていたケータイコンテンツ会社社長の時に比べれば、
収入はうんと減っただろうが、娘に誇れる仕事をしている。
そして何よりもお客さんを幸せにできる。

「人が作り出したお金を追い求めるのは自分から人の奴隷になってしまいます。
かつての仕事を辞め、お金への執着を捨てることで手に入れた自由があると思っています」

様々な経験をしてきた田中さんだからこそ、
金儲けありきのダイエットビジネスではなく、
理念ありきのビジネスをしているのだと思う。

田中式断食ダイエットがどんな効果があるのかは、
個々人によっても違うだろうし、私自身が体験してやっていないので、
なんともいえないけれど、田中さんの人生の変遷を見ると、
仕事の選び方や生き方・働き方のヒントになるのではないかと思う。

田中さんの半生を聞いて思うのは、
ラクして儲けたいと思っているうちは、仮に儲かったとしても、
人生幸せにはなれないのではないかということだ。
自分のためにやってきたことが人のためになるいい例であり、
子どもに誇れる商売かどうかも仕事選びのポイントではないかと私は思う。

・田中さんのことがよくわかる2分半の自己紹介動画
https://www.youtube.com/watch?v=Tf5mkmWWf0Y

・田中さんのホームページ
http://n-lab.co.jp/fasting/

・生き方・働き方インタビュー
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by kasakoblog | 2015-04-17 23:33 | 生き方


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