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セルフマガジン大賞作品を作り変えるプロジェクト全貌~ダンサー大瀧冬佳マガジン

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セルフマガジン大賞に選んだ作品を
私が編集に入って私の自腹で
デザイナーにギャラを払い
冊子をリニューアルするという
酔狂なことをやっております。

個人最強の営業ツールとなるセルフマガジン。
第二回セルフマガジン大賞に選んだのは
ダンサーの大瀧冬佳さんの冊子だけど
もちろん48作品の中で一番素晴らしく
今のままでもいい冊子なのですが
ただいろんなところで惜しい点があり
作り直しています。

大賞作品のどこをどんな風に変えるのか。
セルフマガジンづくりで大事な
構成、デザイン、内容の3点に沿って
リニューアルプロジェクトの全貌を紹介。

1:構成
ふゆかマガジンで惜しいな
と思ったのは構成。
構成とはページの順番。
現在の冊子の構成では
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2P:導入
3P:ラインナップ
4P~7P:インタビュー
8P:五か年計画
9P:お知らせ
10~11P:締め?!
となっているが
・導入の後のラインナップが唐突
・最後の締めが締めになっていない
という点が問題だと考え
ページの構成を変えることに。

リニューアル後の構成(台割)
2~7P:インタビュー
8~9P:ラインナップ
10~11P:旗揚げ公演のお知らせ
とした。
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まず知ってほしいのは壮絶な過去と
それを乗り越えたのは
ダンスのおかげというインタビュー。
なので表紙の次からは
インタビュー3見開きにして
まず大瀧冬佳とは何者かを
知ってもらうようにした。

その後に現在の冊子で「ラインナップ」
「五か年計画」「お知らせ」に
分かれているのを見開き2ページで
「ラインナップ」に統一し紹介。

最後の落としどころ、締めがないので
今回、本人にお願いし
何を落としどころにしたいか
ヒアリングして来年の旗揚げ公演を
最後に持ってくることにした。

2:デザイン
デザインはプロのデザイナーに
お願いしているので
大きな問題はないものの
一番気になったのは
インタビューページの見せ方。
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現在の冊子は小見出しがないため
文字がうわっといっぱい
入っている印象なので
ぱっと目に飛び込んでくる
読みたいと思わせるフレーズが
どこにもない。

そこで長いインタビュー原稿でも
興味を持って読んでもらえるよう
各見開きに大見出しと小見出しを
つけることに。

・つけた大見出し
親からの虐待を受けた家庭環境育ちも
ダンスがあったからこそ生きてこれた

過去を理由にいつまで被害者ぶってるの?
今を全力で楽しめば必ず幸せになれる

子育てや生活を言い訳に逃げていた私
でも私にはダンスしかないと気づいた

・つけた小見出し
閉鎖病棟から退院できたのはダンスのおかげ
虐待や暴力があるのが「普通の家庭」と思っていた
被害者ぶって生きる人生からの脱却
英国ロイヤルバレエ団合格も母の死と閉鎖病棟入院
シングルマザーなら夢を捨てなきゃいけない?
仕事をクビになってダンスの道を再び歩む

現在の冊子にあった見出しは
大瀧冬佳ってどんな人?気になるとこをインタビュー
なぜ、そこまで踊るのか。
執念と自由をかんじさせる大瀧冬佳のダンス
の2つののみ。
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リニューアル版では
見出しの数を増やし、さらに
読者が読みたいと思わせる
興味を持つワードをちりばめた。

さらに本文の文章と
メリハリをつけるため
大見出し、小見出しの文字の大きさを
大きくしてぱっとみて
わかりやすいようにした。
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レイアウトをどう見せようかについては
まずこのような落書きを
私の方で書いている。
この落書きの意味するところは
・大見出しを縦書きでどんと出す。
・小見出しを色をつけるなどして
各ブロックごとに入れる。
というラフ案。
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この手書きラフ案から
自分でパワポでざっとラフを作り
その上でデザイナーに
レイアウトをしてもらっている。
※ラフ案は原稿を読みやすい
白地ありパターンと
インパクト重視の写真たちおとしの2案。
フェイスブックでの反応や
本人の意向をふまえて
原稿の読みやすさを多少犠牲にしても
インパクトのある写真たしおとし案に。
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また現状の冊子は
無意味に同じような写真が
何枚も載せられているだけなので
1枚大きくどんと載せた方が
表紙の世界観からの続きに見えるのと
インパクトがあるので
写真をどんと使っている。
写真は本人から何枚ももらって
その中からレイアウトしやすく
インパクトがあるものを選んでいる。

3:内容
内容も悪くはないけど
肝心なところが抜けている!
と感じた箇所が多かったので
原稿整理し大きく書きかえている。

1つはインタビュー原稿。
約3000字の原稿を書きかえた。

ポイントは読者の知りたい内容に
原稿を書きかえること。
読者が知りたい内容とは
大瀧冬佳さんがこれまで
どんな人生を歩んできたか。

壮絶な過去をきちんと
説明していきながら
でもその中でいかにダンスの存在が
大きかったかを浮き彫りにするような
原稿に変えている。

現在の冊子で載せてある原稿で
「これはいらない」と思い
ばっさり削除したのは
・子供がブログを読んでどう思うか
(別に読者には関係ない)
・人生を終える数カ月の生き方
(別に読者には関係ない)
のところ。

逆に現状の原稿では唐突突過ぎて
その過程を省かれて
しまっていることを加筆し
経歴をわかるようにしている。
(ダンサーとして独立に至る経緯、
寶船との出会い)

もう1つはラインナップ。
現状の冊子にはラインナップや
5か年計画などが書いてあるが
具体的にどういうことをしているのか
どんなサービスを
提供しているのかがわからず
仕事や具体的な活動に結びつきにくい。

ラインナップについては
具体的な内容を本人に
送り直してもらった。

・・・・・・・
こんな風にして、
1:構成
2:デザイン
3:内容
を編集、執筆、デザインの部分で
全面的にリニューアルした。

同じ内容でもどういう順番で
載せるのかという構成で
大きく印象は変わる。

同じ内容でもどういう見せ方
=デザインにするかで
大きく印象は変わる。

同じ構成でもどんな内容を
取捨選択するかでも
読者の印象は大きく変わる。

もちろん好みの問題もあるので
単純に良い悪いはいえない部分もあるが
構成、デザイン、内容を見直し
リニューアル版を作成した。

現在の冊子でも完成度の高い
大瀧冬佳マガジンだが
さらにグレードアップして
リニューアル版が近いうちに
印刷・配布されるのではと思う。

ここまで私が本気になって
マガジンリニューアルに
入れ込んだのは
誰よりも大瀧冬佳さん自身が
このセルフマガジン作りに
真剣勝負を挑んでいたから。

大の大人がああだこうだと
不平や不満を言う中
彼女は自分自身で考え抜き
手伝うべきところはプロに頼み
期日に合わせてあれだけの
素晴らしい冊子を作り上げた。

だからこそもっといい冊子にしたい。
セルフマガジンを通じて
仕事的にも経済的にも
成功してほしい。

大瀧冬佳さんの
セルフマガジンづくりに対する情熱が
私のセルフマガジンづくりに火をつけた。

彼女の生き様をみよ。
まだ20代だよ?

恥ずかしくないのか。
こんなに真剣に不器用なのに
何事にも挑んでいる20代がいるのに
経済的にも環境的にも恵まれて
人生経験でも年数的には
豊富なはずの人たちが
真剣勝負ができないなんて。

どこかに言い訳を用意して
生きているんじゃないのか?

多くの人はまだまだ
自分の人生に対する
真剣味が足りないんだよ。
ぬるま湯なんだよ。
言い訳ばかり考えてんだよ。
他人のせいにしようとしてるんだよ。

マジで生きている時間は
限られているんだよ。

何事にも真剣に取り組み
全力で楽しんだものだけが
幸せな人生を送れる。

大瀧冬佳の生き様、
ダンス、ブログから
生きることを学んでほしい。

・大瀧冬佳さんのホームページ&ブログ
http://fuyukaohtaki.com/


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by kasakoblog | 2016-06-09 23:54 | セルフマガジン

好きを仕事にするセルフブランディング&ブログ術を教えるかさこ塾主宰。撮影と執筆をこなすカメラマン&ライター。個人活動紹介冊子=セルフマガジン編集者。心に残るメッセージソングライター。


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