<   2008年 10月 ( 11 )   > この月の画像一覧


2008年 10月 31日

FXをはじめてみた~魅惑的で恐ろしいです

株、投資信託には記事を書く上での勉強のために、
すでに投資していますが、
やっとFX(外国為替証拠金取引)も3日前にはじめてみました。

いや~、恐ろしく魅惑的。
投資の恐ろしさ(=楽しさ)を、
株より投信よりも実感します。

何が恐ろしいって、
24時間いつでも市場があいていて、
めまぐるしくレートが変わること。
株なんかよりはるかに流動性がある。
流動性とは換金性のことで、
すぐに買えるしすぐに売れる。

だから、儲けるチャンスがいっぱいに見えるわけです。
たとえば私の場合、レバレッジ(借金ギャンブル)はせず、
レバレッジ1倍=すなわち外貨預金型で
1オーストラリアドル=58.1円で、
最低売買単位の1000通貨、5万8100円を投資した。

ところが1日たったら、
58.1円が63円ぐらいにまで上がっていて、
もうこの時点で売れば5円×1000通貨で5000円の儲けになる。
株じゃなかなかこうはいかないけど、
FXの動きはめちゃくちゃ早い。
だからこんなことが可能になる。

FXは勉強のためなので、
ずっと長く持っていようと思ってはじめた。
というのも、為替の投資というのは、
レートの変動による儲けだけでなく、
金利差による儲け(=スワップポイント)もある。

日本はバカみたいな低金利でしょう。
ところがオーストラリアの金利は6%。
日本との金利差分、毎日6.8円の収入が入ってくる。
だからほっといてもその分の収入があるから、
しばらく置いておこうと。

ところが1日で5円も動けば、
5000円の儲けになる。
これだったら外貨預金のように、
長期保有で金利差収入を得るより、
毎日、デイトレすれば、
えらい儲かるんじゃないかという、
ものすごい誘惑が襲ってくるのだ。

冷静に考えれば1日で5000円儲ける可能性があるということは、
5000円いきなり損してしまう可能性もある、
極めてハイリスクハイリターンなわけだけど、
市場もいつでもやっているし、
常に価格も変動しているので、
買いやすい売りやすいので、
そのような魅惑があるのだ。

そしてさらに恐ろしいのが、
レバレッジへの誘惑である。
私はレバレッジ1倍、すなわち「借金なし」型ですら、
たった6万円の元手で、
1日に5000円儲かってしまうとすると、
もしレバレッジを2倍にすれば1万円儲かる。
レバレッジを10倍にすれば10万円も儲かる。
レバレッジを100倍にすれば100万円儲かる・・・、
と、際限のない欲望につきまとわれるわけだ。

株や投信とはまったく別物で、
多くの人がFXにハマる理由がよくわかる。
FXはじめたら24時間為替レートが気になって仕方がない。
パソコンの前に向かうと、
常にレートをチェックしたくなり、
1円の動きというより1銭の動きが気になる。

これはほんと恐ろしいです。
株や投信なんかよりもはるかに簡単だし。
実際にやってみてわかりました。
FXの恐ろしさ=楽しさを。

ただ私が投資したタイミングが、
非常に恵まれていたから、
このような儲け幻想が生まれたこともある。
だって私は1豪ドル=58.1円で買ったけど、
1カ月前まで90円もしていた。
1~2年前までは100円超えていたこともあった。
いかにこの金融危機の余波で、
急速に円が異常な値上がりをしたかわかるだろう。

そんな不安定な状態で、
マーケットが動いているため、
1日で5円も動くという、
とんでもないことが起っている。
金融危機でなければこんなにレートは動かないのが一般的だ。

日本株は割安だから投資したいと思っても、
どこが本当の大底なのか誰にもわからない。
ところがFXは丁半バクチそのもの、
株が下がろうが関係ない。
景気が悪くなろうが関係ない。
レートが上がるが下がるか、
どちらかに予想するだけなのだ。

さらに先ほどいった金利差収入もある。
為替レートの変動は予想はつけにくいが、
日本が超低金利で世界は高金利というのは誰でもわかる。
為替レートが予想できなくても、
高金利の通貨を持っていれば、
毎日収入が入ってくるからこそ、
急速に広がったのだ。

この金利差のせいで、
個人だけでなく世界中の投資家が、
円を売って(借りて)外貨を買い、
金利差でまる儲けできる、
キャリートレードがさかんに行われたため、
円安バブルが長らく続いていたのだ。

それがこの金融危機でやっと終わろうとして、
正常な状態に戻ろうとしていた矢先に、
日銀がまた利下げするなんていったから、
キャリートレードが復活し、
ドル、ユーロなど、円安が5~10円も進むという、
まさにギャンブル相場が活況を呈したのだ。

FX恐ろしいです。
手を出さない方が懸命です。
やるなら絶対にレバレッジはかけないこと。
レバレッジ1倍=外貨預金型にして、
為替レートの変動で儲けを狙わず、
金利差収入を楽しむ方がいいです。

投資って人の心を狂わせるんですね。
自分で実際にFXに投資して実感しました。

今、株に投資すれば儲かるかもしれないし、
株よりはるかに簡単なFXも魅力的だけど、
そんなことで小金を稼ぐより、
本業に集中し、自分のスキルを磨くことや、
自分が楽しむことに“投資”した方が、
はるかに有意義だと、改めて思いました。


by kasakoblog | 2008-10-31 19:07 | 金融・経済・投資
2008年 10月 28日

円安でボロ儲けした輸出企業~円高は家計の味方~

自国の通貨が高くなって危機だと騒ぐのは日本ぐらいか。
今、多くの国は自国の通貨が急落し、
安くなっていることに深刻な危機感を募らせているのに、
日本は何十年たっても円高で危機だと、
バカの一つ覚えのごとく騒ぎたてている。
円高で危機だと騒ぐメディアや評論家は、
経済を知らない人間の言うことだと思った方がいい。

<円高がなぜ危機ではないのか>
・長らく続いた円安バブルで、
輸出企業はこの7年間、円安のおかげでボロ儲けしてきたから、
今、円高で損をしたって、十分すでに儲けている。

・日本の輸出依存度は16%に過ぎず、各国に比べて低水準。
輸出企業がダメでも日本経済全体への影響は16%に過ぎない。

・円高により、物価高で苦しむ国民にとっては、
食料品やガソリンなどが安くなる。

円高になると輸出企業は大打撃を受ける。
トヨタ自動車の場合、1円円高で年間350億円の営業利益が吹き飛ぶという。
だから大変じゃないかというのはアホの言うことだ。
逆に考えれば1円円安なら、
350億円利益が転がりこんでくる。

ここ7年間、空前の円安バブルだった。
110円ー120円でほぼ推移し、
輸出企業は円安バブルでボロ儲けし続けてきた。

本来なら貿易黒字を続ける日本の実勢レートは、
とっくの昔に1ドル=100円が妥当な水準ではないか。
もしそうだとするなら、
トヨタで考えればこの7年間、10円円安だった分、
350億円×10円×7年間で、2兆4500億円もの営業利益を、
何の営業努力もなく、ただ円安なだけで、
儲けてきたことになる。

本来とっくの昔に円高になるはずが、
なぜ空前の円安バブルが続いていたかというと、
日本が預金者泣かせの超低金利を続けてきたからだ。
この円の信じがたいというか犯罪的な超低金利が、
世界の金余りに拍車をかけ、
今回金融危機を招いたように、
投機熱を煽った一因となっている。

円なら1%ぐらいで金を借りられる。
だから世界中の機関投資家や金融機関が、
1%の低金利で円を借りて、外貨に換え、
それを5%とか10%の利回りが期待できる金融商品に投資する。
そうすれば労せずしてボロ儲けできる。
この円キャリートレードが長らく続いたことで、
本来なら円高になってもおかしくないのに、
ずっと円安が続いていたのだ。
そのおかげで輸出企業もさんざんボロ儲けしてきた。

それがこの金融危機で、
ギャンブル(投資)を手仕舞いして、
換金しなくちゃならなくなった世界中のギャンブラー(投資家)が、
円キャリートレードをやめたからどんどん円高が進んでいる。

今、確かに円高は異常ですよ。
だって円はどの通貨に対しても全面的に高くなっている。
こんなこと本来あるはずはないのに、
なぜそのようなことが起きたかというと、
日本が国民をバカにした超低金利を続けてきたから、
世界中が円を借りていたからだ。

たとえば今、大問題になっているアイスランドでは、
一般庶民が円で借りて住宅ローンを組んでいた。
なぜか。
円で借りれば空前の超低金利だからだ。
こんなことが世界中で行われていたからこそ、
円安がずっと続いていて、それが今、終わろうとしている。
だから急激に円高が進んでいる。

だから円高になるのは当然だ。
円高になって輸出企業が大変かもしれないが、
日本経済における輸出依存度はわずか16%に過ぎず、
各国に比べて極めて低水準だ。

上場企業に輸出企業の割合が多いために、
株価が急落し、日本経済全体がひどい目にあっているように見えるが、
輸出依存度は16%に過ぎないわけだから、
あとの84%は円高なんか関係ないわけである。

さらに国民にとっては、
円安より円高の方がはるかにありがたい。
石油の自給率はほぼ0%、食料自給率が40%の日本にとって、
円高になればなるほど、石油も食料も安く買うことができ、
最近、急激な物価高で国民の生活を圧迫していたものが、
円高によってやわらぐことができるのだ。
はっきりいって円高になれば、
何の景気対策もしなくても、
輸出企業はともかく、国民生活は楽になるのだ。

円高がすべてメリットだけではないが、
円高のデメリットだけを強調するのは、明らかにおかしい。
こういうおかしな円高危機論調を鵜呑みにしないよう気をつけたい。


by kasakoblog | 2008-10-28 19:08 | 金融・経済・投資
2008年 10月 28日

26年前の株価水準まで暴落

日経平均はついに7162円。
この2ヵ月でおよそ半値まで下げた。
この株価は1982年11月以来の低水準という。

何もかも右肩上がりになる時代は終わった。
何もかも右肩上がりになればいいという時代は終わった。
長期で株を保有していれば絶対上がるというのが、
嘘だということが明確にわかった。

成長すればいいってもんじゃない。
地球の身の丈にあった、
経済規模なり社会秩序が必要だということを、
今回の世界金融危機で世界が気づけるかどうか。

以前、私は日記で「マイナス成長が義務化される時代」
というのを書いたが、
もはやプラスに成長することがいいとは言い切れなくなった。
それがこの世界同時株安から考える教訓ではないのか。

資本主義は崩壊し環境社会主義経済になるんじゃないか。

わかりやすい例でいうならレジ袋。
レジ袋を削減すると1年間で約600億円節約になるという。
逆をいえば600億円分のレジ袋産業が失われ、
経済はその分、マイナスになる。
しかしレジ袋を削減するのは、
経済にマイナスだからといって悪いことだろうか?

世界の価値観が大きく見直される時がきた。


by kasakoblog | 2008-10-28 19:08 | 金融・経済・投資
2008年 10月 27日

すべての問題は借金に通ず~国家破綻も個人破綻も~

世界の好景気はアメリカ人の借金依存症によって支えられていた!
先日ニュース番組でアメリカ人のライフスタイルについて、
驚くべき特集が放送されていた。
アメリカ人の多くがクレジットカードのリボ払いで、
借金しまくって生活し、消費しまくっていたというのだ。

ある程度、予想はしていたが、ここまでひどいとは・・・。
なんと今、アメリカ人の自己破産者急増で、
教会で「収入の範囲内で生活しましょう」
「収入の最低1割は貯蓄しましょう」と、
日本人なら小学生でもわかる、
当たり前のことを教わっているという。
しかもそれを大の大人が知って、
目からウロコのごとく喜んでいる。

私はサラ金の著書のなかで、
一貫して主張し続けているのが、
サラ金より悪いのはクレジットカードだということ。
借金でつまずく多くの人間がクレジットカードだ。
あたかもATMで自分のお金を引き出せるかのような、
超高金利のキャッシング。
毎月一定額さえ払えば、どんだけ借金しても構わないという、
恐ろしい仕組み・リボルビング払い。

借金問題というのはこのカードキャッシングと、
カードのリボ払いがほとんどの諸悪の根源だ。
なぜなら借金している感覚を本人に感じさせないからだ。

サラ金から借りれば誰でも後ろめたさがあり、
借金したから返さなければという、
当たり前の感覚になるが、
カードは借金している感覚がない。
まるで自分がVIPになったような錯覚さえ覚える。
だから投資教育ばかりで貯蓄教育されていない、
マヌケなアメリカ人は、クレジットカードを10枚も持って、
あちこちで借金して買いまくり、
ついにこの金融危機で、
首が回らなくなった人が急増したというのだ。

日本人からしたら信じがたい感覚だが、
アメリカ人では当たり前だという。
こんな借金主義が横行しているから、
サブプライムローンなんていう、
日本でいったら多重債務者や無職者やフリーターに、
20%の高金利で2000~4000万円ぐらい融資し、
住宅ローンを組ませるというとんでもないことが起こった。
これが今回の金融危機の火種の一つである。

ただアメリカ人の借金主義のおかげで、
日本製の車や商品が売れていたわけだ。
日本だけでなく中国をはじめとする新興国も、
このアメリカ人の借金主義のおかげで、
これまで空前の経済成長を遂げてこれた。

しかしアメリカ人はやっと気づき始めた。
収入以上の支出をしてはいけない。
むやみやたらに借金してはいけない。
カードではなくなるべく現金を使う。
収入はすべて使ってしまうのではなく、
将来のために少しは貯蓄しようと。

そのおかげでアメリカで物が売れなくなった。
だから世界中の景気が悪くなった。
でもそれって正常な状態に戻っただけじゃないか。

資本主義経済で恐ろしいのは、
借金を踏み倒すことが合法的に認められていることだ。
個人なら自己破産すれば、借金を踏み倒すことができる。
会社なら倒産すれば、同じく借金を踏み倒すことができる。
そして国家も破綻してしまえば、借金を踏み倒すことができる。

アメリカ人は自己破産して家だけ売って、
またのうのうといつも通りの生活をしている。
そしてアメリカという国家は、
この重大な金融危機を解決する最終手段として、
ドルを刷りまくるか、国家破産して、
借金を踏み倒すという方法も視野に入れている。
そうなれば米国債を買いまくっている日本は大損こくことになる。
米国債なんて紙くずに投資している個人ももちろん。

日本という国家だって恐ろしいですよ。
財政赤字の問題をほったらかしにして、
未だにバラマキやってるのは、
最終手段として増税しまくって、
そこから財政赤字を返済するか、
もしくはいざとなったら国家破産して、
国民の借金を踏み倒そうという選択肢も視野にあるからだろう。

そんなバカなと思うかもしれないが、
そんなバカなことがこの100年に1度の金融危機をきっかけに、
起こるかもしれない。

結局、この金融危機にしても、
国の財政問題にしても、
すべてはサラ金問題と同じ、
借金問題にいきつくわけです。

借金するから国がおかしくなる。個人がおかしくなる。
世界がおかしくなる。
借金して投資したから金融機関が破綻した。
借金があるから金目当てで人を簡単に殺してしまう。

社会をおかしくする大きな原因は、
借金問題に起因するんじゃないか。
そして借金を踏み倒してもいいという、
とんでもないルールが合法とされているから、
借金したもんがちみたいな、おかしな風潮になっている。

多分、この金融危機で資本主義経済は崩壊する。
新しい経済ルールを作らなければならない。
社会主義や共産主義が見直されるかもしれない。
イスラム社会の金融ルールが見直されるかもしれない。
新しい経済体制は、
国家も会社も個人も借金禁止社会になる。
そういう可能性も秘めていると私は思う。

もしかしたらその方が社会はよくなるかもしれない。
もう経済成長なんかする必要ないんだから。


by kasakoblog | 2008-10-27 19:09 | 金融・経済・投資
2008年 10月 20日

日本株ほど危険な資産はない!米国株より下がりまくり

世界同時株安だけど、
なぜか日本株だけ異常に下がってるってご存知だろうか?
今回の金融危機で深刻なのは、
アメリカおよびヨーロッパなのに、
日本株はアメリカ株よりヨーロッパ株より、
さらには新興国よりも下がっている。
下記のデータを見れば一目瞭然だ。

9月12日~10月11日の株価下落率
ロシア :37.0%
日本  :32.2%
ブラジル:29.2%
アメリカ:24.9%
ドイツ :21.6%
イギリス:20.4%
インド :19.1%
韓国  :16.0%
中国  :3.8%

日本は主要市場の中でもワースト2の下落率である。
金融危機の震源地アメリカよりはるかに下落している。
一般的に新興国の方が株価の乱高下が激しいと言われているが、
ブラジル、インド、中国よりも下落している。
日本は今回の危機では他国に比べて、
影響が少ないはずにもかかわらずである。

でもこの1ヵ月だけのデータだけじゃ信用ならない、
といううたぐり深い方のために、もう1つ。
2007年10月末~2008年10月10日の株価下落率を見てみよう。

上海  :66.4%
ロシア :62.0%
香港  :52.8%
日本  :50.6%
ブラジル:43.2%
フランス:41.1%
ドイツ :39.1%
アメリカ:38.4%
イギリス:35.8%
カナダ :34.4%

1年間のデータで見ても日本の下落率はひどい。
日本より悪い上海、香港は、
ご存知のように今年のオリンピックが終わったら、
下落するんじゃないかと言われていた。
ロシアは原油価格が下がれば当然下がるし、
オリンピック前後にきなくさい軍事騒動を起こした。
こうした暴落するような“危険な”株式市場と、
日本の株式市場はたいして変わらないという恐ろしさなのだ。

投資にはリスクがある。
リスクというのは変動率(ボラテリィティ)のことを指す。
ジェットコースターのように乱高下する金融商品ほど、
リスクがあるということになる。

投資の教科書的な内容でいえば、
新興国株式に比べて先進国株式のリスク(変動率)は少ないとされているが、
そんなことはまったくのいい加減だということが、
今回の事態で明らかになった。
あやしげな中国株、ロシア株ぐらい日本株は恐ろしいのだと。

もちろん裏を返せば、日本株はそれだけ、
ハイリターンが見込める金融商品ともいえる。
大損する可能性も高いが大儲けする可能性も高い商品なのだ。

そんな危険な金融商品にだよ、
「投資は投機(ギャンブル)じゃない」とか、
「日本の企業を応援しよう」とかいって、
優遇税制までつけて、国は「貯蓄から投資へ」の大号令のもと、
年金不安と社会不安をあおり、
50歳以上の世代に、
「預金だけでは老後の生活は不安だから、
いち早く日本株に投資しなさい」と煽ってきた。
だから退職金をライブドア株にほとんど突っ込んだ、
なんていう愚かな輩も出てきてしまった。

もちろんそれが愚かな行為だったかどうかは結果論に過ぎない。
ライブドアはうまく行けば大儲けした株に化けていたかもしれない。
今、株式市場が暴落し、大企業に投資しても大損していても、
5年後10年後には大儲けして、
「金融危機と騒がれ暴落したけど、
あわてて売らなくてよかった」という日が来るかもしれない。

ただ今、日本株について言える事実は1つ。
日本株ほど危険な金融商品はない。

なぜサブプライムローン問題が軽微なのに、
アメリカやヨーロッパ株より暴落してしまうのか。
なぜ日本の金融機関は欧米に比べればはるかに健全なのに、
(地銀はやばいが)
こんなに暴落してしまうのか。
その理由の1つは、外国人投資家が多いからなのだが、
外国人投資家が多いのは日本に限った話ではない。
にもかかわらず、日本株がこんなに暴落してしまうという事実は、
これを機会にしっかり直視した方がいい。

私は日本株に投資することは悪いことだとは思わない。
ただ日本株に投資することは、
競馬やパチンコに金を突っ込むより、
下手をすると危険だという事実は忘れない方がいい。
それさえわかっていれば、
退職金を全額株にぶっこんだり、
まあそれは極端としても、
預貯金や目先の生活資金がないのに、
株に多額の投資をしてしまうことはないだろう。

この先、どうなるかわからない。
今がもしかしたら絶好の買いのチャンスかもしれないし、
そうでないかもしれない。
それは誰にもわからない。
丁半バクチみたいなもんだから。

ぜひ日本株投資はギャンブルであるという認識を、
この金融危機をきっかけに持ってもらいたい。
もちろん、ギャンブルだから大儲けするチャンスはあるけど。


by kasakoblog | 2008-10-20 19:10 | 金融・経済・投資
2008年 10月 15日

転職して良かったこと

みなさんは学校を卒業した後、
就職先に迷いませんでしたか?
私も迷った。
だって卒業時点で特殊技能があるわけでもなく、
特別な資格を持っているわけでもない。
どうしてもやりたいことなんてない。

・ノルマが厳しくなく、激務でない会社
・安定していてそこそこ給料がもらえる会社
それが多くの人の本音ではないだろうか。
でも面接で「楽してそこそこ給料がもらえる、
安定した仕事がいいです」なんて口が裂けても言えない。
そこではりぼての志望動機を作り出す。

そんなこともあって私が大学卒業後に就職したのは、
消費者金融のアイフル。
今でこそサラ金は“斜陽”産業だが、
私が入社した今から約10年前は、
従業員3000人以上、全国500店舗以上、新卒採用は約300人!
東証1部上場を控え、急成長を遂げる、“優良”企業だった。
とりたてて特殊技能もなく、やりたいことがない私にとって、
最適な職場だったといえるかもしれない。

そこで私は何を間違ったか、入社当初から、
先輩社員を追い抜き、営業成績でトップに躍り出てしまう。
アイフルにいたのは2年半ぐらいだが、
ほぼずっとトップセールスを誇っていた。

だから私が旅に出たいから会社を辞めるというと、
もったいないという声が聞かれた。
このまま行けば出世頭じゃないか。
最年少課長とかも夢じゃないんじゃないか。
急成長を遂げる上場企業で、
一早く課長になれるっていったら、
それはやっぱり捨てがたい魅力があった。

しかし今にして思うと転職して良かったと思う。
サラ金業界は、上限金利を29.2%から18%に下げられてしまい、
しかも過去にさかのぼって利息を返せという話になり、利益は急減。
ネット化の荒波もあり、店舗や人員もリストラの嵐。
つぶれることはないにせよ、
未来に希望がもてる成長産業ではなくなってしまった。

もう1つ、転職して良かったと思うのは、
手に職が身につけられたこと。
アイフルをやめた後、編集業界にもぐりこむことができ、
今は編集プロダクション3社目だけど、
万が一、会社に何かあっても、
編集業、ライター業、カメラマン業として、
個人でもやっていけるだけの技量を身につけることができた。

就職や転職で迷っている方も多いと思う。
私のこのような経験から言えることは、
・今、流行っている業界、成長している業界を選んでも、
10年先どうなっているかは誰にも予想しがたいので、
はやりすたりで業界を選ばない方がいいということ
・できれば会社に頼らず、
個人の技量がつくような業界・職種に転職すること
以上の2点を考え、就職先、転職先を選んでみてはどうか。

私は今でこそ、写真集や書籍を出すまでになったけど、
10年前まではどこにでもいる普通の人に過ぎなかった。
別に編集・ライター・カメラマンなどの専門学校に行った経験もない。
そういう人でもうまく転職が成功し、
自分自身の力をつけていけば、
うまく世の中わたっていける可能性がある。

政治家も官僚も企業もあてにならない時代。
どんなことが起こるかわからない時代。
だからこそこれからは、
個人一人一人が何ができるかを問われる時代になる。

シビアな未来から目をそらさず、
自己防衛するために、
大樹の庇護でぬくぬくと過ごすことも1つの手だが、
大樹がなくなった時に、自分だけでも、
生きていける力を身につける手段・方法を、
考えてみてはいかがだろうか。

ただ、単に儲かるからとかだけでなく、
その仕事が楽しいと思えるものだと、
さらにハッピーだけど。

今の会社でいいのか。
今の職種でいいのか。
今の業界でいいのか。
立ち止まって考えてみてはいかがだろうか。


by kasakoblog | 2008-10-15 19:11 | 働き方
2008年 10月 14日

インド=経済成長はウソ?中国にはほど遠いインド

今、経済急成長を遂げる代表的な国をご存知だろうか?
その筆頭はBRICs(ブリックス)と略され、
ブラジル、ロシア、インド、中国の4ヵ国だ。
BRICsファンドなんていうのも2~3年前から登場していて、
「貯蓄から投資へ」という国の大号令のもと、
資産運用にめざめた日本の一般国民も、
将来儲かるのではと思い、こうしたファンドに投資している。
(私もちなみに1万円だけ勉強のため買いました)

インドといえば日本ではバックパッカーぐらいしか興味がなかったのに、
今や書店に行くとインド経済本やインド投資本がずらりと並ぶ。
特に、インドと中国は人口10億人を超える超大国。
将来、経済大国になる筆頭としてかなり喧伝されている。

インドの経済成長率は、9.1%(2005年)、9.8%(2006年)、9.3%(2007年)。
中国は、10.1%(2005年)、11.6%(2006年)、11.9%(2007年)。
10%近い経済成長率を毎年記録している国は、
世界中を見渡してもなかなかない。

ところが、先日インドに9年ぶりに訪れ、がく然とした。
見た目には9年前と町の様子がほとんど変わっていないのだ。
とても経済高成長を遂げている国とは思えなかった。

私は中国はほぼ毎年のように訪れているけど、
経済成長しているのが旅行者の目からも明らかにわかる。
次々とできる高層ビル、高層マンション。
次々とできる高速道路や空港。
古い商店や住宅街はつぶされ、真新しいショップが次々とできる。

しかもこの変化は、首都北京や経済都市上海だけではない。
各地方都市もその「経済成長」の波は確実に押し寄せ、
その地方都市からチベットに行くような、
かなり「奥地」にもその効果が波及している。
すごい経済成長、経済発展だなと、すぐにわかるのだ。

インドには見た目にはまったくそれがない。
首都デリーの道路すら、未だにちゃんと舗装されておらず、
でこぼこの道があったりする。
デリーとアグラーをつなぐ道路は一般道で、
高速道路をつくる気配はない。
やはりそこも相当なでこぼこ道だ。

中国のように高層ビル、高層マンション、ショッピングセンター、
デパート、スーパーのような建設現場もとんと見当たらない。
9年前に訪れたのとさほど変わる様子はないのである。

経済成長をする中国では、自動車や家電製品が売れている。
しかし未だに首都ですらでこぼこ道で、
かつ道路には牛のふんが撒き散らされているようでは、
仮にお金があっても自動車は買いたくないんじゃないか。
だって新車なんか買ってもすぐ汚れちゃうし、
渋滞もひどく、でこぼこ道だから、
その性能を活かせないまま終わってしまいそうだ。

中国なら中級ホテル程度なら、
クーラーもあれば冷蔵庫もあるが、
インドではよほど高級ホテルに泊まらない限り、
まともなクーラーはないし、冷蔵庫なんかない。
そもそも電気がちゃんとくるんだかまだ怪しいインドで、
最新の家電製品なんか消費電力が多くて、
使えないんじゃないかと思う。

もちろん、経済成長の萌芽も見られる。
アグラー行きの長距離バスに乗った時のこと。
私の隣に座った20代の若者は、
写真も撮影でき、音楽も聴ける携帯電話を見せてくれた。
確かにこうした面は、9年前とは違う変化だが、
乗ったバスのオンボロさは9年前と変わらず、
運転席のドアがないとか、
ところどころ窓がないとか、
もちろんクーラーなんかついているわけもない。
この辺が中国とは決定的に違う点だ。

経済成長率のデータを見る限り、
インドは9%台、中国は10%台でその差は1%あまりだが、
経済の発展段階には10年20年の差が感じられる。
とてもじゃないけど、インドの経済成長はまだまだという感じがした。

それともう1つインドの場合、経済成長の大きな足かせになるのは、
カースト制度だろう。
カースト制度は複雑なこともあり、私には正確な理解はできいないが、
ともあれ固定身分制度の影響が強いインドでは、
自由資本主義経済の発展に大きな悪影響を及ぼすのではないか。
資本主義経済が発展するには、
大量消費してくれる国民が必要だが、
カースト制度が邪魔をする可能性があると考えるからだ。

よくニュースや新聞、雑誌などで、
新興国としてインドと中国をひとくくりにしているけど、
百聞は一見に如かず。
とてもじゃないけど経済発展段階が違い過ぎる。
インドの本当の経済成長はまだまだ遠い未来だと、
実際に行ってみて思った。

ただ、経済成長している中国が良くて、
まだ発展途上のインドが悪いというつもりはまったくない。
そもそも今、ギャンブル資本主義が崩壊し、
新しい経済体制が必要とされる過渡期である。
従来型の経済成長することが、
国民幸福の良し悪しの尺度にはなりえない時代になっており、
経済を比べて、中国が進歩し、インドが遅れているから、
インドも中国や日本などの先進国に追いつくべく、
経済成長すべきとは言いがたいのだが。


by kasakoblog | 2008-10-14 19:12 | 金融・経済・投資
2008年 10月 10日

今こそ消費税廃止が最大の景気対策

「解散どころじゃない、景気対策をやれと国民は思っている」
居座り居直り首相、麻生太郎。
しかし経済対策といっても、
証券税制優遇や高速道路の1年値下げ、
いるかもわからん公共事業と、
どうしようもない対策しか指示できていない。

ぜひここで景気対策として、消費税廃止をしてもらいたい。
私だったらこのタイミングで、景気対策やるなら、
高速道路引き下げだとか無料化なんて、
ごく一部の国民しか恩恵を受けない対策じゃなく、
消費税廃止をする。
消費税廃止したら、全国民に5%の減税効果がある。
こんなすごい景気対策はない。
物価上昇分も給料が上がらなくても相殺できるのだ。

消費者物価指数が2.4%も上昇しているという。
物価が上がれば消費者の財布のひもは固くなる。
そうなれば企業は儲からなくなる。
そのせいでリストラや倒産が発生し、
失業率が上がれば、もっと消費は回復しなくなり、
さらに株価は下がり、
はっきりいってどうしようもない悪循環、
日本経済はめためたになってしまう。

小手先の景気対策のために解散を引き伸ばすぐらいなら、
さっさと解散しなさい、麻生。
解散しないから、アメリカよりも他のどの国よりも、
日本の株はがた落ちしている。
サブプライムローンの影響が軽微な国の一つにもかかわらずだ。

居座るんだったら消費税廃止ぐらいの、
インパクトのある景気対策を打ち出さない限り、
失望感が漂い、また景気は悪化するだけ。
解散するか、消費税廃止するか。
麻生の選択肢は2つしかない。

消費税廃止して年間10兆円の財源はどうするかって?
天下りを全面禁止にすれば1~2兆円税金が浮くといわれている。
参議院を廃止する。
500人近い衆議院議員を300人に減らす。

タクシーや海外視察と称した海外旅行費用、
遊興費と称して無駄遣いしている役人から、
その分の金を罰金として取り戻せばいい。
年金を100万件改ざんした社会保険庁の職員の年金を、
全部没収して税金にあてればいい。

まあそれは極論にせよ、
あまりにどうしようもない無駄遣いが多すぎる。
景気対策が大事だから解散しないと麻生がいうなら、
景気対策の財源を赤字国債ではなく、
無駄遣いの徹底削減ないし、
無駄遣いした人間から財産没収するぐらいの覚悟をみせろってもんだ。

ちなみに自民総裁選に立候補し、
消費税10%値上げを声高に主張し続けいている、
現経済財政政策・内閣府特命担当大臣、
与謝野馨は世界恐慌の引き金ともなりえる、
リーマンブラザーズの破綻が、日本経済に与える影響を、
「ハチが刺した程度」と発言した。
こんな経済オンチが麻生内閣の経済財政政策を行い、
こんな経済オンチが総裁候補にもなり、
消費税10%にしろとほざいている。

国民をバカにするにもほどがある。
消費税廃止し、麻生内閣が即解散したら、
株価はあっという間に回復するだろうし、
消費は上向き、企業の業績はマシになり、
景気後退の影響を最小限に食い止められますよ。

共産党あたりが景気対策と称して、
次の選挙で消費税廃止を訴えたら、
もしかしたら自民・民主は惨敗し、共産党政権ができるかも。

誰か消費税廃止を公約にする政治家はいないのか。
高速道路無料よりよっぽど現実味がある。


by kasakoblog | 2008-10-10 19:13 | 消費税
2008年 10月 09日

金融危機をわかりやすく解説

「金融」と聞いただけで、
すごく高度なことをやっているように
思う人がいるかもしれないが、それは大いなる勘違い。
金融とは一言でいうならマネーゲーム。
競馬やパチンコと同じギャンブルに過ぎない。
「金融はギャンブルだ」ということを頭の片隅に置きながら、
今回の金融危機のからくりをわかりやすく説明します。

今回のアメリカの金融危機の引き金となったのは、
アメリカ投資銀行4位のリーマンブラザーズが破綻したから。
“投資銀行”なんていうとすごくかっこよく聞こえるが、
仕事はギャンブル、つまりギャンブラーだ。
競馬でどの馬が勝つかをあてるように、
どの企業が市場で勝つか、どの不動産が値上がりするか、
予想し、金を注ぎ込む。
それが投資銀行の主な仕事だ。

みなさんが一般的にイメージする銀行というのは、預金を扱っている。
(これを商業銀行という)
ところが投資銀行は預金を扱っていない。
日本でいうところの証券会社にあたる。

投資銀行は商業銀行のように預金がない。
つまりお金がふんだんにあるわけじゃない。
でもギャンブルで大儲けするには、
できるだけ大金をぶっこまなければならない。
そこで投資銀行が何をしたか。
借金してギャンブルをしたのだ。

借金してギャンブルすることを「レバレッジ」という。
レバレッジなんていうといかにも高度な金融手法に聞こえるが、
ようは元手に金がないのにそれ以上の金を賭けられるという、
借金ギャンブルと何ら変わりない。

借金しても勝ち馬予想が当たって儲かっていた時はいいが、
賭けていた不動産(サブプライム)が値下がりしてしまうと、
膨大な損失が膨らんでしまった。
それで経営が破綻した。

これって、借金をしてギャンブルをし、大損こいて、
自己破産するどうしようもないクズ人間と変わりないわけです。
ところが賭ける対象が馬でなく、
企業や不動産になっただけで、
まるでギャンブラーとは縁遠い、
崇高な仕事に見えてくるから不思議だ。

投資銀行の社員は、ギャンブルを仕事にして、
ものすごい高い給料をもらっていた。
外資系投資銀行の日本法人で働く人たちでも、
若い社員でも年収1000万円、2000万円は当たり前。
マネーゲームの本場アメリカの投資銀行の給料は、
一説には平均年収6000万円ともいうほどべらぼうな金額だ。

これだけ高い報酬をもらっていながら、
大損こいたから税金で助けてくれなんて、
そりゃ国民が反対するに決まっている。
たとえば日本で、競馬で損した人がかわいそうだからといって、
税金でギャンブラーを助けるバカはいない。

こうした国民世論も背景にあり、リーマンブラザーズは救済されなかった。
政府がギャンブラー(金融機関)を助けなかったために、
株式市場という名のギャンブルに参加し、大損こいている金融機関たちは、
恐ろしくなって株券を売りまくって現金に換えた。
だから株価が大暴落し続けている。

大損こいたのが投資銀行(証券会社)だけならよかったが、
国民の預金を預かる商業銀行や保険会社もマネーゲームに参加し、
今回、大損こいてしまった。
だから同じギャンブラーでもリーマンは助けなかったが、
AIGという保険会社は政府が大金注ぎ込んで救済したわけだ。

保険会社や商業銀行が経営破綻すると、国民にも実害が及ぶ。
みなさんが預けている預金がふっとんでしまう。
銀行から融資を受けている企業が、
ビジネスを行っていくための資金が調達できなくなってしまう。
本来なら実体経済とは何ら関係のないはずのマネーゲームなのに、
マネーゲームで損をこいたのが個人や一般企業ではなく、
保険会社や商業銀行だったために、
みなさんのお金にまで実害が及ぶ危険が増したのだ。
だからなんとしても税金を突っ込んででも、
金融機関を助けなければならないという議論が出ている。

そこで金融機関を助けるために、
金融機関が持っている、値下がりしてしまったいわば「はずれ馬券」を、
税金で高く買い取ってあげようと言い出した。
(これを公的資金による不良債権の買い取りという)。
もう1つは、直接金融機関に税金をつぎ込み、
金融機関の業務を円滑に行わせようというものだ。

確かに金融機関を助けなければ、
預金もなくなってしまうかもしれないし、
企業の資金調達ができなくなってしまうから大変というのはわかるけど、
なぜギャンブルをやって負けた人間を税金で救うのか。
しかもギャンブルで負けたすべての人間を救うのではなく、
金融機関だけ救うのはおかしいんじゃないかと、
国民から批判があがるのは当然だろう。

こうした世論が気になった議員たちが、
選挙を前に、金融機関だけを助ける法律なんて賛成できない。
そのためアメリカの下院で金融救済法案が一度、否決されてしまった。
それを受けてマネーゲームに参加している金融機関たちは、
危機感を募らせた。
不動産で大損こいた金融機関のお金が枯渇してしまう。
そこで持っている株をあわてて売り払い、
現金に換えようとした。
こうして売る人がいっぱいいるために、再び株価が暴落してしまった。

金融機関は株を売るだけでなく、
大損こいた分の資金をなんとか確保するため、
企業に融資するのをやめたり(貸し渋り)、
企業に融資している金を引き上げようとしたり(貸しはがし)しはじめている。
こうして企業の資金調達も困難になり、
ますます経済全体が悪くなり、株価が下がる結果となる。
まさに悪循環の連鎖。
だから株価がどんどんどんどん下がり続けているのです。
以上がここ2~3週間、アメリカで起きた金融危機の概略です。
なんとなくおわかりいただけましたでしょうか?

なぜこれがアメリカの株価だけでなく、
全世界の株価が暴落しているのか。
答えは簡単。
1つは大損こいたアメリカやヨーロッパの金融機関が、
マネーゲームで世界中の株式に投資しているから。
日本の株式市場も外国人投資家が6割占めているともいわれている。
でも外国人投資家が大損こいてしまったから、
持っている日本株や中国株やインド株やロシア株やブラジル株を売って、
現金に換えて損失を補おうとしている。
だから世界中で株価が下がるはめになってしまった。

もう1つは、多くの国々が、
アメリカ(ジャイアン)をお得意様にしていたから。
アメリカがいろんな国から買い物してくれたから、
世界中の国々が儲かって、未曾有の好景気にわいていた。
ところがその肝心のアメリカの金融がおかしくなり、
景気が悪くなり、物を買わなくなってしまった。
だからアメリカ以外の国の株も下がってしまっている。

残念ながら今の世界経済システムは、
2つの心臓で成り立っている。
1つは金融という心臓。
金融がちゃんと動かないと、
体中に血液(マネー)が行き渡らなくなり、死んでしまう。
だからどんなにギャンブルで失敗し、
高給とってとんずらしているバカな金融機関でも、
心臓なので助けなくてはならない。

もう1つはアメリカという心臓。
アメリカが世界中から買い物してくれているから、
今の世界経済が成り立っている。
だからアメリカ(心臓)の調子がおかしくなってしまうと、
体全体が悪くなってしまう。
だから嫌でもアメリカを助けなくてはならない。

ここからは私の考えだけど、
ギャンブルをやるような金融機関や、
借金まみれでいばりくさっているアメリカを中心に、
経済が成り立つ時代はもう限界なんだと思う。
私はこの機会に、経済がめちゃめちゃになろうとも、
ギャンブルして大損こいた金融機関や、
借金まみれで浪費ざんまいするアメリカを、助けるべきではない。
安楽死させるべきだ。
延命治療に金を注ぎ込んでも、
問題を先送りするだけで、
そのツケは未来にどんどん大きくなるだけだと。

この危機を仮にしのげたとしても、
またいつか同じ問題が発生する。
抜本的に資本主義のあり方、金融機関のあり方、アメリカのあり方が、
問われているのだと私は思っている。


by kasakoblog | 2008-10-09 19:14 | 金融・経済・投資
2008年 10月 08日

嘘つきインド人との戦い!~インド旅行記

インドに行ったことがある方なら経験があり、
何度となく聞かされている話かもしれないが、
はじめて聞く人はきっと驚くと思う、
嘘つきオートリキシャー(自動三輪タクシー)の騙しのパターンを紹介しよう。

■1:通常の2倍、3倍は当たり前
バススタンドからホテルまで行こうとした時のこと。
ガイドブックの地図で見る限り3~4kmとそう離れていない。
ところがはじめのドライバーは「300ルピー」(約750円)を提示。
「そんなバカな」と私はこのドライバーを見限る。
すると別のドライバーが「150ルピー」(約375円)を提示。
なんと一挙に半額である。
それでも高いんじゃないかと思った私は、
「100ルピーでどうか」と持ちかけるが、
相手に根負けし、150ルピーで行くことにした。

■2:料金以外にガソリン代を請求するパターン
さてこの半額提示の運転手。
運転がてら「300ルピーなんて高いよ、あいつら!」
などと私に同情ふりをして、ガソリンスタンドに直行。
そしてガソリン代は別だと言わんばかりに「50ルピー払え!」とまくしたてる。

この手はすでにデリーでもやられた。
もちろん払う必要は微塵もない。
「150ルピーと言っただろう。あんた」
と冷たくあしらえば、大概はあきらめる。

ちなみにバススタンドーホテル間を150ルピーで行ったわけだが、
翌日、逆区間に乗ると70ルピーだった。
さらに半額。
おそるべしインドである。
どれだけぼったくられているか、わかったもんじゃない。
まあぼったくられることもバクシーシ(喜捨)と考えられなくもないが。

■3:料金交渉した値段に後から上乗せ請求するパターン
何人ものリキシャーと交渉し、何度となく値段交渉し、
やっと50ルピーで行くと決まった。
ところが降りる頃になって、
「60ルピーだ」「遠かったから」などという輩もいる。
これもインドの常套手段。
まったく払う必要はない。
この手のパターンが一番ムカつくので、
「50ルピーと言っただろうがドアホ!」
と日本語で怒鳴ってやるのがよい。

■4:行き先が閉館・閉鎖していると嘘をつくパターン
さらに恐ろしいのが嘘である。
目的のホテルに行こうとしたら、
「そのホテルは閉鎖した」と運転手がいう。
一瞬、信じてしまいそうになるが、やはり嘘だった。
ちゃんとホテルは営業していた。

なぜこのような嘘をつくのか。
自分が紹介料をもらえるホテルに連れて行くためだ。
そのために、行こうとするホテルの、あることないこと嘘八百を並べる。

「そこのホテルは閉鎖した」「そこのホテルは危ない」
「そこのホテルは汚い」「そこのホテルは高い」

ホテルだけでなく観光名所も休館日も平然と嘘をつく。
デリーのある世界遺産に行こうと、その場所を伝えると、
「そこは金曜日、土曜日は休みだ」という。
嘘をつくのはわかっているので、
「嘘言うな」というと、彼は自信たっぷりにこう言うのだ。

「別にオレは困らない。
あんたをその場所に降ろすだけで金がもらえるんだから。
しかしあんたにとっちゃ、時間のロスだぜ。
行って閉まってたなら。それでも行くかい?」

こうまでして自信たっぷりに言われると、
本当なのかもしれないと思ったが、
こういうあやしげな輩は避けて、
別のオートリキシャーを捕まえていくと、
何のことはない、普通にオープンしていた。

■5:安い値段提示をし、セット料金で儲けようとするパターン
これは2度あった。
値段交渉していると1人だけずば抜けて安い金額をいうリキシャがいる。
この距離で50ルピーとは随分安いなと思い、
安いリキシャーに乗ると、
しつこくこの後の予定を聞いてくる。
目的地に到着し50ルピー払おうとしても、
「お金はまだいらない。オレの話を聞け」
とばかりに、勝手に観光ルートをつくり、
「この後、こことここも合わせて回ってやる。
いくらでも時間は待ってやる。
それでトータルで料金を払ってくれればいい」という。

つまり安い値段でつっておいて、
後の面倒もすべて見てトータルで儲けようというパターンだ。

こういう姑息な手を使う輩は、
後でまたもめる原因。
第一、彼にここで待ってもらわなくても、
リキシャーなど町中に腐るほどいる。
待ってもらう必要はなく、
一回50ルピーで乗せたらはい終わり。
しつこく追いすがってきたが、
こういう輩ほど後がやっかいなどでバッサリ切った。

■6:つりをごまかす輩
これはリキシャではないが、ホテルのフロントでのこと。
600ルピーの請求に対して、私が1000ルピー札を出すと、
200ルピーしか返してこない。
あまりにその態度が堂々としているので、
自分が間違えたのかなとか思うが、そんなことはない。

「釣りが足りない」
彼はニヤニヤしながら「そうでしたっけ、だんな」ってな具合に、
ポケットからいやいやもう1枚、100ルピー札を取り出す。
ここで魂胆が読めた。釣り銭をくすねる確信犯だ。
「足りないっていってんだろうが!」
怒鳴ったところで百戦錬磨のインド人である。
「仕方がねえな。まだ足りないってか?」
とまるで私が悪いかのような態度を平然ととり、
今度はしわくちゃの50ルピー札1枚を差し出す。

「だから足りないだろう、まだ!」
まったくこういつは日本人のくせして金にうるせえ奴だ、
といわんばかりにやっとこ最後の50ルピー札を取り出し、
なんとか400ルピーの釣りを受け取る。

インドではぴったりお金を出す。
釣りを期待しようものなら、
こうした面倒な交渉がいることを頭に入れておきたい。

ちなみに、同じインドでもラダックにいる時は、
このようなことは一度もなかった。

インド人のぼったくりって、
ずる賢い小役人みたいなもの。
言葉巧みになんとかくすねようという、
せこい役人的根性がうかがえる。

逆に言えば、強硬手段に出てこないのは安心。
たとえば屈強な男が何人も取り囲むとか、
銃で脅すとか、睡眠薬を飲ませるとか、
そういうのはほとんど聞いたことがない。

その代わりしつこい。
だから小賢しい小役人根性を叩きのめすべく、
そんな時はビシっと言ってやらねばならない。
でないといつまでもお目こぼしをいただけると、
すりよってくるので。

ちなみにインドの名誉のために言っておくが、
こういう嘘をついたりぼったくろうとするのは、
リキシャ、タクシー運転手、ホテル、観光名所のみやげ物店、
自称ガイド野郎などが主であって、
普通の人はとても親切だ。
バスで隣になったおじさんは、ピーナッツをおごってくれたり、
写真を撮ってあげたら金物屋の兄ちゃんは、
どこからかジュースを買ってきておごってくれたり、
旅行客が普段直接絡まない人たちはおおむね親切なので、
インド人=嘘つきと思わないように。


by kasakoblog | 2008-10-08 19:15 | 旅行記