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夜中まで働くことがカッコいいと勘違いしているアホな広告代理店に過酷労働で殺されそうになった話

大手広告代理店電通が24歳の社員を
過労死で「なぶり殺した」殺人事件があったが
未だに日本企業、特にマスコミ業界って
深夜まで働いたり、徹夜で働くことが
カッコイイと勘違いしているバカが
とても多い気がする。

深夜まで働かないと仕事が終わらないのは
1:仕事をしている人が無能
2:仕事量を適切に管理できていない
3:提供価値が低いから量をこなすしかない
のどれかだと思うのだが
そんな無能であることを
アピールするかのごとく
俺って深夜まで働いているんだぜってことが
仕事ができると勘違いしているバカが
未だに多いから生産性が低いのに
長時間労働や過酷労働を
させてしまうのだと思う。

私が15年前に
編集プロダクションに勤めていた際
電通ではないけど
ある広告代理店のバカ担当者のせいで
過酷労働をさせられた話を紹介したい。

新しいパソコンソフトの使い勝手を
エンドユーザーに訴求する
24ページのパンフレットの制作話が舞い込み
私が担当することになった。

私は当時月刊の会報誌の編集仕事に
転職関係の雑誌の20人インタビューの
仕事に加えて
社内に人がいなかったため
このパソコンソフト冊子も
担当することになった。

おもしろそうな仕事だった。
スムーズにやれば大変だけれども
そんなに長時間労働する必要性は
まったくなかった。

しかし。クライアントとの間に入っている
広告代理店の3人の男性担当者がクソすぎた。
段取りが悪い。かっこつけ。
制作会社をこき使うことに何の遠慮もない。
クライアントとしっかり
コミュニケーションがとれてない。
指示がめちゃめちゃ。

そんなせいでスムーズに進行するはずが
作れども作れどもひっくり返されては
またもとに戻りみたいなことを
繰り返していた。

そんなクソ広告代理店だったが
「どうしてもすぐさま修正して
クライアントにすぐ出さなくちゃ
いけないので打ち合わせにいきたい」
といってなんとその時間が深夜の24時だった。

「はあ?バカじゃないの?」と思ったが
とにかく今日中に打ち合わせして
どうしても明日に修正ゲラを
出さなくてはいけないという。
今回だけだからというので
仕方なく社内の先輩デザイナーにも
24時まで残ってもらい打ち合わせをした。

しかし急ぎだというからやったのに
実は全然急ぎでもなんでもなかった。

またそのうち何度も何度も
「今日は23時に打ち合わせにいきたい」
とか「今日25時に御社に行って
修正指示をしたい」といったことが
日常茶飯事となった。

私はまだ26歳で
編集経験は1年のみだったこともあり
またうちの会社の幹部が
懇意にしている広告代理店の仕事ゆえ
無理難題の要望を断る技術を
まだ持ち合わせていなかった。

そのため断ることもできず
言われるまま深夜の打ち合わせに
何度も付き合った。
ただ打ち合わせした後、
帰ってくれればいいのに
(そしたら家に帰って眠れるのに)
「修正ができあがるまで
ここで待機させていただきます」とか
ぬかしやがったために
徹夜での作業を余儀なくされた。

私自身の編集作業がなくても
社内のデザイナーが作業している時は
私だけが帰るわけにもいかず
やることもないのにただひたすら
このクソ広告代理店のために
徹夜して社内で
待たされることになった。

ほんとクソだった。この広告代理店。
ただ段取りが悪いだけだった。
よくよく考えれば深夜に来る必要性など
何もなかったのだ。

しかも意味なくぞろぞろ
担当者が3人もきて
てんでばらばらな話をする。
さすがの私も一度ブチ切れて
「深夜にうちの会社に
打ち合わせに来る前に
社内で話まとめてからきてください。
ここは御社の会議室じゃない」
といったこともあった。

でも思った。
コイツら、ただ単に
深夜まで働いている俺ってカッコいい。
電車動いてない時間に
タクシーであちこちのりつけて
仕事をするのがかっこいいと
勘違いしているだけなんだと。

だって深夜にやる必要もないし
段取り良かったらこんなに
時間かからないはずの仕事だったから。

広告代理店とかに多いのかも
しれないけれど
深夜に働いたり徹夜して働くことが
カッコいいと勘違いし自己陶酔している
仕事ごっこちゃんが結構いる。

でもね、それあんたが仕事できない
無能だから遅くまでやっているか
もしくは会社がブラックすぎて
キャパオーバーの仕事を
押しつけられているかの
どちらかではないか。

仕事が深夜まで及んだり
徹夜しなければならないというのは
根本的に仕事の仕方が間違っている。
無能アピールしたいなら話は別だが
自分が無能でないなら
仕事の仕方を見直し
深夜や徹夜してまで
仕事をする能率の悪さを
すぐさま見直すべきだ。

またそれが会社のせいであれば
そんな会社は今すぐ辞めるべきだ。

自営業の場合はまた話は少し
変わってくるけど会社員で
深夜や徹夜して働くことは
カッコいいどころか無能であることを
肝に銘じておきたい。

*ちなみにこのクソ広告代理店が
直接の原因ではないと思うが
私はその後、突然椎間板ヘルニアになり
歩けなくなり寝たきりになり
手術し入院することになった。
それをきっかけにこの会社を辞めた。

仕事に「殺される」前に
体が悲鳴を上げたのかもしれない。
心や体の悲鳴を聞いたら
素直に早めに従いたい。
でないと本当に死んでしまうから。

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by kasakoblog | 2016-10-10 21:12 | 働き方

好きを仕事にするセルフブランディング&ブログ術を教えるかさこ塾主宰。撮影と執筆をこなすカメラマン&ライター。個人活動紹介冊子=セルフマガジン編集者。心に残るメッセージソングライター。


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