好きを仕事にする大人塾「かさこ塾」塾長・カメライター・セルフマガジン編集者かさこのブログ

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2013年 05月 31日

不正確なオムロン体温計のせいで振り回された話~買う前にアマゾンレビュー見ないとダメ

「お子さんが38度の熱が出ているので引き取りにきてください」
上記のような電話が保育園から3日連続かかってきた。

30分前に家で測ったら37.0度。
高熱ではないから大丈夫だと思って連れて行くと、
預けて10分もしないうちに保育園から電話がかかってくる!
送ったのにまたすぐに迎えにいかねばならぬムダ。
しかも昼間に予定があったら組み替えなくてはならない。

それにしてもおかしい。
3日連続も。
しかも家で測ってそんなに熱がないのに、
すぐさま熱があると電話がかかってくる。

慣れない保育園に行くと熱が出るのかと思っていたが、
どうもそんな理由でもなさそうだ。

測り方が悪かったのかと思い、
ある時、3回、同時刻にオムロンの体温計で測ってみた。
(オムロン 電子体温計 けんおんくん MC-680)
するととんでもない結果が!

37.2度
37.9度
37.5度

はあ?なんじゃこりゃ?
毎回体温が違う。
おかしい。

いやでも子供が動いたりするから正確に測れないのかと、
自分に試してみると、やはり0.5度ぐらいの差が出る。

ひょっとして原因はこのオムロンの体温計がおかしいんじゃないか。
だから家で測って熱がないのに、保育園だと高熱になるんじゃないか。
そこでネットでアマゾンのレビューを見てみた。
すると、やはりオムロンの体温計はどうしようもないぐらいダメだった。

レビューは11件のみで2.7点/5点と低評価。
高評価をしている人もいるが、2件が2つ星、4件が1つ星の評価だ。

そしてコメントはこんな感じだ。

「実際の体温より高めに予測値が表示されることがあり、
発熱したと思い込み小児科に駆け込むと実際には微熱程度。。。
ということが何度もありました。」

「酷いときは±0.5くらいになりますし、
1度目と異なる結果になる事が多く、
正確なのか少し信用できません。」

「大体36.0℃~36.5℃と計測され、ちょっと鼻水出てるけど大丈夫かな?
と登園させましたが、朝一で保育園で担任が
園のテルモの体温計で測り直すと37.9℃で急遽お帰りすることに」

「激しい頭痛と高熱を感じ、この体温計で測ってみた所
「37.3℃」「37.7℃」「36.9℃」でした。」

いや~、まさにうちと同じ!
ひどすぎる。
というかちゃんとアマゾンレビュー見てから買うべきだった。

で、この不正確極まりないオムロンの体温計では、
実生活に実害を及ぼしどうしようもないので、
類似商品のテルモの体温計を見てみると、
レビューが230件もあり、4.3点/5点と高評価。
(テルモ 電子体温計 C231)

コメントも正確で早いというものが多く、早速購入。
子供を何度測っても、自分を何度測っても誤差はほとんど出ず、
熱がないはずなのに、すぐさま保育園から高熱だということはなくなった。
(2~3時間たって熱が出てきたというのはある)

で、値段が違うかといえば大差はない。
テルモは参考価格2625円でアマゾンの現在値は1645円。
オムロンは参考価格2625円でアマゾンの現在値は1545円。

我ながら反省した。
ちゃんと商品を買う時はアマゾンレビューをチェックすべきだと。
オムロンはアマゾンで買ったわけではなくスーパーで買った。
だから低評価のレビューを見逃していた。

アマゾンで体温計を比較検討して購入すれば、
実生活に支障をきたすことがうんと少なくなったのに。

ちなみにどちらも実測検温ではなく予測検温の比較。
オムロンのは15秒だが、誤差があまりにひどすぎる。
テルモのは20秒だが、誤差がほとんどない。

もちろん体温計だけに頼りすぎるのではなく、
体にふれて熱いかどうかとか、
元気がないとかだるそうだとか、
そういう肌感覚もあわせて確認する必要はあるとは思うが、
誤差がありすぎるのでは話にならない。

もちろんアマゾンレビューはすべてが「正しい」わけではない。
特に書籍なんかはひどくって、
出版社関連・著者関連のさくらもどきの絶賛レビューで、
買ってみたらひどい本だったということは結構あるし、
逆にアンチみたいな人たちが、著者が気に食わないという理由で、
いやがらせのように低評価をつけまくっているけど、
中身を読んだらすごくいい本だったということは結構ある。

でもそういうのってレビューの件数とか、
コメントの中身を見ればだいたい想像がつく。
さくらコメントは短いコメントばかりだし、
アンチコメントは本の中身でなく、著者の好き嫌いを書いている。

アマゾンレビューに関しては、
私の著書に本の内容とはまったく関係のない、
嫌がらせのようなコメントを数冊にわたって同時に書かれたことがあり、
アマゾンに要請して削除してもらったこともある。

また中身のないひどい内容の本だったが、
明らかにさくらが多いと思われる絶賛レビューで埋め尽くされた本に、
酷評レビューを書いたら、すぐさまそのレビューが削除されただけでなく、
私の他のレビューまで削除させるという、
おかしなことをやる出版社とおぼしき仕業もあった。
明らかにおかしいのでアマゾンに連絡し、
不適切でもないのに次々と削除したレビューは復活してもらった。

こうしたやらせみたいなこともあるし、
実際に私もアマゾンレビューのステマを強要されて、
それを拒否した結果、会社を辞めることになって、
昨年独立することになったりもしたわけだけど、
アマゾンレビューは参考になります。

そもそも本やDVDとかではなく、
子供用のおもちゃ商品なんかでも、
リアル店舗で買うより1000円安いとかざらにあるし、
しかも自分で運ばずに済み、翌日には持ってきてくれる。
レビューを見落とさずに無駄のない商品購入をするには、
やっぱりアマゾンがいいなと今回再認識させられた。

ぜひみなさんもアマゾンで買おうが、
リアル店舗で買おうが他のネットショップで買おうが、
アマゾンのレビューを見た上で購入判断した方がよいと思います。

また他の人が無駄な買い物をしないよう、
ひどい商品があったらどこがひどかったのか、
きちん低評価レビューを書くべきです。

・お子さんのいる方はテルモの体温計がおすすめです。

・アマゾンレビューの「ステマ」を強要された話~マネーヘッタチャン
http://kasakoblog.exblog.jp/17361713/

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by kasakoblog | 2013-05-31 23:13 | ネット
2013年 05月 30日

SNSで無駄なこと書いてんなら真剣にブログ書けよ!by只石昌幸氏

「SNSでどこに行ったとか、何のメシ食ったとか、
一体、誰がそんなもん、興味があるわけ?!
っていうかさ、はっきりいって時間のムダ、ムダ、ムダ!!!

そんな暇あったら、マジ真剣になって、
ブログ書くなりホームページやれよ。
高度成長時代なんかにはなかったんですよ。
誰もが全世界に発信できるんですよ。
自分が働かなくても、ブログやホームページは、
24時間、勝手に働いてくれるんですよ」

とは、株式会社レバレッジ代表取締役社長の只石昌幸氏の話。
5月29日のサンクチュアリ出版のイベントで話を聞き、
特にこのネットの部分については、まさにその通り!と思った。

只石氏は1975年生まれ。
法政大学卒業後、1部上場企業のキーエンスに入社したが、
3年間、営業成績はビリだったという。

それで会社を辞めた後、ホストなら自分にもできるのではないか、
と思ったのだが、ここでも成績はビリ。
そして挙句の果てに女性に包丁で刺されるという始末。
ホストをやめて独立起業したそうだ。

やったこともないホームページ制作を依頼され、
デザイン無茶苦茶だったけど、ネットで買い物を怖がるのは、
ちゃんと電話番号が書いていないからだと考え、
電話番号を何か所にもやたら大きく載せたホームページを作ったら、
「電話が鳴りやまない」反響だったという。

さらにブログを始めて1番になってやろうと考える。
みんなが興味関心のあるテーマは衣食住のどれかに違いない。
グルメにしようと思ったが、グルメブログを書いている人がいっぱいいる。
そこで新店にだけ絞ったグルメブログにして、
オープン初日に行き、写真を載せまくり、
あちこちのブログに店紹介記事を載せたところ、
店の公式ホームページより、自分のブログ記事が必ず上位に表示されることから、
お店から電話がかかってきて、SEO対策上困ると相談され、
店からコンサル料をもらって、そのブログを削除してあげるという、
そんなこともしていたという。

上述のような「店ブログアップして削除してあげるビジネス」が到底いいとは言い難いが、
でも戦略的に考えて、ブログのテーマを絞り、それについて徹底してやった結果、
ビジネスにつながったというのは、多くの人にとって参考になる話だと思う。

つまり一番はじめに書いたように、
「SNSでどこに行っただの、何のメシ食っただの、
そんなことつぶやいているのはムダ。だったら真剣にブログやれよ」というメッセージにつながる。

多くの人が年金不安、会社不安、将来不安を抱えて、
何かリスクヘッジできるものはないかと考えている。
ただ不安を煽られて搾取されるビジネス、
例えば、投資をして余計お金なくなっちゃっとか、
あやしげなネットワークビジネスにはまって、
せっかくの信頼や友人をなくしちゃったとか、
小金を稼ぐためのアフィリエイトに走ったものの、
労力のわりにぜんぜん稼げないとかになっている。

そこで私がぜひ勧めたいのは、
自分の好きなことをテーマにブログをやることだ。
好きなことで情報発信を続けていれば、
いずれ必ずやそれが仕事につながるようになる。
しかも自分が楽しんでやっているから一石二鳥。
こんないいことはない。

私も10年以上、毎日更新記事を続けてきた結果、
それをきっかけに自分の好きなことが、どんどん仕事につながっていった。
会社に勤めながら、ブログとホームページをやっていたおかげで、
まさに只石氏の話のようにネットツールが「24時間働いてくれる営業マン」になってくれて、
旅行記事の依頼とか写真集の話とか、
Webでの連載の話とか雑誌での連載の話とか、
いろんな仕事の話が舞い込んでくるようになった。
会社員時代は貴重な副業収入になっていたが、
今やそれは副業ではなく独立して本業になった。

だからぜひ多くの人にブログを始めてほしい。
SNS全盛の時代だからこそブログがいいんです。
えっ、でも自分にはたいして書くことはないとか、
やっぱり書くとどうでもいいプライベートな日記みたいになってしまう、
という人も多いと思うけど、
例えば、プライベートな日記を仕事につなげるブログ記事にする方法とかを、
6月15日(土)にサンクチュアリ出版で行われる、
私のブログ術講演で教えたいと思っている。

私が講演で話す「ブログで好きを仕事にする方法」とは、
ブログ書いてみっともないバナー広告はったりして、
小金を稼ぐことなんかではまったくない。
むしろうざい広告なんかはらずに、
読者に読みやすい形式で良質な記事を書くことで、
すぐにお金や仕事にならなくても、
1年後、3年後、5年後に大きな仕事につなげていく。
私もそれを実践してきた。
その方法を具体的にブログの書き方にまで言及して教えます。
つい最近もブログのおかげで、
十数万円になる出版関連の仕事をいただいたりもしている。

先行きが不安な時代に、会社だけ、会社の仕事だけに、
リスクを集中するなんてこわすぎる。
どんな仕事も外国人や機械に奪われてなくなってしまう可能性がある。

だからこそ金になる・ならないなんて考えず、
好きなことをテーマにブログで情報発信を続けることがいいんです。
それが会社集中のリスクヘッジにもなるし、
うまくいけば好きなことが本業になるかもしれないし、
お金にならなくても人生楽しくなる。

多くの人がただ無目的にだらだらと、
SNSやっているだけなんてもったいない。
もちろんごく限られた親しい仲間同士の交流に、
「どうでもいいこと」を書くという使い方は、
私はぜんぜんあってもいいと思う。
でもそれだけでいいのだろうか?

どうせやるなら好きなことが仕事にできる可能性のあるブログをやろう。
楽しい人生にするために。
そう思っています。

※残席わずか!懇親会もあります!
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6月15日(土)17:30~。サンクチュアリ出版(千駄ヶ谷)にて開催。http://www.sanctuarybooks.jp/eventblog/index.php?e=608

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by kasakoblog | 2013-05-30 23:01 | ネット
2013年 05月 30日

書評「心」姜尚中著

アンチではないがこの本はあまりに稚拙・ひどい。
姜さんのアンチとかではありません。
テレビで特集されていておもしろそうなので買ってみました。
しかしあまりのひどさに絶句。

この子供じみたメールのやりとりは何ですか?
震災を無理やり絡めれば、生死がテーマになっちゃうんですか。
こんな書き方で一体何が伝わるんですか?

期待しただけにこのあまりに稚拙・駄文の話に、
唖然としてしまいました。

買わない方がいいです。
ひどい中身です。

息子さんの死を考えるのがテーマなら
姜さんを特集した番組見れば十分。

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by kasakoblog | 2013-05-30 21:45 | 書評・映画評
2013年 05月 30日

“負け組”から右傾化・カルト思想が生まれてくる~元オウム・上祐氏の話

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サンクチュアリ出版で5.29に行われた臼井正己氏のイベントには、
元ライブドア副社長の大塚哲也氏、
名古屋の居酒屋チェーンの奥志摩グループ社長の中村文也氏、
株式会社レバレッジ代表取締役社長の只石昌幸氏、
「ナポレオン・ヒル」を日本で普及させた会社の元社長の川口徹氏が来て、
それぞれが15分程度の話を行った。
私は元ライブドア副社長とはどんな人物なのかと思い、このイベントに参加した。

ただこの場にもう1人、とんでもない人が来ていた。
日本を恐怖に陥れたカルト教団・オウム真理教元幹部の上祐史浩氏だ。
e0171573_1473053.jpg

オウム真理教の外報部長として、
巧みな弁舌でまくしたて教団をかばった上祐氏。
このことから「ああいえば上祐」との流行語も生まれた。
ただ地下鉄サリン事件の際にはロシアにいて、
実行犯でなかったことから、偽証罪で懲役3年の有罪判決を受けた。

その後はオウム真理教が改名した「アレフ」の代表になったが、
2007年に麻原・オウム信仰を捨て、アレフを脱会し、
「ひかりの輪」なる宗教団体を設立し、代表になっている。

まだオウムの残党が残っていて、
あやしげな宗教団体を運営しているのかという、
強烈な拒否反応を持っている人は多いだろうし、
私もそのような気持ちはあった。
が、果たして今この人物がどんな話をするのか、
怖いもの見たさのような興味もあった。

また2012年には「オウム事件17年目の告白」という本を出版しているらしく、
(検証として有田芳生氏の名前も)
今月末には田原総一朗氏監修のもと、
終わらないオウム」という本も出すらしい(共著)。
最近はメディアにも出ているようだ。

で、上祐氏がどんな話をしたのか。
私なりの解釈を含めた概略はこんな感じ。

ちょうど今度出版する「終わらないオウム」のタイトルのごとく、
オウム的なるものが時代が変わっても、
形を変えて何度も何度も出てくる。
私はオウムの暴走に加担してしまい、
二度とこのような過ちを犯してはならないと思っている。
ただ直近でいえば、他のアジア民族を強烈に批判・否定し、
軍事行動も辞さないといったような右寄りの思想も、
宗教ではないが、まるで麻原オウム真理教とそっくりだと思う。

なぜオウム的なるものが生まれてしまうのか。
それは自尊心=プライドを満たせない人たちがいるから。
「勝ち組」「負け組」といった区分けのように、
他者との比較でしか自分の存在価値を測れない人間、
特に「負け組」だと思っている人が、
自分より「下の存在」(他のアジアの人たち)をでっち上げることで、
優越感に浸り、それで自尊心を満たすという歪んた心理に、
カルト的なるものがつけ入る隙があるのではないか。

といったような話をしていた。

暴走し、いわば「無差別テロ」を行ったカルト教団の元幹部が、
今の日本をかつての暴走カルト教団と重ね合わせて、
右傾化を危惧するというのはなんとも恐ろしい状況だ。

最近やたらきなくさい。
韓国や中国の問題について、
騒ぎを大きくしようとする「誘導」が働いているような気がする。
中国政府が国内問題から目をそらさせるために、
反日洗脳を行い、国民を反日で煽っておけば、
自分たちの政府批判はされないで済むといった安直な論理と同じように、
日本でも韓国や中国を「敵」「悪魔」に仕立て上げることで、
国内批判から目をそらし、国をまとめようという動きが一部には見受けられる。

そうまるで小学校のクラスと同じだ。
みんな仲良くないのに、1人いじめるターゲットを設定すれば、
そいつさえいじめていれば、他の人とケンカしなくていいというのと似ている。

日本がかつて第二次世界大戦に突っ込み、
国民自らが「熱狂」し、軍国主義に暴走していく様子を、
政治学者の丸山真男氏は「抑圧委譲の論理」と解き明かした。

欧米列強に対する強烈なコンプレックス。
今もまだバカの1つおぼえのごとく、
「欧米では~~だから」と欧米=先進、日本=遅れているという、
欧米コンプレックスを持っている人が未だに多いことに驚くわけだが、
当時も欧米に「遅れている」という感情は今より大きかっただろう。

そこで追いつき追いこせのごとく、
ものすごいスピードで近代化を進めていった結果、
様々な国内矛盾や社会問題が生じてしまった。
特に地方と農村の疲弊は激しかった。

こうした格差拡大が進む中で、
「自分は負け組だ」という人に対し、
自分よりも「下」の存在として「アジア」を認識させ、
欧米から“いじめられている”その鬱憤(うっぷん)を、
アジアをいじめることで晴らすという、 抑圧移譲の論理が国民に働き、
対外侵略を正当化させていったのではないかという分析だ。

国内矛盾の格差の底辺にいる人たちが、
自分の存在価値を確認するために、
「俺はアジアみたいなくずな奴らより偉いんだ」
というのを軍国主義によって代弁してもらってほっとし、
自らもそれに加担するというサイクルを招いた。

今はアベノミクスのにわかバブルでわいているからいいかもしれない。
しかし山高ければ谷深し。
人為的に山を作れば、2008年の金融危機と同じように必ずその反動がくる。

円安バブルに浮かれた後、派遣切りが問題となったように、
今度は「限定正社員」なるあやしげな制度をでっちあげ、
社員でもクビ切りやすくする方向は着実に進んでいくだろう。
こうした時、社会で「負け組」と感じてしまった人たちが、
普段の生活の中で自尊心を満たせない中、
もっとも簡単に自分のプライドを満たせるのは、
自分より「下」の存在を作り出し、そこに異常な攻撃性を示すことだ。
そういう思想を持つ「団体」に所属し、その使命をまっとうすることで、
自分の存在価値を再確認できる。
カルト教団と軍国主義は似たようなものだというのはよくわかる。

このような状況で憲法改正の話が突然ふってわいているわけだ。
しかも個人の表現の自由を制限し、軍隊を整備し、
為政者を縛るだけでなく、国民も憲法によって縛ろうとしている。

何か非常にあやうい空気を感じる。
憲法改正したらすぐ軍国主義になるわけではないだろう。
でも改正してしまったら解釈によってどうとでもできるわけで、
改正後、数年たった時に、
かつて第二次世界大戦に突入し、自滅していった日本のように、
国内矛盾を対外侵略ですべて目をそらさせるという政治家なり政党なりが誕生し、
国民の経済的疲弊や自尊心の欠如をバネに、大躍進する可能性は大いにあるわけだ。

「無差別テロ」を起こし、武装化したカルト教団の元幹部が、
右寄りに傾く今の状況を嘆くという恐ろしさ。
今、ほんとに日本はかなりあやうい分かれ道に立たされているのではないか。

岐路に立たされた時、国民はどちらを選ぶのか。
結局、「自立」ができない人間が多ければ多いほど、
何かに依存し、頼ろうとするから、
おかしな方向性に行ってしまうのではないだろうか。

※私自身は今年の正月にも書いたように、
神頼みなんてくそくらえと思っているので、
宗教的なるものをまったく信じておらず、
上祐氏や上祐氏の団体に何か加担したりする気は毛頭ありません。
ただイベント時にあの上祐氏が登場し、
その話から昨今の右傾化への危惧を感じたという記事内容です。

・橋下発言より恐ろしい国民を従軍慰安婦化できる自民党改憲案
http://kasakoblog.exblog.jp/20490959/

・戦争と原発は同じ。おかみの言うこと信じたらあかん~95歳のおばあちゃんインタビュー
http://kasakoblog.exblog.jp/19980247/

丸山眞男著「現代政治の思想と行動」

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by kasakoblog | 2013-05-30 01:54 | 政治
2013年 05月 29日

花畑写真

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六本木ヒルズにあったお花畑写真をiPhoneで撮影。
世の中、暗いニュースばかりですが、
いいこといっぱいあふれる社会になるといいなと思います。

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by kasakoblog | 2013-05-29 23:55 | 【写真】草花木
2013年 05月 29日

仕事が忙しい時こそやるべき3つのこと

1:机の上を片づける。周囲を掃除する
2:やることをすべて書き出して順位づけする。
3:ネットニュースを見ない。SNSを開かない。細切れ時間を無駄にしない。

この3つを実践できればかなり効率がアップするはずです!

1:机の上を片づける。周囲を掃除する。
私、今までこれ、信じてなかった。
仕事が忙しい時って、あれもこれもやらなきゃいけないわけで、
忘れないようにと、むしろ机の上にいろんな書類を並べて広げておいた。
それがいいと思っていた。

でも最近これは間違っているのではないかと思い、
忙しい時ほど机の上をきれいに片づけるようにした。
やるべき仕事の優先順位に従って、
今やる仕事関係の書類しか、基本、出さないようにした。
すると、なんだかものすごく仕事がはかどるような気がするのだ。
いや多分、間違いなくはかどっている。

多くの書類を置いておくと、いろんなことが気にかかって、
1つ1つに集中できなくなってしまい、散漫になってしまう。
だから目の前の仕事の能率が落ちる。

でも机に1つしかないとすると、1つの仕事に集中できる。
そしてこの仕事を片づけたら、
この書類はしまって、次の仕事の書類を取り出す。
こうすると不思議と仕事が進むので、
ぜひみなさん、騙されたと思って試してみてください。

道具もしかり。
例えば私の場合、赤と黒のボールペンをよく使う。
今までペン入れにボールペンが10本ぐらい入ってた。
するとほんとどうでもいいことなんだけど、
一瞬、どれを使おうか迷ってしまう。

そこで最近は赤と黒のボールペンを1本ずつのみにした。
こうすると使うものが決まっているので、どれにしようか迷わない。
たいしたことじゃないかもしれないけど、
このスッキリ感を味わうとたまらないです。

ちなみに机の上だけでなく周囲を掃除するといい。
掃除機かけるんでもいいし、ゴミ箱のゴミをゴミ袋に入れて空にするでもいいし、
机の上をふくでもいいし、引き出しの中身を整理するとかでもいい。

とにかくスッキリした環境にすること。
でないと雑然とした環境に引っ張られて、頭がクリアにならない。
新聞とか読んでない本とかが積んであったりすると、
もうそれが気になったりしちゃうから、見えないところに片づけるのでもいいと思います。

2:やることをすべて書き出して順位づけする。
TODOLISTというやつですね。
これも私、あんまり信じてなかった。
そんなもん、書く暇あったら、やった方が早いっていうのと思って。
でも忙しい時ほどやるべきだということに気づいた。
あれもこれもしなきゃという心のプレッシャーを、
書き出すことによって「見える化」し、1つ1つ消していくことで、
確実に仕事をこなしていく進捗がよくわかる。
ちなみにTODOLISTには細かい作業も書かなければダメです。
すべてを「見える化」しないと心のもやもやがとれないので。

特に忙しい時ほどやる順番が大事。
この順番を間違うとさらに大変な事態になりかねない。
無駄な作業をしないためにも、
忙しくてもきちんと納期に間に合わせるよう、
順番をしっかり考えた上で仕事をしていくといいでしょう。
イヤなことや時間のかかることを後回しにしてしまいがちだが、
こうしたことは早めに手を付けた方がいい。
どうしても無理なら自分一人で抱え込まず、
早めに他人に頼むことも選択肢に入れたい。

3:ネットニュースを見ない。SNSを開かない。細切れ時間を無駄にしない。
仕事が忙しくても、いや忙しい時ほど、
ちょっと休憩がてらネットでもみようとか、
SNSでものぞいてみようと思ってしまいがち。
するとほんのちょっとのはずが、
ネットサーフィンに思わぬ時間をとってしまい、
10分とか20分とか無駄にしてしまう。

最近思ったんです。
仕事がわんさかあるなら、
このネットの時間を少しでも減らせばいいんじゃないかと。

ほんの10分の細切れ時間とかに、
ネット閲覧で終わってしまうのではなく、
「10分あれば請求書1枚書けるよな」とか、
「次やらなくちゃいけない仕事の、
ファイルとフォルダだけも作っておけるよな」とか思って、
今までネットに費やしていた時間を、
ほんのちょっとだけ仕事を進める時間にあてると、
こういうのが後々きいてくるんです。
「少しだけでもやっておいてよかった!」と。

ついついネットを見てしまいがち。
ついつい細切れ時間を無駄にしてしまいがち。
でもそういう時間こそ忙しい時に有効活用すべきです。

・・・
どれもたいしたことではない。
今までそんなこと、ほとんどしたこともない。
それでも多くの仕事を集中してこなせると思っていたけど、
上記3つを最近実践するようになってから、格段に仕事効率が上がりました。

ささやかなことかもしれませんが、
ぜひ一度、試してみてください。

・こうしたことをやるようになったきっかけ本。超おすすめです。
トヨタの片づけ」OJTソリューションズ著


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by kasakoblog | 2013-05-29 00:52 | 働き方
2013年 05月 28日

病人を病室から叩き出しギャンブル場へ強制送還する黒田バス―カー砲の威力

アベノミクスの金融緩和=黒田バス―カー砲って、
一言でいうなら、2008年の金融危機で株式投資を恐ろしさを知り、
債券中心の資産構成にシフトした投資家から日本国債をむしりとり、
その代わりに株を買うよう誘導する政策ではないでしょうか。
このからくりを病人にたとえて解説してみたい。

ニッポン君は昔は元気だったが、最近すっかり元気をなくし、
ずっと病院でインターネットとテレビを見て過ごしている。
インターネットもテレビも基本は「タダ」だから、
経済効果にもつながらないし、
どこにも出かけないから困ってしまう。
しかも病院から出てってくれないから、
病院の維持費=社会保障費が増え、
これ以上は支えきれない感じになってきた。

そこで景気対策と称して、
病人にお金を配り(定額給付金)、
「お金あげるから外で遊んできなさい!」
といったけど、多くの病人は預金に回しただけで、
お金をほとんど使わない。
だって買いたいものはないし、別に遊びたいわけでもないし、
ましてやこの先行きが不安だから、
もらったお金は無駄遣いせず、とっておこうとこういうわけです。
そもそもニッポン君は預金をいっぱい持っている。
数万円お金を配られたところで屁でもないわけです。

ならばニッポン君がためこんだお金を吐き出させようと、
金利をゼロにまで引き下げました。
「超低金利の預金にお金を預けても無駄だから!」
というメッセージです。

しかしニッポン君はお金をどこにも使いません。
国内市場の縮小で右肩下がりの日本企業に投資しても仕方ないし、
株価が高い時はいいけど、金融危機のように株価が大暴落すると、
大変なダメージを受けるため、こわくて手が出せない。

こうして政府がなんとかお金を使ってもらおうと、
景気刺激策やら金融緩和策を懸命に行っても、
すっかり効果がなくなってきました。

時々「大型景気対策」などと称して、
一瞬でハイになれる「麻薬」を処方すれば、
さすがのニッポン君も、
病院から外に出てバブルダンスを踊ってくれるのですが、
そう長くは続きません。

そもそもこの20年間、「麻薬」を打ち続けてきたために体はボロボロ。
強い麻薬を打っても効き目はないし、
打てば打つほど、かえって反動で疲れてしまい、
病院でぐったりすることが多くなってきてしまいました。
麻薬を買った借金が国にたまる一方です。

そこでアベノミクスの黒田バズーカ―砲の登場です。
「金を使わないニッポン君を病院から叩き出せ!」
とばかりに病室(債券)を日本銀行が買い占めてしまいました。

行き場を失ったニッポン君の目の前には、
きらきらネオンが輝く株式ギャンブル場が用意されていました。
病院に戻ることができないので、仕方なくギャンブル場に入り、
試しにお金を賭けてみると、あっというまに大儲け!
これはすごい!ということで、病気の治療はほったらかしで、
みなギャンブルに興じ始めました。

ところがあまりに過熱しすぎたため、大暴落。
しかもちょうどその時、中央銀行が買い占めたはずの病室に、
あきがあることが判明!
「もうギャンブルで遊ぶの疲れたから、病室に戻ってネットでもするべ」
という動きも見られました。

これはやばいと思った日本銀行は、再び病室の買い占めをすすめ、
病人を病室から叩き出し、ギャンブル場へ強制送還しました。
ただこのギャンブル場にはニッポン君だけでなく、
様々な外国人投資家がいて、
この先、ニッポン君が儲け続けられるかはわからない。
そもそもギャンブルして買ったところで、ニッポン君の病気が治るわけではない。
しかもこの日本ギャンブル場以外にも、
世界各地で魅力的なギャンブル場がいっぱいあり、
今は日本ギャンブル場に資金が集まっているが、
いつまた違うギャンブル場に資金が移動してしまうかもわからない。

さてこんなことをやっていて、
景気は良くなるのでしょうか?経済は良くなるのでしょうか?
気分は良くなり一部の資産家が散財してくれる可能性はあるかもしれませんが。

もちろんギャンブル場関連の景気は間違いなく良くなる。
証券会社なんかふってわいたバブルに大騒ぎ。
NISA(日本版少額投資非課税制度)のスタートも来年だし。

私は金融・投資関連の仕事をしているので、
これだけ動いたアベノミクスのおかげで、
明らかに仕事は増えている。
でもこんなの一時的なバブルで終わり、
むしろその反動が怖いというのは、
2008年までのバブルとその崩壊で、多くの人は気づいている。
だから一時的に仕事が増えたところで、
バブル崩壊後に仕事が半減するのであれば、たいした意味はない。

いずれにせよ大暴落も大急騰もどちらもギャンブル場関係者にとってはプラス。
ネタがないと参加者の興味関心は薄れるから、上昇一辺倒なんてつまらない。
そのような意味で大暴落までもが日本銀行の演出だとしたらこれ見事。
あの5月23日の株大暴落は、この日、日銀が、
5年超、10年超の長期の国債を買わなかったからという説もある。
長期を買わずに短期しか買わない。
金利上昇を容認?すなわち株高・円安への警戒感へのメッセージ?と。
ただ株が大暴落したのであわてて日銀は翌日長期を買ったという。

でもアベノミクスの黒田バズーカ―砲がすごいのは間違いない。
病室を買い占めて病人を叩き出せば、
目の前のギャンブル場にしか行き場がないだろうというのは、
これまでにない大胆な政策だから。

この先、何が訪れるのか。
注目です。

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by kasakoblog | 2013-05-28 10:49 | 金融・経済・投資
2013年 05月 28日

携帯操作で小5男児がホーム転落あわや電車にひかれそうに

昨日JR四ツ谷駅での夕方の人身事故は、
ホームで携帯電話を操作しながら歩いていた小学生が誤ってホームに転落。
直後の電車が入ってきたが、
車両とホームの隙間に倒れていたため、
ひかれず、軽傷で済んだとのこと。

再三書いてはおりますが、
マジで歩きながらケータイはヤバイから!
一歩間違えば死んでもおかしくない。

「小学生だからでしょ?」なんてとんでもない。
数年前、同じように携帯操作した30代の会社員が、
ホームから転落し、死亡している。

まだまだ歩きながらケータイやっている人が多いので、
ぜひこの機会に危険・迷惑だからやめていただきたい。
また自分がそんなアホなことしていなければ、
家族とか友人に危ないからやめた方がいいよと、
注意してあげてください。

大きな社会問題を論じる前に、
まずはあなたがすぐできる行動を変えること。
それが社会をよくするか第一歩です。

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by kasakoblog | 2013-05-28 07:58 | 一般
2013年 05月 27日

景気が良くなるとタクシー使うという意味がわからない

バブルを知らない「不景気」が当たり前の世代にとって、
景気が良くなったからタクシー使うとか、
景気が悪くなったからタクシー使わないとか、
そういう感覚がまったく意味不明なんです。

景気回復の兆しとしてタクシーの需要回復がよく持ち出される。
先日、日経新聞に「タクシー需要 底入れの兆し 東京6年ぶりプラス」という記事が出ていた。
2012年度の話だが、観光などで個人の利用が増え、
需要が回復している反面、
法人需要は盛り上がりに欠け、本格回復にはもう少し時間がかかりそうだ、という内容だ。

この記事のトーンからいえば、
景気が良くなると法人需要が回復するのだろうか?
景気が良くなると、仕事が忙しくなるから、
タクシーの利用頻度が増えるのかもしれないし、
接待が増えて、飲み会が増えて、
タクシーで帰ることが増えるからなのかもしれないし、
単に景気が良いからという気分から、
タクシーを安易に使う人が増えてしまうからなのかもしれない。

でもそれって、今の日本経済の足を引っ張っている元凶であり、
未だに過去の日本の高度成長モデルにしがみついている、
「老害」世代の悪しき風習なんじゃないか。
景気に浮かれてタクシー利用増やすから、
後で不景気になった時に困ったことになるんじゃないか。
その貴重なお金をもっと前向きな投資に使えばいいのに。

アベノミクスでまたしても2008年金融危機前の、
世界同時バブル、円安バブルの状況を思い起こすわけだけど、
今のように株高で浮かれまくっていた2006~2007年の頃。
私が勤めていた会社は金融関係の仕事が多く、
仕事が増えて、にわかバブルにわいていた。

社内での飲み会も結構頻繁に行われていたのだが、
そこで不思議なことがあった。
毎回、みな電車を使わずタクシーで帰るのだ。

確かにその当時は今のアベノミクスと同様に、
世間では浮かれたムードがあったし、
実際に仕事も増えていた。
でも少ない人数の会社とはいえ、
みんなが飲み会の帰りにタクシー使ったら、
それだけで10万~20万円の金がふっとんじゃう。

社内の飲み会なんだし、別に終電で帰ればいいのに、
と思いながらも、一度、タクシーの快適さに慣れてしまうと、
電車で帰るの面倒だなと思ってしまう。
ましてや私の場合、タクシーで帰ると、
ちょうどこの頃、頻繁に撮影していた、
京浜工業地帯の夜景が高速道路の横目に見える。
工場萌えとしてはたまらない特典なわけです。

でも景気が良いとか株高でバブルだとかいって、
このお金の使い方はおかしいんじゃないか。
タクシーで帰らなければ、
その分、食事代・飲み代を3倍ぐらいにできるわけだし、
そんなことしなくても、タクシー代に消えるなら、
給与に還元してほしいし、
いくらでも生産的な使い方があるんじゃないか。

それで社長に「飲み会のタクシー代って無駄じゃないですか?」
と勇気を振り絞って言ってみたところ、
その意味を理解してくれて、以後そうした「無駄遣い」は格段に減った。

そういえば25歳で最年少上場を果たした、
リブセンスの社長村上太一氏を描いた本を読むと、
上場したのに住んでいるのは、
8畳一間のマンションで、冷蔵庫もないという。
本を読む限り、別に清貧を気取っているわけでも、
かっこつけているわけでもなく、
必要性を感じていないからといった感じだ。
その後、別件の取材でインタビューしたが、
金満・傲慢な匂いがまったくしなかった。

未だにいるじゃないですか。
ちょっとビジネスがうまくいって、金が入ってきたら、
やれ高級車だの高級時計だの高級マンションだの買いまくって、
それを平然とメディアに出て自慢してしまう人たち。
ああいうの見ると、正直いたいなと思うわけです。
前時代的な発想というか、「田舎者」の発想というか。
「私はお金の使い方を知らないバカです」と、
全国に宣言しているみたいじゃないか。

いや別にもとから高級車が好きで、
お金持ちになったら買いたいなというならいいと思うけど、
そうではない。
単に「値段の高い物がいいもの」と思い込んでいる、
値段でしか価値がわからないかわいそうな人間だ。
以前、テレビでやっていた「超高級ワインと超安物ワインを見分けられるか」
とかやってみたらまず見分けがつかないのだろう。

「不景気」が当たり前の世代や、
「不景気」でも失業せずに、
食べていければそれでいいと思う人たちにとって、
景気が良くなったから急に金遣いが荒くなるとか、
タクシーを使いまくるとか、
はっきりいって感覚として理解不能なわけです。

別にタクシー使うなって言っているわけではない。
「不景気」だろうが、ぶっ倒れそうで、
とても歩いて病院に行けないような状況なら、タクシーを使うし、
何人か複数で乗り合わせて、電車賃で人数分払うより、
少し割高でも時間が早ければ使うし、
荷物が重いとか、足の不自由な人と一緒にいるとか、
出張でレンタカーの方が安くても、
慣れない道を行かねばならず、事故の危険とか考えると、
タクシー利用した方がいいとか
必要性があれば使えばいい。
ただそれだけの話で景気の良し悪しとは根本的に関係ない。

結局、景気が悪くなるのって、
景気が良くなった時に後先考えず、
無駄遣いする人たちがいるからではないか。
そういう散財需要って長く続くわけがない。
景気が良いというかバブルの時がおかしな時代で、
景気が悪い時が当たり前と思えば、
別になんてことはない。

こう考えている人が増えているとすると、
いくら政府がやっきになって、
景気を良くしようと思っても無駄だということになる。
ポイントがもらえるから物を買うとか、
この時だけ増税前だから安く買えるとか、
そんなことで消費や投資を判断しない。

必要な時に必要な物を買う。
欲しい物がなければ買わない。
ほとんど大差ないモデルチェンジで、
いちいち新製品に買い替えたりしたり、
景気が良いからといって豪遊したりはしない。
そういう「賢い消費者」が増えれば増えるほど、
どれだけ景気を刺激しても景気は良くならない。

そう考えるともはや景気が良い悪いということ自体に、
はっきりいって何の意味もなくなってくる。
良かろうが悪かろうが、
無駄な消費はせず、欲しい物を欲しい時だけに買う、
という姿勢を貫いていれば、
逆にそんなにお金使わないから、
あくせく働く必要もないよねって話になってくる。

もうGDPの数字で豊かさを測る時代はとっくに終わったんです。
にもかかわらず、その数字にこだわり続けている、
前近代的な価値観の持ち主が社会を動かしている。
だから無理やり景気を良くしようとして、
異次元のことをやってしまうから、
その反動が大きな谷となってやってきてしまう。

世界同時バブルに浮かれた帰結は、
世界同時不況の金融危機だった。
たった5年前の話をもう忘れてしまったのだろうか。

過去の失敗から学ばない限り、
世界はまた同じことの歴史を繰り返すだろう。

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by kasakoblog | 2013-05-27 00:14 | 生き方
2013年 05月 25日

言わなくてもわかると思うから不満がたまる~「声の小さな人」も声をあげること

多くの人が勘違いしていること。
それは「言わなくても相手がわかってくれるはずだ」ということだ。
もちろん、とても気遣いができる人もいるし、
こちらの意図を察して、言われる前にさっとやってくれたりすると、
感動したりなんかして、
そういう気遣いができる人が増えたらいいなと思う。

でもどれだけ気遣いができる人間でも、
当たり前の話だが100%完璧な人間なんていないわけだし、
所詮、相手は他人なのだから、100%相手の気持ちを推し量るのは不可能だ。

だから、伝えたいことがあるなら、
「言わなくてもわかる」ではなく、
しっかり相手に伝えよう。

先日「声の大きい客」と「声の小さい客」の話をブログに書いた。
ビジネスの面で「声の大きい」うるさい客を優先しまいがちという話だ。

東日本大震災における被災地でもまさにこの現象があった。
緊急性がなくても「声の大きい」被災者には支援が集中する。
緊急性があるのに「声の小さい」被災者には支援が行き届かない。
メディアが取り上げる大きな避難所には、
支援が集中して物資が余っているのに、
メディアが取り上げない小さな避難所には、
支援がなく、困っている状況が続く。
避難所には支援物資が届くが、自宅待機の被災者には支援が届かない。

ここにボランティアが入ってくる。
熟練した災害ボランティアなら、
これまでの経験から「声なき声」を聞き取り、
「声は大きい」けど必要性の低い被災地・被災者を、
後回しにする決断ができるかもしれない。

でも多くのボランティアはそうではない。
助けたいけど、どこをどう助けたらいいかわからない。
結果「声の大きい」被災地・被災者に引っ張られることになる。

そうなるとどうなるか。
「声の小さな」人は、陰で文句を言ったりするのだ。
確かに気づけない人が悪いという面もあるが、
でも「声の小さな」人もしっかり声をあげるべきだと思う。

どんな場面でもそう。
「言わなくてもわかってくれる」というのは幻想だし、ある意味では怠慢だ。
察してくれると思ってただ待つだけで、
何も対応してくれないから不満がたまる。

夫婦とか恋人とか家族とか友達とか、
同僚とか部下とか上司とかでもそう。
長年ずっと一緒にいれば、
言わなくてもわかってくれるはずだと思いがち。
でも必ずしもそうとは限らない。
ちゃんと意志を伝えあうことが、
コミュニケーションの基本だと思う。

もちろん単に言えばいいというものではなく言い方も大事だ。
言い方というのは何も遠慮して優しく言うことだけではない。
相手によっては怒るという形で伝えることも必要だろう。
言うタイミングももちろん大事だ。

社会全体で心の余裕のない人が増えていて、
自分のことしか考えない人が多く、
相手のことを考えて伝える努力を忘れがちなような気がする。

言わなくてもわかる、ではなく
言うのが面倒だからいいや、ではなく、
しっかり相手に言葉を伝えることが、
必要なんじゃないかなと思う。

「声の大きい人ばかり優先されていてずるい」ではなく、
自分が声をきちんと上げないのが悪いと考えれば、
社会との接し方が変わってくるのではないだろうか。

・・・・

「声をあげる」という意味では、
何も話すことだけでなく、
ネットを使うということもあるだろう。

乙武氏の件で「店名を晒すのはどうか」という議論があったが、
あれほどの有名人はともかく、
一般人なら何か不満な対応があったら、
店名を晒してネットで批判しても、
私は構わないと思っている。

例えば先日起きたセルフ式うどん店チェーンの、
丸亀製麺の竹すだれカビ事件は、
客がカビ付の写真をフェイスブックに投稿して、
明らかになったわけで、
そうすることによって企業の改善につながったわけだ。

ただネットで批判する上で気を付けなければならないのは、
自分に落ち度がないことと、きちんといきさつを説明すること、
できれば写真などの「証拠」があった方がいいということ。
単なる自分の印象や感情で批判してしまうと、
それは下手をすると「営業妨害」の「クレーマー」になりかねない。

また今、安易にツイッターを立ち上げて、
ツイッターでこうした批判を展開しようとする動きもあるらしいが、
ツイッターではなくブログでやるべきだ。
ツイッターは140字しか書けないし、
順番を追って読んでいくには非常に面倒。
詳細にブログで書き、そのURLをSNSに張り付けて、
拡散した方が、的を得た批判になるはず。

クレームというのは本当は企業にとってはありがたい話なんです。
金を出してでも買うべきもの。
だからこそやっきになってアンケートとかやってる。
企業側で気づかなかった対応のまずさを、
気づけるきっかけになり、
それをきちんと改善すれば、
客の流出を食い止められるからだ。

そもそも企業内部で「これはいくら何でもまずいよな」
と思っていても改善されない可能性が高い。
みなさんも自分の職場や仕事にあてはめてみればわかるが、
「これって客のためにならないよね」ということでも、
組織の論理でごり押しされてしまうし、
そうした意見を言おうものなら、
社内で踏みつぶされてしまうこともある。

だからこそ外からのクレームって大事。
外では知りえない内部告発も重要だと思う。

悲しいかな、社会は問題が明らかにならないと、
問題は放置されたまま、蓄積されてしまう。
的を得た批判をネットで公表するのは、
長期的な目で見た上で社会をいい方向に向かわせるだろう。

・「声の大きい客」を優先し「声の小さい客」を犠牲にしていないか
http://kasakoblog.exblog.jp/20535206/

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by kasakoblog | 2013-05-25 20:36 | 生き方