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2012年 11月 30日
地方を衰退させる中国・韓国・原発問題
韓国人だらけのバス&温泉地!
急きょ入った温泉取材のため、
木曜・金曜は福岡経由で熊本の温泉地に行った。
福岡から3時間かけて行く、
山奥の温泉地行きのバスには、
韓国人もかなり多く乗っていた。
バスのアナウンスも英語はないのに、
日本語と韓国語の両方だ。

「昨年は震災の影響で落ち込みましたが、
かなり回復してきたら、今度は中国や韓国との問題で、
中国人・韓国人観光客が激減し、今やっとまた回復してきました」
とここの温泉地の旅館の人はいう。

先週、宮崎・高千穂に行った時には、
中国人観光客がかなり多かった。
熊本駅そばのラーメン屋にも、
大挙して中国人が訪れていた。
箱根やお台場にもアジア系観光客がかなり多い。
最近、地方の観光地に行くと、こうした傾向が顕著だ。

経済成長戦略がどうの、地域経済の活性化がどうのというが、
観光業で外国人観光客から外貨を稼げるのは、
こんなおいしいことはない。
日本人はすっかり自信喪失して意気消沈し、
ろくに旅行にも行かないし、
たいして金も使わないからあてにならない。

でも地方の観光業はハコモノ産業だ。
一度作ってしまったハードのインフラ、
ホテル、レストラン、ショッピング施設、観光スポットなどは、
臨機応変に拡大・縮小できるものではない。
1人でも客がいればランニングコストがかかってしまう。
ならばできるだけ稼働率を上げることが重要だ。
そんな時、中国人や韓国人観光客は地方にとって救世主になる。

実際に九州のゴルフ場は次々と韓国資本に買収されているという。
韓国の客の方が多いからだ。
これを「韓国に乗っ取られた」と否定的に捉える人もいるだろうが、
じゃあ韓国人の代わりに売り上げが伸び悩む、
ゴルフ場に何度も行ってあげるのかといったらノーだろう。
ゴルフ場なんて他に転用できるような施設でもなく、
そのまま廃業したら損失は大きい。
まさに「救世主」となっているともいえる。

ところが原発なんてまがいものを作り、安全管理ができないために、
とんでもない事故を起こしてしまい、
結果として世界から見れば、
日本全体が放射能汚染された危ない地域とみられ、
外国人のキャンセルが相次いだ。

やっと震災の影響から回復してきたというのに、
中国や韓国と必要以上にもめ、
それどころか戦争するぞぐらいの勢いで、
右傾化している政党・政治家が急増している。
毅然とした態度は必要だが、
まるでわざと騒ぎを大きくするよう、
煽って人気をとる政治家まで出てきている。

こうした無神経な人間のせいで、
地方で中国・韓国の観光客がキャンセルしてしまい、
より日本経済、地域経済を疲弊化させている。
最もらしい経済成長戦略を掲げる前に、
円高是正なんて日本では絶対にできない、
不可能な政策を掲げる前に、
アジア観光客からがっつり稼げる、
地方の観光収入源のジャマをしないことこそ、
経済成長戦略ではないのか。

もちろん地方が中国人と韓国人観光客だけに依存するのは危険だ。
海外を相手にする以上、特に中国や韓国のような、
ならず者国家を相手にする場合には、
いくら国民が素晴らしくても、国が何をしでかすかわからず、
思わぬ悪影響がある可能性もある。
また観光業はグローバル競争ゆえ、
今は日本の観光地に目が向いていたとしても、
流行によっては観光客が減ってしまうことも考えられる。

また韓国人や中国人ばかりが増えると、
他の日本人観光客が嫌がってしまうという可能性もある。
食い散らかしマナーや、悪気があるわけじゃないんだろうけど、
声が大きく、騒がしい傾向もある。

温泉地からバスで福岡に帰る際、
運転手さんは私に気を遣い、
「後ろ4席、韓国人の方ですが、
席、変えましょうか?」と声をかけてくれた。
きっと韓国人がうるさいというクレームが多いからなのだろう。

温泉宿の人は「また日本で原発事故みたいなものがあった時、
関係のない九州でも大量キャンセルが出てしまうので、
外国人だけに頼るのはリスクが大きい」と話していた。

でも日本人だけでは食っていけない。
一定程度の外国人=アジア人が必要だ。
ならば円高是正してわずかな輸出産業だけをボロ儲けさせるより、
外国人が日本に来てもらって金を使ってもらった方が、
はるかに経済効果がある。
それは日本全体の国益にもなるわけで、
それをジャマするような政治家は害悪でしかない。

そういえば石原慎太郎が東京都知事をやめたのに、
未だに五輪招致の無駄金を続けるという都知事候補者が多いのに驚く。
東京は五輪なんかやらなくてもいい。
そんな経済をマヒさせるような邪魔なことしなくても、
東京駅リニューアルしかり、スカイツリーしかり、
一人勝ちの様相を呈している。

むしろ日本の候補地として東京と争った、
福岡でなら招致する意味ははるかに大きい。
福岡はなんといっても空港から市街へのアクセスがむちゃくちゃ近く、
韓国や中国にも近い、今後、発展が期待できる場所だ。
韓国・釜山から福岡まで船でも3時間の距離だ。

東京一人勝ち状況が続き、
どこの地方都市も魅力を失っている中、
個人的に今後大いなる期待が持てそうな都市として、
私が真っ先に思い浮かべるのは福岡。
そういう場所で五輪というならまだ意味はあるし、
東京より圧倒的に知名度が低い福岡で五輪をやることで、
知名度を上げ、かつ五輪をきっかけに、
九州各地の観光地にも目が向けば、
長期的な経済効果が期待できると思う。

中国人、韓国人と敵対することばかり考えず、
彼らを「カモ」にして、
気持ちよくお金を落としていってもらうような、
そういう政策を掲げる政治家が少ない。
それは国民が何かと中国、韓国を下に見て、
彼らをバカにすることでしかアイデンティティが保てないほど、
偏狭なナショナリズムにしがみつかないと、
自分の存在価値がなくなってしまうからだとは思うが、
そんなちっちゃなことに執着しているから、
より日本がダメになるのであって、
きゃつらをうまく「騙して」お金を落とさせる、
そういう工夫を考えて儲けようという発想に、
切り替える必要があるんじゃないかと思う。

世界を席巻する中国人観光客
http://kasakoblog.exblog.jp/18515595/

今年も年賀状代わりに「かさこマガジン3」を無料配布します!
http://kasakoblog.exblog.jp/19283082/

・12/16(日)14~16時に旅写真教室開催!
http://www.sanctuarybooks.jp/eventblog/index.php?e=523&cal=1

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by kasakoblog | 2012-11-30 20:59 | 金融・経済・投資
2012年 11月 29日
熊本の温泉でのミラクルな出来事
月曜日に熊本から帰ってくると、熊本の温泉に取材に行ってほしいとの依頼が。
そんなわけで今、福岡空港経由でバスで3時間、熊本の山奥の温泉に泊まっているのですが、なんとも奇遇な出会いが!
取材で指定された温泉地は、数ヶ月前に熊本市内でイベントをするので被災地の写真を貸してほしいとメールをくれた方が働いていると言っていた場所だったのだ。
取材が前日に決まり、電話をしてみると、取材する温泉宿の隣の旅館に勤めているというので、そこに泊まることに。
夜、食事が終わってから3時間、その方や職場の方で旅好き、カメラ好きな方と、かさこマガジン2を見ながら旅話、カメラ話、被災地の話などをしました。

写真を貸し出しただけでメールのやりとりだけで終わっていたかもしれない縁が奇遇にもつながった。
自分が興味があることや活動をしていることを情報発信していると、自分の興味や価値観に近い人が集まってくる。
そしてつながるべき人とは期せずしてつながっていく。
逆にどんなに求めてもタイミングがあわないのはまだ会うべき時期ではないから。
そうやって人の縁はつながるべき人とつながるべきタイミングでつながるんだなと思う。

でもそれは偶然ではない。自ら前向きに行動しているから。
出会いやチャンスがないんじゃなく、そうした努力をしていないから。
努力しても出会わないのならそれはまだ時期尚早というサインなはず。
奇遇に見えてすべては必然であり、自分次第なんだなと感じる毎日です。


by kasakoblog | 2012-11-29 23:31 | 旅行記
2012年 11月 28日
今年も年賀状代わりに「かさこマガジン3」を無料配布します!
毎年恒例、年賀状代わりに希望者のみなさまに、
無料で配布するミニ写真集「かさこマガジン」第3弾を出します!
ぜひ希望の方はメールで連絡いただければと思いますが、

1:「かさこマガジン1」「かさこマガジン2」で、
希望のメールをいただいた方は、

・以前お送りいただいた住所に今回も無料で送付しますので、
住所などを再送していただかなくて大丈夫です。
・住所変更された方はご連絡ください。
・今回は5500部刷るので部数に余裕があります。
いろんな人に配りたいのでもっと欲しいという方は、
必要部数とお名前、住所をお送りいただければと思います。

2:今まで希望メールを出したことのない方は、
・郵便番号、住所、お名前、必要部数を、
kasakotaka@hotmail.com
までメールください。

※マンション名なども省略せずに記載してください。
メール便で送るため戻ってきてしまうことがあるため。
※電話番号は不要です。
※希望のメールについては、フェイスブックのメッセージや、
ツイッターのメッセージでも構いません。

・今年お会いして、名刺交換させていただいた方には、
そこにお送りいたします。
もし必要部数が2部以上の場合には、ご連絡いただければと思います。

<なぜ無料なのか>
これまで「かさこマガジン1」「かさこマガジン2」を、
もらった方はご存知かと思いますが、
今回、はじめて希望される方のために、
「かさこマガジン」の趣旨を紹介したいと思います。

「かさこマガジン」はミニ写真集ですが、
私のいろんな活動がわかる「宣伝ツール」的意味合いもあるため、
有料ではなく無料でお送りしています。
できるだけ多くの人に「かさこ」を知っていただき、
ブログなどを見てほしいと思っていることから、
できるだけ多くの方に見ていただくため、無料でお配りしています。
私の会社案内のようなもの、だけど読み物・写真集になっているもの、
とご理解いただければと思います。

また以前から、ブログの読者さんとつながりをより深めるため、
読者さんの希望する写真で、年賀状を送ることもしておりました。
ただ「工場写真がいい!」「猫写真がいい!」「海外の写真がいい!」
と写真が多岐にわたり、煩雑になってきたため、
だったら年賀状という1枚ペラではなく、
冊子としていろんな写真が載っているものを送ったらいいと思い、
かさこマガジンを年賀状の拡大版的意味合いでお送りすることにしました。

私はネットでの活動が中心ですが、
近年は「ネットからリアルに」という形で、
オフ会、講演会、かさこマガジン送付など、
アナログな接点も積極的に持っていこうと思っています。
せっかくネットで知り合った縁ですので、
ネットだけでなくいろんな形でつながれたらなと思います。

また無料にできるのは、今年の「かさこマガジン3」には、
9人分の広告が入ることもその理由の1つです。
広告収入で印刷代はまかなえそうになりました。

ただ以前から「こんなに立派な冊子を無料でもらうのは申し訳ない。
せめて配送料だけでも支払わせてほしい」との声も多くあり、
ただ1部送るのはメール便で80円のため、
80円をわざわざ振り込んでもらうのは申し訳なく、
もしよろしければアマゾンで何か買い物する際、
私のブログ下のリンクから何か買っていただけると、
商品代金の4%前後が私に入りますので、ご協力いただければありがたいです。

アマゾンアフィリエイトの協力もありがたいのですが、
それよりも自分の周囲の知人や友人の方に、
私のブログやかさこマガジンを紹介していただける方が、
何よりありがたく思います。

長くなりましたが、かさこマガジン希望する方は、
遠慮なくメールいただければと思います!
※いただいた個人情報は、かさこマガジン送付以外には、
使用しませんのでご安心ください。

今回は全40ページの予定。
私の想いがつまった渾身の作品ですので、
ぜひ受け取っていただければと思います。

希望の方は、
郵便番号、住所、お名前、必要部数を、
kasakotaka@hotmail.com
にお送りください!

※メールは何時に送っていただいても構いません。
スマホはまだ持ってないですし(笑)、
PCメールをケータイには転送しておりませんので、
時間は気にせずお送りください。

※かさこマガジンの広告は締切させていただきます。

「かさこマガジン1」PDF版
http://www.kasako.com/works.files/kasakomz1.pdf

「かさこマガジン2」PDF版
http://www.kasako.com/works.files/kasakomz2.pdf


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by kasakoblog | 2012-11-28 22:53 | お知らせ
2012年 11月 28日
同時被災しない場所とのつながりを~災害に役に立った商店街ネットワーク
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政治家が誰になろうが、自然災害は止められない。
ましてや今、立候補している政治家のほとんどは、
311の教訓からも学ばず、甚大な人災を引き起こす、
原発再稼動にまい進中だ。

いつ自分が被災者になるかもわからない状況の中で、
今、やっておくべき重要なことは、
同時被災しない場所とのつながりを持つことだ。

同時被災しない場所とのつながり、
すなわち東日本の人と西日本の人とが知り合いになれば、
どちらかで災害が起きた際にいろいろな助けになる。
こういうつながりがあるかないかで大きな命運をわけた、
といっても過言ではないだろう。
今回の東日本大震災で被災地を救うことになった、
商店街のネットワーク事例を紹介したい。

「なんでわざわざ大阪まで行って、
仏壇屋が芋煮作って売らなきゃいけんのよ。
まったくはじめは意味わからんかった」
というのは山形県酒田市の商店街で、
仏壇の販売をしている仏壇の佐藤さん夫婦だ。

2008年頃、地域活性化などの取り組みをしている、
コーディネーターの藤村望洋氏から、
全国各地の商店街を結ぶ「ぼうさい朝市」の企画を知った。
来るべき災害に備えるためには、
全国各地に点在する商店街同士がつながり、
防災協力をする必要がある。
その予行練習ともいえる「ぼうさい朝市」を開催し、
全国の商店街が集まり、支援物資の炊き出し市のような、
物産展をやろうというのが内容だった。

「なぜそんなことわざわざする必要があるんだ?」
はじめはまったくその意味がわからなかった。
山形酒田市、宮城県南三陸町、岡山県笠岡市、兵庫県佐用町、
その他、大阪や鹿児島、島根、福井など、
いくつかの商店街が集まり、この「ぼうさい朝市」を開催した。
わざわざお金をかけて、大阪まで朝市のために出向き、
本業でもない芋煮を作って売ることに、
正直、面倒だと思っていたという。
しかも災害が起きていない時に、
防災イベントをやっても人々の関心は薄い。
だから余計にやりがいがない。

しかしこの防災ネットワークが思わぬ効果を生むことになった。
そう、311、東日本大震災が起きたからだ。
「ぼうさい朝市」で何度か顔を合わせていた、
宮城の南三陸町が甚大な被害を受けた。
まさにこの時のために、防災ネットワークがあったんだと知った。

「混乱した被災地に物を送っても、二次災害を引き起こすだけ」
と佐藤さんは語る。
かつて山形酒田市で市街のほとんどが火事で焼けてしまう、
「酒田の大火」があったが、
その時、体育館に山のように全国から届いた支援物資が邪魔になり、
人災を引き起こしたことを知っていたからだ。

「被災地に何でも送ればいいってもんじゃない。
はっきりいっていらないものを送られても邪魔になるだけ。
そもそも混乱した被災地で仕分けをするのも大変だし、
中身を確認するのも大変。
被災地支援をするには、被害を受けていない隣接の町に、
支援物資を集め、そこから被災地に物資を運ぶべき」
というのが、かつての災害からの教訓でもあった。

この時のために「無駄」とも思える「ぼうさい朝市」を行ってきた。
このネットワークに参加していた商店街の中で、
南三陸に近いのは酒田だった。
「うちらが支援の拠点になる!」
大阪、岡山、鹿児島など、
他の商店街からの支援物資や義援金を、
山形酒田の商店街に送ってもらう。

わざわざ西日本から被災地に駆けつけるには、時間もコストもかかる。
ならば被災地に近い人に、
物やお金だけ送ってもらう方がはるかに効率がいいし、
支援する側の負担も減るという利点もある。

ただ佐藤さんが一番はじめに被災地に行く際、
ちょっと困ったことがあったという。
「『仏壇のさとう』って書いてあるワゴンで、
被災地に行くわけにはいかねえよな・・・」
「支援物資輸送車」というステッカーを作り、対応した。

支援物資を持って、酒田から被災地へと行く。
隣といっても、日本海側の酒田市から、
太平洋側の南三陸に行くまでは車で4~5時間かかるが、
3月18日に被災地に入って以降、
何度もこうした「ぼうさい朝市」のネットワークを活用し、
被災地支援を行ったのだった。

被災地の混乱の中で、
被災していない隣地域とのネットワークが、
いかに大事かということを物語るエピソードがある。

2011年4月のこと。
避難所となっている小学校で、ノロウイルスが流行し、
このままでは全滅しかねないとの、
切迫した支援メールが被災地からきた。
酒田で消毒液となる材料をすぐさま集め、翌朝に配送した。

その早さに被災地では驚いたという。
実はすぐそばの避難所にも、
消毒液の材料があったということが後日わかったらしいのだが、
混乱した被災地では、避難所同士の連絡もままならない。
同時被災していない、隣の町に頼んだ方が、
着実に届けやすいということもいえるだろう。

「2008年から朝市という形で顔見知りになっていたから、
お互いに信頼しあって支援ができたんだと思う」と佐藤さんはいう。
無駄だと思った「ぼうさい朝市」が見事に役に立ったのだ。

・・・・・
山形酒田で11/17に「被災地取材を通した防災講演」をする際、
これまで東京や宮崎で実施したスライドにプラスし、
最後に「同時被災しない場所とのつながりを。
ぜひ私とツイッターやフェイスブックでつながっていただければ、
何かあったら酒田に行きます!」というのを加えた。
その翌日、仏壇のさとうさんに話を聞くことになり、
同時被災しない場所とのつながりの重要性を聞いた。

災害時の企業の防災対策では、
同時被災しない場所に第二本社を置くとか、
データセンターを分散しておくといったことが重要だと言われる。
それと同じように個人レベルでも、
同時被災しない場所とのつながりを、
持っておくことが重要だ。

ただ残念なことに、今回の東日本大震災でわかったことは、
こんな大災害が起きているにもかかわらず、
いや、こんな大災害が起きたからこそ、
「お隣」同士が対立しあい、協力しない場面も多く見られた。

山形の交流会で福島から来た人に、
「福島だと中通りと浜通り、会津の3つにわけているけど、
そんなに違うんですか?」と質問していた人がいた。
県外から見れば、中通りも浜通りも会津も同じ福島だが、
県内感情でいうと同じ福島でも地域が違えば、
人種が違うがごとく考える人も中にはいる。
福島のいわき市なんかでも感じたことだけど、
市内の町の人と津波でやられた海側の人は、
また「人種が違う」といい、あまり仲がいい感じはなかった。

別に福島に限った話ではないが、
本来助け合うべき隣合い同士は、
距離が近すぎるがゆえに、些細な違いを大きく取り上げ、
いがみ合い、ライバル視する傾向が強い。
日本、中国、韓国のいがいあいが、
西洋人から見たらバカらしいかもしれないが、
ヨーロッパ同士が未だに一つの国にならず、
県みたいな小さい単位で国として存在していることが、
アジアから見ればバカらしいと感じるように。

そうした感情論の対立はどうしても発生してしまう。
ならば少し離れた隣町と、つながりを持っておき、
いざという時には助け合えるようにしておくのは、
非常に重要だなと思った。

今はネットがあり、ツイッターでもフェイスブックでも、
県内の狭いつながりから脱して、
ぜんぜん違う地域の人とつながりやすくなった。
そうしたつながりを利用し、
災害が起きた時に助け合えるようになれれば、
災害後の人災は随分減るだろうなと思う。

私もネットを通じていろんな読者と、
オフ会や講演会を通じて知り合っているので、
そうしたネットワークで災害時に助け合えたり、
または被災地からSOSがあった時に、
私が現地に飛んで情報を拡散するといった、
そんな役割ができるのではないかと思っています。

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by kasakoblog | 2012-11-28 22:32
2012年 11月 27日
じゃんけんで議員を決めるのがふざけてる?裁判員はくじ引きですが。そもそも選挙は憲法違反
維新・橋下氏に期待していたが、政策がまったく違い、
しかも落ち目の石原慎太郎氏を代表に据えるなど、
とんでもない詐欺みたいなことをしていて、
みんなの党は合流しなくてよかった、
このクソみたいな寄せ集めで第三極と名乗り、
選挙が終われば、民主や自民や公明と連立を組む可能性のある、
詐欺政党・維新の会を擁護するつもりはまったくないが、
みんなの党との選挙区調整について、
「最後はじゃんけんで決めてもいい」と橋下氏が発言したことを、
「有権者をバカにしている!」「じゃんけんで決めるなんてふざけてる!」
というが、じゃあ裁判員はくじ引きで決めているのはどうなんだ、
そっちの方がよっぽどふざけてるだろうと思ってやまない。

政治家がじゃんけんで決めるのがふざけているなら、
裁判員をくじ引きで決める方がもっとふざけている。
例えば、自分が事件の加害者なり被害者だったとして、
法律も知らない、ただ単にくじ引きで選ばれ、
仕方がなく裁判に参加し、
印象や感情だけで決めかねない一般個人によって、
自分の人生を左右する判決を決められるなんて、
これほど国民をバカにした制度はない。
政治家をじゃんけんで決めることなんかより、
よっぽど国民をバカにした制度としかいいようがない。

もちろん法律に精通していたとしても、
人間としての良心もなく、
法律や裁判制度の抜け穴を使って、
裁判を妨害し、被害者を苦しめ、
ただ加害者を弁護するために詭弁を弄する、
法律ヤクザの弁護士がいいとは思えないが、
でも彼らは職業として仕事をしているわけで、
変なことをすれば自分の評判に傷がつくリスクを背負っている。
しかしくじ引きで選ばれた一般個人にはリスクも責任もない。
そんなことに裁判が委ねられているのがおかしいとしかいいようがない。

裁判員制度の比較はともかく、
選挙区の候補者をじゃんけんで決めることより、
はるかに有権者をバカにしていることをご存知だろうか?
一票の格差問題だ。
言っておくが今度の選挙も憲法違反だ。
今までも憲法違反の選挙が行われ、
それで政治家が選ばれ、
裁判で違憲状態だから是正しろといっているのに、
自民も民主も公明もろくに手をつけず、
ずっと放置し続けてきた。

これこそじゃんけん発言なんかより、
有権者をバカにしたというか、
バカにしたでは済まされない致命的な問題だ。

例えば前回の2009年の衆議院選挙では、
一票の格差が最大2.3倍にもなった。
どういうことかというと、
千葉4区の人たちは約48万人の有権者がいて1人しか選べない。
ところが高知3区の人たちは約21万人の有権者で1人を選べる。
ものすごく単純化していえば、
人数で考えたら千葉4区は2人政治家を選べる権利がある。
にもかかわらず1人しか選べない。
高知3区の人たちよりも千葉4区の人は、
政治的価値が半分しか認められないという、
許しがたい差別的違法選挙が堂々と行われ、
だからこそ違憲だという判決が出ているのに、
既成政党は一向に見直す様子もなく、
次の選挙も違憲状態で行われる。
じゃんけんで候補者を選ぶなんて話のレベルじゃない。

それであわてて「0増5減」法なんてやったわけだけど、
まだ1.8倍もの格差がある。
これこそふざけた話だ。
こんな状態で選挙が行われること自体、
一体、どこのあやしげな後進国かって話。
選挙制度が公平な民主主義ですらないわけだ。

じゃんけん発言なんて批判している前に、
もっと重大な信じがたい詐欺制度が温存されている。
毎日、政局のニュースばかりでうんざりするが、
選挙をやったところで1.8倍もの格差があり、
本来なら選挙は憲法違反で無効、
選挙区の区割りをやり直して、選挙をもう一度、
やり直すぐらいのレベルの話である。

そういえば自民党は公約で憲法改正を掲げているが、
違憲状態の選挙制度を今まで放置しながら、何が憲法改正だって話。
憲法違反の選挙制度を温存し、
それすら変えられなかった政党が、
憲法改正とは盗人猛々しいとしかいいようがない。

今度の選挙も憲法違反で政治家が選ばれます。

・選挙日の12/16(日)14~16時に旅写真教室開催!
投票してからきてください!
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by kasakoblog | 2012-11-27 23:59 | 政治
2012年 11月 26日
眠気も吹き飛ぶおもしろい小説「空飛ぶタイヤ」池井戸潤著
本を買ったからといって、全部読む必要はない。
つまらなかったら途中で辞めて、売るか捨てるかすればいい。
もったいないのは、つまらないのに義務で読む時間。
そんな風にして読んでも、何のトクにもならない。

本の中にはどんなに眠くても、
おもしろすぎて、先を読まずにいられない本もある。
つまらない本を義務感で読む時間なんて人生に必要ない。
世の中にはおもしろい本がいっぱいあるのだから。
最近読んだおもしろかった小説が「空飛ぶタイヤ」池井戸潤著だ。

この作家の本は初めて読んだ。
でもとてもおもしろく、早く先を読みたくて仕方がなく、
宮崎に行く飛行機の中、
朝早く出発したこともあり、むちゃくちゃ眠くて、
飛行機で爆睡するはずが、
本がおもしろすぎて、まったく寝ずに読み進め、
さらには熊本空港から高千穂までの2時間のバスの中でも、
ずっと本を読んでいた。
そのぐらいおもしろかった。

内容はよくある企業小説であり、
なんとなくパターン化された感もあり、
それほど驚きの展開があるわけではない。
でも読まずにはいられない。
ストーリーがおもしろいことはもちろんだが、
何より興味深いのは、登場人物それぞれが、
自分の立場や組織の立ち位置や自分の欲望と葛藤しながら、
行動を決めていく様子がわかること。
それが全体として織り成すと、
こんな風な社会になってしまうのかということがよくわかる。

この本に書かれている企業や組織の病理は、
多かれ少なかれ今、自分が所属しているところでもあるはず。
その時、自分はどのような態度をとり、どう行動するか?
それによって社会にどんな影響を与えるのか。
ぜひそういう見方で本を読むと、
この本が単なる小説ではなく、
組織での個人のあり方を考える、
より一層興味深い本になるだろう。

でも思う。
もう組織至上主義の時代は終わった。
これからは日本も世界も個人の時代になる。
たとえば今の日本の政治がダメなのは、
組織=政党が政治家=個人より優先されているからだ。
どんなに素晴らしい理念や政策を持った政治家に入れても、
大きな政党に所属していなければ、
はっきりいって何もできないし、
でも大きな政党に属したら、
政党の多数の方針に従わざるを得ず、
前回の民主党のようにマニフェスト違反の法案に、
賛成を強要されるようなおかしな事態を引き起こす。

それは今のどうしようもない政局を見ればわかるように、
政策がまったく違う党や個人が、
私利私欲のためにくっついたりしているわけだ。
その典型が維新の会と石原慎太郎なわけだが。
政党に取り込まれれば、個人の政策はなきに等しいし、
逆に政党の多数の方針でないにもかかわらず、
傲慢な人間が政党のトップに立つと、
マニフェストにないことまで強引に推し進めてしまう。
個人を犠牲にして組織=政党を優先する体制が機能不全を起こしているのだ。

もう政党政治=組織政治では機能しない。
政党はなしにして、それぞれの法案ごとに、
それぞれの政治家が個人の信条で賛否をする方がよっぽどもいい。

話がそれたが、「空飛ぶタイヤ」は、
別に政治の小説ではなく、企業小説だが、
企業も今の情けない政局争いの政治と似たり寄ったりで、
お客様=国民の満足を考えるより、
社内政治に明け暮れ、派閥を作ったり、裏切ったり、
または個人の私利私欲を優先したりすることで、
本来あるべき企業のあり方がどんどんねじ曲げられていく。

「こんなことするのはおかしいのではないか?」
とどんなに素晴らしい社員が思ったところで、
組織に逆らったら「死」を意味するため、
違法まがいの行為や、お客様のためではなく、
これが社内のためだけのものとわかっていても、
そっちを優先させてしまう。

一人一人の行動は小さいかもしれないが、
組織の論理に押し込まれて、
住みにくい社会を作る加害者になるのか。
それとも少しでも社会がよくなるよう、
そこで組織の論理に抵抗し、
正しい道を選択できるよう行動するのか。

かさこマガジン2で「既得権益はあなたです」
と書いたのはそういうこと。
政治家が悪いといったところで、
国民一人一人が日本社会の一端を担っているわけで、
一人一人の行動の総体が今の日本を作っている。
だとするなら政治家が悪い、だから社会が悪いという前に、
自分ができる行動から変えていく。
それは政治活動とかそういうことじゃなくて、
企業が間違ったことをしていないか、
そうしたことに加担していないか、
少しでも社会が良くなるための選択を行っているかは、
自分自身の行動いかんにかかっている。

そんなことも考えさせられる小説。
ぜひ読んでみるといいと思います。

空飛ぶタイヤ」池井戸潤著

・前にも紹介したけど311後にあらためて読みたいおもしろい小説
マグマ」真山仁著

天空の蜂」東野圭吾著

沈まぬ太陽」山崎豊子著


・12/16(日)14~16時に旅写真教室開催!
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by kasakoblog | 2012-11-26 23:30 | 書評・映画評
2012年 11月 25日
夜通し神楽を撮影してきました!
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11月24日昼から25日昼まで約24時間、
本式神楽に参加・撮影してきました!
神楽といえば宮崎の高千穂が有名で、
観光用に毎晩1時間程度の簡略神楽をしており、
私も10年以上前に見たことがあるのですが、
本式はなんと丸1日、夜通しかけて、33番の舞を踊るという。

4月に防災講演に呼ばれて、
高千穂の1集落である秋元に行ってきて、
「ぜひ神楽の時に来てください!」
というので行ってきました!
とりあえずへとへとなので、
何枚か写真をアップします。

土曜日14時過ぎに神社からご神体を神楽宿(個人宅)に運び、
神々を前に33の舞を16時過ぎから翌日12時ぐらいまで、
ひたすら踊り続けるのをひたすら撮影してました。

村人総出の大イベントで男性は1人いくつも舞い、
女性陣は「神づかわれ」として、食事のふるまいをする。
個人宅にほぼ村人中の人が集まり、観光客もいて、
一度座ったらほとんど動けない状況の中、
めちゃめちゃ明け方には寒くなる寒さとの戦いと、
めちゃめちゃ眠い眠気との戦いの中、
何度か「いくつか舞を見ないで別の家で仮眠をとろうか」
誘惑にかられながらも、時々その場で眠ってしまったものの、
33の舞をすべて見ることができました!

昔は自然の恵みが命の源だったから、
神様=自然を怒らせたら大変なわけで、
だからこそ人知の及ぶところではない自然を、
神様として崇め奉ったわけだ。

でもいつしか人間は科学によって自然をコントロールできると、
とんでもない過信をしたために、
自然災害をきっかけとした人災被害を拡大させているわけだ。

その驕り高ぶった人類に311というとんでもない天災が起きたわけだが、
その後に引き起こされた原発事故による人災はあまりにも深刻。
神々の怒り=自然の猛威を311で学んだはずなのに、
もうすっかり原発再稼働推進する政党ばかり。

でも東日本大震災は終わっていない。
まだまだ大地震はここ10年、何度も起きる。
その証拠に土曜日は宮城で震度4が2回、
関東でも震度4の地震が起きた。

昔の人々は神々を怒らせないよう、
自然の恐ろしさを熟知し、
自然に刃向うような愚かなことはしなかったはずだが、
いつしか大地を離れ、海を離れ、
空気を汚し、コンクリートジャングルに囲まれた町を、
発展したと勘違いして、自然を破壊していった。
でも自然には勝てないんです。
それを311で知ったはず。

別に江戸時代に戻れとか、
みんな農業やれとかそういうことではないけれど、
人間が未だ自然災害には勝てないことを、
認識しなければならないのではないか。
自然災害は想定外に決まってる。
想定できるなんて思っているから間違い、
結果、福島の一部の町を取り返しのつかない、
死の焦土と化してしまった。

今度の選挙の争点は景気対策だの経済対策だの、
増税だのといった話なんかより、
まず311の教訓を踏まえて、
社会をどう形作っていくか、
そのキーポイントとなるのが原発問題だと思う。
この問題を避けたい政治家は、
違う話題を争点にしようと懸命になっているが、
311後の選挙という意味では、
あのような大災害が日本各地で頻発する時代に突入した今、
原発をどうすべきかが喫緊の課題といえると思う。

もう神様=自然を怒らせてはならない。
今度「天罰」が下ったら、東日本や東海地方や西日本は全滅するかもしれない。
そうした危機的状況にあることを忘れてはならないと思う。

一晩中、神様に奉納する舞を見て、
昔の人がいかに神様=自然を恐れていたのか、
自然の恵みがいかに大事かを再認識させられた。


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by kasakoblog | 2012-11-25 22:52 | 【写真】国内
2012年 11月 23日
限界集落なのになぜ豊かなのか~汚染されない水・空気・大地
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「ここは水がきれいで、川の水もそのまま飲めるし、
空気もよくて、土地もいいから、
何かあっても、みんな自給自足できるのよ」

宮崎の山奥、辺境の限界集落、秋元にいる。
町に昔ながらの商店が1軒しかなく、
何か物を買いに行くには、
山道を車で30分行かないといけない。

なぜこんな不便な場所に住んでいるんだろうと、
不思議に思うけど、ここは豊かな自然があるため、
自然の恵みから食料を得ることができる。
日本にもまだこんな場所があるのだ。

ここで4月にも11月にも防災講演をした。
集落は一番の山の奥で、支援が来づらい場所だ。
でも自給自足ができる。
ペットボトルの水なんかなくても川の水が飲める。
もしかしたら都市なんかより、
こういう村が一番災害に強いのかもしれないと思った。

ただこうした村が存続するためには、
原発事故が起き、放射能汚染されないことが条件だ。
幸いにして高千穂は、
九州や四国にある原発からは100キロ以上離れている。

政党が乱立していろんな政策や議論をしているが、
311の教訓から何が国民にとって大事かを考えている党は少ない。
この素晴らしいうつくしい水や空気や大地が汚されてしまうことは、
命を失うのに等しいぐらい、
最も重要な国益を失ってしまう。

それは福島を見れば明らかだ。
福島は原発事故前、水も空気も大地もよく、
自然豊かな土地だった。
しかし一部の金に目がくらんだ輩たちのために、
原発事故により水、大地、空気が汚染され、
死の町と化してしまった。
死の町にならなかったとしても、
福島県産の物は売れない=生計が立てられない状況に、
一部の人は追い込まれている。

昨日、ここで被災地取材についての講演をした際、
感想を言ってくれた人は、
「もうすっかり忘れてかけている、
東日本大震災は他人事ではないとあらためて思った」
と話してくれた。
西日本にしてもそうだし、
先日講演した日本海側の山形の町でもそうだけど、
多くの人にとっては風化しつつある震災になってしまっている。

しかしまだ震災は終わっていない。
地震や津波だけならもう終わって、
復興美談や復興特需で盛り上がっていればよかったかもしれない。
しかし未だ収束不可能な原発が残されたまま、
広範囲に放射能物質により、大地と空気と水を汚し、
今もなお放射能物質は放出され続けているのだ。

そんな事故が起きたにもかかわらず、
原発がないと経済発展できないなどと、
とんでもないことを言っている政党がほとんどだ。
脱原発といったところで、
2030年代に原発をゼロにするといっている政党は、
脱原発なんかではない。
あと30年ぐらいは動かし続けますよ、
ということなのだから。

限界集落なのに「豊かな」暮らしができるのは、
自給自足できる、きれいな水、大地、空気があるから。
人間として動物として生物として生きる我々は、
宇宙船で暮らしているわけでもなく、
空中都市で暮らしているわけでもない以上、
水、大地、空気が命の源であることに変わりはない。

そこを汚染してしまうかもしれない、
破滅的でしかも管理ができない代物を、
短期的に見れば金が儲かるからという理由だけで、
動かしていいわけがない。

人間はロボットではない。
水や大地や空気が汚されては、
生きてはいけないのだ。

そんな当たり前のことを今、限界集落に来て教えられる。
まだ311から2年も過ぎてもいないのに、
ろくに管理もできていないのに、
事故の予測すらできていないのに、
生命の源である根幹を奪われるリスクを背負って、
原発を容認する政党・政治家に投票していいのか。

その大前提があった後、
様々な個別の問題について考えるべきだろう。

死の町と化して国土を奪われれば、
日本は消滅するしかない。
それは国債を踏み倒す程度のなんでもない話とはわけが違う。
再生・復興不可能だ。

菅首相の著書にあったように、運が良くなければ、
東日本全域が避難しなければならなかったかもしれない。
そのぐらい日本は危機的な状況に追い込まれていたということを、
もう一度、認識してこれからの社会を考えるべきだと思う。

もう人災は許されない。
ろくでもない政治家や政党を選んでしまうことも人災だ。
もっとも根本的な生活の基盤である大地を、
汚すような原発方針を持っている政治家・政党は論外であると私は思う。

※明日から集落最大のイベント、夜通し行われる神楽があるため、
多くの人がつめかけていて、
泊まっている農家民宿には、知らない人が30人ぐらいいて、
みんなで楽しい時間を過ごしています。

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by kasakoblog | 2012-11-23 23:24 | 政治
2012年 11月 23日
宮崎高千穂の秋元集落にいます!
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「11月に夜神楽があるからぜひ来てください!」
との言葉を受けて、今年4月に防災講演を行った、
宮崎高千穂の元気な限界集落、
周囲は何もない“日本のチベット”秋元に来ております。

思えば、私に講演を依頼してくださった初めてのが秋元の方。
4月に防災講演を行った際、
そこに聴きに来てくれた方の1人が、
秋にまた近くの別の集落で講演をしてほしいとの依頼が実現し、
22日に夜、高千穂周辺に住む保育士さん約70名の前で、
被災地取材を通した防災の教訓についての話をした。
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それから4月に講演に呼んでいただき、
11月の神楽にも来てくださいと声を掛けてくれた、
秋元で農家民宿をしている飯干家に3泊泊まり、
夜通し33番の舞を奉納するという本式夜神楽を見る予定でいます。
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朝6時の飛行機に乗って8時に熊本空港に到着し、
空港でバスを2時間待っている間、空港で仕事をし、
バスで2時間かけて高千穂に行き、
昼食を食べた後、今回の講演主催者の方が、
車で高千穂観光に連れて行ってくれて、
夕食に宮崎名物・チキン南蛮定食を食べた後、
夜19時から1時間半、防災についての講演を実施。
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21時半過ぎに山奥の農家民宿にたどり着くと、
この農家民宿でもともと牛小屋だった場所をギャラリーにして、
たまたまこの期間、展示を行っている画家さん夫婦も泊まっており、
荷物も置く暇もなく、ひとまず展示を見ることになり、
素晴らしい絵なので販売されている絵本を買い、
その後、お風呂に入った後、
画家さんの旦那さんと農家民宿のお母さんとともに、
夜中1時過ぎまで話をしていて、
これからつぶやきかさこを書いて寝るところであります。

「絆じゃなくて縁でしょ」と被災地ボランティアをしている人が、
よくこう言っていた。
何度も被災地に行っていると「絆」という言葉が、
なんとも嘘くさい感じに思えてきて、
この言葉を使いたがらない被災者やボランティアの人は結構多い。

こうした人たちが使うのが「縁」。
いい言葉だと思うけど、人生って人の縁で生かされているというか、
その人自身の心の状態や行動や志向性によって、
舞い込んでくる縁が変わってくるというのを、
動けば動くほどひしひしと感じてくる。

講演をやり始めたのが3月。
かさこ読者で今まで一度も会ったこともないのに、
宮崎に呼んでくださったのが4月。
その縁をたどってまた講演に呼ばれたのが11月。

そして今、またいろんな人との縁を紡ぎつつ、
夜神楽取材&撮影もできるというチャンスに恵まれる。

「夢壁紙を書くといいい」と前にブログで書いたが、
私の夢壁紙に書いてある夢の1つは、
「全国各地を講演で回ること」。
昨年、一度も講演していない私が、
先週は山形に、今は宮崎に講演に来ているという現実。
自分でやりたいことを書き、それを人前で発表し、
実績を作るためにまず自分主催でやり、
そこからどんどん広がっていく。
行動することによって道は拓けるって、
まさにそのことだなと。

そんなわけで3泊、ケータイの電波もかなり危うい、
集落にあるたった1軒の商店まで車で5分行かねばならず、
コンビニまで行くなら、山をいくつか越えて、
30分ぐらい行かなければならない、
現代日本とは思えない秘境の地で、
観光神楽ではなく、本式神楽を見て、
みなさんに紹介したいと思っています。

・よそ者を嫌う地域に未来はない~限界集落「秋元」の取り組み
http://kasakoblog.exblog.jp/17977776/

・宮崎の限界集落で講演1日目終了!
http://kasakoblog.exblog.jp/17776559/

・夢壁紙
http://kasakoblog.exblog.jp/18866691/

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by kasakoblog | 2012-11-23 01:19 | 旅行記
2012年 11月 20日
最近流行の「ダイバーシティ」という言葉の荒唐無稽~日本が息詰まる原因
「私が質問すると『そこの女性の方』と必ず言われる。
アメリカではあり得ないことですよ。
これが日本のメディアの現状。
周囲はスーツを着た男性記者ばかり。女性記者が少なすぎる」
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「外国人特派員から見た日本のメディア」と題して、
11月20日に行われたBLOGOS×日本財団イベントでのこと。
AP通信社特派員東京支局の影山優理氏は、
日本のメディアのダメさ加減について、上記のように述べた。
「ダイバーシティがない」と。
「だから原発事故や放射能の問題も、
子供を守るという視点が少ない。
日本の選挙報道なんかも単なる男のお祭りでしょ」
まさにその通りだなと思った。

仕事柄のせいなのか、これまでの生い立ちのせいなのか、
日本語より英語の方が自分の心情を表しやすいのか、
度々、英語の発言が多かった影山優理氏が、
「ダイバーシティ」という言葉を使った時、
非常に説得力があったのだが、
最近、この言葉が日本企業に、
都合よく、いかにも建て前だけといった感じで、
使われているのをご存知だろうか?

先日、女性の社会進出についての記事を書いていた時、
ネットでいろいろ調べていると、
ある企業のホームページで、
「ダイバーシティ推進室」なるものが出てきて、
「なんじゃそりゃ?」と思った。
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ダイバーシティといえば、勘のいい方なら、
今、お台場ガンダムが鎮座している、
ダイバーシティ東京を思い出すかもしれないが、
もちろん「台場シティ」という意味ではない。
「多様性」という意味だ。

企業のCSR(企業の社会的責任)という当たり前の責務を、
企業PRの一環にしようと、
大企業になればなるほど、CSR室みたいな部署があり、
CSR活動してますよホームページがあり、
やれ川のゴミを拾っただとか、
そんな自慢話が書いてあるわけだが、
このCSR活動の一環として、最近、大企業で大流行なのが、
このダイバーシティ=多様性の推進だ。

多様な人材を採用すること。
うちでは女性役員が何人いますとか、
外国人を積極的に採用していますとか、
障害者も採用していますとかそういう話。
もう1つは社員の多様性。
社員個々人の多様性を重視することが、
企業価値の向上につながるとかぬかしているわけだ。

もうほんとこの手の日本企業の建て前美談にはうんざりする。
そもそも「ダイバーシティ推進室」なる部署があるということ自体、
いかに日本企業が多様性がないか、多様性を認めていないか、
という証でもあるわけだが、
それがダメだから心を入れ替えて、
多様性を社内に取り入れようというのならわかるけど、
もしそうであるとするなら、CSR(企業の社会的責任)の一環として、
ダイバーシティーを推進してますなんて自慢すること自体、
非常に恥ずかしいことで、社内でこっそりやるべきことだろう。

それをこんな風に自慢していること自体、
ようは対外的なイメージアップのために、
ダイバーシティーという言葉を悪用していることがよくわかる。

それでお飾り的に女性支店長だとか女性役員を大々的に取り上げ、
ほらわが社はこんなに女性の人材も活用しているとか、
アピールするわけだ。

影山優理氏が質問すると「そこの女性の方」と言われるほど、
記者に男性が多いというように、
考えてみれば、連日うんざりするほど選挙・政党報道がされているけど、
女性を見るのは社民党の福島瑞穂ぐらいで、
あとは50~70代のむさくるしいおやじばかりが、
わんわん同じようなことばかりを主張しまくっている。
メディアの世界だけでなく政治の世界も、
いかに多様性がないかがよくわかる。

そういえば先日、あるアナリストがこんなことを言っていた。
「本気でグローバル化を目指すというなら、
取締役に外国人が一人ぐらいいてもいいんじゃないですか?」
グローバル進出しないと日本企業は生き残れないとかいいながら、
英語も話せない、海外に出張ぐらいでしか行ったことがない、
古臭い年配ばかりが取締役で、
本当にグローバル進出が成功するのだろうか?
単に流行の言葉を用いて「うちもやらなくちゃ」ぐらいの感覚でしかない。
だから建て前ではグローバル化といいつつ、
社内をみるとぜんぜんグローバルじゃないという現象が起きている。
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BLOGOS×日本財団イベントでのもう1人の登壇者、
『「本当のこと」を伝えない日本の新聞』 (双葉新書)の著者で、
ニューヨークタイムズ東京支局長のマーティン・ファクラー氏は、
こんな話をした。

「日本は女性だけじゃなく若者が活躍できない。
若者が活躍するのを快く思わない風潮がある。
なんで日本には新しいサービス、商品、企業が出てこないのか。
その理由は若者の活躍を阻む風潮があるからではないか」

まさにその通りだ。
政治でもそう。
あんなにいっぱい政党があるのに、
あんなにいっぱい政治家がいるのに、
みな50~70代ばかり。20代、30代が実に少ない。

またマーティン・ファクラー氏は日本のメディアがダメな理由に、
新卒採用による純粋培養制度を指摘した。
「いい記者、いいジャーナリストになるには、
学生卒業したらすぐ記者になる人じゃなく、
その前にぜんぜん違った業界を経験した人の方がいい。
その方が読者のためになる記事を書けるんじゃないか。
日本のメディアがよくなるには、新卒採用をやめて、
中途採用を重視すればいい」

大企業のCSR活動の一環としての、
ダイバーシティー(多様性)の推進についてもそうだけど、
多様な人材というなら、新卒採用だけじゃなく、
中途採用をもっと増やせばいい。
でもやっていることは、未だ新卒採用重視。
なぜなら社内に多様性を持ち込まれたら困ってしまうからだ。

まだ社会に出ていない学生なら、
自分たちのいいなりになる歯車として洗脳できる。
だから新卒採用を重視する。
社内の常識は世間の非常識。
だから中途採用で人を多くとるのは困るというのが本音だろう。
ダイバーシティー推進室なんて、
単なる広報用のお飾りに過ぎないことがよくわかる。

私が日本が国家としてダメな根本の原因は、
政治家なんかより官僚にあると最近ことあるごとに指摘しているが、
国益を考えない、国民を考えない、
省益ばかりしか考えない官僚が生まれる理由は、
新卒採用重視だからだと思う。

官僚は新卒採用なしにすべき。
省庁別採用もなく、一括採用。
省をまたぐ異動もあり。
すべて中途採用のみにして、
社会人経験を積んだ民間企業の知恵を活かす。
本当の意味で人材のダイバーシティーを持ち込んだら、
腐った官僚システムはよくなり、
復興予算を流用したり、
各省で同じような事業をやって税金の無駄遣いをするような、
バカなことはうんと減るのではないかと思う。

今回のBLOGOS×日本財団イベントでは、
日本のメディアがなぜダメなのかというテーマだったが、
メディアに限らず、日本には多様性がなさすぎる。
それは島国で民族も少ないからなんだろうけど、
ネットで国境がなくなってしまった時代に、
いつまでも鎖国し、人材を組織の奴隷にするために、
洗脳することしか考えていないから、
日本がいま、あらゆる面で息詰まってしまっているのだと思う。

地方が発展しないのも、一部の被災地が復興しないのも、
多様性を認めないから。
隣町の悪口ばかりいい、よそ者は受け付けず、
今まで通りのうちわの既得権益を守ることに必死になってる。
だから衰退していくのだ。

ダイバーシティーという言葉が流行りだが、
建て前ではなく本当の意味で多様性を取り入れないと、
日本はこの先もどんどん息詰まってしまうだろう。

政治家も官僚も企業も、
人材の多様性を義務化でもしないと、
日本は変わらないかもしれない。

政治家でいうなら、男女比率半分、
それぞれの世代から均等にするとか。
まあ多様性を義務化するというのは、
多様性の否定みたいな話なんだけど、
日本のうちわ意識を覆すには、
そのぐらいのことから始めないとダメかもしれない。


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by kasakoblog | 2012-11-20 23:18 | マスコミ