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2014年 09月 13日
下積みなしにラクして成功しようとしているあなたに贈る本~度肝を抜かれた唐沢寿明物語「ふたり」
ぜひ読んでほしい本。唐沢寿明著「ふたり」。
出版されたのは1996年。
もう20年近くも前の本だが「夢はかなう」という力強いメッセージを与えてくれる、
とっても素晴らしい内容だった。

つい先日、たまたまテレビを見ると、
今や絶大なる存在ともいうべき日本を代表する俳優・唐沢寿明が、
当初はまったく売れなかったというエピソードを紹介していて驚いた。
事務所の社長から、さわやか路線の服装をしろ!と命じられ、
それに従ったら今までと違ってオーディションに受かるようになり、
仕事をステップアップしていったというのだ。

私はてっきり唐沢寿明はデビュー当初から売れていて、
苦労もないいいところのおぼっちゃまだと勝手に思い込んでいた。
ところがまったく違う。
テレビを見てすぐさま唐沢寿明の「ふたり」を読んでみたのだが、
想像以上にすさまじかった。

まさに底辺からはい上がってきた男。

高校中退。親から出ていけと言われて家を出て、
俳優の道を目指すもいつまでたってもぱっとしない。
毎日、食べるにも困るような生活。
でも俳優になりたいというギラギラした思いだけは捨てず、
人一倍、努力していった。

結果、いろんな運が巡ってきて、
でもその運を逃さず、着実にチャンスをものにし、
いつのまにかすごい大俳優になっていた。

本書にも書かれているようにトレンディドラマの役のイメージが強いせいか、
てっきりデビュー早々活躍した雑草ではなくサラブレット的な人生を、
歩んでいる人だと思い込んでいた。
でもぜんぜん違った。

俳優になるため若さゆえの勘違い努力なんかも笑ってしまうが本人は必死。
発売された当初は、「ふたり」というタイトルから、
単に山口智子と結婚したのろけ話かと思って、読もうと思いもしなかったけど、
こんなに苦労し、長い下積みがあり、
日の目を見ない時があったなんて思いもしなかったので衝撃だった。

中には売れない時から目をかけてくれた人もいるが、
中には「おまえなんか才能ない」という人もいた。
自分自身にもいろいろなコンプレックスがあった。
どこにでもいそうな普通の男で個性がない。

でも俳優に何が何でもなりたいんだという一心で、
人一倍、演技の勉強や練習をしている様子がわかり、
運が巡ってきた時に、本当の実力があったからこそ、
そのチャンスをものにすることができ、
その後も継続的に活躍できているんだということがわかった。

唐沢寿明の半生を読んで思うこと。
それはものすごく簡単に成功しているように見える人でも、
実はものすごい苦労があって、
でも成功しているのにはしっかりした下積み生活があったからなんだということだ。

なんか最近、ラクして手っ取り早く成功できる方法ばかりを世の中が求めていて、
長年、地道な下積み生活があってはじめて成功できるかもという、
その基本的なところが抜け落ちているんじゃないかと思った。

なりたいものになり、それで食べていく。
好きなことを仕事にする。
夢をかなえる。

そうしたことを実現するのは短期間でできるわけがない。
長くかかる。
ところがまるでショートカットできる道があるように説き、
ラクして短期的に儲かる方法ばかりに、
飛びついてしまう人が多いような気がする。

私は「好きを仕事にするセルフブランディング術&ブログ術」の講義をしているが、
「私の方法はすぐに夢がかなう方法ではない。
毎日コツコツ地道にブログを毎日更新していき、
それが1年、3年、5年、10年とたった時に、
いつのまにか大きな力となり、夢がかなうようになる」と話している。

唐沢寿明だってこんなにも苦労し、
やっとの思いで一つ一つチャンスをものにしてっている。
このぐらいの覚悟や努力や熱意がなければ、
そう簡単に好きなことは仕事にならないと思う。
ブログ毎日更新でひいひいいっているような、
好きなことに対する弱い気持ちじゃダメなんだと思う。

別に夢がかなうための「素振り」がブログじゃなくてもいい。
毎日写真を撮ることかもしれないし、
毎日バットを振ることかもしれないし、毎日歌を歌うことかもしれない。
やりたいことがあるなら毎日すればいいのに。
なりたいものがあるなら毎日練習すればいいのに。

唐沢寿明にはそれがあった。
途中で挫折してもおかしくはない不遇な時代があったにもかかわらず、
なりたいという気持ちの強さが最終的には勝った。
なりたいという気持ちの強さが毎日の練習に励み、
それが大きな実力となって身に付いた。

今、新しいかさこマガジンの制作にとりかかっていて、
自分の人生の棚卸をしているんだけど、
私がトラベルライターになりたいと思い、
今から16年も前、サラ金に勤めている時代に、
「旅行作家かさこ」という名刺を作って、
仕事の合間に自費出版した本を持参し、書店営業したことを思い出した。

方法としてはぜんぜんダメだ。
自費出版した本なんかを著者が書店営業したところでどうにもならないし、
トラベルライターになれる道とは程遠い。

でもね、16年も前から、今みたいな仕事をしたいがために、
必死になってやっていたことだけはわかる。
自分で言うのも変だけど、自分の人生を振り返ってみると、
今のような生活が簡単にできたわけではなく、
もう10数年もとにかくなりたい一心で、紆余曲折、試行錯誤していたからこそ、
今の自分があるんだよなということに気づく。

なんかさ、ラクして夢がかなう方法とか、
ラクして好きなことが仕事になる方法とか、
そういうものを求めすぎているんじゃないか。
だから投資とかネットワークビジネスとかアフィリエイトとか、
おかしな方向に言ってしまうのではないか。

下積み生活なしで自分が理想とする生活なんて実現できない。
1年や2年でものになるものなんてそうそうない。
とにかくやり続ける。
最低でも10年はやる。
その覚悟と実行力がない限り、夢なんて実現できるわけがない。
それは才能がないとか社会が悪いとかまったく関係ない。
自分にそれだけの気持ちがないからだ。

中学校でキャリア教育講演を頼まれる時は、
最後に「10年後に会いましょう」といって締めくくる。
中学生のうちから好きなことを10年続ければ、
きっと大きな実力が身に付いているからだ。

ラクして夢がかなうことなんてない。
古い本ですが、ぜひ唐沢寿明著「ふたり」を読んでみることをおすすめしたい。
自分がいかに甘ったれた人間かがわかると思う。

「ふたり」唐沢寿明著

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by kasakoblog | 2014-09-13 01:30 | 書評・映画評
2014年 09月 07日
才能より努力!書評「継続する心」山本昌著
なんと49歳なのにプロ野球現役!
しかも2014/9/5に最年長勝利まで上げたのが中日ドラゴンズの山本昌投手。
すごいとしかいいようがないわけだけど、
これまでどんな風に野球に取り組んできたのか、
山本昌著「継続する心」に書かれており、
若くして夢を目指しているけど、
「自分に才能なんかない」と腐りぐせがついている人などには、
ぜひ読んで欲しい本だ。

ただ前半でほぼ内容は出尽くしており、
後半は何度も何度も同じ内容が繰り返し出てくるので、
本来であれば文章量半分にしてぎゅっと凝縮した本にしてほしかった。
1冊の本にするために水増し感が否めず、
せっかくのいい内容が後半だれるのが残念ではあるが、
前半の内容はとてもいい。

49歳まで現役で活躍し、200勝も上げている大投手なのだが、
若い頃から注目されているわけではなかった。
甲子園には出場していないし、本人もプロ野球など夢のまた夢と考えており、
教師になるつもりで日本大学の進学が決まっていたという。

ところがまさかの中日ドラゴンズからのドラフト指名。
本人もプロでやっていく自信はなかったというのだが、
とりあえずプロ野球行きを決めることにした。

とはいえドラフトは5位指名。
期待されていたわけではない。
入団一年目にして二軍コーチの言うことを聞かなかったために、
あわやクビになりかけたこともあったという。
49歳まで現役で活躍し、200勝以上も上げた投手が、
1年目にクビの危機があったというのも驚きだ。

でもその後、急成長したかというとそうでもない。
入団3年目に星野仙一監督が山本投手のピッチングを見て、
「期待してブルペンを見に行ったが、ただの大柄な男で、
あまりにも不恰好なモーションでコントロールもない。
球も130キロ前後しか出ないからガッカリした」と思ったという。

プロ野球の投手として通用するには、
最低でも140キロ以上のストレートが投げれないと難しいのに、
130キロ前後しか出せなかったという。

甲子園で活躍したわけでもない。
球が速いわけでもない。
「タコ踊りのようなフォーム」ゆえ、
「野球選手として大成しない」ともコーチに言われた。
大投手になれる片鱗も才能もなさそうな投手だったのだ。

しかし誰よりも練習した。
またアメリカのマイナーリーグに「島流し」にされても、
腐らずにがんばり続けた。
不恰好で評価されていなかった投球フォームを、
「美しい」と評価してくれた、
アスリートのトレーニング指導をしている研究者と出会えて、
自分のフォームに自信が持てたのと同時に、
その研究者から科学的に正しいフォームに直してくれた。
ガニ股という短所を長所に変えるべく、スクリューボールを覚えた。
敗戦処理だろうが与えられた環境でベストを尽くした。

あきらめない。
人一倍、努力する。
こうして「野球選手として大成しない」と言われた、
どうしようない選手が、球界を代表する大投手となり、
しかも49歳まで現役を続けているという偉業を成し遂げたのだ。

才能がないとか、運が悪いとか、チャンスがないとか、
自分に言い訳するクセがついていたら、この本をぜひ読んだらいい。
甲子園で華々しい活躍をしたわけでもなく、
プロに入ってもろくに評価されなかった選手が、
ひたむきな努力でこれまでの素晴らしい成績を上げたのはすごい。
才能なんて関係ない。
腐らず努力してきた結果だ。

本のタイトルにあるように「継続する心」があるかどうか。
少しの失敗で萎えてる場合じゃない。
自分に才能がないなら誰よりも努力する気概があるかどうか。
どんな環境でもそこでベストを尽くすべく死ぬ気でがんばっているかどうか。

非常に読みやすい本なので、中学生とか高校生が読んでもいいかもしれないが、
自分に負け癖のついている大人もぜひ読んでみるとよいと思う。

「継続する心」山本昌著

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by kasakoblog | 2014-09-07 20:10 | 書評・映画評
2014年 08月 28日
「弱いつながり」東浩紀著
わざわざ買って読む必要なし。
内容が浅い。
書いてあることは結構、共感できるけど、
ようは、
・環境を変えろ
・旅に出ろ
・ノイズを入れろ
の3つ。

ああ、買わなきゃよかった。

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by kasakoblog | 2014-08-28 17:22 | 書評・映画評
2014年 08月 21日
リアルの強い絆よりネットの弱いつながりの方が役立つというお話「自分でつくるセーフティネット」書評
災害や戦争や事故や病気やリストラなど、様々な苦難に遭遇した時に、
セーフティネットとして役立つのは、
実はリアルな強い絆よりネットの弱いつながりだ、
という本書の主張は、「まさにその通り!」と思った。

「自分でつくるセーフティネット」佐々木俊尚著を読んだ一番の感想。

SNSを中心としたネットでわざわざ時間と手間暇かけて、
個人情報を垂れ流すことに意味があるのだろうか?
と疑問に思っている人は多いのではないか。
いや、それ以上に、ネットで発信すると、
炎上したらどうしようとか、犯罪に巻き込まれたらどうしようとか、
びびってまともにネットを使いこなせない人も多い。

私はばんばん発信すべきと思っているが、
本書のいう「セーフティネットのために発信する」というのは、
ある意味、斬新な発想かもしれない。

何か困ったことがあった時に、
家族とか親しい友人とか会社の人とか近所の人とかは、
頼りになる存在のはずだ。
でも一方で、自分と立場が近いために、
困った時は同じように困っていて、
逆に頼りにならない場合もある。

いやそういったことではなく、
逆に困った時こそうざい存在にもなりかねない。
よけいなおせっかいとか、逆に変な妬みとかいがみあいとか。

東日本大震災の被災地なんかみるとそういうことを、
イヤというほど見せられた。
地元の住民同士でいがみあって、こんな大惨事にもかかわらず、
協力し合わない。
逆に何の利害関係もない、知り合いでもない、
遠くから来たボランティアの方が役立つみたいなことは何度もあった。

まさに本書でも主張しているのが、
「強いつながり」より「弱いつながり」を持てとのこと。
強いつながりは同調圧力を生み、逆に息苦しくなってしまう、
というのはなるほどと思える。

だからSNSで発信し、
別にそれほど親しいというわけではない、
弱いつながりをいっぱい持っておくことが、
セーフティネットなき今後を生き延びるための重要な戦略ととく。
まさにその通りだと思う。

弱いつながりの方がなんというか利害関係もないし、
素直に手助けしやすいみたいなことはある。
仕事の紹介とか、困った時に情報を知らせてあげるとか、
何か物品を送ってあげるとか。

1人1人の手助けはそれほどたいしたことはなくても、
何十人、何百人と弱いつながりを持っていれば、
チリもつもれば何とやらで、結構大きな力になる。

考えてみれば、私に仕事を紹介してくれたりするのって、
弱いつながりの方が断然多い。
むしろリアルに強くつながっている人に、
自分はこんなことができますとアピールしても、
仕事を紹介してくれるとかほとんど記憶はないんだけど、
ネットでちょろっと知り合った人が、
「かさこさん、こんなのありますがどうですか?
紹介しますよ」みたいな形で、
会ったこともない人が手助けしたりしてくれる。

これってとっても不思議。
当人としては自分に近しい人が助けてくれるだろうと、
過大な期待を寄せているのに見事に裏切られるのに、
会ったことも、相手に何かメリットになるようなことを、
したこともない人が、自分にいい話を持ってきてくれる。

でも逆の立場になるとよくわかる。
親しい間柄の人が困っていてああでこうでうんたらかんたら、
とかいっていると、意外とうざったい気持ちになったりして、
「自分でどうにかしろよ」と思ったりもしちゃうんだけど、
たまたまSNSのタイムライン上で困っているのを見ると、
別にこちらが手助けすることで借りをつくってやろうとか、
そういう邪念はまったくなく、
「困ってるならこんな情報ありますよ~」と、
押しつけがましくなく、恩着せがましくなく、
手助けすることができる。

だからこそSNSで発信し、いろんな人とつながっておくべき。
だからこそSNSで自分がどんな人間なのかを、
普段からちょこちょこ投稿しておくとよい。
これはなるほどなと思える話だった。

もちろんネットで情報発信すればリスクもある。
善意でやっていても、変な人に絡まれたりするかもしれない。
でも本書で書かれているように、
ネットで情報発信して得られるメリットとデメリットを考えた上で、
どっちを優先するんですかってことに尽きると思う。

デメリットが怖いから、メリットはなくてもSNSを使わないのか。
デメリットはあるけど、確率論的から考えると少ないから、
それだったらSNSを活用してメリットを得た方がいいのか。

SNSで発信することにためらいを持っている人がいたら、
本書を読むとその必要性がわかると思う。

ただ本書の要点は言ってみれば上記のことでほぼ網羅されており、
あとはわりと古い映画の解説とかが出てきたりして、
雑学読み物としてはおもしろいと思うんだけど、
実用的な部分だけ端的に情報収集したい人には、
そうした記述の多さがジャマになるかもしれない。
私もほとんどそうした部分は飛ばし読みしたので、
ものすごくおすすめかと言われると微妙ではありますが、
書かれている内容は非常にその通りということばかりです。
SNSに一歩踏み出せない人はぜひ。

「自分でつくるセーフティネット~生存戦略としてのIT入門~」

・関連記事
「自分とは話が合わないかもと思った人が意外と助けてくれる~人を見た目だけで判断しない」
http://kasakoblog.exblog.jp/22022339/

「同時被災しない場所とのつながりを~災害に役に立った商店街ネットワーク」
http://kasakoblog.exblog.jp/19247774/

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by kasakoblog | 2014-08-21 22:30 | 書評・映画評
2014年 08月 11日
起業ごっこ、売上至上主義で道を踏み外さないために読みたい本「30歳で400億円~」杉本宏之著
寝る間もおしんでおもしろくて一挙に読めたおすすめ本、
「30歳で400億円の負債を抱えた僕が、もう一度、起業を決意した理由」杉本宏之著をご紹介します。

急成長を遂げるベンチャー経営者がいかにして失敗するか。
これほどまでに物の見事に描かれた本はない。
ぜひビジネスごっこ、起業ごっこに夢中になっている方、
独立起業に憧れる方々、月収いくら稼いだとか自慢している方、
売上至上主義で数字を作ることに必死になっているビジネスマン、
右肩上がりで急成長している企業に勤めているサラリーマンなどは読むべき。
この本を読んでおけば、どれだけ一時的に仕事がうまくいっているように見えても、
この著者のようにマヌケな失敗をしないで済む。

本の内容は、2001年24歳で不動産会社を立ち上げ、
2005年に不動産業界史上最年少で上場。
2005~2007年のバブル期のおかげで、
レバレッジを効かせた借金経営で、
不動産会社として事業を急拡大させるも、
2008年のリーマンショックで急転落し、
2009年に民事再生申請に至るまでの過程を、
克明かつ赤裸々に書いている。

これほどまで短期間に栄華を極め、
これほどまで短期間に奈落の底に突き落とされるのは、
見事という他ないのだが、
この本を読めば、なぜ成功していたはずのビジネスが失敗してしまうのかが、
実によくわかる。

一言でいえば、理念なき売上至上主義とレバレッジ経営。
これに尽きる。

はじめは業界にはないデザイナーズワンルームマンションを作りたい、
との想いで起業するも、
たまたま運よく世界的なバブル期に起業したため、
いとも簡単に業績が上がってしまい、
それを自分の実力と勘違いし、
バブルの風に吹かれて、また当時の起業ブームにのっかり、
自己資本ないままばんばんレバレッジをかけて借金経営した結果、
一時的には飛ぶ鳥を落とすがごとくの急成長・無敵ぶりを発揮したが、
バブルが崩壊したらあっという間に資金繰りに窮して死亡という、
見事なまでの絵に描いたような企業失敗例だ。

本書はその非常に恥ずかしい、成功した時の傲慢ぶりをしっかり描いている。
なるほど有頂天になるとこんな心理になって失敗するのかとよくわかる。
理念があって起業したのに、
いつしか売上という数字を作ることが楽しくなってしまい、
理念なき倍々ゲーム、マネーゲームに興じていく過程が実に鮮明だ。
また成功していた企業が逆回転しはじめて、
あっという間に業績悪化していくとどんなことが起こるかもよく描かれている。

本書の部分でその後、復活したことや、
奈落の底に突き落とされても、助けてくれる元社員や、
ITベンチャー経営者との親交話ははっきりいってどうでもいい。
何よりもいかにして成功者が失敗するかの過程がためになる。

それにしてもあぶく銭を手にした成功者って、
なぜこんなバカげたことをしてしまうのだろうか?
プライベートジェット機を借りてマカオに遊びにいくだとか、
芸能人やミュージシャン呼んで忘年会をするだとか、
一着50万円以上もするスーツを着て喜ぶとか、
毎晩のように飲み歩き遊び歩くとか。
著者のように子供の頃に貧しい経験をしている人ほど、
あぶく銭への欲求が強く、
手にした時にアホみたいな使い方をしてしまう人が多い気がする。

またこの本を読むともう1つためになることがある。
バブル期の投資は失敗するということだ。
かつてのバブルは2005年~2007年。
株価も地価も上がり、投資ブームで、
猫も杓子も株式投資や不動産投資に目がくらんだ時代。
著者の会社も所詮は借金して倍々ゲームをする不動産投資家と変わらない。
結果、どうなるかといえば、バブルが崩壊して、
資金が回らなくなり、破綻というお決まりのパターンだ。

著者が復活でき、今、好調なのはまたバブルが来ただけに過ぎない。
リーマンショック後のバブル崩壊直後は、
あらゆる投資商品の価格が下がった。
みんなが経済を悲観し、資金や体力がない時に、
割安なものを買いあさり、次のバブルが来たら売りまくり、
バブル崩壊前までに撤退する。
きっと世界経済はしばらくこの繰り返しだろう。

見ての通り、リーマンショックの教訓はどこへやら。
世界的な金融危機を乗り切るために、
世界各国で金をじゃぶじゃぶ垂れ流したために、
またしてもバブルが今まさに訪れている。
日本もしかり。
リーマンショック前と同じように、株価が上がって、株式投資本が増え、
リーマンショック前と同じように、不動産投資が増え、
マンション投資の広告を見ない日はないぐらい、
不動産投資ブームにわいている。

そしてこの著者が大失敗したように、
バブル崩壊前にさっさと売り払わないと、
借金して投資したものは首が回らなくなり、
仕入れ値を下回る値段で売らざるを得なくなり大損するという構図だ。

今まさにこの本で描かれた失敗と同じような時期にある。
投資で儲けようと思わない方がいい。
ましてや借金したりレバレッジ効かせて投資するなんて、
多くの場合は大失敗する。

ラクして儲けようとするから失敗する。
理念なきビジネスごっこに事業や企業の永続性はない。
著者は復活した気になっているようだが、
所詮はバブル崩壊後の安値で不動産を仕入れて、
バブル絶頂期に高値で不動産を売り払うという、
マネーゲームをしているだけに過ぎない。
仮に復活した著者が不動産業で成功しているとするなら、
その陰で、高値でつかまされて後で痛い目にあう、
第二、第三の著者が量産されているに過ぎない。

所詮、不動産業界なんてババ抜きの世界。
いい加減、不動産バブルの生成と崩壊によって、
実体経済をめちゃくちゃにする仕組みを、
世界的に規制しないとダメなんじゃないかなと思う。
そんな世界のアホみたいなマネーゲームのからくりもよくわかるので、
非常に素晴らしい本だと思う。

この本を読めば、ビジネスや投資で、
アホみたいな失敗をしないで済むようになると思う。
良書。おすすめです。

「30歳で400億円の負債を抱えた僕が、もう一度、起業を決意した理由」杉本宏之著

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by kasakoblog | 2014-08-11 12:47 | 書評・映画評
2014年 08月 10日
男性蔑視で女性の溜飲を下げる「アナと雪の女王」と女性蔑視で男性の溜飲を下げる「風立ちぬ」の相似形
注意:「アナと雪の女王」と「風立ちぬ」がいい映画だと思う人は、
下記文章を読まない方が身のためです。はじめに言っておきます。

最近大ヒットした映画といえば「アナと雪の女王」と、
少し前だとジブリ映画の「風立ちぬ」。
はっきりいってどっちも期待はずれで私自身はまったくおもしろくなかったのだが、
下記の記事を読んで、あまりおもしろくないのに、
この2つの映画が人気となる理由がわかった気がする。

「アナと雪の女王」のクリストフはなぜ業者扱いなのか?
夏野剛×黒瀬陽平×東浩紀の3氏が男性視点で新解釈
http://www.huffingtonpost.jp/2014/08/07/anayuki-genron_n_5660493.html

「アナ雪」がなぜ女性が大絶賛する人が多いのに、
男性が首をかしげる人が多いのかがこの記事を読むとよくわかる。
確かにこの記事の指摘の通り、
この映画における男性は単なる「業者」に過ぎず、いい感じで使われるだけ。
男女の愛より姉妹の愛がテーマなので、
女性目線で見るとおもしろいのかもしれないが、
男性にとっては「なんだよ!」と思うのはごく自然かも。

私がこの映画をつまらないと思ったのは、
別に男性蔑視ということよりも姉妹愛が一方的であること。
(下記ネタバレ注意)

真実の愛をテーマにしたわりに、
お姉さんが妹をかばったのではなく、
妹がお姉さんをかばったことで涙した姉の心で、
凍った心が解けていくというのも正直どうかと思う。
本来なら傷つけた姉が妹の身代わりとなって助けたみたいなシーンがあって、
それではじめて真実の愛なのではなかった。
このままだと一方的な妹の献身的な愛を描いただけで、
冷静に見たらお姉さんは極悪人じゃないか。
http://kasakoblog.exblog.jp/22086988/

別に男性蔑視だからつまらないんじゃなく、
ストーリーも単調でキャラも魅力的でなく、
ただただ松たか子の歌が素晴らしかったというだけの映画だった。

でも3氏の解説記事のように、
男性蔑視で女性同士の真実の愛を描いたからこそ、
女性が溜飲を下げる映画として大人気になったのではないか。

そういえばこれと真逆のコンセプトで大ヒットした映画があったじゃないか!
それで思い出したのがジブリ映画の「風立ちぬ」だ。
この映画も個人的にはまったくもってつまらなかった。
「それで何?!」という期待はずれのがっかり映画だった。

ただこの映画を見てキュンとくるのが、主人公の妻。
すっかり惚れちゃいます。
だって男性にとって都合のいいかわいいヒロイン役なんだもん。
(下記ネタバレ注意)

男性が家庭をかえりみず、仕事に没頭しても、
なんらとがめることは一切しない。
とがめるどころか、家に仕事を持ち帰って仕事をする夫に、
仕事してる姿がかっこいいとか言わせちゃうわけです。

ましてや肺結核で療養が必要なのに、会いたくてしかたがなくて、
わざわざ男性のところに押しかけてくれる女性なんて、
それだけで男性にとっては胸キュンじゃないですか。
病気を患って男性がセックスを遠慮しているのに、
「きて」と誘いかけるシーンも男性にとってはたまらない。
東京ラブストーリーの鈴木保奈美を思い出した。
「セックスしよう!」とあの名シーンですな。
あのシーンにどれだけの男性が萌えたことか。

だからこそ肺結核で妻が寝ているそばで、
夫がタバコを吸うシーンには意味がある。
夫のためなら自分の健康を害しても、
どんなわがままもきいてくれる甲斐甲斐しい女性。
男性の妄想の中にある理想の女性像が、
この映画の主題なのだから、そこでタバコを吸わせることが重要だ。
いい悪いの問題ではなく。
http://kasakoblog.exblog.jp/20935285/

いや~完全なる女性蔑視、男性の理想形妄想女子を完璧に描いた映画。
確かにこの映画を見たら男性は溜飲を下げる可能性大。
だってこんな理想的な都合のいい女なんていないだろう。

だからこの映画は男尊女卑的思想の男性なんかにはたまらない映画だと思う反面、
そういう発想を持っていない男性や女性から見ると、
正直「なんでここまで主人公の妻は尽くさなきゃいけないの?」
としらけてしまうわけです。

でもいいんです。この映画は。
宮崎駿監督の妄想映画だから。
理想の女性を描いたマスターベーション映画だから。
それと同じ思考回路の男性がこの映画で「オナニー」できるのはよくわかる。
でもその「オナニー」を時代錯誤で気持ち悪い、違和感を覚える人もいる。

それにしても「アナと雪の女王」もそうだし「風立ちぬ」もそうなんだけど、
男性蔑視とか女性蔑視とか以前に、ストーリーに深みがなく、
展開もたいしてなく、えっ、これだけで終わっちゃうの?!
みたいな底の浅い映画が両方とも大人気となっているのは、
きっと男性蔑視で女性が溜飲を下げたり、
女性蔑視で男性が溜飲を下げたりといった、
現実にはあり得ない理想・妄想を描いているから、
受けたのかもしれない。

こんなつまらない映画みるなら、
クレヨンしんちゃんの名作映画『オトナ帝国の逆襲』『戦国大合戦』を見てください。
100倍おもしろいから!

・「アナと雪の女王」映画感想
http://kasakoblog.exblog.jp/22086988/

・映画「風立ちぬ」とタバコ。ドラマ半沢直樹との共通点
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by kasakoblog | 2014-08-10 01:11 | 書評・映画評
2014年 08月 02日
半沢直樹続編「銀翼のイカロス」おもしろかったけどパターン化してきたかも(ネタバレ注意)
テレビドラマで世間をあっと言わせた痛快ドラマ「半沢直樹」は、
とっても中途半端な形でテレビは終わってしまったが、続編は本で読める!

テレビの続きは「ロスジェネの逆襲」を読めばよいのだが、
さらにその続きである「銀翼のイカロス」が8/1に発売!
早速読みましたが、期待を裏切らず、とってもおもしろい内容でした!
テレビの半沢直樹を見ておもしろかった方は、本で続編を読むとよいと思います。

ここから「銀翼のイカロス」のネタバレ注意

・・・・・

おもしろかったはおもしろかったし、
あっという間に読み終えたのだが、
正直にいうともうちょっと予定調和的になってきたというか、
ワンパターン化してきたかなとの懸念もある。

半沢直樹が今までよりすごく窮地に追い込まれた感があんまりなく、
結構さらっと切り抜けてしまう印象で、
なんとなく読んでいて「どうせ切り抜けちゃうんだろうな」
みたいな安心感が生まれてしまう。

またなんとなくこれまでとパターンが同じで、
結局は「敵」となる行内派閥のドンの不正融資で最終決着、
みたいなのも、今までの話と似たような繰り返しなのかなと思わなくもない。

ただ今回は政権交代とJAL破綻をテーマにしているところが今までとは違い、
政治家がらみのありそうな権力闘争や腐敗の絡みの中で、
どう半沢直樹が立ち回っていくかという意味ではおもしろい。

ただ正直、今回のは半沢直樹が活躍したというより、
いろいろな立場の人間がそれぞれの立場で、
自分の利益になるよう最適に動いたらこうなっちゃいました、
という感じにも見えなくもない。
結局は「敵」が一枚岩でなかったことが、
彼らの敗北だったような気がする。

とはいえ半沢直樹節は炸裂でおもしろいことはおもしろいです。
前述の通り、半沢直樹の活躍というより、
航空行政をめぐる政治家の動きみたいなところが、
今回の一番のおもしろいところなのかなと思います。

「銀翼のイカロス」
「ロスジェネの逆襲」

・半沢直樹に学ぶ。昇進至上主義の愚かさが日本をダメにする
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・元金貸しから見るドラマ半沢直樹
http://kasakoblog.exblog.jp/21006050/

・日本に半沢直樹が足りない~おかしなことはおかしいと言うべき
http://kasakoblog.exblog.jp/20920160/

・ドラマ半沢直樹に見る、夫の力量は妻で決まる
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by kasakoblog | 2014-08-02 13:42 | 書評・映画評
2014年 06月 11日
中国がここまでヤバい国だとは思いもしなかった~おすすめ漫画「中国のヤバい正体」孫向文著
「中国がヤバい」というのはよく日本のメディアに取り上げられるが、
中国を叩く記事を書けば売れるみたいな邪念が感じられ、正直、読む気がしなかった。

ただこの漫画「中国のヤバい正体」を読んで、
これはマジでヤバイ国かもという想いを新たにした。
この漫画は中国在住の中国人漫画家によって書かれたものなので、
中国叩きで喜ぶ日本のメディアの視点とは違い、
中国人の目線でヤバさが語られているので、ものすごくリアリティがある。

しかもこの著者とは偶然、数年前に一度日本でお会いしたことがある。
まじめな好青年といった印象の方だったが、
そうした方がここまで書くというのはよほどひどいんだと思う。
私は中国には何度も行ったことがあるが、
この本を読んで、正直ここまでヤバい国とは思いもしなかった。

漫画なので読みやすいので、詳しくは読んでもらえればいいのだが、
まず驚いたのは、表現の自由の規制。
社会批判や政府批判がダメというのはよく知られているが、
漫画において流血もパンチラも学園の恋愛物語もNGだという。

ネット検閲のすさまじさや食品の危険さは、
日本でもかなり報道されていることだが、
不動産バブルもかなりヤバイみたい。
中国都市部の平均月収が3万円なのに、
4000万~5000万円もするマンションが乱立しているというのは、
物価水準から考えるといかに異様かがわかる。

また驚いたのは、中国人視点で見た尖閣諸島問題。
著者は日本に来たことがあり、
日本の素晴らしさに魅せられた「親日家」なのにもかかわらず、
尖閣諸島は中国の領土だと思い込んでいたというのだ。
いかに中国の洗脳教育がすさまじいかがわかる。

その他、いろいろな中国のヤバイというより、
中国では当たり前の異常なことが、
中国人視点で書かれているのはとても新鮮。

ぜひ一度、読んでみるとよいと思います。

それにしても思う。
彼が中国のヤバさに気づけたのは日本に来たから。
外の世界を知らない人間は、いかに簡単に国家に騙され、洗脳されてしまうことか。

日本でもそう。
もっと自分の目と足で外の世界を知らないと、
会社に洗脳されたり、狭い地域社会に縛られたりしてしまうだろう。

・おすすめ漫画「中国のヤバい正体」孫向文著

<かさこ中国旅行コンテンツ>
・中国のチベット1
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・中国のチベット2
http://www.kasako.com/05tibettop.html

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・三江・龍勝・桂林旅行
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http://www.kasako.com/suigou1.html

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by kasakoblog | 2014-06-11 02:00 | 書評・映画評
2014年 06月 06日
アナと雪の女王はレンタルで十分(ネタバレ注意)
今、超話題となっている映画「アナと雪の女王」(吹替版)見てきましたが、
わざわざ焦って映画館に行く必要はなく、レンタルで見れば十分。
いや忙しい人はわざわざレンタルで見る必要もないかなという映画だった。

確かにあまりにも周囲の絶賛ぶりが異様で期待値が高すぎたというのはあった。
でもその期待値の高さを差し引いたとしても、
正直、それほどの映画とは私は思わなかった。
いや、もちろんそれなりにいい映画ですよ。
でもこの映画は絶対に見た方がいいとまで、
個人的には勧められるような作品ではなかった。
この映画を見ている時間があるなら、まず、
映画クレヨンしんちゃんの『オトナ帝国の逆襲』『戦国大合戦』を見た方がいい。
『アナと雪の女王』は別に見なくてもいいとは思うが、
クレヨンしんちゃんの『オトナ帝国の逆襲』は絶対に見た方がいい。

もしこれから「アナ」を見に行こうと思っている人は、
かなり期待値を下げて見ないと、下手をすると拍子抜けする恐れもある。
例えば「ポニョ」みたいに大人はおもしくないけど、子供が楽しめる映画ではない。
結構こわいし、かわいいという感じはない。

いやむしろ映画より圧倒的に音楽がいい。
映画は見なくてもいいから、音楽を聴くのはありだと思う。
松たか子さんの歌声がまじすごすぎる!!!

https://www.youtube.com/watch?v=cvj3-MZO9Tw
※これを見ると映画を見に行きたくなるけど、この歌だけYoutubeで聴けば、
正直十分かなという気もする。


・・・・
ここからネタバレ注意



この映画で最もおもしろかったこと。
それは

どんなに恐ろしい魔法より恐ろしいのは盲目の恋。
人を簡単に信じちゃいかん。

ということだ。

これは性悪説を叩きこまれた元サラ金社員としては非常におもしろかった。
心が凍りついた妹のアナを助けるには、
真実の愛=恋人のキスが必要ということで、
一目惚れした王子様のもとに連れ帰るのだが、
なんとこの王子様が裏切りものだった!
これはまさかの展開に受けた。

前ふりで他の登場人物が
「会ったばかりの人に結婚なんていっちゃいかん」
みたいな話があったのだが、まさにその通りとなった。

おもしろかったのはここだけ。

能力を持ってしまったお姉さんの苦悩があまり描かれておらず、
あっさり自分は自由だとなったり、
あっさり妹に来るなといってしまったり。
もうちょっとお姉さんの苦悩や葛藤が描かれていないと、
「どうせハッピーエンドで終わるんでしょ」という、
しらけた予感が漂ってしまう。

真実の愛をテーマにしたわりにも、
お姉さんが妹をかばったのではなく、
妹がお姉さんをかばったことで涙した姉の心で、
凍った心が解けていくというのも正直どうかと思う。
本来なら傷つけた姉が妹の身代わりとなって助けたみたいなシーンがあって、
それではじめて真実の愛なのではなかった。
このままだと一方的な妹の献身的な愛を描いただけで、
冷静に見たらお姉さんは極悪人じゃないか。

登場するキャラに魅力的なものが少ない。
雪だるま君は愛らしいがそれだけ。
もっと個性的で魅力的な脇役がいっぱい出てくると、
もっと物語に奥行きが出ると思うんだけど。

物語の展開もそれほどドラマティックではない。
トロールたちが大挙して助けを手伝うとか、
お姉さんが生み出した氷の化け物がもっと強いとか、
そういうことも残念ながらない。

テーマとしての奥深さもないし、
ストーリー展開も単調だし、いろんな魅力的なキャラが出るわけでもない。
つまらなくはないけど、こんなに大騒ぎする映画か?
冷静に見たらそれほどでもないよなと思うんじゃないのかな。

何にせよ期待値が高すぎる。
でもそれを差し引いても物足りない。
気になる人はレンタルで見れば十分じゃないかなと思います。

※映画は個人的な感想です。他人の感想を否定するわけでもなく、
私の感想を押しつけるものではありません。

<お知らせ>
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7月22日、7月29日、8月5日、8月12日の19:30~21:30。
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by kasakoblog | 2014-06-06 21:05 | 書評・映画評
2014年 05月 04日
好きを仕事にする参考になる本「スキマ評論家入門」
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好きなことを仕事にしたいのなら、
好きなことをネットで情報発信するのが何より手っ取り早い。
特に情報発信するテーマがニッチであるほど、
専門家になりやすく、ビジネスになりやすい。

そんなことをブログ術講義やかさこ塾でも教えているのだが、
ニッチな評論家になってニッチなテーマで情報発信すれば、
副業で稼げることをまとまって説明しているのが、
「副業革命!スキマ評論家入門 世界で一人だけの評論家になって稼ぐ方法」
唯野奈津実著だ。

スキマ評論家になれば稼げる。
例えば、カラオケ評論家、外蛇口マニア、鬼ごっこ協会理事、
マグロ船式人材コンサルタント、謝罪術評論家、
パンダ評論家、アイス評論家、トイレ評論家……・

えっ、冗談でしょと思うかもしれないが、
実際にスキマ評論家になって成功している人もいる。

評論家というと敷居が高そうで、
真っ先に「私なんか無理」と思うかもしれないが、
そんなことはないということが本書を読むとわかる。

著者はカラオケ評論家なのだが、
カラオケはとびっきり下手だったという。
しかしカラオケで歌うのが好き。
なんとかうまくなりたいと思い、いろいろと研究し、
下手な人でもカラオケが上達できるテクニックを、
メールマガジンで配信したところ、
どんどんと登録者数が増えていき、
そこから派生して、本の出版、メディア出演ほか、
カラオケチェーン店からの仕事依頼などが舞い込んでいるという。

私がこの本で最もいいなと思うポイントは2つある。
1つは、
好きなことを評論のテーマにしてください。
自分の興味のないことをテーマにするのは絶対に避けてください。
と断言していること。
もう1つは、
評論のテーマは、世間のニーズなど一切考える必要はありません。
と言い切っていることだ。

まさにその通り!
本書で誤解してはいけないのは、スキマ評論家になるにあたって、
「この評論家はまだ誰もいないから稼げそうだ」とか、
「この評論家をやればニーズがあって儲かりそうだ」といった理由で、
テーマを選んではいけないということだ。
私も経験上、このように邪な動機でテーマを決めた場合、
まずもって成功する人はいないだろう。

ただやってしまいがちなんです。
「私はこのテーマが好きだけど、もう先駆者がいるから、
別のテーマにしようか」みたいな。
でもね、好きなことをテーマにしなきゃ絶対にダメ。
なぜなら続かないから。

では好きなことをテーマにニッチなスキマ評論家として、
活躍できるように何から始めたらよいのか。
本書いわく、ブログをはじめて毎日更新し100記事書くこと。
この点もまさしく私の考えと同じ。
著者は時代が少し前だったせいかメルマガで成功したようだが、
本書でも書いてあるように今なら断然ブログだろう。

また本書でも書かれているが、ブログで情報発信して副業で稼ぐとはいえ、
アフィリエイトや広告はって稼ぐということは考えない方がいいと説明している。
その手間や作業に時間もかかるし、そのわりに大して稼げないからだ。

そんなことより自分の好きなことをテーマに情報発信すれば、
アフィリエイトの小金稼ぎではなく、
メディアや企業から仕事が入り、はるかに稼げるようになるというのは、
まさに私がこれまでやってきたことそのものだし、
また私が講義で教えている方法でもある。

ただもう1つ本書で気を付けなければならないのは、
スキマ評論家にこだわりすぎると、
好きなことではなくなってしまう可能性と、
他にも好きなことがあった場合の対応が難しくなってしまうことだ。
そのため、かさこ塾では、
ニッチなテーマでブログで情報発信すれば成功は早いかもしれないが、
無理にテーマを絞りすぎてしまって自分の心にウソをつくような状態は、
あまりよろしくないので、
まずはざくっと大きなテーマでブログをはじめて、
やっていくうちにテーマを絞っていったり、
複数のニッチなテーマを持つのでもいいと教えている。

好きを仕事にする上での良書なので、
ぜひ読んでみるとよいと思います。

「副業革命!スキマ評論家入門 世界で一人だけの評論家になって稼ぐ方法」

・生き方・働き方で参考になる本一覧
http://www.kasako.com/life2.html


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by kasakoblog | 2014-05-04 20:57 | 書評・映画評