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2008年 05月 01日
小林武史が本日ライブに登場!
今日my little loverのデビュー13周年アニバーサリーライブに
行ってきたんだけど、
アンコール後、スペシャルゲストに、
なんと元夫で元メンバーの小林武史が登場!
キーボードとして楽しげに3曲演奏した。

小林武史といえばapbankfesで出会ったのか、
一青窈との浮気が報じられ、
マイラバ・ボーカルAKKOとは今年1月に離婚したばかり。
しかし今年のマイラバの立て続けのシングルリリースおよび
アルバム制作にも携わるなど、
離婚後も音楽制作では関係性を維持。

そんな複雑な関係となった小林武史が登場すると、
会場はなんともいえない盛り上がりに。
AKKOと小林武史が握手している姿は、
うれしいような、さみしいような、
なんともいえない複雑な心境だったけど、
とにもかくにもAKKOによるマイラバの活動を
小林武史が応援してくれるのであれば、
マイラバファンとしてはこんなありがたいことはない。

マイラバは今日、ニューアルバム「IDENTITY」をリリース。
昨年から今年にかけてリリースしたシングル曲が
かなり入っているとはいえ、
アルバムオリジナル曲も結構あって、
マイラバワールド全開といった感じで、
とてもいいアルバムに仕上がっている。

しかもこれまで発売したアルバム旧譜9タイトルを、
同じく本日同時リリース!

13年たっても最新の曲と最古の曲を聴いても、
まったく古さを感じさせない曲だし、
すごくアナログっぽい曲もあれば
すごくデジタルっぽい曲もあって、
みんな似たような曲ばかりなはずなのに、
実は結構、マイラバっていろんな曲幅があって、
しかも1曲1曲がすごい輪郭があるんだななんて思いながら、
今日のライブを聴いてました。

みなさんもよかったらぜひマイラバを
レンタルかなんかで借りてきてみてください。
いい曲ほんと多いんで。

AKKOが元夫と共演「変な盛り上がり」
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=476937&media_id=8

<セットリスト>
※コミュからの転用で、すべて正確かはわかりませんが
多分あっていると思います

Magic Time
Hello, Again ~昔からある場所~
recall
Traveling with nature
ANIMAL LIFE
chutes and ladders
あふれる
風と空のキリム
くちびる
スロウな恋
雨フリのち神なり
DESTINY
ALICE
インスピレーション
YES ~free flower~
dreamy success
Delicasy
Man & Woman
アイデンティティー

(encore)
イニシャル
evergreen
白いカイト


by kasakoblog | 2008-05-01 21:42 | 音楽
2008年 02月 25日
浜崎あゆみと倖田來未に見る時代考察
人によって好き嫌いはあるとはいえど、
ともに一時代を築き上げ、圧倒的な支持を得ている女性シンガーだが、
この2人はあまりに対照的だ。

ただ私はずっと不思議に思っていたことがある。
私は双方ともにほとんど曲を聴かないが、
浜崎あゆみに人気があるのはわかるし、
彼女の詞の世界観の素晴らしさは理解できるのだが、
倖田來未が「羊水発言」でバッシングされたとはいえ、
なぜあんなにも人気があるものかと。
彼女をバッシングする理由はいくらでも思いつくが、
彼女がなぜ人気なのかの理由がわからなかった。

そこで、浜崎あゆみと倖田來未双方を比較しながら、
その立ち位置と時代背景を考えた上で、
二人の社会的役割を私なりに分析してみようと思う。

(注:二人をそれぞれ何年も前から追っかけて考察しているわけではないので、
ファンの方にとって不十分・不満足な点があるかと思いますが、
ファンでもなんでもない人にとって、二人をどう捉えるかといった視点での、
私なりの勝手な分析ですのでご了承ください)

<1:「3歌姫」の時代推移>
二人を考察する前知識として、
女性シンガーの時系列の歩みを頭に入れておくと理解しやすい。

●1995年-1997年:安室奈美恵の時代
・1995年:東芝EMIからエイベックスへ移籍。小室哲哉プロデュースになった途端、大ヒット連発。
・1996年:“アムラー”現象(茶髪ロングヘアー・ミニスカート・細眉・厚底ブーツ)
・1997年:『CAN YOU CELEBRATE?』が200万枚。TRFのダンサー・SAMとの電撃結婚&妊娠を発表。
・1998年:産休で存在感が薄れていくと、浜崎あゆみが登場。

●1998年-2003年:浜崎あゆみの時代
・1998年:1stシングル発売、3rdシングル「Trust」でオリコントップ10入り。
・1999年:1stアルバム『A Song for ××』でオリコン1位獲得。約150万枚のセールス。紅白出場。
・2000年:初コンサートツアーも、左耳の疾患(内耳性突発難聴)により一部公演を延期。
・2001年~2003年:レコード大賞3連覇達成するなど、圧倒的な存在感。
・2004年:エイベックスお家騒動を理由に賞レース辞退し、メディア露出が一時期より減る。

●2004年-2007年:倖田來未の時代
・2004年:「キューティーハニー」でブレイク。
「エロかっこいい」「エロかわいい」「エロカッコかわいい」など一躍注目される。
・2005年:16枚目のシングル『Butterfly』が初登場2位と自己最高記録。日本レコード大賞受賞。
・2006年:5thアルバム『Black Cherry』初回出荷150万枚。オリコン4週連続1位。
・2008年:「羊水発言」で活動自粛へ。

<2:歌詞の世界観の違い>
さて本題の浜崎あゆみと倖田來未だが、
大きな違いは歌詞の世界観にある。
非常に単純な二分をすると下記のようになる。

浜崎あゆみ:切なさ、暗さ、辛さ、弱さ、相手依存
倖田來未 :ノリの良さ、明るさ、楽しさ、強さ、自分依存

浜崎あゆみの歌詞はほんと切ないし、だからぐっとくるし、
聴いているだけで同時代、同世代の女性は、
自分の心の涙腺にふれ、ふっと涙が出てくるのではないか。
人生の儚さ、幸せの儚さ、光の裏にある闇、
永遠なんてない、ゴールはどこまでいってもない……。

でもそうした生きにくい、息苦しい時代、社会の中でも、
一歩一歩だけど歩いていくしかないんだというような、
悲壮な決意さえうかがわれる。

ある意味では非常にミスチル的「終わりなき旅」的世界観が貫かれている。
彼女の歌詞は、物質的には豊かだけど心が満たされない現代社会を、
包み隠さずズバリ本音で歌いながら、
そういう時代の中で「等身大」の自分を背負って生きていく、
宿命や覚悟みたいなものが感じられる。

浜崎あゆみのこうした社会的背景を感じさせる世界観は、
日本社会では、小泉純一郎内閣発足前、戦後最長の好景気がはじまる前の、
1998-2002年という長らく停滞した時代とリンクしている。
どこまで行っても先が見えない長いトンネルの中を、
自分の歩みだけを頼りに一歩一歩歩く。
そのはかない歩みがまさに浜崎あゆみと折り重なったのだろう。

一方、倖田來未は総じて明るい。
そもそも浜崎あゆみが自らの血肉を削り取るような、
痛ましい歌詞を自らすべて書いているのとは違い、
倖田來未の曲は、歌詞は彼女すべてではない。
そもそも音楽性として、浜崎あゆみのように、
歌詞を聴かせるための歌というより、
リズムの良さと音楽的なノリの良さで、
聴く人を心地良くさせる「快感」に主眼が置かれている。

ブレイクした「キューティーハニー」はその最たる例で、
歌詞がどうのと言う前に、聴いただけで体が動いてしまうようなノリと、
ファッションとしての音楽的色彩を強めている。
だからこそ倖田來未の音楽には、コスプレ的ファッションも重要な要素になる。
聴いて魅せて踊る音楽なのだ。

多分、長らく続いた日本の低迷時代に明るい兆しが見えてきて、
自信を持ってもいいんじゃないのってムードが漂ってきたこともあるだろう。
長らく続いた「あゆの時代」も、
いつまでも切なく苦しく辛い歌だけでは、
時代を乗り切ってはいけないと聴く側の意識が変化したこともあるだろう。

そして浜崎あゆみ(1978年生まれ)と倖田來未(1982年生まれ)に、
4年の年の差があるように、
「あゆ」を聴いた女子高生や女子大生が社会人になった時、
音楽マーケットの新たな中心となった若い世代にとっては、
重く苦しい「あゆ」の歌も悪くはないけど、
あゆ世代より少子化がさらに進んで育てられたこともあり、
どちらかというと自分に自信があるし、
そんなに世の中悲観してないというか、
面倒なことは考えたくないしといった雰囲気から、
倖田來未のような、ある意味では「開き直った」明るい音楽の方が、
時代にマッチしたのだろう。

歌詞を見比べると、
浜崎あゆみは、恋や夢に対しては受身的な面が見られるし、
どちらも手に入れたとしても常に失うことの恐れを意識している。
ところが、倖田來未となると、
恋や夢は自分で掴み取るものだし、掴み取れるものという、
圧倒的な楽観主義が貫かれている。
また浜崎あゆみの詞の世界が内面に重きが置かれているのに対し、
倖田來未の世界は外、外見、形、肉体に重きが置かれているような気がする。

生きるのが切なく辛いなんて言ってるなんて古臭いし、
そんな陰気なことはやめて、
明るくぱっとポジティブに生きようぜって感じが、
倖田來未の方がやや強い。
それが2004年以降の日本社会には合っていたのではないかと思う。

<3:自分の呼び名の違いに見る、自分とのスタンス>
私が最も2人の違いで気になっていることが、自分をどう呼ぶかである。
浜崎あゆみは自分のことを「あゆ」と呼ぶ。
すっかり定着して何の不思議にも思わないかもしれないが、
自分を自分の下の名前で呼ぶというのは、
これまでの時代になかった実に画期的異変ではないだろうか。
「あゆ」効果により、若い女の子の中には、
誰かと話をする時、自分のことを「あゆはね」というように、
自分の名前で呼ぶ人もいると思うが、
これが定着したのは「あゆ」出現以降ではないかと私は思っている。

一方、倖田來未が自分のことを「くみ」と呼ぶことはない。
「くぅちゃん」といった愛称があり、
著書等では自分のことを「くぅちゃん」ということもあるようだが、
テレビでの会話や雑誌などのインタビューで、
「くみはね」とは言わないし、「くぅちゃんはね」という言い方はしないように思う。

いわゆる一般的な一人称である「私」が多いように思うのだが、
それより何より、彼女が結構使うのが、
「倖田來未はね」「倖田來未的には」と、
自分のことを芸名のフルネームで呼ぶことだ。

これも実は普通一般では使わない呼び方だ。
みなさんの周囲に自分のことを自分のフルネームで呼ぶ人がいるだろうか。
謝罪会見でも「倖田來未の発言に傷ついた人に・・・」と、
自分のことを他人事のようにフルネームでいう用法を使っていた。

それでは「あゆ」と「倖田來未」という呼び名の違いに、
どのような意識の違いがあるのか、考えてみたい。
浜崎あゆみが自分のことを「あゆ」と呼ぶ。
本来なら家族や恋人が呼んでくれるであろう愛称を、
自ら先に名乗ってしまう。
誰も呼んでもらえないから、自分から名乗るという「寂しさ」からなのか、
自分がかわいい、自分が好きという意味で自ら愛称で呼ぶのか、
愛情に飢えていて、自分を愛して欲しいという訴えにも聞こえる。

また自分のことを自分の呼び名でしかない固有名詞で呼ぶことは、
ある意味では、「等身大の自分」を常に背負っていく覚悟もうかがわれる。
あゆはあゆでしかない。
あゆという与えられた条件で生きていくしかない自分。
自分に満足だろうが不満足だろうが、
自分自身が自分と付き合っていくしかないという決意とも取れる。

一方、倖田來未が使う「倖田來未」は自分本来の姿とは違い、
メディアや芸能界で作られた別の人間としての「倖田來未」というニュアンスがある。
ある意味ではメイクやファッションによって、自分は晴れの舞台では、
「倖田來未」に変身しているという意識が読み取れる。
コンプレックスのある自分を抱え込まず、
理想の自分、綺麗な自分、変身した自分、それが「倖田來未」。

倖田來未が「倖田來未」を演じている。
本当の自分は別のどこかにいて、それには不満を持っていたとしても、
「倖田來未」に変身すれば明るく強く綺麗な自分になれるという思い。
それが自分のことを客観視、第三者視するようなフルネームで呼ぶ、
ということに表れているのではないか。

だからこそ浜崎あゆみを支持する人は、
「あゆ=自分」という等身大を背負いながら生きていこうと思うだろうし、
倖田來未を支持する人は、
メイクやファッション一つでいつでも「倖田來未」に変身できるという、
変身願望的理想の自分を彼女に投影し、自信をつける。


このように、浜崎あゆみと倖田來未の表現の仕方は対照的だ。
どちらがいい/悪いの問題ではなく、
今の社会と時代の中で、自分はどう生きていくかという、
その方法論の違いで、その方法が時代によって、
「あゆ」が支持されたり「倖田來未」が支持されたりということになるんじゃないかと思う。

1995-1997:安室奈美恵、1998-2003:浜崎あゆみ、2004-2007:倖田來未と来たが、
次の時代を担う新たな「カリスマ」が表れるのか。
それはどんなスタイルをまとったキャラクターなのか。
それによって日本社会や時代背景を占う一つの指針になると、私は思っている。

※ミスチルがなぜ支持され続けているかといえば、
浜崎あゆみ的(ネガティブ)世界から、
倖田來未的(ポジティブ)世界を、時代とともに、社会の変化とともに、
また桜井さん自身の心境と合わせて、見事に曲や詞の世界観を、
違和感なくシフトさせてきたからだろう。

そうやって時代とともに表現スタイルをシフトできるアーティストが少ないため、
みな一時代の役割を担うと「リバイバル(再評価)」されるまで下火となる運命となり、
新たな時代の担い手によって変わられてしまうんだろうな。

※以上、私の独断と偏見に基づく勝手な考察です。

<参考資料:ベスト盤に見る歌詞比較>
■浜崎あゆみ
・「A Song for XX」
どうして泣いているの どうして迷ってるの
居場所がなかった 見つからなかった
いつも強い子だねって言われ続けてきた

・「Trust」
はやすぎる速度で取り巻く世界にはいつしか疲れて
愛情を救いの手も求め続けてきたけど
あなたから見つけてもらえた瞬間
あの日から強くなれる気がしてた 

・「Depend on you」
目指してたゴールに届きそうな時
本当はまだ遠いこと気付いたの?
一体どこまで行けばいいのか
終わりのない日々をどうするの? 

・「LOVE~Destiny~」
ねえ ほんとは 永遠なんてないこと
私はいつから 気付いていたんだろう 

・「Truma」
人が求めてやまないのは 一瞬の解放が
やがて訪れる恐怖に勝っているから 

・「appears」
まるで全てのことが 上手く
いっているかのように 見えるよね
真実はふたりしか知らない 

・「FLY high」
怖がって踏み出せずにいる一歩が
重なっていつからか長く長い
道になって手遅れになったりして 

・「SURREAL」
大事なモノならそこに必ず
痛み伴うはずだよね
ひとりぼっちで感じる孤独より
ふたりでいても感じる孤独のほうが
辛い事のように 

■倖田來未
・「Chase」
はやる気持ちはもう夏のゲーム いざ開始!!
大切な恋だから 必ずつかみとる 

・「奇跡」
叶わないものを叶えていく力が
世界にはきっと満ち溢れているから 

・「hands」
冷たく凍えそうなmy hands
こんなに想っているのに…
「本当は引き止めてほしい」
そう言いたかった… 

・「Hot Stuff」
行くぜ 間違いねえぜ やるぜ
マジ止まんねー そう All day all night
追っていくぜ一生 やりたい放題

・「Butterfly」
信じたい未来を今この手 掴みとるから
諦める事は まだ早いの
綺麗になる Burning Heart
もっと もっと輝けるわ Butterfly 

・「Promise」
胸に込み上げ 溢れる涙
止めることももう 出来ない私
いつまでも続く現実は 儚い夢になるとは 

・「Star」
甘いそう甘い ミルクシェイクのようなKissで
私の全てを飲みほして


by kasakoblog | 2008-02-25 18:00 | 音楽
2008年 01月 30日
ミスチル以前・以外に好きなアーティスト特集1
2008年のミスチルの活動が待ち遠しい今日この頃。
ふとミスチルと出会う前に聞いていた、
好きなアーティストのアルバムを、
Amazonやらブックオフやらレンタルやらで集めて聴いています。

今から10年以上前に発売されたものもあるんだけど、
古さを感じず、今でも十分聴ける、
ミスチルとはまた違った曲を楽しんでいます。
私がミスチル以前に出会った大好きなアーティストおよび、
ミスチル以外の大好きなアーティストをご紹介します。

・ミスチル以前
浜田麻里、THE ALFEE、プリンセス・プリンセス、TMNETWORK

・ミスチル以後
ASKA、華原朋美、globe、MY LITTLE LOVER、LUNA SEA、藤井フミヤ、中島みゆき、メリディアンローグ

私が好きなアーティストで共通していることは、
閉塞感漂う現代日本の社会の中で、
内なる衝動を伸びやかな歌声で歌い上げていて、
自分の心にたまったフラストレーションを、
浄化してくれるものが多いなと思った。
ストレス発散方法はいろいろあるけれど、
私の中で音楽を聴くことは文章を書くこと以上に、
精神浄化の役に立っているんだなと改めて思った。

今回は「浜田麻里」と「THE ALFEE」。

●浜田麻里
大ヒットした「Return To Myself」を聴いていいなと思い、
アルバムを借りたりして、これがまたアルバム曲も素晴らしい!
ド派手なハードロック女性シンガーというイメージが強いが、
スローなテンポでサビで一挙に盛り上がる、
壮大なバラード曲も結構多く、これがまた切なくて、
でもこう前向きに生きようみたいな、
ミスチルでたとえるなら「終わりなき旅」みたいな、
そんな曲がすごく多くて大好きになったアーティスト。
今になってCDをかき集め、最近毎日聴いている。

中でもおすすめなのは、デビュー10周年の2枚組ベスト・アルバム、
「INCLINATION」の2枚目が特に素晴らしい。
全曲素晴らしくて、久々に聴いて泣きそうになるほど感動したんだけど、
「Promise In The History」「Border」といった名バラード曲はもちろん、
ミディアムテンポの名曲がずらりと並んでいて聴き応えある。
ただ唯一残念なのは浜田麻里の名曲中の名曲で、
「熱闘!甲子園」のエンディングテーマにもなった「Tomorrow」が、
収録されているんだけどアコースティックでイマイチなこと。
オリジナルバージョンの方が素晴らしいので、
それはアルバム「Tomorrow」をブックオフで発見し、聴きまくっている。

レンタル屋にもなかなか浜田麻里は置いてないので、
(「INCLINATION」ならかろうじてあるかも)
Amazonで中古品を探すのが今では一番の入手法のようです。

ベストアルバム「INCLINATION」(1994年)
アルバム「Tomorrow」(1991年)

●THE ALFEE
世紀末的世界観を感じられる壮大なスケール感。
曲によって3人それぞれ全く違ったボーカルが歌いわける魅力。
中でもおすすめしたいアルバムは「ARCADIA」。
このアルバム1つが世界の物語になっているような、
ストーリーのあるアルバム構成になっている。
神話の世界から現代の世界まで、
人間の愚と社会の進化と世界の歴史を表した、
かっちりしたコンセプチュアルアルバム。

これを聴いていると、
社会や時代に文句なんか言ってる場合じゃない。
自分が動かなきゃってエネルギーをもらえる。
1曲目「Arcadia」を入口に、砂漠を思い起こさせる世界へトリップし、
様々な物語を織り成しながら、
最後の「On the Border」「Flower Revolution」で世紀末的クライマックスへと誘い、
世界の問題を突きつけ、世界の問題を解決するための道筋を提示する。
ミスチルのアルバムに強いてたとえるなら「DISCOVER」的な感じ。

ARCADIA(1990年)

それ以外にもTHE ALFEEには名曲が数多いが、
それをほとんど聴けるのが3枚組みのベスト版、
「30th ANNIVERSARY HIT SINGLE COLLECTION37」だろう。

1枚目のかさこおすすめ
「星空のディスタンス」「SWEAT & TEARS」「ROCKDOM -風に吹かれて- 」 2枚目のかさこおすすめ
「19 (nineteen) 」「Victory」「もう一度君に逢いたい」「まだ見ぬ君への愛の詩」 3枚目のかさこおすすめ
「NEVER FADE」「LAST STAGE」

30th ANNIVERSARY HIT SINGLE COLLECTION37(2004年)

イライラ社会、ストレス社会だからこそ、
浜田麻里やTHE ALFEEのような、
内なる衝動を一挙に爆発させた力強い激しい曲や、
切なく苦しい道かもしれないけれど、
一歩一歩前に進んでいこうという、
前向きなメッセージが込められた壮大なバラードが、
今、心に響くのかもしれない。


by kasakoblog | 2008-01-30 12:38 | 音楽
2008年 01月 18日
音楽の素晴らしさ~ライブを撮影して
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1/8、渋谷O-WESTで、今年はじめてのライブ撮影を行った。
一度聴いてすごい衝撃を受け、虜になったメリディアンローグと、
メリログの事務所の先輩で、
RAZZ MA TAZZのメンバーが再結成したrazz.の2バンド。
私は主に舞台すぐ下、最前列で撮影していたんだけど、
演奏するバンドの音楽に聴きほれ、
しっかりとかみしめるようにライブを楽しんでいる観客の姿を見て、
「音楽の力ってすごいな。音楽って素晴らしいな」
なんてことをしみじみ思いながら、
メリログ、razz.ともにとてもいい音楽を聴かせてくれるこのライブ会場に、
撮影という名目でここに自分がいる幸せを思いながら、
バンドのために、ファンのために、
このライブの感動をライブが終わった後でも、
写真という形でその時の感動を思い返せるよう、
いい写真を撮りたいなと思って撮影していた。

・メリログライブ写真
http://www.kasako.com/0801merifoto.html

(razz.さんのライブ写真はかさこワールドではなく、
事務所経由で違った形でみなさんにお見せできる機会があると思います)

ライブといえばミスチルしか行ったことがなかった私。
音楽も毎日毎晩のようにほぼミスチルしか聴いていなかった私が、
ミクシィの縁からいろいろなバンドと知り合い、
ライブの写真を撮影するようになり、
いろんな音楽の楽しみの幅が広がって、
とてもうれしく思っているんだけど、
その中でも、メリディアンローグとの出会いはものすごい衝撃で、
一度ライブを聴いて、すごい!素晴らしい!と思って、
ライブ写真を撮影するようになったんだけど、
このメリディアンローグのワンマンライブが、
3/2、表参道FABで開催が決定しました!

メリログは、ミスチル好き、BUMP OF CHICKEN好きの方が、
ファンになりやすい傾向があるみたいなんで、
現にミスチル好きの私が惚れ込んだバンドなので、
ミスチル・マイミクの方はかさこに騙されたと思って、
よかったらぜひこのワンマンライブにお越しください。
まだ開演時間、チケット予約方法は未定ですが、
決まり次第、日記でお知らせします。
またはメリログ公式ホームページをチェックください。

音楽との出会いは人生を変える

僕はミスチルとの出会いで人生が180度変わった。
何度となく元気づけられ、勇気づけられたかわからない。
でもそれがミスチルだけじゃなく、
それ以外にもいいバンドがあることを知り、
いろんな音楽をその時の自分の心情や状況に合わせて聴けるようになると、
とってもこう豊かな気分になれる。

メリログもほんと何度聴いてもライブは最高だし、
そして昨年から幾度かrazz.さんの写真を撮影しているんだけど、
ワンマンでこんなにじっくり聴いたのははじめてで、
なんかとってもいいなと思った。

他にもいいバンドが世の中にはたくさんある。
私が見ていいなと思ったバンドを、
ライブ写真という形でみなさんにまた今年も、
ご紹介していきたいなと思ってます。

メリディアンローグ応援サイト
http://www.kasako.com/meritop.html
メリディアンローグ公式サイト
http://meridianrogue.com/
razz.公式サイト
http://www.r2music.com/razz/


by kasakoblog | 2008-01-18 10:52 | 音楽
2007年 05月 16日
小林武史からの一人立ち?!マイラバコンサート・レビュー
5/7(月)、渋谷で行われたMy Little Loverのコンサートに行ってきた。
My Little Lover(マイラバ)といえば、ミスチル・プロデューサー小林武史氏が、
プロデュース&メンバーとして、妻のakkoと組んでいるユニットであるが、
昨年、マイラバは大きな変化を遂げた。
レコード会社が変わり、さらには夫の小林武史氏がメンバーから抜け、
akkoのソロプロジェクトとしてまさに新スタートを切ったのだ。
2006年12月にリリースされたアルバム「akko」という名が示す通り、
まさに一人立ちのスタートを意味している。

これまでマイラバが名曲の数々を生み出してきたのは、
やはり小林武史のプロデュースおよび作曲の影響が大きかっただけに、
ニューアルバムの作曲名に知らぬ名が連ねているのがかなり心配だった。
これまでのマイラバとまったく変わってしまったら、
その魅力は半減してしまうのではないかと。

しかし、その心配はまったくの杞憂に終わった。
ニューアルバムは見事にこれまでのマイラバ路線を継承し、
言われなければ作曲が変わったとは誰も思わないだろう。
マイラバの、いやakkoの魅力が存分に活かされての新生スタートは、
小林武史との結婚後、活動ペースが少なくなっていただけに、
ファンとしては大変うれしい気持ちではあった。

ミスチルファンでもある私は、最近の桜井氏と小林武史の、
異様なほどの蜜月ぶりはもちろんのこと、
小林武史はミスチルにメンバーのごとく演奏に加わるだけでなく、
Bank Bandを桜井氏と組んで活動を行い、
ap bank fesでも中心的な役割を果たし、
さらにはSalyuという女性ボーカリストのプロデュースまでやり、
(Salyuの「風に乗る船」はものすごい名曲ですので、ぜひ聞いてみてください。
http://www.salyu.jp/discography/single06.html
しかも作詞作曲は小林武史)
忙しくて、一番の身内である妻には構っていられないからこそ、
妻の活動の足を引っ張っていると感じ、
自ら手を引いたのかなとも思っていたところ、
そんな矢先に、小林武史が作曲等で協力している一青窈との不倫疑惑が、
今年1月の週刊誌で報じられる結果となったのだ。

事の真相はともかく、新生akkoのスタートと不倫疑惑が重なれば、
小林氏が手を引いたのはまさに、
「公私ともに」だったからとも考えられなくはない。
ただそれを打ち消すかのように、
または新生akkoへの別れの餞(はなむけ)なのか、
今年3月にリリースされたニューシングル「あふれる」は、
小林武史がフルサポートしたという。

こうした中で、新生akkoのコンサートツアーが5月からスタート。
その一発目が5/7にあって行ってきたというわけだ。

・・・ここからネタばれあり・・・

一曲目はもちろん、ニューアルバムの一曲目、
そして彼女の今を物語っている「チャンス」。
とてもリズムカルで再スタートをするのに奮い立たされる曲なのだが、
まさに彼女の状況を描いている歌詞がまたぐっときてたまらないのである。

「ここから抜け出す チャンスが来る」
「歌声を忘れたカナリアのよう 意識はもうろうとしていたけど
そこにあるものを理解しようとして 自分を納得させていたら」
これは私の勝手な解釈だが、
小林武史という偉大な音楽プロデューサーの妻であること、
母親であることを優先させざるを得ず、
本当に今、一番自分がしたい歌を歌うことをあきらめていたのではないか。
でも歌を歌う欲望を抑え切れず、またちょうどいいチャンスがめぐってきて、
いい意味でも悪い意味でも小林武史の呪縛から解き放たれ、
再スタートを象徴する歌なのではないかと。

その歌からはじまるコンサートツアー。
もちろんこの曲が一曲目に来るであろうことは、
多くのファンが想像しただろう。

そして徐々にakkoはテンションをあげていき、
呪縛から解き放たれた音楽の天使のように伸びやかに歌う。
以前、2度、マイラバのコンサートに行っているが、
こんなにも伸びやかに、そして落ち着いて、
舞台を我が物にして舞うakkoを見るのははじめてだった。
その気持ちが観客に乗り移っていく。

ニューアルバムから「recall」「月とプラモデル」「インスピレーション」や、
これまでの名曲「YES~free flower~」「ANIMAL LIFE」など、
軽やかでリズミカルなマイラバサウンド全開の曲で、
観客を心地良い気分にさせてくれた。

ライブの中盤は最新シングルでもあり、
小林武史プロデュースの「あふれる」や
再始動先行シングルとなった「り・ぼん」を早くも演奏し、
ライブ・アンコール前ラスト3曲は、今から12年も前、
1995年に出たファーストアルバム「evergreen」から、
「Hello, Again~昔からある場所~」「Delicacy」、
そして、マイラバ最高の名曲の1つでもあり、
昨年のap bank fesで、エンディングを飾った「evergreen」で見事にしめる。

アンコールは同じくファーストアルバムから、
デビューシングルとなった「Man & Woman」と、
ニューアルバムのラストを飾る、
しめにふさわしい「いとしい毎日」でエンディングとなった。

スタンディングでちとつらいが、1時間30分と短く、
そんなに曲数も多くなく、ペース配分も以前のマイラバライブと比べると、
非常によく考えられていて、ちょっと物足りない感はあるけど、
十分、満足できる内容。
ちなみに5月に残り9公演、全国各地で行われるが、
オフィシャルホームページによると【SOLD OUT】は3箇所のみ。
今日の東京もまだまだ会場に余裕があるので、
ぜひ行ってみたい方はチャンスがあると思います。
http://www.mylittlelover.jp/

ミスチルほどマイラバは聞き込んではいないけど、
でも多分、2番目に聞き込んでいるアーティストだとは思うんだけど、
ミスチルとは似ているようで似ていない不思議な魅力がある。
12年前のファーストアルバムから4曲やっても古さを感じない。
まあもちろん、マイラバの場合、
ファーストアルバムほど最高でベスト盤ともいえる、
最高アルバムはないから致し方ないかもしれないけど、
ぜんぜん古さを感じないから不思議。

そしてある意味では、ミスチル桜井氏がめざしているような、
メッセージを歌詞にこめることなく、
日常の何気ないことを歌っているだけなのに、
何かこう、いろんなことを考えさせられてしまう、
akkoが醸し出すファンタジー的歌詞の世界と歌声。

何がリアルで何がファンタジーなのか、
何が現実で何がバーチャルなのか、
そんな境界を飛び越え、自由に行き来するakkoの魅力。
一方で、青く続く空と、緑一面の草原をイメージさせる、
壮大なスケール感のある楽曲。
akkoがいれば小林武史がいなくてもマイラバは奏でられる・・・。
そんなことをある意味では証明したライブだったようにも思えた。

バンドとも見事に溶け合っててすごくよかった。
akkoのキュートな高くて軽やかな声を引き立たせるかのように、
実はマイラバの楽曲って意外と低音がずしっと効いているんじゃないかと、
今日のライブを聞いていて思った。
ギターも今回のライブがはじめてだというのに、
CDにはないギターフレーズはマイラバワールドを引き立てるのに十二分だった。

驚いたのはキーボードにミスチルサポートメンバーのサニーがいたこと。
今、ミスチルもHOMEツアーがはじまったところ。
両方に出ているのかな?
マイラバもミスチルも5月にわりとコンサートがあるので、
意外な感じだったが、
小林武史という偉大なるキーボードの穴を埋めるために、
ミスチルサポートメンバーであるサニーを入れているというのは、
小林武史は少なくとも「公」の部分では、
akkoを見捨てたわけではないのかななんて、
どうしてもそのような方面が気になってしまう。
ほんとか嘘かわからないが、小林武史が会場に来て見ていたともいうし。

ともあれ、私にとって、マイラバファンにとって、
小林武史とのプライベートな関係がどうあろうとも、
マイラバ=akkoが以前の伸びやかな輝きを取り戻し、
精力的に音楽活動をして、
ミスチルとはまた違った音楽的魅力を届けてくれれば、
それが一番いいと思っている。

ほんと、マイラバいいです。
過去のアルバムとか聞き返しても、
すごく新鮮に聞こえるし、そしてとても切ない気持ちにもなれるし。
私が写真で表したいことを、見事に表現しているような気がする。

ということで、長くなりましたが、マイラバおすすめです。

※注:ミスチルほど聞き込んでいないため、曲目に誤りがあったらすみません。


by kasakoblog | 2007-05-16 21:45 | 音楽
2006年 12月 04日
突き抜けたバンド~メリディアンローグ
能力・才能のある人間はこうも違うものか・・・。
私ははじめて見るバンドのライブに圧倒されていた。
これは、マジ、すごい!
いつプロデビューしてもおかしくはないなと。

毎回、撮影しているライブイベント関連のバンドではなく、
ミクシィのミスチル好きつながりでマイミクになっていた、
メリディアンローグ涼さんから12/2・3のライブのお誘いが来た。
行くつもりだったが、当日、ライブに行こうか正直迷っていた。
写真展の準備は終わっていないし、腰は痛くなるし、
いろいろ仕事もためってしまっているし、
来るはずのチケットも来ないし・・・。

しかしそんな迷いを吹き飛ばす、ほんとすごい!素晴らしいライブだった!
私はライブハウスに通い詰めている音楽好きでもないし、
ミスチルばかり聴いている音楽のストライクゾーンはかなり狭いはずの私が、
はじめて聴くライブにこれほどの衝撃と感動と素晴らしさを覚えたのははじめてだ。
マジ、すごい!ライブが終わると、速攻で物販コーナーに行きアルバムを購入した。

バンドの名は、メリディアンローグ。
どんなにいいバンドでもいい曲でも、
はじめて聴くものって耳が慣れていないから、
いいって思うにはある程度の時間がかかるのが普通。

でもライブがはじまってすぐほんと度肝抜かれた。
ボーカル涼さんの、圧倒的な音域の広さと声量のすごさと、
そしてメリハリの効いた歌声にあっという間に虜になった。
XのToshiかLUNASEAの河村隆一かはたまたラルクアンシエルのボーカルか。
高音域で歌が圧倒的にうまい。

そしてボーカルの歌のうまさだけじゃなく、
それを支えるバンドのメンバーの演奏も素晴らしい。
ボーカルの歌のよさをつぶすことなくジャカジャカやらず邪魔せず、
でも盛り上げるところ、演奏で聴かせるところは、
余すことなくその力を発揮する、技術とバランスの良さ。

曲もすごくいい。はじめて聴くのに、こんなに引き込まれるなんて。
2時間のワンマンライブにもかかわらず、曲のレパートリーのよさと構成のよさで、
まったく飽きさせず、物足りなさも感じさせず、
そして観客をのせる見事な巧みなライブパフォーマンスで、
ライブ空間を一つにしてしまう、すさまじい魅力。

歌詞はあまり聞き取れなかったんだけど、
歌詞カードをみるとかなりの社会派で私の大好きな詩ばかり。
ライブを終わった後の涼さんはじめとするメンバーの腰の低さ、人柄のよさが、
音楽にもにじみ出ている感じがした。

音楽、演劇、写真、文章、イラストなどさまざまな表現手段があり、
そうした表現で食って行きたいと夢見る人たちが数多くいる中で、
どんぐりの背比べではなく、彼らは明らかに抜きんでた存在だった。

私は感服した。
またライブに行き、彼らのCDを全部買いたいと思った。
そんなの、プロのアーティストだって、なかなかそうは思わない。
もちろん音楽の嗜好は一人一人違うから一概にいえないかもしれないけど、
私を一瞬で虜にしたメリディアンローグというバンドは、
数ある無数のバンドとは決定的に違う、
圧倒的な魅力と輝きを放っていたことは確かだ。

ということでも音楽好きの方だったら、一度彼らのライブに行ってみることをおすすめします。
そしてきっと、近い将来、
彼らは多くの人々にその名を世に知られることになると私は確信している。

そんな素晴らしいライブにお誘いいただいた涼さん、ありがとう。
そしてミクシィでまた1つ、いい出会いができ、とてもうれしかった。

メリディアンローグ・ホームページ
http://meridianrogue.com/


by kasakoblog | 2006-12-04 20:03 | 音楽
2001年 05月 30日
Mr.Childrenのこの一曲
僕が最も好きなアーティスト、Mr.Childrenの曲で一番のおすすめは何かと聞かれたら、これはもう実に難問である。
すべてと答えるわけにもいかないし、かといって一曲に絞るのは相当難儀なことである。
大ブレークした「inocent world」もいいし、未だに名曲として名高い「抱きしめたい」。
20世紀最高のラブソングともいうべき「名もなき詩」に、壮大なテーマを歌い上げた「終わりなき旅」に、
最新シングル「NOT FOUND」まで、もう名曲をあげたらきりがない。
でもそんな中で僕が一曲だけ選ぶとしたら、アルバム「DISCOVERY」に収録されている「I'll be」を文句なくおすすめしたい。

「I'll be」はアルバムバージョン、ライブバージョン、そして全くテンポの違うシングルバージョンと3タイプあるが、
歌詞が最も心に響いてくるのはアルバムバージョンだろう。

閉塞された社会の中で、もっと自由に生きていけば、唯一の光を信じて生きていけば、
きっと目の前には無限の世界が広がっているんだよ。
「心にしてたアイマスクを外して」やれば、きっと目の前に自由な世界が広がっているんだよ。
一人一人の人間なんてほんとちっぽけな存在だけど、「明日はないぞってな具合に」開き直って力強く生きていこうよ。

失敗する事もある。うまくいかないことだらけだけど、「何度へましたっていい」。
不安や迷いや悩みを抱えながらも前に向って歩いていこうよ。
矛盾を背負い込みながら、決していい時代に生きているわけじゃないけど、もっと素直にもっと自由に生きていこうよ。

そんな意味の歌詞が、桜井君が伸びやかに自然につぶやくように歌っている。
はじめに聞いた時に、鼻歌かと思ったぐらい実に伸びやかに歌われている曲。
後向きな自分を素直に押し出させてくれる曲。
それは桜井自身が悩みや不安を抱えながらも、前向きに生きていこうと必死にもがいている様子が、
ファンにもよくわかるからではないだろうか。

「旅立とう 明日はないぞってな具合に」「当たり障りのない道を選ぶぐらいなら 全部放り出して」
この歌詞を聞いた時、僕は会社を辞めて旅に出ようと決心をつけた。
僕を旅立たせてくれた曲。
いいことばかりを描いた夢物語や理想論ではなく、こんなにも内向きで現実を見据えた上での力強い曲というのは、
桜井君でももう二度とは作れないだろうというぐらい、人生の一過程におけるある局面でしか書けないものだろう。

何度聞いてもこの曲には心が打たれる。


by kasakoblog | 2001-05-30 23:53 | 音楽
2001年 03月 19日
「PRIDE」CHAGE&ASKA
デビューからすでに20年以上。アルバム総数20枚以上を越す日本のビックアーティスト、CHAGE&ASKA。
「古くて新しい」-そんな彼らの膨大な曲の中から、ベストな一曲をセレクトした。
それは、1989年に出されたアルバムタイトルになっているも「PRIDE」という曲だ。
(シングルカットはされていない)

「SAY YES」「LOVE SONG」「めぐり逢い」など、ラブソングのヒット曲が多いチャゲアスだが、
心の内面をえぐるようなこの曲「PRIDE」は、ぐっと心に沁み込んでくる名曲中の名曲。
言葉を一つ一つ確かめるように、語りかけるようにゆったりと歌うASKAの声が、
ピアノ演奏中心のシンプルなサウンドゆえに、聞くものの心に響いてくる。

一挙に盛り上がりをみせるさびの部分は、ASKAの心の叫びが強烈に伝わってくる。
内面に秘められたエネルギーが一挙に解放されるようなメロディーは、内に詰まったものを解放してくれる。
どこかせつなく、それでいて心の底から湧き上がってくるようなパワーを感じさせる曲だ。

「抱きしめそこねた恋や夢」
決して前向きな詩でもなければ、強いメッセージが描かれた詩でもない。
むしろ別れやうまくいかないことばかりが描かれている。
にもかかわらず、前向きに生きていこうと想わせる力強さが、底に流れているのを感じることができる。

「心の鍵を壊されても 失くせないものがある」
どんなに追い詰められても、どんなにどん底に沈み込んでも、最後に譲れないもの、
自分の根本みたいなもの、それが「PRIDE」。

こういう曲っていうのは、陳腐なラブソングと違って作ろうと思って作れる曲ではない。
アーティスト自身の強い想いが、これだけ自然に出ている曲はそう数多くないだろう。
自分自身の心情を、ストレートに歌詞とメロディーに再現した素晴らしい曲だ。
アーティストの強い想いが曲に込められているからこそ、聞くものにパワーを与えることができるのだろう。

なおこの「PRIDE」は、最新ベストアルバム「VERY BEST ROLL OVER 20TH」に収録されているので、ぜひ一度聞いていただきたい。


by kasakoblog | 2001-03-19 01:46 | 音楽
2001年 03月 12日
「Days」MY LITTLE LOVER
名プロデューサー小林武史氏が自ら参加したバンドとして、売れるべくして売れたMY LITTLE LOVER。
95年デビューし、すぐに活躍。
98年までに12枚のシングルに4枚のアルバムを出し、精力的な活動を行っていた。

しかしボーカルAKKOと小林武史との結婚・出産のためか、98年以来、全く活動をしていなかったマイラバ。
僕らのマイラバを、小林武史がプライベートのために音楽活動を奪ってしまったような感じで、とても残念だった。
しかしやっと今年になって2年半ぶりに復活のシングルを出した。
マイラバの今後の活動に期待が高まる中、マイラバのベスト曲をセレクトしてみた。

数ある名曲の中でも、その解放感と伸びやかさで聞くものの心を癒してくれるベスト曲が、
98年、活動休止前の最後のシングルとなった両面シングルの片面「Days」。
「CRAZY LOVE」との両面シングルだったが、2曲目のためあまり知られていないのが残念。
両面シングルといえども、この曲を1曲目にすべきだったのではないかと思うほどの名曲だ。

「夏の北海道」キャンペーンソングにもなったこの「Days」。
ちょうどこの時、北海道に行ってこの曲を聞いたこともあって、北海道との結びつきが強いが、
北海道のどこまでも広がる大地のイメージとこの曲は絶妙にマッチしている。

広がる大地・解放感・地平線・伸びやかさ・・・
日常にいながら非日常世界へ夢想させるような旅音楽。
包み込むような声の優しさが心に響く。

どこかで子供の頃を思い起こすような懐かしさ・無邪気さが漂う歌詞。
メッセージ性は強くないが、背中から後押してくれるような歌。
「夢のようなDays、だけど夢じゃなく、この胸の中のリアル」と繰り返されるさびの部分が、
夢のような、現実の世界を目の前に浮かび上がらせてくれる。


by kasakoblog | 2001-03-12 01:55 | 音楽
2001年 03月 05日
「Every morning」華原朋美
最近、電波少年に出演するまで落ちて(?!)しまった華原朋美だが、
デビュー当時は歌姫と呼ばれたほどの抜群の歌唱力と、愛嬌のある天然ボケした彼女のピュアさが人気を博した。
「好きな芸能人は?」との、愚問だがよくある質問に、それまで答えに詰まっていた私だが、
華原朋美の登場により、答えに困らなくなった。
ファーストアルバム「LOVE BRACE」、セカンドアルバム「storytelling」はもちろん買ってよく聞いた。

ところがだんだん曲を出すにつれ、なんだかへんてこな歌にされはじめた。
小室哲也の悪い癖で、はじめはいいのに、だんだんおかしな方向にいってしまう。
鈴木あみなんていう超へたくそな歌い手に、曲がまわされるようになって、ともちゃんの曲はへんなものばかり。

さらに追い討ちをかけるように小室哲也と破局を迎えたことで、
まるで廃人になってしまったともちゃんは、多分ヤクづけになったのか、
もともとの天然ボケではなく、薬の影響もしくは精神的ダメージによる精神障害が出始めた。
わけのわからない言動や行動が見受けられ、見るも絶えられぬ姿になってしまった。
それ以来なんだか華原朋美の曲を聞く気がしなくなってしまった。

ところが最近、歌は下手になったが、随分精神の方は復調したようで、元気な様子の華原朋美を見て、
なんだか急になつかしくなってきて、華原朋美のベストアルバムを借りてきた。
シングルが網羅されているベスト盤で、華原朋美の曲の中でも最高傑作の「I'm proud」や、
突き抜けるような高音が心地よい「Save your dream」、歌詞がテンポ良く流れる「Hate tell a lie」の3曲は特に素晴らしいが、
一番気に入ったのは、シングルにはなっていないアルバムの曲「Every morning」だ。

実にリズミカルでテンポ感のある曲調がなんともいえない。
嫌な事があっても疲れた時でも、なんだか「さあ、今日もたたかうぞ!」みたいな勢いをつけてくれる曲。
日常の他愛のないたいしたことのない歌詞が、逆に軽快な曲とマッチしていて、曲に楽しさを感じさせてくれる。
途中の歌詞で「報告しなくちゃ」という部分のところで「ちゃ」を言い切る声の感じが、
ともちゃんの自然な人柄が表れているようでとても良い。

「We are getting better Every morning Every night」と繰り返すこの曲のように、
人間の人生も、世の中の経済も、社会全体の文明も、時がたてば成長するという神話が崩壊した今、
必ずしも毎日毎日が良くなっていく、成長していくということはありえないが、
「We are getting better」と力強く歌い上げる彼女の声を、今、最も必要としているのは、
私たちであり、また華原朋美自身なのかもしれない。

「好きな芸能人は?」と聞かれて「昔の華原朋美」と、
わざわざ「昔」をつけずに済むようになってほしいと、心から願っている。


by kasakoblog | 2001-03-05 02:02 | 音楽