<   2001年 08月 ( 26 )   > この月の画像一覧

2001年 08月 31日
無為の時間
今の世の中、もしかしたら何もしないことこそ、贅沢な時の使い方ではないかい?

今年は夏休みはとれないと思っていた。
なので早々と6月にむりやり休みをとってベトナム旅行に出かけた。

しかし、8月下旬になって、世の中お盆で世間が休んでいたせいなのか、
動くはずのものが動かず、あまり忙しくはならなかったので、
その隙を狙って、とりあえず金曜日に休みをとりさらには月曜日にも休みをとった。
結果的には4連休。立派な夏休みではないか。

前々から4連休も休みがとれるとわかっていたら、国内旅行にでも出かけたのだろうが、
突然の休みで、しかも何かあったら仕事に出ますというようなスタンスでの休みだから、
まあ高円寺自宅周辺でぶらぶらしている。でもそんな休日が今の僕には貴重だった。

「休み」というと旅行だとかどこそこに行くだとか誰それと会うだとかこれを買いに行くだとか、
せっかくの休みだからと目的的な予定をびっしりいれてしまうと、
それはそれで楽しいんだけど、結構疲れてしまうし、また次の日から仕事がはじまってしまう。

だからこそ特にとりたててやることのない「無為な」時間というのは非常に貴重なのだと思う。
「休みも何かしなくてはいけない」という使命感に煽られた現代人にとっては、
何もせずどこにもいかない休みという時間を過ごせるということが、最も贅沢なことなのかもしれない。

で、僕は一体何をしていたか。
昼まで寝る。
無駄だと思いつつ、時間がもったいないなと思いつつ、体の素直な欲求に従って昼まで寝る。
起きるやいなやミスチルのライブビデオを見ながら、土曜日に行ったコンサートの様子を思い出しながらギターをやたらめったら弾く。
気分はコンサートの桧舞台に立つ桜井君だ。

めしを食いがてら、モスでコーヒーを飲んで、しょうもない思いつくままの原稿を書く。
なんでもいいからただ思いついた事を書く。
金曜日に図書館のはしごをして借りてきた本をぱらぱらとめくっては流し読み、飛ばし読みをする。
本屋で漠然と本を眺め、ビデオ屋で漠然とビデオを眺め、結局何も買わず借りずに家に帰る。
家に帰ると、カップラーメン食いながら、もう3度目となるシャーロックホームズのビデオを見る。
そんな風にして特別なことのないふつーうの1日が終わる。

せっかくの夏休み。何もできずもったいなかった。
そんな後悔をする必要なんてどこにもないんじゃないか。
だって休みなんだから。

さてさてみなさんはどんな夏休みを過ごしただろうかなあ。


by kasakoblog | 2001-08-31 15:11
2001年 08月 30日
モーニング娘。にみる現代資本主義社会
モーニング娘。の新曲「ピース」で早くも主役交代。
後藤真希という圧倒的人気を誇る主役を早くも交代させ、新メンバーの石川梨華を大抜擢。
交代劇の早さに唖然とさせられるが、これは消費者の半歩先を行くマーケティング思考のなせる技だ。

さらにそれだけにとどまらず、新たにメンバーをまた入れるという。
「え、もう?」と消費者の先を行く展開は、「飽きられる」という強迫観念から生まれたものだろう。
増え続け、常にメンバーを変え続けられなければ生き残れないひ弱な存在。
資本主義の回転の早さを物語っている、メンバーの若年齢化。
今回の新メンバーオーディションの最終候補者の中で最長年齢が15歳という異常な程の若年層へのこだわり。
それはやはり、いかに飽きられることを恐れているかの決定的な証拠なのだ。
完成された大人より、未完成の若い子の成長の分を期待できることから、
その間は消費者に飽きられないとの計算がみえみえだ。

新しい人間を入れることによって、低レベルの中にも競争原理を導入し、危機感を煽る。
今の「自分のため」世代にとって、その向上心を煽るには他人と競わせるのが一番だという、
若い世代の心理を知り尽くした非常に巧妙な手口で、
実力ないグループの人気を保とうと必死に努力している姿がうかがわれる。

今の時代、音楽的にいかにいいものを作っていくかということはさほど重要ではない。
いかにコマーシャリズムに乗せて商品として流通できるものを作っていくか。
そういった観点で徹底的に作られた商品こそがモーニング娘。なのだ。

ずば抜けた才能に満ちた個人ではなく、そこそこのメンバーが集まって組織力で勝負するというスタイルは、実に日本的。
今でこそイチローや中田英寿、宇多田ヒカルなどという圧倒的個人力の持ち主の活躍が光るが、
所詮、日本は圧倒的な個人より集団主義なのである。
そういう意味ではいろんな個性が必要とされ、かわいくて抜群の歌唱力とダンス力を持ったエリート集団ではなく、
サブキャラ、名脇役を織り交ぜたメンバー構成で、バラエティー感・おトク感を消費者に訴える。

セットで買えば安いよ。
モーニング娘。とは、徹底的に現代資本主義経済のマーケティング戦略にのせられた商品なのだ。
つんくは「音楽」プロデューサーなどではなく、金儲け企業の営業企画部長といった役回りに過ぎない。


by kasakoblog | 2001-08-30 15:11 | 金融・経済・投資
2001年 08月 29日
一人インタビュー「かさこ氏が語る、ミスチルの今後」
かさこ:アルバム「Q」とそれに伴うツアー。さらに間髪置かずにベスト盤の発売と「POP SAURUS」ツアー開催。
このところこんなに精力的にマーケットに打ってでるミスターチルドレンの姿を見ていなかったものですから(笑)、
ひょっとしてこのままスピードつけて解散かと真剣に思いましたよ。
かさこ:でも「優しい歌」というニューシングルの発売と、ツアー最後にこの曲をやることで、
「ああ、まだしばらくは解散せずに活動を続けてくれるんだな」ってほっとしました。

かさこ:「POP SAURUS」にしても「優しい歌」にしても、ファンはミスターチルドレン初期の頃の、
すごく甘酸っぱいようなまだあどけさが残るような、軽快で聞き心地の良いポップな曲を待望しているんですかね?
かさこ:だからなんだか「深海」にはじまって「DISCOVERY」そして「Q」というアルバムの評価はすごく低いような
気がするんですよ。そういったへヴィーなアルバムを引き合いに出して、昔の桜井君帰ってこいみたいな、そんな雰囲気を感じます。

かさこ:でも僕はミスチルの魅力ーひいては桜井君の魅力は、大衆受けするような、もっといえば女の子受けするような、
そんなポップな曲ばかりでないところがいいのだと思うのですよね。そんなバンドだったらいくらでもあるし。
かさこ:たとえば未だに問題作とされる「深海」にしたって、実は一曲一曲よく聞いてみると、全然ヘビーじゃないし、
重くない曲も多いんですよね。「手紙」にしたって「ありふれたLoveStory」にしたって、もちろん「名もなき詩」にしたって。
ただ「深海」っていう強烈なテーマ性を押し出して作られたアルバムであることが、ある意味、タブー視されたアルバムとして、
ファンからも忌避されてしまっているような印象を受けるのですが。

かさこ:でも「深海」ってアルバムはある意味ではまだ沈みきっていない段階だと僕は思うんです。
目の前に深い暗い海があって、今まさにここに飛び込まなくてはならないっていう。だからまだまだ明るい曲もあるっていうか。
かさこ:むしろ「疑似ベスト盤」といわれた「BOLELO」の方が意外と内に沈みきっている感じはありますよね。
「ALIVE」にしても「ボレロ」にしても、「Everything(it's you)」でさえも。

かさこ:だからベスト盤を出し、集大成的なツアーをこなしたミスターチルドレンがめざすものは、
初期作品のポップさにただ戻りましょうというのではなく、「深海」からまさしく抜け出そうという、
強烈なパワーの秘められたアルバム「DISCOVERY」に、その答えがあるように思うんです。
かさこ:多分、ファンの人にミスチルの一番好きなアルバムは?って聞いたらほとんどが「Atomic Heart」って答えると思うですよ。
でもあのアルバムは確かにすごいけど、桜井君自身が「ビックなアーティストになる」という大目標のために作った、
ある意味では非常にマーケットを意識した曲作りになっているわけです。だからこそ大衆受けするわけですが。

かさこ:これ以上セールス記録だとかランキングだとかを気にせず、「自分たちの音楽をやっていく」ことが今後の方向性だとしたら、
僕はぜひもう一度「DISCOVERY」のような、一定のテーマ性を持ちながら、それでいていろんな面が楽しめるっていう、
テーマ性だけを追求した「深海」、実験的作品を多く配した「Q」、そしてマーケットを意識した「Atomic Heart」のあいのこみたいなものが、
いいのではないかって思うんです。

かさこ:「DISCOVERY」も「深海」に次ぐ重いディープなアルバムみたいなニュアンスで受け止められているわけですが、
僕は決してそんな風には思わないですね。変にマーケットを意識したり、変にポップだとかロックだとか、
そういったカテゴリーにとらわれず、たとえば「優しい歌」とか「Not Found」のように、今まで作ったことのないメジャーな曲を作ろうとか、
そういった意識は必要ないと思うんです。
かといって「Q」ほど自由に作りすぎて一つのアルバムとしてばらけてしまうのはまずい。
だからこそ僕は「DISCOVERY」のようなテーマ性がありかつ幅の広さを感じられるようなアルバムを求めているんですね。

かさこ:「光の射す方へ」「ニシエヒガシエ」みたいなデジタル音源を重視したサウンドがあって、
「Simple」「ラララ」みたいなすごくポップな感じでアコースティック感のある曲があって、
「終わりなき旅」「I'll be」のような壮大なスケールのバラードがある。
それでいてこのアルバムは一つとして聞けるんですよね、不思議なことに。
やっぱりそれは長期休暇明けの一発目のアルバムのせいか、すごく自然な形で音楽が表現されていると思うんですよ。
意図的でないのにバリエーションがあって、でも底に流れる一貫性はあるというか。

かさこ:ミスターチルドレンの新しい幕はそういった形のアルバムから始まって欲しいと個人的には願っています。
どのバンドでもそうなんでしょうが、ベスト盤の次に出すアルバムこそが、そのバンドのこれからの命運というか、
方向性を決定づける大きな軌跡になるのではないでしょうか。
ミスチルの次のアルバムに注目したいと思います。


by kasakoblog | 2001-08-29 15:12 | ミスチル
2001年 08月 28日
POP SAURUSコンサートレポート
<1>
全国15ヶ所、全野外ステージで行われるミスターチルドレンのコンサート。
2枚組のベストアルバムを引っさげて、アルバムツアーではないコンサートが展開されている。
8/25、千葉マリンスタジアムに行ってきたので、その模様を速報しよう。

ミスチルのオープニングは凝っている。「凝っている」というのはお金をかけて盛大にやっているというより、
オープニングにふさわしい映像と共に、オープニングにふさわしい曲をどのツアーでも持ってきているということだ。
前回2000年「Q」ツアーの「その向こうへ行こう」、前々回1999年「DISCOVERY」ツアーでの「DISCOVERY」など、
コンサートの出だしにふさわしいプロローグ的な曲をオープニングの演出と共に歌って盛り上げていく。

そういう意味では今回のオープニング曲は意外だった。
アルバムバージョンの「I'll be」を持ってきたのである。
シングルカットされたバージョンの「I'LL BE」ならあり得ると思ったが、
壮大なスケールのスローバラードを一発目に持ってくるとは。しかもベスト盤にも収録されていない曲をだ。

僕にとっては一番好きな曲だが、これには大観衆も意外だっただろう。
しかしその意外な選曲の効果は抜群だった。
まるでつぶやくような桜井君の歌声が、広い野外のスタジアムにこだました。最高だった。

その後の曲構成はベスト盤を踏まえつつ、今までのミスチルの集大成というように、
古いアルバムから順に曲をセレクトして歌っていった。
「君がいた夏」「LOVE」「星になれたら」「車の中でかくれてキスをしよう」そして「抱きしめたい」でしめる。
最近のミスチルにはない初々しさとポップな曲調が、ミスチルの魅力の幅の広さを見せつけた。

<2>
観客が「抱きしめたい」に聞き入って静まりかえったところで、新たなる幕が切って落とされる。
今やミスチルのコンサートでは絶対に欠かすことのできなくなった曲「Dance Dance Dance」が、
アルバム「Atomic Heart」のオープニングと共にスタート。
「Round about city」「ニシエヒガシエ」「光の射す方へ」と続き、最大級に演奏のボリュームを会場一杯に響かせ、
ノリのいい曲で観客のボルテージは最高潮に達する。
桜井君の表情も初期ポップ作品を歌っていたにこやかな表情から一変。
虚像を背負ったロックンロールスターとして、狂いまくり踊りまくって歌い続ける。

会場の興奮がマックスに達したところで、まるでそれを嘲笑うかのような、地を這うような海面の音。
そう、アルバム「深海」のオープニング曲が、静かに人の心に沈み込んでいくかのように鳴り響いていく。
レコード大賞を取り、出すシングルが売れに売れまくり、アルバムが300万枚売れ、
一挙にスターへと上り詰めた、その圧倒的な虚しさを、
これでもかといわんばかりに内省的に作り込んだ問題作「深海」ワールドへと突入する。

「シーラカンス」「手紙」「マシンガンをぶっ放せ」そして「深海」で、「深海」ワールドを終わりにさせると、
コンサートのしめにふさわしい、桜井君の最も愛しい曲であり、悩みに悩んだ末の一つの答えであるかのような曲、
「Tomorrow never knows」「Hallelujah」「花」で終幕を迎える。
まさしくこのコンサートはミスチルの、いや桜井君のこれまでやってきた音楽活動の集大成的構成なのだ。

しかしもちろん、ここでコンサートは終わらない。アンコールである。
まだやり忘れた曲が何曲か残っているではないか。集まったファンは知っている。
その期待に応えるかのように、桜井君は当然のようにアンコールの一発目は何の前フリもなしに、
「everybody gose」をはじめるのだ。この曲もすっかりコンサートではなくてはならないものとなった。
この曲がはじまっただけで観客のボルテージは一挙に上がるのだ。

<3>
そしてアンコールの二曲目は?
このところ欠かすことのない名曲中の名曲「名もなき詩」かと思いきや、久しぶりにあの大ヒット曲「inocent world」だった。
意外にもこの曲は、2000年「Q」ツアーにも1999年「DISCOVERY」ツアーにも1996~7年「regress or progress」ツアーでも歌われていなかった。
いや桜井君の心中を知っているものにすれば、この曲を今まで歌ってこなかったことは、それほど意外なことではないかもしれない。
まさしくこの曲がミスターチルドレンにとっての大きな転換点となったのだから。

「inocent world」がファンの前に帰って来たことが、内省的な深く暗いトンネルを抜け、
そしてプライベートな面でも再婚を果たした桜井君の「復活劇」なのかもしれない。
今までの憑き物が取れたかのような自由さを取り戻した桜井君。それは最新アルバム「Q」を聞いてもわかるだろう。

これで終わってもおかしくなかったコンサートに、最後に素敵な曲がファンにプレゼントされる。
もしかしたらミスチルの曲の中でも最も知られていない曲の一つであろう、
シングルのカップリングでアルバムに未収録の「独り言」をメンバー4人だけで演奏。
そして最後に、お馴染みとなったサブのメンバー3人が加わり、最新シングル「優しい歌」で終わった。
なんとも粋なはからいのアンコールだった。

ミスターチルドレンの集大成的コンサート「POP SAURUS」。
はじめの曲が始まる前のオープニングの映像は、何もかもつめ込もうとしたためか長く無意味な印象を与え、
今までの明確なコンセプチュアルアルバムのアルバムツアーとしてのテーマ性を感じることはできなかったが、
それ以外は文句のつけようのない選曲と構成であったように思う。

それにしても2時間半全22曲を演奏したコンサートだったが、
それだけではミスチルのすべてを語ることはできなかった。
名シングルの数々、「名もなき詩」「口笛」「NOT FOUND」も、「CROSS ROAD」「シーソーゲーム」「es」も、
「Everything it's you」「終わりなき旅」もやっていないのだから。
それだけこのバンドのモンスター性を改めて再認識させられた一夜だった。

POPSAURUS DVD

・ミスチルファンサイト
http://www.kasako.com/mrchildren.html


by kasakoblog | 2001-08-28 15:13 | ミスチル
2001年 08月 25日
あなたは易者を信じますか?
<1>
夜の街角でよくみかける易者。
薄暗い箱ちょうちんに「鑑定」だとか「姓名判断」だとか「運勢」だとか書かれている。
あやしげだな。あんなものに頼る人なんて信じられないと思う人もいるだろう。
僕もその一人だった。

そんな易者に自分を占ってもらおうと思ったのは、僕の大好きな作家・藤原新也の著作「藤原悪魔」で、
『山手線一周手相マラソン』なる愚挙のレポートがあったのだ。
これはおもしろい企画だなと思って自分もやってみようかと思ったのだ。

手始めにと2年前に千葉の市川に住んでいた時、本八幡の駅ビルで姓名判断をやった。
これがすごかったのである!僕が与えた材料は生年月日と氏名だけだったのに、
見事にいろんなことを言い当てたのだ。
とまあそんなことがあって、旅から帰ってきたらまた占ってもらいたいなと思っていた。
しかし本八幡のその人は消えてしまっていた。
そこで今日、新宿駅西口・小田急駅ビル前にいる数人のうちの一人に占ってもらった。

「今日は特にお悩みのことはありますか」
丸眼鏡をかけた人のよさそうなどこにでもいるようなおばあちゃん。
「いえ、全般を」
最近、仕事に追われている毎日で、果たしてこれでいいのだろうか。
エジプト旅行記に代わる新たな本を出したいと思っているが、なかなか結果が出ない。
自信をなくしているというより、夢の実現のために今のままでいいのだろうかということが、
今回、僕が易者に見てもらおうと思った理由だったが、
とはいえ僕は基本的に易者を信用していないから、そんなことは一言もいわずにいた。

<2>
「あなた、頭を使った仕事をされてますね。
頭脳線がこう伸びてます。何か特殊な技能とか資格とかを生かした仕事ですね」
いきなり的中。ライターなんて仕事は確かに頭脳仕事の典型だ。

「こつこつ今の仕事をやっていくことです。そうすれば必ずものになります。
ただし長い目で見なくちゃだめですよ。あなた、転職か何かしました?」
またもや的中。
「今は自分の希望する仕事に転職できてたから、いいですよ。
このままこの仕事に希望を持って打ちこみなさい。修業の場だと思ってね」

「修業の場」とはまさしく僕が今、実践していることだ。
一介の通りがかりの人間のことを、ここまでわかってしまうものなのか。
「独立はできますよ。ただ今の職場で責任ある仕事をして人を指導していく力を養って、
それから独立しなさい。とにかく今年、来年あたりは仕事に打ちこむことですね」

「独立」~まさしく僕がこの職場に入る面接で言った言葉だ。
「とにかくむちゃしちゃだめですよ。あなたはこつこつと努力をしていくタイプなんですから。
今のままその努力を積み重ねていけば必ず成功します。

彼女に与えた材料は、手相と生年月日と氏名である。
生年月日には乱数表と照らし合わせ見る。
氏名は字画を出して、それぞれの足し算した数よって対応したあんちょこ本がある。
別にそれを隠さず見せてくれる。

「あなたはまじめてちょっと堅すぎる部分があって世あたり下手な部分もありますが、
社交的ですしこつこつやっていけば大丈夫でしょう」
ほんとすごくあたっているよな。

<3>
ここでふと思い出したのはシャーロックホームズの手法だ。
シャーロックホームズは依頼人を一目みただけで、職業や住んでいる場所、家族構成などを見事に当てる。
それは細かい観察力による賜物であって、適当に言っているわけではないのだ。

統計学的根拠による確率論と人の外的要因の細かな観察による傾向性の科学。
それがホームズの推理であり易者のなせる技なのだ。
けして怪しげな占いではなかった。

それにしてもようあたってるよな。
みなさんもぜひ一度お試しあれ。
あまりの見事さに唖然とすること間違いなしです。


by kasakoblog | 2001-08-25 15:15
2001年 08月 24日
タクシーおやじのぼやき
ずっと私は歌舞伎町に住んでいるんですがね、
子供のころは、カブトムシやザリガニをよく取りに入ったものです。
「えっ、新宿の歌舞伎町でもカブトムシやザリガニが取れたんですが」
そうですよ。だいだい、今の西口なんかはビル一つ何も建っていなかったですしね。
よく取りに入ったもんですが、すっかり町は変わってしまって、今じゃ全く取れないですよね。
今の子供たちはデパートなんかでカブトムシを買ってくるんでしょうがねえ。

歌舞伎町だって今のように怖いところじゃなかったんですよ。
住んでいるのは昔からいる地元の人たちだけだからねえ。
でも今はずっと住んでいる私だって怖いですよ。
知らない人間が知らない土地にくるということは怖いことですよ。

中野なんていったらもう田舎って感じでしたしね。
もうその先なんていったらど田舎ですよ。
でも今じゃ、みんなすっかり山を切り開いて住宅街になってしまったけどね。

昔はそれなりのその土地その土地の独自性みたいなものがあって、
たとえば六本木なんていったら、ハイグレードの人たちの隠れ場みたいな感じだったわけですよ。
でもその場所についに風俗店が最近出来たらしくってね。
信じられないことですよ。
もうそういう店が一つできたら、その場所はあっというまに変わってしまう。
せっかくのその土地ならではの良さがなくなってしまう。
なんだかすごく残念なことですよね。そういう場所が年々失われていくことは。
今じゃどんな場所いっても同じですもんね。

なんだか随分老成してしまったおじいさんのような発言に聞こえるでしょうが、私まだ50歳ですよ。
時代の流れがあまりにも早くて、
変わりいくのがあまりに早いから、失われてしまったものがあまりにも多いから
歳よりはるかに歳取った発言になってしまうんでしょうよ。

世の中、お盆だって田舎に帰るけど、私の実家は歌舞伎町ですよ。
帰ったところで、「ふるさと」っていう感慨なんてないですよね。


by kasakoblog | 2001-08-24 15:19
2001年 08月 23日
夏の風物詩
この世の終わりかと思った7月の酷暑はどこへやら。
まるで梅雨になったかのように、毎日曇り空が続き、時には雨がぽつぽつとふっている。
まあそれでも湿気はすごく、どこか蒸し暑い日々が続いている。

そのせいかついつい冷たいジュースやアイスなどに手を出しすぎてしまう。
そんな世界でもっともすごしにくいニッポンに住む人たちのために、
かさこ秘伝の、夏にふさわしいさっぱりしたデザートを紹介しよう。

名前はまだない。
強いて言うなら「どっさりみかんヨーグルト」とでも言うべきか。
まずみかんの缶詰を買ってくる。
スーパーなどで時々安く売っているから、その時にかいだめしておく。そしてヨーグルトを買ってくる。
ヨーグルト業界もグルメ志向が強いが特別なものである必要はなく、普通のヨーグルトを買ってくればよろし。

そしてみかんとヨーグルトをかきまぜてできあがり。これで夏のさっぱりデザートが完成だ。
冷たいものを飲みすぎずにすむし、栄養バランスもよい。
今時のジュースやアイスは味に凝りすぎているせいか、飲めば飲むほど喉が乾く、悪循環のものが多いから、
そんなものの代わりにぜひ試していただきたい。

缶詰のみかんが冷たくて、それがヨーグルトのまろやかさによってすうすうと喉を通っていく。
ヨーグルトだけだとなんとなく味気ないが、みかんが入っていることによって味わいは各段にます。
もちろんみかんに限らず、いろんなフルーツをお好みに合わせてもよい。
ただいろいろ試したがみかんだけの方がシンプルでさっぱりとしていて良いかもしれない。

ぜひ、ご家庭でお試しいただきたい。
ちなみにめんどくさがりやの方でも一人暮らしの方でも簡単に作れるからおすすめだよん。


by kasakoblog | 2001-08-23 15:20 | グルメ・ラーメン
2001年 08月 22日
ぶちぎれ・こぼれ話
ぶちきれおやじのほんのちょっとした会話が、世の中を物語っていた。

(1)俺はA型だから几帳面なんだよ。
僕も血液型信仰は強い方だが、奇しくもこのおやじもこんなことを言っていた。
やっぱり血液型による性格判断は結構あたるんだな。
それにしても僕が喉から思わず口に出そうになってつぐんだ言葉。
「おやじ、俺もA型だよ」

(2)カラスとの闘いって結構シビアなんだぜ
以前このゴミ置き場がひどかった頃は、散乱したゴミにカラスがついばみにきていた。
そこにゴミを片付けようとするおやじとの格闘秘話が隠されていたのだ。
「あんた、カラスと面と向って闘ったことあるか。
見てる方は滑稽かもしれないが、相手は強敵なんだぞ」

高円寺の駅前に散乱しているゴミ置き場に朝、カラスが群がっているのを、
「これは冗談じゃなく恐いな」とずっと思っていたそのことを、おやじは身を持って体験していたのだ。
なんだ、おやじ。俺もあんたと同意見だぜ。
はっきりいって、人間なんてその辺の動物にまともに闘ったら負けるってことを。

(3)朝日新聞とってる奴は頭いいんだ。
ずっと読売新聞を取りつづけた僕が、1年前から朝日新聞に変えたが、
ほんとこれほど内容が違うことに驚いた。
ほんと読売は幼稚なのである。
日経新聞までいくとマニアックすぎるし、あれはただの数字と企業情報の奴隷になってしまうが、
新聞の内容として非常に充実しているのは全国紙では圧倒的に朝日新聞だな。
そのことをこのよっぱらいのおやじはわかってるんだな。

(4)あんた、いつも忙しくて全く会えないから、注意ができないんだよ。
考えてみれば9時に家を出て、まあ帰ってくるのは24時か25時。
それじゃあ、注意しようと思っても会えないな。
しかしそういわれて改めて自分が家にいないということを思い知らされた。
ほんと会社にいる時間ばかり多くて、家に帰ってくるのは寝るためと、
つぶやきかさこを更新するためだけなんだってな。

おやじ、あんたのいうことはいいとこついてるぞ!


by kasakoblog | 2001-08-22 15:20
2001年 08月 19日
ぶちぎれ
<1>
最近の世の中はちょっと自分の気に入らないことがあると、すぐにぶちきれて簡単に人を殺してしまう。
そんな世の中では、誰一人自分の身に火の粉がかかってくるかはわからない。
僕にもぞっとさせる思いが起こった。

日曜日、夜23時半。モスバーガーで原稿を書いて戻ってきた矢先のことだった。
「ドスーン、ドスーン」とものすごい轟音が鳴り響いた。
一瞬何の音か全くわからなかったが、それが僕の家の戸を叩いていることがわかった。
ギョッとする。叩き方が尋常ではない。
家賃4万5千円の風呂なしボロアパートの木の戸など、ぶち破られそうな勢いだ。

「笠原さん!笠原さん!いるんだろ、あけろ!!」
何の騒ぎだ。男の騒ぎ声がする。身に覚えはない。
しかし帰った頃を見計らった行動は、近所の人であるとしか思えなかった。
もちろん近所づきあいなどない。そもそも表札にも名前は出していない。
ただ郵便受けに書いてあるだけなのだ。

「だれ」僕はありったけドスの効いた声で張り上げた。
男は「いいから開けろ!」とエスカレートして戸を叩き続けた。
僕はこんな時、ついインドを旅した時のことを思い出してしまう。
「目には目を、歯に歯を」である。絶対にこちらが弱気をみせてはいけない。
そう思って「なんであけなきゃいけねえんだよ、ボケが!」と罵声を浴びせたが、相手はエスカレートするばかりだった。

<2>
その異様さに尋常ならぬ気配を感じた。
これはただ事ではない。
僕に心当たりがあるとすれば、楽器禁止と言われているこのアパートでギターを弾いていることだが、
市川の時に注意された教訓を生かして、ピックでガチャガチャ弾くのはやめていた。
それにしたってギターの音がうるさいという注意で、こんなにすごい怒声はあげないだろう。

これはやばい。
僕は場合によっては戸を開けてひとケンカしてやろうかと思ったが、その異様な行動に恐さを覚えた。
もしかしたらどこぞのヤクザが、人違いをしているのかもしれない。
そこへのこのこ戸を開けて出ていったら、とんどもない災難に遭う。
僕は震える手で、「開けろ!」との怒声を聞きながら、110番した。

一刻も早くという思いで住所と名前を告げ、今、戸を恐ろしい勢いで叩く男がいるから
すぐに来てくれと助けを求めたが、警察は至って落ちついている。
「債務のこととがじゃないですよね」
何ぬかしてんだ、この緊急時に。俺はもともと借金取りで、債務者なんかじゃない。
「今お掛けになっている電話番号は?」
おいおい、設置の電話番号なんて覚えちゃいないよ。携帯の電話番号を伝えようとしたところ、
「いや、今掛けている電話番号を知りたいのですが」と悠長なことを言っている。

「あの、もう目の前に人がいて、戸を蹴破られそうなんです。とにかく早くきてください」
僕は恐怖に震えながら、警察が来るのを待ったが、それまでの時は異様に長く感じられたので、
そうだ、すぐ近くにいる大家にも電話を掛けようと大家にもSOSを出した。
またすぐに逃げられるようにと、窓の戸を開けた。
ここから飛び降りれば、いざというとき逃げれるだろうと。

<3>
僕が何も言い返せずに、じっと息をひそめていたら、怒声と戸を叩くのはやんだ。
しかし気を抜いてはいけない。
もしかしたら向こうも息をひそめて入口で待ち伏せしているかもしれない。
僕はいつでも窓から逃げれるように身を構えながら警察を来るのを待った。

5分ぐらいか10分ぐらい後だろうか、再び戸を叩く音が聞こえる。
「どちら」と聞くと返事がなく再び叩く。
「どちら?」と大きな声でもう一度聞くと、「警察です」と静かな声が返ってきた。
僕は「本当に警察ですね」と確認し、はじめはチェーンをつけたまま扉を開けた。
すると間違いなく警察の制服が見えたので、戸を開けた。

「110番通報しましたね。状況を聞かせてください」
僕の唯一の不安は、警察が来た時に男がいなくなってしまうことだった。
そうしたら警察は僕の言葉をまともには聞かないだろう。
警察が帰った後にまた同じように戸を叩かれたらどうしようかとそれが不安でならなかったが、
警察に事情を聞かれているうちに、下で例の男の怒鳴り声が聞こえて、ある意味ほっとした。

「ここに自筆で名前書いてもらえますか」「生年月日、教えてもらえます」
110番通報した人はわかると思うが、警察を呼んだ被害者に対して
まるで容疑者のように慇懃無礼に振舞うのにちょっと驚く。
以前に110番通報した時に「免許証のコピー取らせてくれませんか」と言われて、
ふざけんなと思って断ったことがあった。まるで疑われているのは被害者の自分であるかのようだからだ。

とにかく、ちょっと下に来てください。
例の男が騒いでいる中で、僕をそいつと引き合わせよういうのだ。
僕は一瞬躊躇した。顔を一度見合わせれば、お互い気まずくなるし居づらくなるのではないかと思ったからである。
しかし警察に言われるまま、下に降りることにした。
家を出ようとした時に新聞が投げ散らかされていた。ゴミのことだなっと思った。

戸を叩いた張本人との対面。
僕はたちの悪いいかつい男か、もしくは狂人かのどちらかと思ったが、
見えてみると普通の中年おっさんなのだ。
大家さんもいて警察官も3人いて僕はほっとした。
僕が来るなり男は眼前に迫ってきたので、殴られるかと思い、
殴られる前に殴り返さねばと先手必勝の構えをしたが、警察が押し留めた。

「あんたいつも新聞、ごみに捨ててんだろ。新聞は資源なんだよ。
資源ゴミの日に出せよ。俺はあんたを半年前から知ってるんだ。
だけどいつも遅いからな、ずっと注意したくてもできなかったんだよ」

おいおいなんだよ、そんなことかよ。だったらそんなに興奮せずに普通に言ってくれればわかるだろうに。
「新聞は資源なのに普通のゴミの日に出すなんて非常識じぇねえか、いい加減にしろよ」
「あのね、こんな夜遅く、戸を蹴破らんかの勢いで叩いて怒鳴り声をあげる方が非常識ってもんだろうが」
互いに険悪のムードが漂うが、警察もなんだこんなことかと思ったらしく、仲裁に入る。

「わかりました。じゃあ笠原さんは、ゴミのルールを守って、新聞は資源ゴミに出してください。
それからおたくさんは、注意するにしても夜遅くに騒ぎ立てるのはやめてください。わかりましたね」

中年おっちゃんもちょっと落ちついて反省の色をみせたので、まあ僕としてもいわれていることは僕が悪いので謝った。
「いやあ、わたしもね、警察が来るとは思わなかったのでちょっとびっくりしましたよ」
「それにしてもずっと注意したかったんです。きっとこんなだらしない奴、
茶髪でへんてこな髪型していて、目つきの悪い奴かと思って、注意するのにあんな声を出してしまったんです。
なんだ、見たら笠原さんっていい人じゃないですか」
「そうですよ。笠原さんっていい人なんですから、言えばわかる人なんですよ」
大家さんがすかさず言葉を入れてくれたのはうれしかった。
僕も謝り、向こうも謝って、これで一件落着となり、日曜日の夜の騒ぎは終わった。

<4>
ほんと恐いですね。世の中って。
たとえばこれがもっと変な人だったら、新聞のゴミの出し方のせいで僕が戸を開けた瞬間ブスっと刺されているかもしれないし、
もし僕が変な人だったら、注意されたことに腹を立ててブスっと刺しているかもしれない。
ほんとその辺は紙一重の世の中に生きてるんです。

でも逆にこうして面と向って話し合えば、お互いにわかりあえるということもあると思いました。
向こうは向こうで、とにかくひどいだらしのないたちの悪い奴だと思い込んでいて、
こっちはこっちで、えらい恐い奴だと思い込んでいたが、
こうして互いに話し合うことで理解がしあえたんです。
その当事者にわって入った大家さんと警察という存在も、場を静めた効果はあったと思うのですが。

でもほんと一瞬、戸を叩かれわめかれた時は、生きた心地がしなかったですね。
恐怖にあんなにもかられるなんて。
「ゴミの出し方が原因で殺人事件」なんて翌朝の新聞に載らなくってよかったですよ。全く。


by kasakoblog | 2001-08-19 15:24 | 一般
2001年 08月 18日
ハットトリック
なんだかなああ。。。

ムーンロードー駅前果実商店街
洋服のワカミヤ   SALE! SALE! SALE!!!!!!
岡本夏生、パリで60着服を買う。勝負服は一着100万円。
お~い、モーニング娘。。。。。やーい
ハチミツれもんって昔はやったよね。
ダビングダビングダビングダビングダビング・・・・・・・
ああ無情。レミゼラブル

起承転結がなんだって?
社長さんはいらっしゃいますか
キーボードのキーの間に挟まった消しゴムのかすをふっと吹いてみた
イットイレエイットイレ
おおおなら へ
速達
ジーパンのしわ
今日は爪切りで足の爪を切ろうかと迷う時が必ず人にはある
ピーピーピーピーピー・・・ガッチャン
優しさ 変態 ボールペン レシートの束束束
ティッシュをまるめて放り投げて、ゴミ箱に嫌われて、その残骸

今日もまた日が沈む日が昇る
THEEND

文字化け????????


by kasakoblog | 2001-08-18 14:52