カテゴリ:働き方

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2013年 05月 16日

朝の電車遅延リスクを想定内と考える、できる社会人の6つの行動パターン

朝、通勤電車が人身事故などで遅れるのは想定内のリスクですよね?
まさか批判している政府や企業と同様、
電車遅延リスクは「想定外だ!」なんて言いませんよね。
朝の電車が遅れるのは当たり前。
遅れることを前提に仕事管理するのがまともな社会人だ。

水曜日の朝8時過ぎ、JR有楽町駅で、
都内の会社員25歳が京浜東北線にはねられ死亡。
この事故で京浜東北線、山手線、
東海道線の計93本が最大で1時間6分遅れ。
約23万人に影響したという。

私も京浜東北線ユーザーで、会社員時代、
何度となく痛い目にあったが、
こんな時、鉄道会社に毒づいたところで、どうしようもない。
電車とはそういうものだ。
できる社会人なら、朝の電車遅延リスクを想定内と考え、
下記のことをすべきだ。

1:朝、家を出る前にネットで電車運行状況を確認する。

2:電車が遅延していたら無理に突っ込まず、
家なりカフェなりで仕事をするなり、本を読むなり、新聞を読むなり、
別のことをして、1時間ぐらいしたら駅に向かう。

3:朝一のアポイントは極力入れない。

4:午前中までにどうしてもやらなければならない仕事があるなら、
前日の夜に終わらせておく。

5:電車が遅れてもいいように、
家でも仕事ができるよう資料などを持ち帰る。

6:自宅などで仕事ができなくて、
でも絶対に午前中までにやらなければならない重要な仕事なら、
始発で行くか、前日、会社そばで泊まるべき。


当たり前の話だが、電車が遅れて仕事が滞ったら、
会社も自分も取引先もみんな迷惑するわけです。
重要なことは定時に行くことではなく、
電車が遅れようが仕事を滞りなく行うこと。
ならば最低でも上記6つのことはやるべきだ。

「そんなの無理!」というなら、
電車が遅れたら仕事ができませんとあきらめてもらうしかない。

上記6つについて、1つ1つ、詳細に解説していきたい。

■1:朝、家を出る前にネットで電車運行状況を確認する。

駅に行ったら電車が遅れていた!
これはバカです。
私も昔はバカだった。
でも京浜東北線ユーザーなので、何度となく痛い目にあったので、
京浜東北線を信用しなくなった。
そこで気づいた。
家に出る前にネットで遅延状況を確認すればいいんだ。
そうすれば駅に行ってから、どうしようと迷うことはない。

遅延情報が出ていたら、家から会社に電話かけて遅れますと連絡し、
家で仕事をして、1時間ぐらいしてから出かけるようにしたら、
仕事も進められるし、遅れている電車に苛立つこともなければ、
いつ再開になるかもわからないことに苛立つこともなければ、
動き出した非人間的な電車に乗らなくても済む。
ぜひみなさんも家を出かける前に遅延状況をチェックしてみてください。

■2:電車が遅延していたら無理に突っ込まず、
家なりカフェなりで仕事をするなり、本を読むなり、新聞を読むなり、
別のことをして、1時間ぐらいしたら駅に向かう。

家を出かける前には「正常運転」になっているのに、
駅に着いたら、その間に人身事故が起き、
大変な遅延状況になったということに、
京浜東北線ユーザーの私は何度もあった。

いつ運転再開になるかもわからない。
電車が来ても人であふれかえって乗れない。
やっと乗れた!と思ったのに、電車が詰まっていて、
駅間で何十分も無意味に停車する!!!

そこで私は学んだ。
遅れている電車に突っ込むのはバカなんじゃないかと。
突っ込んだところでたいして時間は早くならないんじゃないか。
それに気づき、近くのカフェで仕事のメールをチェックしたりとか、
仕事したりとか、本を読んだりとか、
自分のブログ記事を書くとかして、
1時間ぐらいして電車が正常に近くなり、
通勤客がはけたところで乗るようにした。
これものすごく快適です。

■3:朝一のアポイントは極力入れない。

朝一にアポイントを入れるのはバカです。
だって朝、通勤電車が遅れることはしょっちゅうあることだから。
「重要なアポがあるからなんとか行かなければ!」
と思っても、はっきりいってまず無理。
代替運行電車は激混みだし、タクシー乗り場は長蛇の列だし、
まず間に合わない。

だから重要なことは、重要なアポイントは朝一に入れないということだ。
どんなに早いアポでも10時半。
それより前の時間帯にはアポは入れない。
アポを入れるなら、相手が電車遅延で遅れてきても文句を言うなということだ。
入れた方が悪い。
電車遅延リスクを考えてないのだから。

私も一度とんでもない目にあった。
私は京浜東北線ユーザーなので、
取引先には「しょっちゅう遅れる電車なので、
極力朝のアポは入れないでください」といってあったのだが、
社長インタビューだったので、
どうしても朝9時からでないと時間がとれないという話になった。

「京浜東北線遅れなければいいが・・・」と思いつつ、
電車が遅れてもいいように現地に1時間前に到着するよう出発した。

しかし京浜東北線はそんな甘いものではなかった。
川崎ー蒲田間で電車が突如ストップ。
ろくに車内放送もないまま延々電車は止まり続け、
結局、車内で40分間、止まってしまったのだ。

1時間のバッファーなどものの見事になくなり、
その後も、電車遅延により、
電車はつまってるは、駅は人であふれかえっているわで、
どんどんどんどん遅れていく。

結局、30分遅れますとか確定的なこともわからないので、
その日のアポイントはなくなり、リスケになった。
「ああ、だから朝一のアポは危険なんだよ!」
以来、取材先などには強く電車遅延リスクの話をし、
極力、朝一のアポを入れないようにしてもらっている。
だってみんな迷惑しちゃうんだから、
だったら朝一のアポを入れなければいい。
ぜひみなさんも朝一のアポイントを入れるのはやめてください。
二度手間になったりするから。

■4:午前中までにどうしてもやらなければならない仕事があるなら、
前日の夜に終わらせておく。

これもよくありがち。
朝から会議がある。
会議で配る資料は翌朝プリントアウトして配ればいいと思ったら、
朝、電車が遅れて、プリントアウトできず、
「何やってるんだ!前日用意しておけ!」と叱られるパターン。

朝は電車が遅れる可能性大。
朝やろうなんて思わない方がいい。
午前中までんどうしてもやらなければならない仕事は、
できるだけ前日に終わらせておきたい。

■5:電車が遅れてもいいように、
家でも仕事ができるよう資料などを持ち帰る。

私はしょっちゅう遅れる京浜東北線に鍛えられ、
会社員時代、少しずつ賢くなった。

明日の昼までに提出しなければならない原稿がある。
電車がまともなら十分間に合うが、
万が一、電車が遅れた場合、大変なことになる。

そうだ、ならば電車が遅れても、
家なりカフェなりで仕事ができるよう、
資料を持ち帰ればいいんだと。

持ち帰ったけど、電車が遅れなかったので、
会社で普通に仕事をしたことが何度もあったけど、
時にまんまと電車が遅れて「資料持って帰ってきてよかった!」
と家やカフェで原稿仕上げて、メールしたことが何度かあります。

電車は遅れるもの。
だから遅れても仕事ができるよう資料は持ち帰る、
というのも電車が遅延しても仕事がスムーズにできる秘訣です。

■6:自宅などで仕事ができなくて、
でも絶対に午前中までにやらなければならない重要な仕事なら、
始発で行くか、前日、会社そばで泊まるべき。

いや、セキュリティ上、資料を自宅に持ち帰ることは不可、
という人は、でも午前中までに絶対にやらなければならない、
重要な仕事なんだ!という人は、
始発で行くか、前日、会社そばで泊まるべき。
だってそうでしょ?
家に持ち帰れなくて、でも絶対にやらばければならないのなら、
そうするしかない。

というか本当に重要な仕事についている人ならそうしているはず。
電車が遅延するかもしれないのに、
のん気に定時ぎりぎりに到着するようなアホなことはしない。
だって大事な仕事なんだから。

ほんとに重要な仕事なら、前日泊まるか始発で行き、
絶対に遅れない時間管理をすべき。
別に始発に行って、会社が開いてないなら、
近くのカフェで新聞読むなり本読むなりしてればいい。

ちなみに私は25歳~27歳までの間、
通勤ラッシュがいやだったので、
9時半定時の編プロだったが、
いつも7時半には会社そばに到着し、
近くのマックでノートワープロを広げて、
仕事とは関係のない、自分のブログの原稿などを書いたりしていた。
そうやって時間管理すればいいんです。

・・・・・
みっともない政治家や企業みたいに、
できる社会人のみなさんは電車遅延を「想定外」なんていわず、
いつ起きてもおかしくはない想定内のリスクとして、
朝、電車が遅延しても滞りなく仕事ができるよう工夫すべき。

それが金をもらって仕事しているってことでしょ。
定時に行くことが仕事じゃない。
定時ギリギリに到着する電車に乗りさえすれば、
電車が遅れても自分は悪くないという問題じゃない。

いまやスマホやノートパソコンなど、
便利なデジタル機器があるのだから、
やろうと思えばいくらでも工夫して、
電車遅延リスクをヘッジする仕事の仕方ができるだろう。

・スマホ時代の働き方~定時しばりの意味のなさ
http://kasakoblog.exblog.jp/18304569/

・人生で通勤に費やす時間は2年2カ月~在宅勤務を進めるべき
http://kasakoblog.exblog.jp/19823258/

・6/15(土)「好きを仕事にするブログ術」講演
http://www.sanctuarybooks.jp/eventblog/index.php?e=608

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by kasakoblog | 2013-05-16 00:28 | 働き方
2013年 05月 13日

夫急死を契機にブログに力を入れて今は楽しく暮らす女性音楽家

2008年、夫が突如入院することになり、1カ月で急死した。
52歳の若さだった。
これから教育費のかかる中学生と高校生の娘2人がいた。
住宅ローンも残っている。
吉井江里さんは主婦を務めるかたわら、
音楽指導の仕事などをしていたが、
月7万円程度の収入しかなかった。

突然の急死に頭が真っ白になった。
どうしよう。これからの人生。
お金は?生活は?子供たちは?

とにかくいろんな人に会って、
アドバイスを聞いてみようと情報収集をした。
1つの結論はホームページとブログの情報発信に力を入れることだった。

これまでブログをやっていたが、
別に仕事のためにやっていたわけではなく、
なんとく周囲に誘われるまま、
「どこどこに行ってきました」程度の日記を上げるだけだった。
それに、吉井さんの受講生の多くは、
60~80歳ぐらいの高齢者のために、
ネットで情報発信をしても効果はないとも思っていた。

ところがホームページを立ち上げると、
ネット経由の問い合わせが格段に増えた。
しかも若い人だけでなく高齢の方も圧倒的に多い。
高齢の人はネットを使えないなんて思い込んでいたが、
実際にはそんなことはなかったということを思い知った。
そしてネットのすごさを知った。
岡山という地方でなんか、音楽の仕事には限界があると思っていたが、
そんなことはなかったのだ。
営業努力、宣伝努力が足りなかったことと、
その方法が間違っていただけだった。

同じ音楽家仲間には自らネットなどで宣伝することを、
「恥ずかしい」と感じる人も多かったという。
でもそんなことはない。
歌をならいたい人がネットで検索し、
そこにヒットして興味を持ってくれる。
当たり前の話がネットにはあった。

夫がなくなってネットでの情報発信を強化し、
音楽の仕事を軌道に乗せようとしていたところ、
私のブログ「つぶやきかさこ」をたまたま発見し、
「毎日ブログで情報発信せよ!」という話に勇気をもらったという。

以降、ブログの情報発信にも力を入れた。
単なる日記だけでなく、
受講生が興味を持ってくれるような音楽の話や、
日々の活動内容などを中心に更新を続けた。

「受講生が結構読んでくれているんです」と吉井さんはいう。
ブログの情報発信も加わり、
受講生とのコミュニケーションも深くなり、
いい循環が生まれ始めた。

今、娘は2人とも都内の大学生。
でも自分の仕事で教育費もなんとかやれている。
「でも必死でアップアップで仕事をしている感じはなく、
むしろ毎日が充実していて楽しい」という。
ここにもホームページやブログがきっかけで、
人生を変えた人がいた。

この吉井さんの素晴らしいところは、
謙虚に人のアドバイスを聞ける姿勢があることだ。
若い頃、ホテルのラウンジでピアノを弾く仕事の打診があり、
オーディションを受けたが「君はぜんぜんダメだ!」とダメ出しされた。
「歌謡曲1000曲収録された本と外国の曲1000曲収録された本を買い、
それを繰り返し弾くぐらいのことをしなければダメだ」と言われた。
なにくそという気持ちもあったが、
当時1冊5000円もしたので買うのを躊躇したが、
これができなければ前に進めないと考え、購入し、毎日のように練習した。
「若い頃に苦労し、自分に投資した分が、
今、私の技術や貯金となって生きている」と話す。

ピアノの伴奏の仕事をしていた時のこと。
渡された楽譜をすべて覚えていっても、
本番でやるのはすべてではない。
「だったらやる曲だけ練習すればいいのに。無駄だな」
と思っていたところ、ある人からこうアドバイスされた。

「無駄だなんて思っちゃいけない!
このおかげであなたのレパートリーがどんどん増えるんじゃないか。
ありがたくいろんな曲を練習すべき」
そう言われて考え方を変えることができた。

こうして時に厳しいアドバイスも素直に聞き、
自分のこれまでの考え方を変え、貪欲に吸収してきた。
「いくらネットで発信がうまくても、
技術がなければお客さんはついてこない。
今も日々新しいことを勉強し続けています」という。

夫のまさかの急死。将来の生活不安。
でも今はとても楽しく暮らしている吉井さん。

「育児も家事も看病もいろいろ大変だったけど、
でもずっと好きな音楽を続けてこれたからこそ、
がんばれてこれたんだと思う。
私は好きなことが仕事になっているけど、
別にそうじゃなくてもいい。
好きなことがあれば人はがんばれる。
それにどんなに絶望的な状況でも、
やり方を工夫すればどうにかなるもんだと実感した」

「岡山に2泊します」とつぶやいたところ、
吉井さんからメールをいただき、お会いすることに。
はじめてお会いするので、私はどんな方なのか、詳細には知らなかったが、
まさかこんな話があったとは。
※全国各地、世界各地方々出歩いてますので、
タイミングあえばぜひお会いしましょう。

本当の今の時代、人生を切り開くには、
ネットでの情報発信に尽きると思う。
そしてお金になるならないに関係なく、
好きなことを続けることだと思う。

そんな幸せで楽しく暮らせる人を増やしたい。
そんな思いで6月15日に「ブログ活用術」の講演します。

・6/15(土)「好きを仕事にするブログ術」講演
http://www.sanctuarybooks.jp/eventblog/index.php?e=608

・吉井さんホームページ&ブログ
http://sotto-voce.petit.cc/

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by kasakoblog | 2013-05-13 23:37 | 働き方
2013年 05月 07日

横浜待機児童ゼロは嘘でなかった話とノマドだからできるイクメン生活

「かさこさんは自宅で自営で働いているんですか?
それじゃあランクは下がるんで、保育所入所は難しいかもしれません」といわれ、
ならば形式上、東京都内にでも事務所を借りてることにすれば、
ランクが上がって保育所に入れられるのかとか思ったりもしたが、
そんないかさまをしなくても、
0歳児のわが子の保育所入所が決まって驚いた。

「横浜市待機児童ゼロ」というニュースを見た時、
「うちは無理みたいですけど、
そういうのはカウントされないんですか?」と思ったが、
どうやらマジで横浜市はすごいみたい。
自宅で自営=ノマドをしている私ですら、
入れてもらえたのだから。

妻は職場に5月から復帰した。
そこで世間的にも表面的にも、
家で平日からぷらぷら遊んでいるとみられがちな、
暇なんでしょと思われがちなフリーランスの私に、
保育所の送り迎えの役回りが回ってきた。

今日も送り迎えに行けて、
ほんと会社を辞めてフリーになってよかったなと思った。
なぜなら会社に勤めていたら絶対にできないからだ。

でも不思議に思う。
私の仕事は会社員時代と何ら変わりはない。
やっている仕事の内容はまったく変わっていないのに、
会社員勤めを続けていたら、平日子供に接する時間は皆無なのに、
同じ仕事をしているのにフリーなら、送り迎えもできるし、
かなり一緒にいれる時間も多い。

もちろん100%在宅勤務なわけではなく、
仕事柄、打ち合わせや取材、出張なども多いので、
送り迎えができない日もあるが、
会社員だったら問答無用で不可能だったことに比べたら格段の差だ。
それにフリーになってから、
朝一のアポイントは極力入れないようにしている。
なぜなら朝は電車遅延リスクが多いからだ。
できるビジネスマンは朝一のアポイントを入れない。
通勤電車が朝、遅れるのは、確率としてかなり高い、
想定内のリスクだからだ。

ただ正社員時代とは異なり、働く時間帯は異なっている。
お迎えに行き、食事をさせ、お風呂に入れ、寝かしつけるまでの、
かなり難儀な夕方から夜にかけての時間帯は、
子供から手が離せなくて、仕事がしにくくなる。
21時ぐらいにやっと寝た後、
21時~24時ぐらいまで一仕事するスタイルに変わった。

でもそのおかげで子供が小さい頃に、
父親として育児にかかわれる(=イクメン)のはとてもうれしいことだ。
もし正社員のままなら、家を7時半過ぎに出て、
どんなに早くても帰ってくるのは20時か21時だから、
ほとんど子供と接する時間がない。

本来なら、フリーランスなんかじゃなくても、
正社員なら男性の育児休暇は認められている。
しかし2011年度の男性育休取得率は前年度の倍増で過去最高!
なんて騒いだところで、たったの2.63%。
制度の形がい化もいいところだ。
実際に今、正社員の男性が育休制度があったところで、
取得することは難しいだろう。

憲法違反している政治家が憲法改正を論じているように、
日本には契約観念や権利観念がまるでない。
法律や制度はお飾りに過ぎない。
制度があったところで実務上、
とても取れる雰囲気ではないのは、
現状の取得率低さをみればよくわかる。
というか有給休暇すらまともに消化させない日本企業が、
都合のいい時だけグローバルスタンダードを持ち出すくせに、
企業にとって都合の悪いことは欧米とは比較しない。

いや、もちろん「イクメン」なんて言ったところで、
母親に比べたら父親なんて手伝い程度に過ぎず、育児負担は少ないし、
母親の役割は圧倒的に父親よりも重要だと、個人的には思っているが、
だからといって母親だけに全部丸投げし、
父親がかかわる余地がないというのとは大きく違うかなと。

そういえば、紙幣をバラまいたから株価が上がって、
浮かれている安倍政権は、
正社員切りをするのが本当の目的なのに、
建前上はワークライフバランスを優先するためにと称して、
限定正社員なる名ばかり正社員、
実態は派遣社員を普及させようと画策しているらしい。

でもワークライフバランスうんぬんというなら、
正社員の在宅勤務化(ノマド化)を奨励すべきだ。
通信環境の発展やデジタル機器の高度化で、
家にいながら仕事ができる環境が十分整っている。
限定正社員とか限定じゃない正社員とか言っていないで、
スマホ普及時代に無意味な正社員の定時しばり、オフィスしばりなんかやめ、
在宅勤務を進めればいい。
そしたら無駄な通勤ラッシュも減るし、
男性も育児にかかわる時間もとりやすくなる。
男性の育児参加ができれば、
女性も育児か仕事かの二者択一を迫られることなく、
もっと選択肢が増えるのではないか。

そもそも「限定正社員」なる言葉が出てくる背景には、
いかに今の正社員が無限定に拘束されているかということに他ならない。
私のような職種の場合、
営業時間が決まっているリアル店舗の販売員でもないし、
時間拘束が重要な仕事の1つである警備員的な仕事でもないわけで、
別に正社員だろうがフリーだろうが、
定時しばりなんてまったく意味がないわけだ。
定時しばり無意味な職種から、
どんどん在宅勤務を進めていくことこそ、
ワークライフバランスの改善とか、
女性の社会進出支援とか、
待機児童問題の解消とかにつながるのではないか。

ただ在宅勤務に強烈な拒否反応をしている人がいるのはわかる。
なぜなら在宅勤務にすると、仕事内容の成果が、
露骨にわかってしまうからだ。
定時しばりなら、仕事をろくにしなくても会社に出社することが仕事になる。
仕事ができないせいで仕事が遅くても、
そのおかげで残業代が稼げたりもする。
会社にいさえすれば、仕事ができる人間に仕事を押しつけ、
さぼっていてもそれほど目立たない。

ところが在宅勤務になるとそうはいかなくなる。
会社にいる拘束時間で評価がされるのではなく、
仕事内容や仕事量そのもので評価されるようになってしまう。
だから仕事ができない人間やさぼっている人間にとって、
在宅勤務とは何が何でも阻止したい制度だろう。
台風だろうが原発事故が起きていようが、
けなげに定時に出社することが仕事という方が、
よっぽどラクだからだ。

だから日本って生産性が低いんだと思う。
本当の意味での成果で仕事を評価していない。
シビアに仕事内容で評価せず、
社内の受けの良さとか付き合いの良さみたいなことで評価しがち。
結果、無駄な社内調整、社内政治が増え、
成果物はたいしたことがないという悪循環を繰り返している。

中学生や高校生レベルと同じ話で、
教室に先生がいないと勉強ができずさぼってしまうような、
自己管理がきちんとできない人間にとって、
仕事の成果が客観的にわかってしまう在宅勤務は、
正社員切りされかねない材料を提供してしまうことになりかねない。

仕事の生産性という意味でも、いろんな意味でも、
できる職種から在宅勤務を進めたらいい。

※ただ女性陣に気をつけていただきたいのは、
他の家庭の夫と比べて、
「だれだれさん家の旦那さんはあんなに育児手伝ってるのに!」
みたいな比較によって怒り、夫に育児を強制させるように促すのは、
はっきりいって百害あって一利なし、
まったくの逆効果なので、やめた方がいいです。

育児に非協力的な男性をパートナーに選んでしまった、
自分の選球眼のなさを恨むしかないと思います。
自発的に育児に参加しない男性に、
無理やりさせても何もいいことはない。

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by kasakoblog | 2013-05-07 23:02 | 働き方
2013年 05月 02日

A4ペラで活動内容をまとめてみよう~手書きラフのすすめ:セルフブランディング術

自分の仕事内容や活動内容をA4・1枚でまとめてみてください、
といわれたら、簡単なようで結構難しいと思う。
でも企画書でも会議資料でも、
プレゼン資料でも営業パンフでもそうだけど、
できるだけコンパクトに、枚数少なく、
端的にまとめた方が、他人にはわかりやすい。

フリーになったので営業活動の一環として、
7/3~7/5にクリエイターEXPOというイベントに出展する予定でいる。
そこの事務局から出展者はホームページに、
A4サイズ程度のPRチラシを載せられるので、
希望者は作成して送ってくれとのメールがきて、
さあ作ろうと思ってパワポを立ち上げたのだが意外と難しい。

パワポ上でああでもない、こうでもないとやっているのは、
思考回路が遮断されてしまうのか、
なかなかこれといったものができない。

そこで普段仕事でしている編集の基本に戻って、
紙ベースでラフを書いてみることに。
すると思考回路がすっきりし、
パソコン上と違い、紙のメモだから、
完成形をいきなり作ろうとせず、
失敗してもいいやという柔軟な発想に切り替わるせいか、
すすすっとラフができあがる。
はじめっからラフ書けばよかったんだと思い、
それに当てはまる写真をピックアップし、
文字色と文字の大きさを調整してできた。

この手のものを作る際に、
なぜなかなかできないかというと、

・あれもこれもいっぱい入れようとしてしまう
・何に重点を置くかがはっきりしていない
・誰に向けて何のために作るのかがはっきりしない
・いきなり完全なものをパソコン上で作ろうとする

といったことが主な原因ではないか。

かさこマガジンのような冊子なら、
あれもこれも入れられるが、
A4ペラというとそうもいかないので、
自分が今できることでかつ、
自分が今後も仕事として、
重点的にしていきたいことに絞ろうと考えたら、
4つの柱が浮かんだ。

あとは絶対に写真なりイラストなり、
ビジュアルがあった方がいいなと思ったので、
それぞれに合う写真を選び、
端的に解説したらあっという間にできた。

表題はセルフブランディング術講演でも解説したように、
キャッチコピーと肩書きとペンネームがあるので、それを記載。
これを見て興味を持った人がもっと知りたいとか、
連絡先はどこだろうと思った時のために、
「受け」としてホームページを最後に掲載しておく。
PDFファイルでWebにアップされるので、
URLを入れておけば、見た人がすぐに飛べるわけだし。

というわけで、ぜひみなさんも、
仕事内容や活動内容を1枚にまとめてみてはどうでしょうか。
やってみることで、自分の活動が整理し、
他者に対して何がアピールポイントなのか、
自分は今後どんなことをしていきたいのかなどが、
明確になると思います。

最終的にパソコンの何かしらのアプリケーションで作成するにしても、
まずは裏紙とか使って、落書きのつもりで、
紙に書いてみることをおすすめします。

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by kasakoblog | 2013-05-02 12:19 | 働き方
2013年 04月 29日

GWが退屈で仕事に逃げる病

さすがはゴールデンウイーク(GW)。
仕事のやりとりメールがほとんどこなくなった。
GWぐらいは休みたいという人が多いんだと思う。
いいことだなと思う。

普通の土日だと、相手が会社員だろうがフリーランスだろうが、
オフィスや事務所に出社しているかはともかく、
休日でも仕事メールのやりとりは結構くる。
今までの時代だったら考えられなかったことだが、
スマホが普及し、会社メールを自宅や外出先から、
チェックしているからだろう。

ただ一方、GW前半3連休、後半4連休、
間の平日も休める人は10連休になるわけだが、
「やることもないし、仕事でもするか」
と思ってしまう人もいるのではないか。

GW明けまでどうしてもやらなければならない仕事なら、
GW中にやるのは当然だとしても、
でも別にそんなに急いでいるわけでもなく、
平日に出社してそれからやっても十分間に合うような仕事なら、
GWやることがなくて暇だから仕事をして時間を潰してしまえ、
というのは私個人的にはよくないことだと思う。

平日になれば否が応でも仕事の電話やメールがかかってきて、
仕事をせざるを得なくなる。
でもこの長期休暇は緊急性のある仕事以外は、
ぱったり連絡がこないのなら、
日常業務をこなすことではなく、
普段できないことに時間を使いたい。

何もせずだらだら家で過ごし、休むのもいいだろう。
読書や映画を楽しむのもいい。
すぐに役立つわけでなくても、
仕事にプラスに勉強なんかをしてもいい。
ぷらっとどこかに散歩したり、日帰りでも小旅行してもいい。
家の大掃除&断捨離してもいいだろう。

日本人は勤勉性への強迫観念からなのか、
長い休みを有意義に過ごすことが下手なのではないかと思う。
だから仕事に逃げる。
仕事をしていれば時間が潰れるし、
対外的にもかっこがつくからだ。

先日こんな話を聞いた。
もう60歳過ぎで退職が近づいている会社員は、
仕事を辞めた後の楽しみにと、ガーデニングを始めてみた。
はじめはおもしろかったが、わずか数回で飽きてしまった。
そんな途中で辞めてしまうわけにはいかないが、
「仕事が入ったからできない」という言い訳ができれば、面目が立つ。
それに何より仕事をしていた方が落ち着く。

そこで退職間近なのに、
若い人の仕事を率先して取り上げ、
「俺は仕事が忙しいからガーデニングなんかやっている暇はない」
と悦に浸っているのである。

悲しい人生だなと思う。
仕事しかやることがない。
趣味を始めようにも、今まで取り組んでこなかったから、
楽しさがわからない。
いまさら家族と一緒に何かしようなんていったところで、
今まで仕事一本で家庭をかえりみてこなかったから、
家族の視線は冷たい。
結果、金銭的に働く必要がなくても、
仕事しかやることがないのだ。
こういう人たちがいつまでものさばっているから、
余計に若者に仕事が回ってこず、
時代遅れなサービスが割高なまま提供されたりしている。

そんな悲しい人生にならないためにも、
せっかくの長期連休は、
緊急性がなければ仕事以外のことで、
楽しめることに打ち込みたい。

※私は昨日、日帰りで0歳児を連れて、
静岡の祖母の家に行ってきました。
ずっとおばあちゃんに子供の顔を見せてあげたいと思いつつ、
普段ではなかなか時間がとりにくいのでと思い、
前日に行くことを決めたものの新幹線の指定席予約はとれました。


*かさこおすすめの本コーナー作りました。
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by kasakoblog | 2013-04-29 10:13 | 働き方
2013年 04月 27日

ノマドって新幹線でパソコン開いてるリーマンのことですが

ノマド=フリーランス?
ノマド=カフェやコワーキングスペースで働く人?
ノマド=海外を転々とするハイパーノマド?
バカじゃないの。
ノマドっていうのは、平日の東海道新幹線で、
必死こいてノートパソコンにしがみついてる会社員のことでしょ。
ノマドっていうのは、会社を退社した後も、
スマホやケータイで仕事のやりとりしている会社員のことでしょ。
ノマドに対するあまりの誤認が、
おかしなノマド幻想を生んだり、
おかしなノマド批判を生む風潮になっている。

昨日、ヤフーのトップニュースに、
「ノマド時代 必要なスキルとは」というタイトルがあった。
「非エリートでもハイパーノマドになれる」という記事だ。
エリートとかハイパーとか意味わからん。
この記事には大石哲之著の『ノマド化する時代』を、
「ノマドを語るのであれば欠かせない好著である」
と書いていたが、ちょうどその本を読んでいたが、
示唆に富む内容は多いが、
ノマド化とグローバル化をごっちゃにし、
きちんと内容や構成が整理されていない、
ただノマドっぽいものを取材してならべましたというだけの、
非常に残念な内容の本だった。

この記事にしてもこの大石氏の著書にしてもそうだが、
世界を股にかけるハイパーノマドなんて、
はっきりいって幻想に過ぎないし、
何も今にはじまった話ではない。
大企業の社員が海外転勤して転々とすることと、
外形的には何ら変わりない。
それをいかにもかっこよさそうに、
「ハイパーノマド」とかいう言葉をつけて、
ノマド幻想を煽るのはやめた方がいい。
そんなものはいつの時代もごくごく少数の人に限った話であって、
一般化できる話ではない。

ましてやハイパーノマドが成功しているともいえない。
ローカリジェーションができないからだ。
アメリカのビジネスモデルをそのまま日本に持ってきても成功しないし、
シンガポールでアジア統括しても、
日本や韓国や中国それぞれ各国事情が違うわけで、
形上は世界をまたにかけているように見えるが、
ハイパーになっても失敗している企業や人材はあまりに多い。
(外資系金融機関の広告関連の仕事をしているので、
シンガポール拠点や香港拠点が、日本のビジネスを理解せず、
日本に合わないものをグローバルという名のもと、
押し付けようとしている場面に何度もでくわしている)

そもそも企業のグローバル化を、
ノマド化という言葉に置き換えるから論理がおかしくなる。
日本企業が本社をシンガポールに移転し、
シンガポールで働けばノマドなのか?ハイパーノマドなのか?
とんでもない誤解だ。
別に東京で働くのがシンガポールに変わっただけで、
未だに場所に縛られている。
場所に縛られている限りノマドではない。

本来的な意味でのノマドやハイパーノマドとは、
本社だとかオフィスだとかそんなものはないことだ。
それこそがノマド=遊牧民=場所に捉われない生き方・働き方であって、
海外を転々として働けばかっこよさそうだが、
別にオフィスに縛られている限りノマドでもなんでもない。

グローバル化し、世界がフラット化すると、
各国の物価差異が小さくなる。
今はアジアに行けば安い物価で過ごせるからといって、
安い物価の国に住み、高い物価の国の仕事をする、
「ハイパーノマド」的なことは可能だが、
中国だってここ数年で賃金が急上昇しているように、
各国の物価差異を利用したイカサマ国際分業というのは、
グローバル化、フラット化すれば少なくなっていく。

となれば言語の壁や文化の壁がある、
住みなれない海外にわざわざノマドとなって、
移る必要はないわけで、
むしろグローバル化、フラット化が進み、
テクノロジーが進化すればするほど、
人は移動する必要がなくなるのだ。

私がノマドを賞賛し、推奨しているのは、
世界を渡り歩くハイパーノマドになれってことではなく、
ものすごく極端にいえば、
会社員にも在宅勤務を認めろよって話に過ぎない。

上述のように、今の会社員の多くはすでにノマド化している。
移動中も帰宅後も休日中も、
スマホ、ケータイ、パソコンがあるために、
仕事に追っかけまわされる。
私はフリーランスで自宅で仕事しているから、
別に24時とか25時とかに仕事をしていることは普通にある。
別に仕事熱心とかなわけではなく、
平日の昼間に私用を片づけ、夜の方が集中できるから、
そんな働き方をしているに過ぎない。
でもそんな夜中でもメールを送ると、
取引先の会社員の方からチャットのように、
返信がかえってくることが当たり前の時代になった。
帰宅した後も自宅で仕事しているのだろう。

ならば、平日定時にオフィスに出社する意味は、
ほとんどないよねって話。
今の会社員が悲惨なのはオフィス勤務時間に縛られながら、
テクノロジーの進化のために、
勤務時間外でも仕事の対応をせざるを得なくなっていること。
だったら帰宅後だろうが休日だろうが、
スマホで仕事をさせるかわりに、
平日、オフィスに強制的にこさせるのをやめさせなさい、
すなわち在宅勤務を含めた会社員のノマド化をしたって、
いいじゃないかって思っている。

そうすれば人生の中で2年2カ月もの時間を費やす、
通勤ラッシュなんて無駄なことに時間を使わずに済むわけで、
企業としてもオフィスや交通費という、
コストを大幅に削減する余地が出てくる。
地方転勤だとか海外転勤なんて、
現代版参勤交代みたいなことをしなくても、
ノマド化=つまりどこでも働けるわけだから、
海外を渡り歩く必要なんかまったくなく、
地方の辺鄙なところで仕事をしていてもいい。

そうすればライフワークバランスの改善とか、
地方過疎化の問題に歯止めだとか、
親と同居して住めることで、
育児とか介護の問題が解消されたりとか、
都市やオフィスに出ていかなくても働けることで、
社会構造がいい方向に変わる可能性があるからこそ、
私はノマドを推奨しているわけで、
みんながみんな、ハイパーだろうが下層だろうが、
場所に振り回されて、インドに行ったりベトナムに行ったり、
アメリカに行ったりシンガポールに行ったりなんて、
そんなくそ面倒なことしなくていいだろうって話だ。

またハイパーノマドになるためには英語が必要だ、
なんてことも書いてあってげっそりするわけだけど、
この先の未来を語るなら、
ほんにゃくこんにゃくは当たり前の時代になり、
ビジネス上の大半の仕事のやりとりは、
語学ができなくてもテクノロジーが解決しているだろう。

もういい加減、ノマドはカフェで働く人だとか、
ノマドは世界をまたにかけて働くハイパーノマドだとか、
そんな情けない恥ずかしい記事を、
ヤフーのトップニュースであげるようなマネはやめてほしい。
そんなことしているから、実態を把握しない、
ノマド幻想派とノマド批判派に二分されてしまうのだ。

新幹線でパソコン開いているサラリーマンや、
駅でケータイで電話しているサラリーマンこそ、
ノマドだってことから出発しないと、
おかしなノマド論議は延々続く。

スマホをはじめ通信機器やデジタルデバイスの進化で、
オフィスに行かなくても働ける人が増えてきた。
そういう人たちを会社員だろうがフリーランスだろうがノマド化しましょう。
そうすれば社会はより効率的になり、
時間の無駄なく、平日すいている時に私用を済ませて、
休日でも帰宅後でも仕事をしたっていいわけだし、
オフィスにいなくてもカフェなんかにいかなくても、
自宅で仕事すればいいよねっていう、
そういうノマド論であってほしいと考えている。

・人生で通勤に費やす時間は2年2カ月~在宅勤務を進めるべき
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by kasakoblog | 2013-04-27 17:11 | 働き方
2013年 04月 26日

家入ロゴ問題にみる業界にはびこる指示なき発注者の横暴

「制作のプロの方に頼めば安心ですね!
好きなように作っていただければいいですから!」

広告・編集制作業に携わっていると、
たまにこういうクライアントに出くわすことがある。
最も気をつけるべきタイプだ。
だいたいこの手のクライアントは、
往々にして後でもめる。

「クリエイティブ」なんていったところで、
別にアーティスト(芸術家)になるわけではなく、
基本、社会に受け入れられる範囲のもので、
クライアントが望むものを作るのが仕事だ。
こちらから提案ももちろんするが、でも最終的には、
自分が作りたいものを作るのではなく、
客が作りたいものを作る。
それがクリエイターの仕事だ。
いくらクリエイターが「これがいい!」といったところで、
客が気に入らなければ「仕事」としては「失敗」だ。

そういう業界にいる中で、
「好きなようにやっていい」というのは、
非常にうれしい言葉なのだが、
これを額面通りに受け取るのは危険だ。
だいたいこの手のクライアントは、好きなように作ったら、
「なんか違う」「こんなんじゃない」
「ほんとはこうして欲しかった」などと文句を言う。

しまいには「手を抜いたんですか?」とか、
「こんなんじゃ金は払えませんね」とか、
言い出すとんでもないクライアントもごくまれにいる。
そう、家入一真氏のように。
(50万円のロゴはネットで騒がれたために、やむなく支払ったようだが)

なぜこんなことになるのか。
それはクライアントが制作側に、
きちんと事前に自分の要望を伝えていないからだ。

「好きなようにやっていい」というなら、
好きなようにやったものを無条件で受け入れるべきだが、
ほんとは実はいろいろと思い描いているイメージがあって、
「こんなテイストにしてほしかった」
「こういう色味は使ってほしくなかった」
「こういうタッチを求めてるんじゃない」
とか後から言い出す。
先に言えよ!って話だ。

ただ先に制作側に要望を伝えるためには、
クライアントが事前に自分でしっかり考えなくてはいけない。
でもそれが面倒くさい。
だからろくに指示もせず、
「有名なデザイナーだから大丈夫」
「写真集何冊も出しているカメラマンだから安心」
「制作実績は申し分ないクリエイターだから丸投げすればいい」
「これだけ制作費を払えばいいものができるだろう」
とこうなるわけだ。

そうやってろくに指示もせず、
クリエイターに丸投げした挙句、
出てきた制作物を見て文句を言うのだ。
「実績のあるクリエイターなのにこんなの?」
「こんなので50万円も払うの?」
という話になり、
「世間的に評価されているあのクリエイターは、
ギャラが高いだけで、たいした制作物は作れない」
といった筋違いの陰口を叩いたりする。

別に家入問題の話をしているわけではなく、
この業界ではこの手の話が実に多い。

だから私は「好きなようにやっていい」とか、
異常に事前の期待値が高く、
「かさこさんがやってくれるものなら、絶対に大丈夫ですよ!」
みたいにいうクライアントほど、
後々にトラブルになる可能性があるので、
気をつけるようにしている。

具体的には打ち合わせ時に、「おまかせ」と言われても、
客側のイメージしているものを引き出す努力をすることだ。

「おまかせといっても、こういうトーンはさすがにダメですよね?」とか、
「写真がいいとかイラストがいいとか、好みはありますか?」とか、
できるだけ何が好きそうで、何がイヤなのかを、
聞き出そうと試みる。

ただ残念ながらこういう指示なし横暴クライアントは、
打ち合わせ時に要望を聞き出そうと、質問をしても、
まったくらちがあかない場合が多い。
なぜなら自分でその段階で制作物について何も考えていないからだ。

「いや、いいですよ!おまかせで!」
「プロが作ったものなら何でもOKですよ!」
「何も制約はないです。好きなように書いてください!」
とか。

まずこういうクライアントは後になって文句を言う。
非常に難儀なタイプだ。
こうじゃない、ああじゃないと、
さんざん振り回されて、何案も作り、何度も作り直した挙句、
気に入らないからギャラをまけろとか言い出すのだ。

ほんとこの業界によくあるパターン。
多分、今回の家入ロゴ事件って、この典型例なんだと思う。
憧れの有名デザイナーに50万円も払えば、
間違いなく「いいもの」ができるだろうと丸投げし、
でも完成したものは自分のイメージと違うから、
がっかりして金払いたくないみたいな。
(細かなやりとりまでは見ていないから、
そうではないのかもしれず、
単に家入氏がダメ人間だっただけに過ぎないのかもしれないが)

でもこういう指示をしないで、
丸投げしておいて後から文句を言う、
ダメなクライアントやダメな担当者って、
業界の中で「あそこの会社とつきあわない方がいい」
「あの担当者の案件は引き受けない方がいい」みたいな話にもなるわけです。

するとどうなるか。
ダメなクライアントや担当者は、
制作を頼めるところがなく、
「もっと有名な人ならいいものを作ってくれるはずだ」
「違うクリエイターならいいものが作れるはずだ」
と新規の制作会社を探して飛び込み打診する。

制作会社にとっては営業もしないのに、
わりと大きな客先から、
新規飛び込みで問い合わせがあったら、
「なんと棚から牡丹餅なんだろう」と思うわけだが、
たいがいこの手のクライアントはダメなパターンが多い。
なぜ飛び込みなんかで発注をしてくるか。
今まで付き合ってきた制作会社やクリエイターが、
仕事を引き受けてくれないからだろう。

実私はこれまで3社、編集プロダクションに勤めていたが、
際にこの手の流れ案件で痛い目にあったことが3度かある。
今まで制作物を作っている会社があるはずなのに、
なぜか急に今回から御社にお願いしたいと飛び込みでくる。
わりとそこそこ名のあるクライアントで、
ギャラも決して悪くはない。

でもなぜ昨年制作した会社に頼まないんだろう?
といって聞いてもはっきりした理由を言わない。
だいたい初対面の打ち合わせ時は、
はじめてこれから仕事をするのだから、
こちらの実績を知らないはずなのに、
やたらべたぼめして「御社にまかせれば安心ですね!」
とかいったりする。

ところが実際に制作スタートして動き始めてから、
やっぱりああしたい、やっぱりこれはダメ、
とか後からいろいろ文句や要望をいう。
取材先や外注先にも迷惑を及ぼすことにもなる。

最後は横暴クライアントの決め台詞。
「こんなクオリティの低いものなのだから、ギャラをまけろ」と。
いやいや、こっちが迷惑料を上乗せしたいぐらいだから!
お金のことでもめにもめ、お互い嫌な気持ちになり、
「もう次回はうちで作りませんから」と断っても、
頼める制作会社がないからまた泣きついてくるみたいな。
そんなパターンだ。

クリエイティブで難しいのは正解がないこと。スペックではかれないこと。
どれがいいか悪いかなんて、
はっきりいって人の好みの問題だから、
いくら有名クリエイターが作ったところで、
それを気に食わないといわれてしまえばそれまでの話。
製造物のように、こうしたからスピードが速くなったとか、
部品のコストが安くなったとか、
数値化できたり、客観的評価ができればいいが、
クリエイティブなものってそういう基準はない。
あいまいな「いいわるい」論争になりがちだ。
だからトラブルに拍車がかかる。

発注者側に希望があるなら、
まず自分でどんなものが作りたいのか、
クリエイターに伝えられるようしっかり考えるべき。
もちろん客はプロではないから、
細かな表現方法とかまで指示する必要はなく、
「こういう方向性がいい」
「こういうのだけはやめてほしい」とか、
そのぐらいでいい。

それを聞けばクリエイター側の方で、
「それならこういう提案ができますけどどうですか?」
と進行していけば、お互いに完成系のイメージの方向性に、
ズレがなく、スムーズに進行していく。

ほとんどのお客さんはしっかりしているが、
1年に1度か2度、変なクライアントにあたってしまう。

この手のタイプは要注意。
クリエイター側も「好きなように!おまかせでいい!」という言葉を、
真に受けないよう注意したい。

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by kasakoblog | 2013-04-26 13:31 | 働き方
2013年 04月 24日

パワハラ上司のおかげで会社を辞めて手相師として独立~パラレルキャリアの見本

「まだ小さな子供もいるのに、上場企業を辞めて手相師になる?」
もし夫がいい年して、そんなこと言い出したらどう思うだろう?
多くの人は大反対するのではないか。
とてもまともな道とは思えない。
いくら職場にパワハラ上司がいるからといって、
少し我慢すれば異動になるかもしれないから、
手相師になるなんて辞めておきなさい!
というのがこれまでの常識だ。

しかしもはやそんな常識は通用しない時代になった。
この選択は5年後、10年後になった時、
「大正解だったね」「先見の明があったね」という話になるかもしれない。

昨日、名古屋で私の手相を見てもらった丸井章夫さんは、
36歳まで、人材派遣の上場企業のサラリーマンだった。
30歳で主任、32歳で主事とトントン拍子に出世し、仕事も満足していた。

ところがその後、上司にパワハラ部長がやってきた。
ことごとく衝突し、どんどん職場で疲弊するようになった。
そしてある時、体中が発疹だらけになり、
ついには言葉すらまともに出ない状況に追い込まれた。
パワハラ部長の存在が体にまで影響したのである。

やむなく休職。
しかし子供もおり、辞めるわけにはいかないと、なんとか職場復帰。
でも休職から退職にいたるまでの3年間は、
「人生最悪の時期」と丸井さんが言うように、
一度刷り込まれた会社への恐怖はぬぐいさりがたく、
「このままではダメだ。会社を辞めて好きなことをしよう!」と決意。
2008年10月、36歳で上場企業を辞めて、
前々から好きだった手相師になることを決意したのだ。

どうだろう?一般的に考えて。
今までやってきた仕事で独立するならともかく、
家庭もあるのに36歳にもなって手相師ですよ?!
しかしこの選択によって、丸井さんは人生最悪期を脱し、
今は家族との時間も大切にしながら、
手相師として食べていけているのだ。

なぜそんなことができたのか?
それは私が3月に講演した、
「正社員全滅時代を生き抜くセルフブランディング術」で
話した内容のことを、これまで実践していたからだった。

子供の頃から好きな手相見を、
サラリーマン時代にも続けており、
見てほしいという人がいれば、ちょっとした副業として見ていた。
2006年にはホームページやブログを立ち上げ、
手相について情報発信をしていたところ、
ネット経由で見てほしいというお客さんも増えた。
さらにはmixiで手相のことをずっと書いていたら、
「こんなに詳しい人なら見てほしい!」とのことで、
お客さんが増えていった。

まさにパラレルキャリアを実践していた人。
会社で働きながらも、
好きなことをネットで発信し続けることによって、
好きなことがそれなりの副業として育っていたのだ。

こうしたネットでの活動もあり、
2009年に手相の本が出版することも決まっていた。
だから上場企業だろうが、会社を辞めて、
手相師として独立するという思いきった決断をすることができたのだ。

私が講演で解説したように、
会社が頼りない時代を楽しく生きるには、
会社をすぐ辞めるのではなく、
好きなことを仕事にできるよう、
ネットで情報発信し続けることだ。
それをしていればやがてはビジネスに結びつき、
それこそ私もそうだし、丸井さんもそうだけど、
パワハラ上司に出くわしても、
そこで体の異常をきたしても無理に働き続けることなく、
「この機会に好きなことで独立しよう」という決断ができるのだ。

今はそういう時代。
今までは会社で嫌なことがあったとしても、
終身雇用、定期昇給が約束していたから、
我慢していた方がトクだという判断があった。

でも今はそうではない。
我慢しても報われないのだ。
いつ会社が傾くかもわからず、
会社に奴隷のように尽くしたところで、
給料も上がらない、ポストも上がらない、
終身雇用は保証してくれない、
退職金すらもらえるかわからないみたいなそんな状況だ。

うつ病になったり、体に異変が生じている人もいるが、
それは心や体が生命として危険サインを発している証拠。
こんなふざけた会社にしがみついて我慢して働いても、
何も報われないどころか、あなたの生命に危機すらあるから、
こんなバカげた会社は辞めた方がいいというサインだ。

売上好調で世間的には人気のユニクロでさえ、
経営者が社員を酷使していることを屁とも思わず、
年収100万円でも当然だとか、
グローバル競争では成長か死かしかないとかいう、
人間として最低なことを経営者が平然と言ってのける時代だ。
まあユニクロの経営者はバカ正直なだけ、
こうして公言してしまうからまだマシな方かもしれないが、
そんなこと言わない経営者でも、
社員なんて使い捨てぐらいにしか思っていない。
労働基準法無視しようが、グローバル競争に勝ち抜きさえすれば、
成功だというとんでもない誤解をしている。
そういう経営陣が今の大企業にははびこっている。

そんな会社にしがみついても仕方がない。
でもなぜ多くの人は会社にしがみつくのか。
会社を辞めても自分じゃ食っていけないからだ。
だからブラックだろうが無茶苦茶だろうが、
セクハラだろうがパワハラだろうが法律無視であろうが、
必死になってしがみつく。
「成長か死か」というより「衰退か死か」の道をまっしぐらなのだ。

だからこそ私は会社に頼らず生きていけるよう、
パラレルキャリア、会社に勤めながら、
好きなことをネットで発信し、複業しなさいと講演で話している。
それを何年か続けていれば、
丸井さんのようにパワハラ上司に出くわしても、
自分で食べていける手段があるから、
会社を辞めることができるのだ。

家庭を持ちながら、子供もいて、
36歳で手相師として独立し、
今はそれだけで食べていけている。
それは好きなことをずっと続けてきて、
それをネットで発信し続けていたからだ。

いつ大災害が起きるかもわからない時代。
いつ大戦争が起きるかもわからない時代。
いつまで生きれるかわからない有限の時代に、
今の人生、楽しまなきゃもったいない。

だから好きを仕事にしよう。
36歳で手相師に転身できる人もいる。
それは手相が好きで好きで仕方がなかったから。

だからビジネスモデルがどうのだとか、仕組みがどうのだとか、
これが流行るかもしれないとか、
そんなあてにならない皮算用で副業を始めるんじゃなく、
はじめはお金にならなくても好きなことを続けていく。
それが今の時代を楽しく生き抜く最大の秘訣だと私は思います。

そういえば今日は昨年講演した中学校に呼ばれて、
再び中学生に向けてキャリア教育について考える講演を行った。
つまらない大人にならないためには、
得か損かとかではなく、ラクか大変かとかではなく、
好きな道を選ぶことが大事と話した。

まさに今、大人がそれを問われている。

・「正社員全滅時代を生き抜くセルフブランディング術」講演DVD
http://kasakoblog.exblog.jp/19987729/

・中学校での講演の様子はYoutubeで無料で見れます
http://www.youtube.com/watch?v=QKCn_PuRcDY

・「講演依頼.com」に講師登録されました
http://www.kouenirai.com/search/detail-201304-6198.html

・おすすめ本「あきらめ上手になると悩みは消える」丸井章夫著

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by kasakoblog | 2013-04-24 21:01 | 働き方
2013年 04月 21日

ノマドワーカーを実現する私の必須道具3つ

ノマドをするには電源のあるカフェが必要?
バカじゃないのか。
そんなのもぐりのノマドでしょ。
電源なんかなくたって1~2日だったら、
十分ノマドができる私の道具を紹介する。

ちなみにノマドとはフリーランスではなく、
会社員だろうがフリーだろうが、
場所に捉われず仕事ができるスタイルのこと。
ここで紹介する道具の大半は、
フリーになる以前、会社員時代から、
地方の取材先などからでも、
どこでも仕事ができるよう重宝しています。

1:電源なしで駆動時間8時間!重量わずか1.33㎏
ノートパソコンLet'snote(CF-S10/2011年春モデル)

私は電源なんか探したことはない。
だって電源なくても8時間はもつノートパソコンがあるから。
真性ノマドワーカーならよくご存知の、
パナソニックのノートパソコンLet'snote(レッツノート)。

他のノートパソコンに比べて値段はかなり高めだが、
・駆動時間が長い!
・重量が軽い!
ことからノマドワーカーには欠かせないパソコン。

ちなみに駆動時間8時間と書いたが、
一応、メーカー説明書上は15.5時間となっている。
でもさすがにそこまでもつ感じはない。
でも8時間ぐらいなら十分もつ。

例えば、大阪出張日帰りなんて場合に、
行き帰りの新幹線の中と、
現地滞在時間中に使うという利用シーンなら、
電源なくてもまず問題はない。

1泊2日の出張でも、
移動時間中は本を読んでいるとか、
寝ているとかいう人なら、
電源なくても2日ぐらいならまずもつはず。

しかもなんといっても軽いのが魅力!
重量1.33㎏なら仮に電源持ち歩いてもそんなに重くはならない。

私は今まで会社員時代から自分の活動用に、
日々毎日ノートパソコンを持ち歩いているが、
ノートパソコンを選ぶ時のポイントは、
重量2㎏以下で駆動時間が8時間以上の2つ。
Let'snote以外にもこの条件を満たすものはあり、
ずっとLet'snoteを使ってきたわけではないが、
軽さと駆動時間の長さではダントツにLet'snoteがいい。

値段が高いのが難点だが、電源持ち歩かずに済み、
日々使うと思えば安いもの。

ちなみにこのLet'snoteは、
ヨドバシカメラで現品限りで、
異様に安く売っていたので、
その時、使っていたノートパソコンに問題なかったのだが、
即購入して、半年後ぐらいから使い始めた。
Windows7で、DVDドライブもついている。

2:連続通信時間最大12時間!まず圏外にならない!
NTTドコモのデータ通信機器「L-03E」

ノマドワーカーにとって最も重要なことは、
どんなところでもネットに接続できる環境だ。
ネットがつながなければノマドワーカーはできない。

私は会社員時代は月額380円のワイヤレスゲートを使っていた。
全国のマクドナルドなどで使える。
地方に行ってもたいていマックは見つかるので、
そんなに不便はなかった。

ただ昨年、フリーランスになり、
どこでも使えないと不便なので、
ソフトバンクのモバイルデータ通信、
「ULTRA WiFi SoftBank 007Z」を使っていた。

ただ問題は2つ。
1つは、3~4時間ぐらいで電源が落ちてしまうこと。
いくらノートパソコンの駆動時間が8時間あっても、
データ通信が先に切れてしまうのでは意味がない。
ただ私の場合、写真整理とか原稿執筆が主なので、
必ずしもネットにずっとつないでいる必要はないので、
何度も不便な思いをしたことはないが、
やっぱりこれは心もとない。

でもそれよりも何よりも重大な問題は、
辺鄙なエリアに行くと途端に使えなくなること。
そんなに田舎に出張に行く人でなければ問題ないが、
私の場合、わりと辺鄙な場所に行く。

例えば今年1月に映画のシナリオハンティングのため、
和歌山の日高、徳島県の伊座利に行ったが、
どこも町のはずれの民宿だったせいか、
圏外になりデータ通信が使えなかった。

しかしケータイ電話はNTTドコモだったが、
余裕で電波が通じたのだ、ガラケーなので苦労したが、
ガラケーからパソコンメールを方々にうち、
1つ急な編集仕事と入稿作業を片づけた。

この経験をもとに使えないソフトバンクをやめ、
NTTドコモのこのモバイルデータ通信に切り替えたのだが、
3月に映画の撮影で和歌山や徳島など1月と同じ場所に行き、
すいすいネットがつながった。
さすがはNTTドコモだ。

さらにこの機器は最大12時間通信が可能。
ソフトバンクの時は数時間でなくなってしまうのだが、
このNTTのはすごい。
1泊2日の出張ぐらいなら充電器はいらないし、
1日ずっと電源入れっぱなしでももつ。

このNTTドコモのデータ通信のおかげで、
3月に辺鄙な場所に取材に行っていても、
そこから通常の仕事のやり取りをスムーズにすることができた。

3:ガラケー
そして最後はガラケー。
私はスマホは使ってないです。
つい最近iPhone買いましたが、電話契約はせず、
単にパノラマ撮影のカメラ機能が秀逸だから、
カメラとして買ったようなもの。
もちろん、無線は使えるので、
NTTドコモのモバイルデータ通信機器を使って、
iPhoneでネット閲覧することはできるが、
ほとんどそのような使い方はまだしていない。

通常、ほとんどのノマド作業はこのガラケーで済ませている。
ノマドなんていうと大げさだけど、
はっきりいってほとんどの場合、
メールを確認してそれに答えるという形で、
仕事が進んでいく場合が多い。

都内での移動中はガラケーからネットに接続し、
パソコンメールをチェックし、
至急なものがあればそこでメールの返信をしてしまう。
ガラケーの何がいいかって、充電器いらずで、
電源気にせず、ネットに接続しようが、話していても平気なこと。
取り出しやすいこと。文字入力がしやすいこと。
電話がしやすいこと。
なので未だにガラケーを重宝している。

以上、この3つがあれば、
ノマドワーカーはいつでもできる。
これも大いなる誤解だが、
ノマドワーカーっていうのはカフェだけでやるもんじゃない。
上記を使って最近では、
和歌山から関空に向かう車の助手席で、
パソコン広げてメールのやりとりし、
PDFの確認してデザイナーに修正指示だし、
完成したものをクライアントにメールしたり、
地下鉄のベンチからメールのやりとりしたり、
一ノ関駅の待合室で、高校生が勉強しているところで、
原稿の修正をしてクライアントに送ったり、
新幹線の中からブログを更新したり、
コンビニのデスクスペースからメールを送ったりとかしてる。

いや別に好きでこんな場所でやっているわけではなく、
仕事の大半は自宅のデスクトップパソコンでしている。
ただ仕事柄、移動や遠方出張が多く、
その最中に、どうしても早めに、
返信しなければならないものがあり、
そうした時にメールだけならガラケー。
ワード、エクセル、PDF、写真などの作業が必要な場合は、
ノートパソコンを開いて作業しすぐ送っている。

私のブログ読者では勘違いしている人は少ないと思うが、
私がノマドを勧めているのは、
会社を辞めてフリーになることではなく、
会社員だろうがフリーだろうが、
場所に捉われず、オフィスに捉われず、
効率的に仕事を進めるために、
今あるデジタル機器を使いこなして仕事をしましょうという話。

会社員でもノマドワーカーが増えれば、
意味のない罰ゲームみたいな、
通勤ラッシュに巻き込まれる必要ないし、
台風や強風、地震、人身事故などで、
電車が大きく遅延した場合にも、
オフィスに行かなくてもスムーズに仕事ができる。
そのためにノマドはいいですよと言っているに過ぎない。

もちろん絶対にノマドではできない職業もある。
飲食とかは無理だろう。
でも今までノマドが無理だった職業も、
ネットやテクノロジーの進化に伴い、
ノマド化できる可能性も確実に増えている。

ノマドはおしゃれなカフェで働くフリーランスのことではない。
会社員を中心にオフィスに捉われない働き方をすることだ。
ノマド的な働き方を許容する企業が増えれば、
企業にとってはオフィススペースの大いなるコスト削減に役立つし、
会社員は通勤ラッシュという、
人生の無駄な時間を減らすことができる。

気持ちよく効率的に働くためにも、
今ある技術や道具を活かして、
働き方を見直したい。

またノマドができれば、
同時に複数の仕事もこなせるようになり、
収益アップにもつながるわけだし。

Let's note

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by kasakoblog | 2013-04-21 23:00 | 働き方
2013年 04月 18日

踏み倒されそうなギャラの回収はネット公開が一番

代金を支払ってくれないお客さんがいるのですが、
元サラ金社員のかさこさんは、
踏み倒されそうなギャラを確実に回収できる、
といったようなつぶやきをしていましたが、
どうしたらいいんでしょうか?

先日、そんな問い合わせのメールをもらったことがあった。

諸刃の剣ではありますが、
ネットで支払わない旨、相手とやりとりを公表することも1つの手ですよ。

とアドバイスした。

今、ネットで話題になっているのが、
実業家・家入一真氏がデザイナー若野桂氏に、
ロゴのデザイン料を支払っていないとの疑惑があり、
若野氏自身がこれまでのやりとりをネットで公表し、
大きな騒動になっていることだ。

どちらが正しいのか、真相はわからないが、
もし仮に家入氏がギャラを踏み倒そうとしたのが事実であれば、
ネット公開によるイメージダウンは大きなものになるし、
このまま支払わないで逃げるということは、
許されない状況に追い込まれるだろう。

仕事とはギャラの代金を確実に回収するまでが仕事だ。
サラリーマンにはピンとこないかもしれないが、
経営者やフリーランス、自営業者になったら、
きちんとお金を払わせるまでが大事な仕事であることは、
いやというほどわかっているはずだ。

何をそんな当たり前のことを、
と思うかもしれないが、
この世の中には仕事を頼んで、
先に制作物を納品させた挙句、
なんくせつけて代金を払わない、
当初よりギャラを安くする、
ギャラの支払いが異様に遅れる、
といったことは普通にある。

ただ金を払わない輩に金を払わせるのは大変なこと。
そこで代金回収を専門に請け負う、
サービサー(債権回収会社)なんてのもあり、
私は元サラ金社員だったこともあったせいか、
以前、日経新聞のサービサー会社の広告企画特集を、
何年か担当したことがある。

ただこうした会社に頼めるのは、よっぽどもの大きな企業。
フリーランスや自営業者、個人の代金回収を行うようなところではない。
それで真っ先に思い浮かぶのが、弁護士かもしれないが、
弁護士に依頼し、弁護士から内容証明の郵便物送って、
脅しをかけたところで、
もともと踏み倒そうとするような悪質な取引先、
もしくは金のない取引先は、
弁護士なんか怖くないと思っているから平然と無視するわけだ。

私がサラ金で取り立てをやっていた時のこと。
支払いが遅れている客で、
サラ金にまだあまり借りなれていない人なら、
「明日までに支払わなければ弁護士介入しますがよろしいですか?」
というと、「弁護士」という言葉だけでビビる人なら、
これまでの態度とはうってかわって、
支払うようになったりする。

しかし毎月のように平然と遅れており、
あちこちのサラ金や取引先から、
支払い督促の電話がかかってくるような、
支払い意志のないだらしない輩は、
弁護士介入なんて屁でもない感じだ。
むしろ「おまえ、これ以上、騒ぐと、
店にやくざを押しかけさせるぞ!」
とこちらを脅す債務者までいる。

ギャラを踏み倒そうとする取引先は、
このようなどうしようもない債務者と同じレベルにある。
だからちょっとやそっとのことでは、
とてもじゃないが支払ってくれない。
そこで今の時代だからこそ有効なのが、
ネットでやりとりを公開し、
その取引先を名指しで批判することだ。

今や何をするにもまずはネットで検索する時代。
検索した時に、代金踏み倒すような取引先であることがわかれば、
大きなダメージとなる。
ましてや今やネットで個人の記事が、
内容によってはあっという間に拡散される時代。
特に不正義に対する怒りはうずまいており、
ギャラを踏み倒そうとしているのが事実であれば、
そこに対して様々な人からクレームがくるだろう。
内容証明なんかより、はるかにネット公開の方が効力を持つ。
そういう時代になったのだ。

そんなことを思ったのは、
私がフリーランスになって1年が過ぎ、
はじめて原稿料を踏み倒されそうな案件が1つあるから。
まだ踏み倒されたわけではないが、
支払いがなく、直接交渉でもらちがあかない場合は、
そういう手段も考えている。

サラ金の取り立てでもそう。
別にサラ金に限った話ではなく、
プロ=すなわちビジネスとして、
仕事をしているなら、
ギャラの安い・高いに関係なく、
自分がした仕事に対しては、
きっちり当初決められた報酬を回収すべきだ。

「まあ安い金額だからいいか・・・」
「この人やっかいそうだからもう関わるのはやめておこう」
とギャラの回収をあきらめるのも1つの手だが、
できれば安易にあきらめず、支払わせるよう、
最善の努力は尽くしたい。
なぜなら、安易に踏み倒すことを容認してしまうと、
このふざけた取引先はまた別な相手に、
平然とそういうことをするから。
社会全体として、踏み倒してもいいという風潮を作らせるべきではない。
だから何が何でも支払わせるようにさせたい。

また簡単に踏み倒しても平気な人だと思われると、
今後もそういうような取引先が出てこないとも限らない。
毅然とした態度でのぞむのは自分の今後のためでもある。

もちろんない金は払えないわけで、
分割にして支払ってもらうとか、
支払期日をのばすとか、
やむをえずギャラの減免とか、
相手の懐事情に合わせて臨機応変な対応は必要だ。
しかし踏み倒そうとする輩の一部には、
金がないわけじゃなく、
いろいろあることないことクレームつけて、
支払いを踏み倒そうとする腐った輩もいる。

こういうねじまがった根性を持つ輩は許してはならない。
甘やかせば、また勘違いしてつけあがる。
社会全体にとっても害悪だし、
本人のためにもならない。

ただネット公開で注意したいのは、
こちら側にきちんとした言い分なり証拠がないと、
逆噴射して公開した側が炎上する可能性もあることだ。
特に相手がたちがわるい場合、
あることないことネットで反撃してくる恐れがあり、
その反撃がたとえ嘘だったとしても、
その嘘を信じてしまうネット世論が加勢し、
逆にバッシングされ、自分の評判を落としてしまう可能性もある。

また、やりとりを公開するといっても、
メール文面など相手の許可なく、勝手に公開した場合は、
その行為自体が問題になる可能性もあるので注意したい。

ネットは誰もが自由に発信でき、
多くの人に見てもらえる便利なツール。
特に最近では実名SNSも普及し、
ネットでの評判というのは非常に重要だ。
もしギャラを踏み倒すような悪質な取引先がいたら、
ネットで公開するのも新しい債権回収手段となるだろう。

まただからこそ事前の契約が重要。
電話の口約束は要注意。
言った言わないになったら圧倒的に不利だ。
できるだけメールをさせて、
やりとりの履歴をしっかり残しておきたい。

・ちなみにちょっと前に家入一真著「お金が教えてくれること」を途中まで読んでいて、
すごくおもしろいなと思う反面、この人はちょっと一般の感覚とずれていて、
ものすごいコンプレックスがあるのが突飛な行動になりやすく、
一歩間違うとやばいかもとも思ったりもした。
本自体はおもしろいです。

・なんでこうなった、ペパボ創業者家入一真さんの発注踏み倒し疑惑にデザイナー若野桂さんブチギレ
http://kabumatome.doorblog.jp/archives/65743496.html

・ギャラが振り込まれるまでが仕事
http://kasakoblog.exblog.jp/16242890/

・ギャラを言わずに仕事を頼む会社は要注意
http://kasakoblog.exblog.jp/15191248/

・サラ金トップセールスマン物語

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by kasakoblog | 2013-04-18 18:43 | 働き方