カテゴリ:水曜どうでしょう

  • 水曜どうでしょうDVD第11弾見ました!
    [ 2009-04-19 20:16 ]
  • 水曜どうでしょうサイコロ1ヒストリー
    [ 2009-01-25 21:39 ]
  • 水曜どうでしょうの癒し効果
    [ 2008-02-29 17:04 ]
  • ベテランの引き際が組織の強さ~水曜どうでしょう~
    [ 2006-07-11 20:29 ]
  • 水曜どうでしょうDVD第7弾『ヨーロッパ21カ国完全制覇』
    [ 2006-06-25 20:30 ]
  • 今さらだけど「水曜どうでしょう」はおもしろい!
    [ 2006-05-27 20:36 ]

2009年 04月 19日

水曜どうでしょうDVD第11弾見ました!

北海道発・超おもしろバラエティ番組、
「水曜どうでしょう」のDVD第11弾が発売され、
早速見ましたが、むちゃくちゃおもしろい!

3作品入ってますが、今から10年前のテレビですよ。
それがおもしろいっていうのがまたすごい。

収録されているのは
①桜前線捕獲大作戦(2夜)
1998.5.6、5.27放送
②十勝(とかち)二十番勝負(3夜)
1998.6.3、6.10、6.17放送
③サイコロの旅5~キング・オブ・深夜バス(3夜)
1998.6.24~7.22放送

(ここからネタバレ注意)

桜前線捕獲大作戦は1.5夜分しかなく、
まあそんなにおもしろくはないんだけど、
ラジオ収録中にヤスケンと大泉洋を拉致するところが、
これまた最高におもしろい!

大泉洋だけでなくヤスケンがとばっちりの初拉致で、
拉致に慣れた大泉とは対照的な、
初々しいヤスケンの表情が、
ヤスケンファンにはたまらない貴重映像です。

拉致から十勝二十番勝負が始まるんだけど、
これは水どうの中でも最高傑作の1つに入るんじゃないか。
カントリーサインの短い番ながらも、
十勝限定にしたおかげで、
ぽんぽん進むのがおもしろい。
さらに安田顕ことONちゃんが登場し、
4人のゴールデンカルテットに、
1つアクセントをつけているのがまたいい。

十勝二十番勝負はもう、
ずっと見ながら大爆笑してました。
いや~これは必見ですね!

そして最後はサイコロの旅5~キング・オブ・深夜バス。
移動回数は少ないものの、
定番的おもしろさの安心感はあります。
テレビで一度見てるはずなんだけど、
何の目が出るのかハラハラしながら、
思わず見入ってしまう。

それにしても東京ー博多の深夜バスに、
2度も乗ってしまうことになるとか、
フェリー12時間で奄美大島とか、
朝8時過ぎから特急列車の個室で酒飲むところとか、
ほんとおもしろすぎ!

そしてなんといっても大爆笑は、
電車内でのしろくま対決で、
ミスターが吐いてしまうところ。
あの場面は心の底から笑ってしまいます。

何度見てもおもしろい水曜どうでしょう見ると、
なんだかとっても元気が出ます。
一説には笑いが多いと元気になるとか。
笑いって実は楽しく毎日を生きていくために、
欠かすことができない重要な要素ではないかと思います。

またもうこの頃になると洋ちゃんは、
すっかり番組の中でもはまり役になっていて、
初期の初々しさや拙さもないので、
初めて水どう見る方でも楽しめるのではないかと思います。

それにしてもこの当時、安田顕さんは、
バイト生活しながら芸能活動をしていたという。
今や映画やテレビなどに出る活躍ぶり。
大泉洋さんが成功を収めているのもうれしいですが、
ヤスケンさんが成功しているのも、
ほんとうれしいです。

なんせ私の海外子供写真集が使われた、
映画「たとえ世界が終わっても」で、
カメラマン役をやっているのも、
ヤスケンさんなのでとても親近感があります。

ぜひまだ水曜どうでしょう見ていない方は、
テレビの再放送を見ることをおすすめします。

水曜どうでしょうコーナー
http://www.kasako.com/sakuhin.files/suiyou.html

水曜どうでしょう公式サイト
http://www.htb.co.jp/suidou/index.html

映画「たとえ世界が終わっても」


※DVD11弾のシークレット映像の出し方
・鈴井貴之さん副音声収録風景
ディスク2の「特典映像メニュー画面」で
「サイコロ5」のサイコロの目の合計である『29』を入力。

・大泉洋さん副音声収録風景
ディスク2の「特典映像メニュー画面」2番めの『モノマネ集』にカーソル。
そこで「←」を押すと大泉さんの顔が。
次に「→」を押すと大泉さんの顔が右に移動。
さらに「→」「→」「→」と押すと大泉さんの顔が濃く変化。
ここで「↓」を押し決定。

・安田顕さん副音声収録風景
ディスク1「十勝二十番勝負」メニュー画面を表示。
副音声を「ON」にして「第二夜」にカーソル。
そこで「→」を押すと「onちゃん」が現れる。
続けて「→」を押すと十勝地方の地図に星が表示。
ここで訪れた市町村の順番に「↓」「↑」「↓」「↓」「↑」
「↑」「→」「↑」「↓」「↑」と押し、
安田さんの顔が現われたら決定!

by kasakoblog | 2009-04-19 20:16 | 水曜どうでしょう
2009年 01月 25日

水曜どうでしょうサイコロ1ヒストリー

めちゃくちゃおもしろいテレビ番組「水曜どうでしょう」ですが、
昨年、再放送分をずっと見続けていたので、
どうやらこれまでの放送分をほとんど見てしまったみたい。
う~ん、残念!
でもおもしろいから、DVDを見直そうと思い、
「サイコロ1」をもう一度見直してみました。

見返してみるとこれがまたおもしろい!
「サイコロって交互に振るのがルールじゃなかったんだ」とか、
「いきなり深夜バスで四国に行ったんだ」とか、
これまでの放送分を見ているからこそ楽しめる要素がいっぱいあった。

というわけで、今回は「水曜どうでしょう」の原点となった、
放送第一回、第二回の「サイコロ1」をご紹介します。

●サイコロ1 ☆☆☆(放映日1996.10.9、10.16)(DVD第二巻収録)
ファンにとってはたまらない資料的映像!
振り返ってみると番組の原点が詰まっている

「水曜どうでしょう」記念すべき、第一回・第二回放送の企画。
しょっぱながいきなりサイコロの旅っていうのが、
この番組のすごいところと改めて思う。

ただ内容的には、黄金時代のおもしろさはなく、
ファンの方は必見ですが、
水曜どうでしょうを見ていない方は、
これから見るのはやめた方がいい。
だってビデオ版、DVD版に収録されている前枠・後枠で、
大泉洋自身から、「恥ずかしい!」「おもしろくない」
と言っているほど。

「黄金のカルテットが様子見だった」(大泉洋)
と言っているように、
まだ水曜どうでしょうスタイルが確立されていなかったからだろう。

ただ、ファンにはたまらないです。
ほんと、貴重映像。
すべてはここからはじまり、
すべての番組の原点はここにあり、
ブレイクする萌芽が感じられるからだ。

ロケ57時間中、乗り物に乗っている時間がなんと48時間30分!
「移動にすべてを注ぎ込む番組」は、
まさに第一回放送からはじまっていた。

<ストーリー>
アンルイスの新曲プロモーションのため、
東京までの旅費を持つから取り上げてくれないか、
というレコード会社の依頼に、
「北海道から離れて遠くへ行く番組を作りたい」
と考えていた藤村Dの思惑に合致。
アンルイスインタビューを終えると、
札幌に帰るまで、サイコロを振って決めようという、
伝説の企画がスタートする。
もちろん、この時、大泉洋は知らされていなかった。

・第一の選択で四国へ
驚くべきことにボードには、
行き先が隠されていて、バスの名前しか書いていない。
「ラフォーレ」「Weライター」「ドリームふくふく」など。
そしてサイコロは基本的に鈴井さんが振る役で、
当初は交互に振っていたわけではなかった。

記念すべき第一投で決まったのが、
深夜バス「オレンジライナー」で四国・松山。
彼らはこの後、何度となく四国を訪れることになるわけだが、
まるでそれを運命づけるような結果だった。

サイコロの企画を考えたのは鈴井さんだが、
「だって何の楽しみもないんですよ」と早くも弱音を吐くあたりが、
水曜どうでしょうならではのおもしろさだ。

・サイコロを蹴っ飛ばす!大泉の謀反
早朝、道後温泉に到着。
風呂に入っただけで早くもサイコロ。
振るのはまたもや鈴井さん。
「謎のまち・臼杵」という九州・大分が出る。
「風呂に入っただけだぞ、四国で、オイ!」(大泉洋)
番組のおもしろいさを形作る大泉洋のボヤキが聞こえてくる。

臼杵の後、九州脱出を願うも、
再び九州・小倉の目が出た瞬間、
大泉洋がサイコロを蹴っ飛ばすのは名シーン!
この時より「鈴井さんはろくな目をふらない」
というイメージが定着し、
大泉さんが第四投目にしてはじめてサイコロを振ることに。
小倉から新幹線で新大阪に戻る。

「こんな気心の知れない4人と旅をしてね」(大泉洋)
気心の知れない4人が、いつしか、
日本で最高の爆笑バラエティ番組を作る、
黄金のカルテットになるとは、誰が想像
しただろうか?

・自由席が1枚・・・
1日移動に費やし、疲れきった出演陣。
それでもサイコロを続け、出たのは寝台急行で新潟へ。

駅での待ち時間、大泉洋は、
「こんな小汚い待合室でも地べたが動かないと思うとほっとする」
と発言。
そりゃそうだろう。
なんたって、ロケ57時間のうち48時間30分が移動という、
人間離れした移動の旅なのだから。

しかしここで思わぬ悲劇が起こる。
寝台券が3枚しか取れず、
普通のイスで自由席で9時間、
大泉洋が座るハメになったのだ。

この時、次回企画につながる大泉発言。
「ぼくは痔です」
「長い時間、座ってはいられないんです」
その発言虚しく、大泉さんが普通自由席へ。

・北海道の目が出て喜ぶも・・・
新潟早朝。
これから1日、まだサイコロの旅が続くと覚悟していた出演陣だが、
なんと一気に北海道の目が出る!
大喜びする大泉洋と鈴井さんに、藤村Dが一言。
「ただ・・・」「フェリーです」「18時間です」
喜びも一転、18時間フェリーの旅で、
無事にサイコロ1が終了となる。

いやー、実に貴重な作品。
このサイコロでおもしろさを確信したディレクター陣が、
今後、次々と移動の旅企画を生み出していく。
その原点がまさにこの作品だ。

●企画2:粗大ゴミで家をつくろう!(1996.11.6、11.13)☆☆ (DVD第二巻収録)
ハイテンションの鈴井さんの姿は、
どうでしょうの歴史を物語る!

粗大ゴミを集めて家をつくってしまおうという、
やや社会派的で皮肉のきいた企画なのだが、
何はともあれ異様にテンションの高い鈴井さんの姿が、
なんともどうでしょうの歴史を感じさせる一幕だ。

水曜どうでしょう企画第二弾にして、
早くも大泉さんから、
「今日もヤダ」
「いけてるんでしょうかね?この企画は?」
と懐疑するところからスタートする、
自虐的番組の要素の片鱗が感じ取れる。

はじめこの企画を見た時は、
かなりイタイな~と思ってたんだけど、
どうでしょう全企画をほぼ見終えて、
再びこの作品を見ると、なんともいとおしく思えるから不思議。

「スタッフ働くのかと思ったら、僕らだけだよ」(鈴井さん)
とぼやくように、出演者の2人をいじめて遊ぶ、
というスタイルの原型もこの頃からすでにはじまっているようだ。

●企画3:闘痔の旅(1996.12.4、12.11)☆☆☆ (DVD第二巻収録)
これぞ、どうでしょうスタイルの原点!
藤村Dの声が入り、基本、車の移動の絵!

どうでしょう3作目にして早くも「企画がつまった」ところで、
「温泉でもいきてえなあ」という不純な動機と、
「サイコロ1」で寝台券取れずに、普通自由席を嫌がった大泉さんが、
思わず「僕は痔なんです」と言った言葉を思い出し、
大泉さんの痔を治すため、
24時間温泉に入りまくろうという、
実に安易な、行きあったりばったりの企画の作り方ながら、
この「闘痔の旅」こそが、長らく続くどうでしょうスタイルの、
原点を確立した貴重な作品といえる。
なんと、この作品から藤村Dの言葉や笑い声が挿入されているのだ。

「藤村さん、ちょっとテレビ出過ぎですよ」(大泉洋)

第一夜は、わりと温泉メインで紹介していこうという姿勢が見られるが、
第二夜が、どうでしょう魂炸裂!
ほとんど真っ暗なだけの車窓の画に、
時折、字幕が出るスタイルが、
この作品からはじまり、
第二夜から藤村Dの声がいくつか挿入されていく。

これぞ旅番組ならぬ移動番組どうでしょうスタイル。
どうでしょうの原点はここにあり!という作品だ。

・薬師温泉
なぜか鈴井さんも温泉に。
「鈴井さんはどこ治すの?」(大泉洋)
「なんかもうぜんたい~」(鈴井)


・二股ラヂウム温泉

・平田内温泉
露天風呂に浸かるおばさんたちのため、
なかなかロケができず


・水無海浜温泉
これぞ名シーン!
海に水没した露天風呂で、
波をかぶる大泉さんの入浴シーン!
ここで藤村Dの爆笑の声が入る。


・酸ヶ湯温泉(八甲田山)
北海道ローカル局だからといって、
北海道の画ばかりじゃつまらない、
という藤村Dのどうでしょう魂からか、
なぜかフェリーに乗って青森へ。

八甲田山へ行く不気味な道。
「ライト消してみようか」と大泉さんがライト消灯し、
真っ暗な画が表れる。
これがなぜか大爆笑してしまうから不思議。


・恐山の温泉
行ってみたところ閉山。
まだこの頃は、閉山していることに対して、
藤村Dへの文句は聞かれないところが、初々しい。

水曜どうでしょう全国放送状況
http://www.htb.co.jp/suidou/map.html

※ちなみに、どうでしょうファンの人、必見なのが、
「クイック・ジャパンVol.52」。
2004年1月に発売されたものですが、
水曜どうでしょうの全企画解説や、
4人のインタビュー、どうでしょう用語辞典など、
どうでしょうを楽しむための情報が網羅されてます!
どうでしょうファンの方は必見です!!

アマゾンでまだ売ってますよ~



by kasakoblog | 2009-01-25 21:39 | 水曜どうでしょう
2008年 02月 29日

水曜どうでしょうの癒し効果

大泉洋主演、北海道ローカルで1996年から放映されたバラエティ番組、
「水曜どうでしょう」がほんとマジおもしろい!
今、全国各地で過去の放送が再放送されていて、
うちではテレビ神奈川とMX東京メトロポリタンで再放送している、
「水曜どうでしょう」を録画して、
ある程度とりたまると一挙に見る。

なんかー疲れてるなーとかおもしろいことないかなーとか、
そういう時に「水曜どうでしょう」見ると効果てきめん!
つい先日、2001年に放送された、
「釣りバカ対決第3弾!氷上わかさぎ釣り対決2」(全2夜)を見たんだけど、
もうおもしろくっておもしろくって、笑い転げて仕方がなかった。
いやーもうーこんなおもしろいものが、
今から6年前に、しかも北海道だけでしか放送されなかったなんて、
信じられないぐらいほんとおもしろい!

ロス疑惑なんて放送する暇あったら、
水曜どうでしょうを再放送した方が、
はるかに視聴率とれるだろうし、
はるかにおもしろいし、はるかに視聴者を喜ばせることが、
できるんじゃないかと思っている。

はじめ「水曜どうでしょう」をすすめられた時、
そのおもしろさがちっともわからなかった。
なんだか「電波少年」のマネっぽいし、
でも電波少年ほどぶっとんだことはしてないし、
そもそも大泉洋のどこがいいのかがさっぱりわからない。

ところがね、しばらく見るともう目が離せなくなる。
水曜どうでしょう的ノリがわかってくるともう、
ほんとおもしろくておもしろくて仕方がない。
多少、その時の企画によっておもしろさの当たり外れはあるものの、
総じておもしろい!

北海道ローカルという母体が弱小なせいか、
過去のおもしろい話がDVD販売されているが、
アマゾンや通常のCDショップでの販売がなく、
もちろんレンタルにもなっていなくって、
ローソンでの予約販売のみなのが残念。
http://www.htb.co.jp/goods/dvd/suidou/index.html

ただ全国各地のローカルテレビで今、再放送されているようなので、
ぜひまだ見たことのない方は見てみることをおすすめしたい。
http://www.htb.co.jp/suidou/map.html

番組の内容はね、ほんとどうでもいいことだし、
くだらないことばかりだし、そこに何か意義があるわけじゃないし、
すごいお金をかけたりとかしているわけじゃないんだけど、
出演者の大泉洋と鈴井貴之と、藤村Dと嬉野カメラの、
この4人のかけあいがほんとおもしろい。

今の世の中いろんな嫌なニュースとかがあったりするけど、
笑いは地球を救う、といったら大げさだけど、
笑いを人に提供できるってことは、
すごいことなんだなと改めて思った。

ちなみに時々企画によってこの「水曜どうでしょう」に出演する、
安田顕さんは、私の海外子供写真集「視線の彼方」が採用された、
映画「たとせ世界が終わっても」で、
カメラマン役として出ていて、とってもいい味出していて、
最近は大泉洋もさることながらヤスケンも最高だな!
と思ってみています。

かさこワールド「水曜どうでしょう」コーナー
http://www.kasako.com/sakuhin.files/suiyou.html

DVD「たとえ世界が終わっても」

by kasakoblog | 2008-02-29 17:04 | 水曜どうでしょう
2006年 07月 11日

ベテランの引き際が組織の強さ~水曜どうでしょう~

大泉洋出演の「水曜どうでしょう」にすっかりはまり、
DVDを見尽くしてしまった私なのだが、
非常にいろいろと考えさせられる特典映像があった。

「水曜どうでしょう」といえば大泉洋がおもしろいから、
と思う方が大半だと思うが、初期の映像を見ると、
まだ大学生の大泉氏は初々しく、テレビ慣れしていない素人に近く、
「おもしろい」とは到底言いがたい。
それは今の本人も承知しているようで、
初期の作品がDVDに収録される度に、
「いやー、まだだいぶ厳しいねー」と、
過去の自分に痛々しさを感じている。

それでもこの番組がおもしろいのは、
番組制作の4人の絶妙な掛け合いがあるから。
4人といっても出演しているのは、
大泉洋と大泉洋が所属するプロダクションの社長であり、
企画制作にも携わっているミスター(鈴井)だけなのだが、
ディレクター藤村氏とカメラの嬉野氏も、
過酷な旅に付き合い、時に出演者のごとくつっこみを入れたりする。
この4人の総合力がずっとおもしろさを維持し続けてきた。

すなわち、大泉洋がまだあまりおもしくない時は、
ミスターがしゃべりまくって番組を盛り上げていて、
大泉洋がおもしろくなってくると、
ミスターの発言が少なくなるといった感じで、
4人のバランス感覚が、各人の成長と共によく取れているのだ。

そのことについて、特典映像で、
韓国に映画監督修行に行くミスターがこんなことをいっていた。
「はじめは自分がFWとして、みんなを引っ張らなければならなかった。
しかしいつのまにか、大泉洋というタレントが、
自分よりおもしろいということに気づきショックだったが、
一歩自分は下がり、大泉洋を先頭に立てるべきだと思った。

ところがもっとショックだったのは、
この大泉洋のおもしろさを引き出せるのは、
相方である自分ではなくディレクターの方だということ。
それは認めたくはないことだったけど事実。
だから、僕はカメラの嬉野さんと一緒に、
DFに回ってバックヤードから番組をサポートすることにした」

これを聞いて、この番組のおもしろさの構造が見事に語られていると思っただけでなく、
どんな仕事でもどんなスポーツでも、
ベテランの引き際というか若手の台頭に伴う役割の変化を素直に認めるってことが、
どんなに難しく、そしてそれができた組織は、
どんなに強いかということを物語っているなと、
深く考えさせられたのである。

もしミスターが自分が前に前にと番組当初のようにでしゃばっていたら、
大泉洋のおもしろさは打ち消されてしまっただろう。
さらにミスターが、悔しいけどディレクターの方がつっこみがうまいと認めなかったら、
番組はつまらないものになっていただろう。

彼は大泉洋の上司であり、番組の企画制作を指揮するプロデューサーでもあり、
出演者でもあるから、この中では一番えらいわけで、
自分が自分がとでしゃばるのは必然でもあったが、
冷静に4人の役割の変化と若手の成長を客観視でき、
そして自分の立場をわきまえ、徐々に自分の露出を抑えていった。
だからこそそれに比例して、大泉洋のおもしろさが際立ち、
番組はさらにおもしろくなっていったのだ。

会社やチームやサークルやさまざまな組織で、
このようなことが度々あるのではないだろうか。
いつまでたっても上司(先輩)という立場を守るため、
なかなか権限委譲せず、いばっているだけで、
若手(後輩)に仕事を任せず、組織が停滞してしまってはいないか。
先輩がいつまでもでしゃばって、後輩の出る幕を邪魔してはいないか。

たとえばフランスのジダンのように、
求められて代表復帰し、チームの中心となって活躍するベテランもいる。
若手に正GKの座を奪われ、チームが勝利しても、
怨念のごとく恨み節をするドイツ・カーンのような選手もいる。
(3位決定戦では活躍したらしいが)

こうした若手のベテランのバランスを見て、
カズを斬った岡田監督。
一人だけ威張り散らして、若手から浮き立ち、
チームが負けたことの悔しさではなく、
自分が引退することの悔しさしか表現しなかった、中田ヒデ。

組織力は個々人の総合力なんだな。
みんなすごい能力が集まれば、それがいいってもんじゃない。
バランスが大事なんだなと、水曜どうでしょうを見て、しみじみ思った。

さて、あなたは自分が働く(所属する)組織の中で、
組織力を高めるための自分のポジションを理解し、行動しているだろうか。
水曜どうでしょうのミスターのような見事な役割チェンジを、
組織を取り巻く環境に合わせてしているだろうか。
ふとそんなことを思った、どうでしょうでした。

by kasakoblog | 2006-07-11 20:29 | 水曜どうでしょう
2006年 06月 25日

水曜どうでしょうDVD第7弾『ヨーロッパ21カ国完全制覇』

2006.6.21に発売となった水曜どうでしょう最新DVD。
いやー、ほんとおもしろいです。
放送9夜分あるので見応えもあるし、
あまり知られていないヨーロッパの国々にもいくし。
旅もののバラエティとしては非常におもしろいおすすめDVDです。

でも、これ。旅をしたのも放送したのも、今から9年前の1997年。
でも9年前だから古くてどうだってことはまったくない。
むしろ新鮮な感じすらする。

はじめ水曜どうでしょうをちらっと見た時、
電波少年のものまね番組で、
でも電波少年ほど徹底したバカらしい企画ではないという想いがしたのだが、
なぜか、それなのにはまってしまった。

・・・ここからネタバレ注意・・・
今回だってね、21カ国制覇といいつつ制覇できなかった。
ヒッチハイクしていくわけでもないし、
観光もするし、いいホテルにも泊まるし、
1食ぐらい抜いただけで「死んじゃうー」とかいって、
後でしっかり食べている。
でも、それを情けないとか思わないし、なぜかおもしろい。

きっとその力の抜き加減がいいんだと思う。
電波少年の旅とかはマネできないし、マネしたいとも思わないけど、
この水曜どうでしょうで一貫されているのは、
どんなにバカらしい企画でも視聴者の常識の範囲内を越えないこと。
21カ国制覇するより、ここまできて観光もせずに通り過ぎるなんて・・・、
といって、観光に立ち寄ってしまう姿とか、
それがむしろ共感を呼んでいるのかもしれない。

ちょっと最後はただ走るだけになってしまい、おもしろみに欠ける部分もあったけど、
それでも13カ国、絶妙な4人の珍道中は見ていてとてもおもしろいので、
よかったらぜひ買ってみてみてください。

ただ残念ながらローカル局放送だったためか、
レンタルもなく、一般店にもDVDが販売されておらず、
ローソンで予約して1週間後に受け取るという、
非常に面倒な方法でしか買えない。
どういう事情で流通方法が限定されてしまっているのかわからないけど、
なんとかこの点を改善されば、もっと視聴者が増えるのになーと思いつつ、
そのレアさ加減が結果的にはマニア受け、
うちわ受け的盛り上がりを見せている要因なのかもしれないが。

by kasakoblog | 2006-06-25 20:30 | 水曜どうでしょう
2006年 05月 27日

今さらだけど「水曜どうでしょう」はおもしろい!

半分ぐらいの人は知っていて、
半分ぐらいの人は知らないのではないかと思い、
つぶやきで紹介しようと思う。
大泉洋出演のバラエティ番組「水曜どうでしょう」はおもしろい!
遅ればせながら、はまってます。

この番組、実はもう終わっている。
1996.10~2002.9まで、北海道テレビの深夜30分番組で放送されていたもの。
ところが、これが実におもしろく、
昨年あたりにかなりブレイクしたということらしい。

正直、はじめ、何がおもしろいのかよくわからなかった。
たいしたことはやらない。内輪受け的なノリ。
旅ロケをテーマにしているんだけど、
電波少年のようなすごさはない。
なんで、この番組がおもしろいのか、わからなかった。

しかしまとまったDVDを見て、すっかりはまってしまっている。
いやー、たまらないね、このおもしろさ。
大爆笑っていうんじゃなくって、
力の抜けた独特のノリに引き込まれるというか、
ディレクター2人とタレント2人の4人組旅ロケの、
絶妙な掛け合いがなんともおもしろいんだよね。
特に『原付ベトナム縦断1800キロ』はおもしろかったなー。
一挙に見てしまいました。

タイトルだけ見るとまるで電波少年のようだけど、
ムチャクチャなことをしているわけでもなく、
でもかといって結構変なことを大真面目にやりつつ、
でもばかばかしさがあるというか。
行程も1週間ぐらいのロケで作られている。

ローカル番組でしかも過去に放送された番組が、
何年か遅れで全国でブレイクするという実にユニークなパターン。
いいじゃないですか、それ自体がシンデレラストーリーで。
おもしろいものはおもしろいと評価される世の中。いいじゃないですか。

『ジャングル・リベンジ』だったかな。
なんで過去の番組が受けているのかについて、
「何も新しいことをやっていないから」みたいなコメントがあった。
流行り廃りの番組作りをしていたら、過去の番組なんて見れないけど、
そういうことはしていない。
ロケには金をかけているが、撮影や番組自体にいろいろ金をかけている感じはない。
出てくるタレントとディレクター4人の掛け合いだけのおもしろさで、
番組の魅力が出る。
だから今になって過去に放送されたバラエティが見える。

ぜひみなさんも見てみてください。
http://www.htb.co.jp/suidou/map.html

by kasakoblog | 2006-05-27 20:36 | 水曜どうでしょう