カテゴリ:グルメ・ラーメン( 188 )


2001年 02月 12日

がんこらーめん

「灯台下暗し」とは実に至言である。
ラーメン探訪をしている僕の家のすぐ近くに、テレビでも紹介されているおいしいラーメン屋があったのだ。
なぜこの店に全く気づかなかったか?
それは外から一見してラーメン屋とわからないからである。
店には看板ものれんも全くなく、それどころか壁は一面黒いペンキで塗りたくられていて、
人の住んでいない空家か、あやしい暴力バーかといった感じなのだ。
その壁をよ~く見ると、骨がかかげられている。これが営業のしるしなのだそうだ。

スープの出来の悪い日は営業しないと書かれた張り紙に、中の見えないあやしい雰囲気。
そんな変わった店ということでテレビに紹介されたらしく、あちこちから客が来ているようだ。
僕の家からわずか歩いて2分。ラーメン探訪をしているこの僕が通り過ぎるわけにはいかんと、早速言ってみた。

カウンター10席ほどの店。外からラーメン屋とわからないせいか、並ばずにすぐに入れた。
来ている客は「スペシャル」か「チャーシュー」の1000円ラーメンを頼んでいた。
確かにものすごいボリュームがあったが、
1.ラーメンごときに1000円かかるのは、いくらうまかったとしても詐欺である。
2.このぐらいのものなら、ここから歩いて10分の「峰」にいけば800円で食える。
という二つの理由から却下し、普通のラーメン700円を注文し、お手並み拝見させてもらった。

出てきたラーメンは非常に透明感があり、スープも麺も実にうまかった。
さっぱりしたしょうゆラーメンでこれほどうまいものを出す店はなかなかないだろう。
みそ好きの僕でもうまいと思うのだから、しょうゆの好きな人にはたまらないかもしれない。

しかし、である。
具は貧弱で、量も少なかった。
ほんのちょっとのメンマとネギ。うまいチャーシューが2枚入っていたのはうれしいが、
この具の乏しさで700円はいかがなものか?

味噌一の650円みそラーメンには、実に様々な具が入っていて驚かされる。
もやし、キャベツ、ネギ、にんじん、かいわれ、チャーシュー、メンマ・・・
それと比べてしまうと、いくら麺とスープがうまくても700円出す気にはなれない。
だからここに来る人はみな1000円もするスペシャルやチャーシューを頼むのだ。

僕が思うに、この店は看板やのれんも一切出さず、中が全く見えない秘密めいたラーメン屋だから、
客が珍しがって来るのであって、もし普通のラーメン屋のように営業していたら、
これほど客は来ないのではないかと思う。
確かに味はうまいが、ここから歩いて10分もすれば、「峰」と「味噌一」という最強ラーメン屋があることを考えると、
残念ながら大したことはないなというのが感想だった。


by kasakoblog | 2001-02-12 00:58 | グルメ・ラーメン
2001年 02月 09日

おいしいカップラーメンを探せ⑦

このところ、おいしいカップラーメンに出会えなかった。
やっと久しぶりにおすすめできるおいしいものに当たった。
それが今日、紹介するエースコックの「旨味みそ 芳醇だし」178円である。

みそラーメンなのに、普通の液体スープだけでなく、調味油が入っているのに驚いた。
とんこつのカップラーメンには調味油が入っているが、みそで調味油を入れるカップラーメンというのは聞いたことがない。
調味油を入れると独特の臭さが辺りに充満する。
「ああ、こうやって変に気取ったことするから、かえってまずくなるんだよな」
と食べる前から失敗の予感を漂わせていた。

ところができて混ぜてみると、匂いの臭さは残っていたが、スープの味は意外にもさっぱりしていて、
それでいて旨味があっておいしいのだ。

そして麺を食べて「おっ!」と思った。
すごく柔らかくてするする入るのだ。
具はネギと1枚のチャーシューだけでちょっと寂しかったが、
散りばめられたネギが、シャキっとしたアクセントになっていて実に良い。

あっさりみそスープと柔かな麺に具のネギの三位が一体となって、食べていて心地が良かった。
これはこれは、久しぶりに大ヒットかな。


by kasakoblog | 2001-02-09 01:00 | グルメ・ラーメン
2001年 02月 05日

2大ラ-メン店を見習うべし

ラ-メン探訪は継続的に続けている。
今は基本的に雑誌に載せられている「うまい」と言われている店を中心に回っているが、
毎回、失望の連続といっても過言ではない。
もちろん、雑誌に載せられいるぐらいだから、まずいということはない。
しかし食べてみて思うのは「たいしたことはない」「普通だ」という感想ばかりである。

ただ味に関しては個人差もあるし、僕はそんなに味にうるさい方ではない。
にもかかわらず、なぜ低評価の店が続出するかというと、一番の原因は「値段」にある。

どこの店も高すぎる、というのが実感である。そのラ-メンの価値に見合った値段になっていない。
たとえば赤坂ラ-メンなんかは、ス-プの味でいえば味噌一と張るぐらいうまい。
でも味噌一は650円で赤坂ラ-メンは850円。
しかもス-プ以外の部分では味噌一の方がはるかに上。
もし赤坂ラ-メンが600円で出しているなら、ランキング評価は2ランクアップさせてもいい。
こういう店が非常に多いのだ。

あまりに失望が多く、土日はそのロスを取り戻すために、
最高傑作味噌ラ-メン、しかも650円という値段の味噌一に行くか、
800円で、この大食漢の僕が食い切れないと根をあげてしまうほど、
たっぷり特大チャ-シュ-が入った峰に行くかする。
この高円寺の2大ラ-メン店を知ってしまった僕にとっては、
他のラ-メン屋のほとんどが、それよりはるかにまずいか、値段が高いかなのである。

情けないラ-メンを出して高い金を取っている店は、峰のチャ-シュ-ラ-メンを一度食べてみることである。
800円も出すと、これだけのチャ-シュ-が入っているということを知れば、
1000円も払わせてちょっとしか入っていないチャ-シュ-ラ-メンを出していることを恥ずかしく思うだろう。
よく作り込まれた極上の味噌ラ-メンを650円で出している味噌一を知れば、
簡単に作ったラ-メンを800円とかで出していることを恥ずかしく思うだろう。

低評価だったラーメン店は、この2店を参考にして値段に見合ったラ-メンを出してほしい。
牛丼が290円の時代に、ラ-メンが1000円近くすること自体が根本的におかしいのだから。


by kasakoblog | 2001-02-05 01:03 | グルメ・ラーメン
2001年 02月 01日

梅干しラーメン

「幡ヶ谷名物梅干しラーメン」という看板にひかれ、入ってみる。
店の名は「ばんちゃんラーメン」。
赤坂見附、賑やかな繁華街の通りに挟まれた狭い路地にある。
19時過ぎに店に入ったにもかかわらず、客は誰もいなかった。
当然、名物梅干しラーメンを頼む。しょうゆと塩があり、塩味の梅干しラーメンを頼んでみた。

透明なあっさりスープに梅干しがたっぷりと入っていて、香りがとても良い。
塩の効いたスープに、さらっとした細麺はなかなか。
そこに梅干しが入っているのは、ラーメンとマッチしているとは言いにくいが、
その組み合わせのおもしろさと、体に良さそうなので、思わずたべいってしまう。

具はねぎとメンマと1枚のチャーシュー。
チャーシューは見た目は大したことのないが、食べてみると味がしっかりしみこんでいてうまかった。

飲み屋でしめに茶漬けを食べる代わりに、このさっぱりとした梅干しラーメンを食べたら最高だろうが、
たかが梅干しが入っているだけのラーメンで、850円の値段はどうかと思う。


by kasakoblog | 2001-02-01 00:33 | グルメ・ラーメン
2001年 01月 22日

ラーメン太陽(高円寺)

高円寺北口からすぐ近く。
高円寺に引越てきた当初から、駅から家まで歩く道程でずっと気になっていた店があった。
「麺ロード」という喜多方ラーメン屋の隣りにある、「太陽」というラーメン屋。
店は古そうだが、そのくせ店頭に電光掲示板をおいて「雑誌・テレビで紹介された店」などと、
四六時中流しているので「なんだこの店は?」といつも気になっていた。

今時雑誌テレビに紹介されたことを自慢する店なんてそうそうない。
だいたいうまい店は口コミでしっかり伝わるから、「雑誌に紹介された」などと宣伝しなくても人は入るのである。
そんなこともあって、気になってはいたが、避けていた店でもあった。

今日、夕食にラーメンを食べたくなって、22時を過ぎていたので味噌一まで歩くのは面倒だし、
前からチェックしていた高円寺の駅前にあるラーメン屋に行こうとしたら、定休日で閉まっていた。
仕方なくその代わりにこの「太陽」に入ったのだ。

当店自慢のごまみそらーめん730円を注文。出てきたらーめんは、オレンジ色に近いスープをしていた。
はじめに食べる一口に緊張がよぎる。おそるおそるスープを飲むと「これはいける。変わった味がしているけど」と思った。
スープは「工夫して作ってあるな」と感じさせる、味に深みと奥行きがあった。
それでいてしつこくないこってりさがあって、今までに飲んだことのないスープだった。

今度は麺と具をすすってみると、ここでもまた驚かされた。
スープがこってりみそなのに、具も麺もしょうゆらーめんを連想させるのである。
このミスマッチングが、なんともいえない味を醸し出している。

きざみのりがかかって、その風味がラーメン中に充満している。
具はメンマと少々のネギで、みそには大概入っているもやしが入っていないことが、しょうゆを連想させるのかもしれない。
若干、麺だけがスープとの調和にかける点はあったが、のりの風味漂い、しょうゆを連想させる具と麺でありながら、
スープは特徴のあるコクのあるみそという不協和が、何とも言えないおいしさを醸し出している。

これがいいのか悪いのかはわからない。
もしかしたらみそに合う具と麺にすればもっとおいしくなるのかもしれないが、
これはこれですごく変わっていて特徴があっていいなと感じた。

久々に「また行ってもいいかな」というラーメン屋に出会えた。
まあそれでも到底Sランクには届かない。結構いい線いってるけど。
もうちょっと具が豊富であることと、麺のレベルアップをすれば言うことはない。


by kasakoblog | 2001-01-22 00:45 | グルメ・ラーメン
2001年 01月 19日

おいしいカップラーメンを探せ⑥

日清の「武骨麺」。
この特異な名前に惹かれて買ってみた。
(カップラーメンを選ぶ時、結構ネーミングを気にしていることがわかった。
でもこれでよく失敗するんだよな・・・)

「武骨」の所以は、食べごたえのある太麺なのだそうだが、
たいした食べごたえのある麺とは思えなかった。まあ、普通の麺だ。
塩味のあっさり風味においしさを醸し出しているのがごま。
さっぱりしていてなかなか良い。

ただ気のせいかスープが時々変なにおいを発する。
芳香剤のような薬品くさいようなにおいがたまにするのは、調味オイルのせいか。
ちょっとくさくて気になった。

ごまとネギのかやくは、あっさり塩味スープに合っていて良いのだが、
それ以外に入っているかやくの肉がおそろしくまずい。
これだったらはっきりいって入れない方がましだ。

全体的にさっぱりあっさりしていていいが、それ以外にたいした特徴はなく、
値段も143円と安いが量は少なく、一食にするには物足りない。

結論からいえば、このラーメンの名が「武骨麺」という変わった名前でなかったら、
食べることはなかっただろう。


by kasakoblog | 2001-01-19 00:47 | グルメ・ラーメン
2001年 01月 13日

赤坂ラーメン

溜池山王駅から歩いて1分。立ち食いで食券制と、まるで立ち食いそば屋のようなラーメン屋。
だが、ラーメン本やラーメン雑誌の赤坂エリアには人気店として「屋台赤坂ラーメン」と必ず紹介されている。
平日夜19時半。店は意外にも混んでいなかった。そんなに待たず味噌ラーメンが登場。
ネギが入れ放題なのがうれしい。

まずスープを一口飲んでみる。
「うん!これは・・・もしや味噌一と張るかもしれん。かなり期待できるぞ」
濃コクのある味わい深いスープに大きな期待を胸に、今度は麺をすすってみる。
「やっぱりだめか・・・」

「やはり」である。またしても麺とスープがマッチしていないのである。
特にスープの味わいが深かっただけに、麺がスープと分離してしまっている味気なさが異様に目立つ。
さらに、せっかくたっぷりのもやしもひどい。ただラーメンの上にのせただけで、もやしが冷たいのである。
あつあつのラーメンに冷たい食感が混じると恐ろしく不快。

せっかくのスープも、分離してしまった具と麺のせいで台無し。
ちなみにチャーシューも1枚のっていたが、これはなかなかうまかった。
しかし1枚じゃな。うちから歩いて5分の「峰」に行けば、800円でうまいチャーシューが死ぬほど食えるのだから。

量は結構あった。そのせいか食べているうちに異変が起きた。
最後の方になって、やっともやしと麺がスープに同化して味がしみこんできたのである。
しかし時すでにおそし。
はじめっから具と麺とスープのハーモニーを奏でていればなあ。

まあしかしそれであっても、立ち食いで850円は高い。他のメニューは1000円を超える品が多い。
うまいんだろうけど、1000円以上もラーメンにお金を出すなんてこんなふざけた話はない。
かさこ内閣総理大臣に直訴して、800円以上するラーメンは作ってはならない法案でも通してもらおうか。

今、様々な業界で良い製品を低価格を提供している経済界の流れにおいて、
ラーメンの価格だけが異常に高騰し、グルメ化するのはまったくおかしな話。
本来なら500円ぐらいで手軽においしく食べられるのが、僕はラーメンの定義だと思う。

まあ同じ赤坂でラーメンを食べるなら、一点張りの650円味噌ラーメンを食べるよな、というのが結論。


by kasakoblog | 2001-01-13 00:25 | グルメ・ラーメン
2001年 01月 06日

新宿・源

新宿から歩いて15分。新宿御苑前の近く。
大きなのれんが目立つ北海道ラーメンの店。
元は「味源」という店名だったが、なぜか最近になって「源」に名前を変えた。

頼んだのは味噌ラーメン、700円。
新宿のラーメン屋は、どこも900円1000円が当たり前で、そんな高い値段ではラーメン屋としては失格だが、
ここの店は、新宿にありながら700円で食えた。
しかも結構具が入っていた。もやしもたっぷり入っていたし、他にネギも結構入っていた。
あとはチャーシュー1枚とワカメとメンマ。

味噌スープは、とんこつに近く、非常にまろやかでうまかった。
おかげでスープはなんなく飲み干した。
おいしいまろやかスープに、たっぷり入った具で、新宿にしては安い700円という値段はなかなか良い。

しかし唯一最大の課題は麺。
麺は札幌から直送しているというちじれ麺なのだが、麺とスープがマッチしてない。
せっかく札幌から輸送しているのに、おいしいスープと全然調和していない。
もったいない、というか残念なことだ。
かえってちじれ麺にせず、普通の麺にした方がおいしいスープにはまっていいのかもしれない。
それか麺にこだわりすぎて、スープと麺が協力せず、互いに味を主張しあってケンカしてしまってるのかな。
まろやかスープにあった麺を入れれば、ラーメンとしては最高なのだが。

新宿にしては700円という安い値段だが、とはいうものの新宿から結構歩く。
決してまずくはないし、スープもおいしく具もたっぷり入っていていいのだが、わざわざ食べにいくような店ではない。
まあ新宿で1000円のおいしいラーメンを食べるよりは、ここで700円のラーメンを食べた方が良いとは思うが。


by kasakoblog | 2001-01-06 00:31 | グルメ・ラーメン