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首相のせいで漫画無用論

麻生首相は漫画ばかり読んでいるからダメだ

こう批判する政治家や評論家は、
自らの愚かさ加減にとっととその職をやめるべきだ。
首相を批判するに値しない、
日本の漫画に対する無知・無理解といっていい。

麻生首相の肩を持つ気はさらさらないが、
漫画ばかり読んでいるからバカだみたいな批判は、
まったくのナンセンスだ。
漫画害悪論者は日本の漫画を読んだことがあるのか?

まず内容。
漫画悪玉論者は、漫画すべてが、
中身のない内容だと思い込んでいるが、大間違いだ。
私の漫画経験から言えば漫画「ナニワ金融道」は、
宅建の参考書とか金融実務の本を読むよりも、
はるかに金融のことがわかる良書だ。

「ナニワ金融道」に限らず、日本の漫画には、
その辺の中身のないくだらない本より、
また難しいことを難しくしか書けない、
どうしようもない本なんかより、
はるかに社会勉強になるものがいっぱいある。

そういうと社会勉強的内容の漫画だけがよくて、
そうじゃない漫画はやっぱり無用じゃないかと、
言う輩もいそうだが、
別に社会勉強にならなくても、
おもしろい漫画というのはそれで十分価値のあるもので、
そういう漫画を読むことは、
一般書籍を読むこと以上に、
その人の人生に大きな影響を与えている。

さらに、漫画は経済効果も非常に大きい、
日本が世界に誇れる産業のひとつだ。
世界各国の日本漫画に対する注目度は高く、
それはドル箱的経済効果を生む。

単に漫画の翻訳本が売れるだけでなく、
アニメ放映権、DVD、キャラクターグッズなど、
関連商品の経済効果は計り知れない。
もちろん海外輸出という面だけでなく、
国内需要の経済効果も相当なものだ。

ただ麻生は首相の器じゃない。
というか政治家の器じゃない。
私だったら麻生太郎を観光庁の職員として、
年収500万円ぐらいで働いてもらって、
彼は遊説とか外遊とか好きみたいだから、
世界各地を回って日本の漫画ビジネスをPR&セールスする、
営業マンとして思う存分働いてもらう。
これはかなりの効果が期待できますよ。

それにしても今時、
漫画ばかり読んでいるからダメだなんていう、
アホみたいな考えを持つ日本人がいることに、
私は驚いてしまう。
そういう輩こそ、ちゃんとある程度は、
日本の漫画を読んで、勉強した方がいいと言いたい。

by kasakoblog | 2008-12-04 13:52 | 政治

好きを仕事にするセルフブランディング&ブログ術を教えるかさこ塾主宰。撮影と執筆をこなすカメラマン&ライター。個人活動紹介冊子=セルフマガジン編集者。心に残るメッセージソングライター。


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