2009年 03月 13日
たばこ吸って早く死ねという医師発言
ある医者が講演会で、
「禁煙が進むと医療費がかさむことは明らか。
どんどん吸って早く死んでもらった方がいい」
といった発言に対して、
人の命を守る医者が不謹慎だみたいな、
批判が寄せられているというのが、
ニュースになっていた。

しかしこの発言とその批判。
どちらもピント外れだ。

医者の発言を批判するなら、
「早く死ね」の部分ではなく、
「禁煙が進むと医療費がかさむことは明らか」
という部分だろう。

本当だろうか?
私は禁煙が進めば、
病気にかかる人は少なくなり、
医療費は減ると考えるのが自然だと思う。

この医者が言うように、
どんどんタバコを吸ったら、
医療費はべらぼうにかさむのではないか。

タバコを吸ってすぐに死ぬなら、
そりゃ医療費はかからないかもしれないが、そうではない。
タバコを吸うことですぐには死なないけど、
医療費がかかる病気になる確率が高くなり、
医療費は増えるのではないか。

医療の現場にいながら、
禁煙が進むと医療費がかさむという、
見当違いの発言部分を批判すべきだろう。
タバコ吸って早く死ねなんて部分を、
批判すること自体が、
揚げ足とりして世論を煽る、
えげつないマスコミのやり方だ。

このような見当違い批判で失言と騒ぐ手法が、
マスコミの間で横行しているが、
この報道で真っ先に思い出したのが、
私がこれは麻生首相の名言だと唯一認める発言を、
マスコミが失言とニュースにしたことだった。

麻生首相が高齢者医療費について、
「何もしない人の分なぜ払う」だけを取り上げて、
マスコミが失言だと大騒ぎしたが、
麻生首相は、
「努力して健康を保った人には何かしてくれるとか、
インセンティブ(動機づけ)がないといけない。
予防するとごそっと減る」
と非常に素晴らしい提言をしている。

医療費がかさむから消費税増税ではなく、
医療費がかさむ要因となっている喫煙者に増税したり、
デブに増税したりすることを考える。
(逆に禁煙者に減税してもいい)

増税によって吸う人が減り、
健康になる人が増えれば、
税収は減っても、医療費も減るから、問題はないのだ。

そのような意味で、
今回の医者は「早く死ね」といったから失言なのではなく、
「禁煙が進むと医療費がかさむ」という部分が“失言”ではないか。

ただそれにしても、もうタバコの話題が出る度にうんざりする。
タバコの話題を取り上げたニュースは、
必ず喫煙者よりか禁煙者よりに偏っていて、
ニュースが出る度に、
喫煙者と禁煙者の平行線の議論になる。

早くバシっと公共の場での全面禁煙を国が実施すべきだ。
それをしないから、
禁煙者からは迷惑だ、モラルがないという批判になり、
喫煙者からしてみれば、
法律で禁止されていないのに、
文句を言われる筋合いはないという、
平行線の議論がいつまでたっても繰り返される。

さっさと公共の場での全面禁煙法と、
タバコ税増税をすればいい。
そうしたら禁煙者はこれ以上、
喫煙者に文句言わないだろうし、
喫煙者だって税金余分に払って、
かつ公共の場で吸ってないんだから、
それ以外で吸っても文句は言うなと、
堂々とタバコを吸える。

結局、タバコの問題は、
実情と法律があってないから、
不毛なモラル論争になる。

今の日本人にモラルやマナーを説いても無駄。
モラルやマナーといったあいまいなものではなく、
法律できちんと定めるべきだと思う。

私はタバコ吸わないけど、
路上喫煙をやめようとモラルやマナーに訴える、
禁煙推進活動とかみると腹立たしいわけです。
「そういうことやるから、
余計、喫煙者から反発かって、逆効果になるんだよ」と。

例えば、私はタバコ吸わないけど、
ほぼ毎日ポテトチップスを食べている。
それを赤の他人から、
「ポテトチップスを毎日食べることはモラルに反しています。
毎日食べるのはやめてください」
と言われたら、「おまえら何様じゃ」と思う。

「ポテチを毎日食べるのは健康によくない」
「ポテチを食べて病気になって医療費がかさむ」
とか言われたら、「そんなの個人の勝手だろう」
と言い返すだろう。

ただもしポテチを毎日食べるなという法律があれば、
私はどんなに食べたくても我慢するだろうし、
ポテチを毎日食べた人は、
ポテチ税が毎年10万円かかるとするなら、
食べるのをやめると思う。

タバコもそれと同じ。
モラルやマナーでやめましょうというのではなく、
法律で禁止するなり、増税すればいいのだ。

喫煙者と禁煙者が両立できる法律を、
実情に合わせて早急につくるべきだと私は思う。


by kasakoblog | 2009-03-13 17:37 | 一般


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