好きを仕事にする大人塾「かさこ塾」塾長・カメライター・セルフマガジン編集者かさこのブログ

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2014年 09月 30日

死ぬまでに行きたい世界の絶景1:インド・ラダック

トラベルライターかさこが今まで訪れた中でおすすめしたい一番の場所が、インドのラダック!
チベット文化圏の寺院を見学することができます。デリーから飛行機で1時間あまり。
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・ラダック写真
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・ラダックほか国内外の変わった建築物を集めた写真集「奇観建築・王宮・産業遺産・廃墟 」

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by kasakoblog | 2014-09-30 22:27 | 【写真】海外
2014年 09月 29日

こんな会社があったなんてすごい!好きを仕事にしなければらならない理由がよくわかる良書~スノーピーク

好きなことを仕事にしているすごい会社がある。
アウトドア用品を製造・販売するスノーピークという会社だ。
この会社の社長が書いた「スノーピーク「好きなことだけ! 」を仕事にする経営」を読んだが、
なぜ好きなことを仕事にしなければならないかがよ~~~くわかる。
未だに好きでもない仕事をしている人は、本書をぜひ読んだ方がよい。

この会社は社長含めて大のキャンプ好きだという。
社長は毎年30~60泊はキャンプをするという。
しまいには本社をキャンプ場の敷地内に作ってしまい、
いつでもキャンプできるようにしたという徹底ぶりだ。

キャンプ好きが集まっているゆえ、自分たちが使って満足する製品しか作らない。
そもそも他社のキャンプ製品がすぐ壊れて使い物にならないことから、
ちゃんとしたキャンプ用品を作りたいと考え、
業界では考えられない高価格だけどしっかりした商品を作り、
売上を伸ばしてきたという。

ものすごく単純な論理だけど、
「自分がユーザーとして金を払ってでも使いたい商品だけを作る」
ということを愚直に行っている。
それは社員がキャンプ好きだからできることであって、
キャンプがたいして好きでもないのにキャンプ用品作っていても、
ユーザー目線になんか絶対になれないだろう。

どうだろう。自分の仕事を振り返ってみて。
自分の会社の商品を自分で使いたいか?
家族や友達に自信を持って勧められるか。
自分は使いたくない、家族や友達にも勧められない、
商品やサービスを作っているとしたら、
それは反社会行為だし、自分の仕事はなんもおもしろくないのではないか。

とはいえこのスノーピークはずっと順風満帆だったわけではない。
いい製品だけど高いというユーザーの声があり、
ユーザー目線にこだわるといいながら、
こればかりはいかんともしがたいと社長は悩んだという。

そこで社長は製品のクオリティを落とさないまま、
価格を下げる方法を思いついた。
問屋を介さず、商品を小売店に下ろさず、直営店舗で販売することだ。
そうすれば中間マージンが浮く。

流通ルートを変えることには問屋から反発があったらしいが、
価格を安くするため直営店舗の展開に乗り出した。
しかも直営店ではアルバイトは使わず、社員が販売するという。
なぜならキャンプ好きでもないアルバイト任せにしても客は満足できず、
キャンプ好きでかつ自社商品のことをよくわかっている社員に任せた方が、
客にちゃんと説明ができるからだ。
こうして直販に切り替えたことが功を奏したという。

スノーピークではマーケティングはせず、
他社動向も景気動向もあまり気にしないという。
キャンプ好きの社員がキャンプユーザーとして欲しいものを作る。
これに徹底的にこだわっているからだ。

思うに机上の空論に過ぎないマーケティングだの、
他社動向や景気動向なんか気にして商品やサービスを提供するから、
結果、当たり外れが多い商品やサービスばかりになるのではないか。
ユーザー目線なんて一つもない。
自分たちがその商品やサービスを好きなわけでも必要としているわけでもない。
頭でっかちに市場分析を行い、
こういう商品やサービスが求められている「はずだ」という、
消費者の生の声なき単なるアンケート調査の域を出ない、
マーケティング戦略なんかで新商品開発なんかするから、
ろくでもないものばかりができあがるのだ。

「30代の男性で年収は○万円、○○な車に乗っていて、
○○が趣味な人がこの商品のターゲット」なんて、
アホみたいなことしているから売れないのだ。
「私だったら欲しい」。
ただそれだけのニーズの方がどれだけ説得力があるか。
自分が金を払ってまで欲しい商品かどうか。
その判断ができるのはその業界が好きでないと絶対にわからない。
好きでもないことを仕事にしているから、
ユーザーの気持ちがわからないのだ。

またスノーピークの特徴として挙げられるのが、
ユーザーと直に接するキャンプイベントを毎年行っているということだ。
いくら社員がキャンプ好きとはいえ、所詮は社員。
どうしても企業側の論理で物を作ってしまいがちだ。
そこでユーザーを集めてキャンプイベントを行い、
ユーザーから商品についてフィードバックをもらう。
それによって商品開発やサービス向上のヒントにしているという。

結局どれだけ直に客と接しているか。
客と接していなければユーザー目線の商品やサービスなんてできるわけがない。
ネット戦略も非常に重要だが、企業が客と顔を合わせる、
リアルイベントを開催してフィードバックをもらうのは、
他の企業でも応用できるノウハウだと思う。

ただ本書はあくまで社長自らが書いた本で、
しかも日経トップリーダー編となっているので、
やや広告・宣伝色のための本ともいえなくもないし、
実際に本書に書かれていることがどこまで実践できているかは定かでないが、
好きでもないことを事業にし、マーケティング調査ばかりして、
「この事業は儲かりそうだから」という理由だけで、
事業をやっている企業に比べれば、実にまともでシンプルな理念に基づき、
事業を運営していると感じる。

会社レベルでもそう。個人レベルでもそう。
好きなことを仕事にしていないと、
商品やサービスを提供する客が何を望んでいるかわからないんじゃないか。
好きだからこそユーザー目線になれる。
好きだからこそユーザーから求められるものを作ることができる。

ぜひこの本を読んで、好きなことを仕事にする必要性を感じ取ってほしい。

「スノーピーク「好きなことだけ! 」を仕事にする経営」

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by kasakoblog | 2014-09-29 22:27 | 書評・映画評
2014年 09月 28日

火山噴火ニュースの反応でわかる不謹慎という名のバカの壁~鹿児島原発再稼働の火山リスク

御嶽山で火山噴火のニュースを見て真っ先に思ったことは2つある。
1つは、富士山だって噴火する可能性もあるわけで、
そうなったらとてつもない被害になるだろうということ。
しかも地震についてはある程度、慣れてはいるが、
火山噴火については多くの人が未経験のためどうしたらいいかわからず、
混乱が起きる可能性が大であること。
もう1つは、火山噴火のリスクが軽視されていると専門家から批判されているのに、
真っ先に原発再稼働されようとしている鹿児島原発(川内原発)のことだ。

日本は地震大国だけでなく火山大国だ。
世界の7%に当たる110の活火山を有するという。
地震や津波の危険ばかりに気を取られているが、
御嶽山の火山噴火でもわかるように、火山噴火リスクは他人事ではないリスク。
御嶽山のニュースをきっかけに、火山リスクを軽視してはならないと思い、




とつぶやいたところ、ご丁寧にこんな返信が。







ああ、こういうバカってほんと多いんだよな。
東日本大震災の時もあった。
やれ災害の時に不謹慎だとか被災者のことを第一に思いやれとか。
おまえら、御嶽山に取り残された人たちを助けるための救助隊なのか。
それなら上記のようなことを言うのはわかるけど、
ただ茶の間で火山噴火ニュース見てるだけだろ。
というか救助隊の人ならいちいちツイッターなんかに反応なんかしている暇はないはず。
まったくこの機に乗じてうんぬんかんぬんてほんと意味わかんない。

だいたい実際に大きな災害が起きないと災害の危険性を軽視し、
目先の金優先して危険なことをやってしまうダメな国民が多いから、
福島原発事故が起きたにもかかわらず、
原発再稼働とか信じられないこと言っているわけで、
自然災害が起きた時こそ「遠くで火山噴火が起きたけどうちは関係ない」じゃなく、
自分たちの問題として考える契機にしなければならない。
そういう危機意識もなく、知りもしない癖に、
ただ「被災者がかわいそう」とか「被災地に不謹慎」だとか、
そんな実感のない同情論で批判しても何の意味もない。

不謹慎という名のバカの壁。

そういえば御嶽山の火山噴火について、噴火1分前にツイートしている登山者に、
朝日新聞記者が安否を気遣うフリをして取材交渉したことが炎上しているという。

いや、確かに朝日新聞の誤報はひどかった。
でも誤報で朝日がひどいからといって、こういう揚げ足取りってどうなんだろう。
あんたら取材交渉された当事者でもないのに、やれ迷惑だの不謹慎だの何だのって、
あんたらもただ茶の前で火山噴火のニュースを消費している、
単なる野次馬消費者に過ぎないのだろうし、
メディアが現場にいた当事者から話を聞きたいと思うのは当然の行為。
それによって野次馬消費者たちも現場の様子を知ることができ、
火山の危険性について知れるわけだ。
こういうところまでよってたかって叩いても誰のためにもならない。

そういえばつい最近、こんなブログ記事が話題となっていた。
「息苦しいのは、互いに首を絞めあっているからだ。」
http://sakaiosamu.com/2014/0925090616/

内容としては、朝日新聞を嬉々として叩いている他メディアに対して、
そんなくだらん小競り合いしているから、存在意義が余計になくなる、
といった趣旨なのだが、このブログではこんな指摘もしている。

非難しあい小競り合いばかりしているのはメディアだけでなく、ぼくたちみんなだ。
お互いのあら探しばかりして、少しでも見つけたら
「あー!みなさん!この男はこんな失礼なこと書いてます!」
と鬼の首をとったように指摘する。


おかしなことはおかしいと指摘することは何ら悪いことではないけれど、
あまりにもあら探し的な非難とか、
当事者でもないのに不謹慎だとかいう何の合理性も論理性もない、
単なる気分非難とか、おまえらアホじゃないかと思う。

こうやって互いが互いの首を絞めあって、自由に発言することを妨げ、
「ほんとはこんな風に思っているけど、こんなこと書いたら炎上するかもな。
誰かから不謹慎だと批判されるかもな」と思うことで、
本音を隠して建て前だけおりこうさんでいて、一体何になろう。
何にもならない。
本音を隠している分だけたち悪い。
ほんとはこう思っていると言った方がいい。

そうやって互いにけん制し合い、本音で発言しないから、
上っ面ばかり気にして体裁だけは整えてあるけど、
ほんとはそんなこと思っているから中身がないみたいことになる。
被災者でもないのに、こんなこと言ったら被災者がかわいそうだとか、
まるで自分は正義の味方だと勘違いした不謹慎指摘ツイートってほんとうざい。

御嶽山の火山噴火をきっかけに、
御嶽山だけでなく日本各地の火山噴火リスクのその対策を考えないと、
鹿児島原発(川内原発)再稼働した挙句、火山でやられて、
「津波や地震対策はしていましたが火山は想定外でした」なんていって、
原発事故が起きれば九州が全滅しないとも限らない。

自然災害を防ぐことはできないが、人災は防げる。
火山の爆発は防げないが、原発の爆発は防げる。

原発事故に限った話ではなく、富士山噴火して、
首都圏が被災した場合、企業が永続的な事業活動ができるのかとか、
真剣に考えなきゃいけないと思う。

・火山対策について
http://hun-ka.com/learn/planning/

・川内原発審査で火山噴火リスク軽視の流れ、専門家から批判
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0EA0LZ20140530

・当事者でもないのに当事者気取りで批判するダメな人の例
http://kasakoblog.exblog.jp/21711771/

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by kasakoblog | 2014-09-28 22:54 | ネット
2014年 09月 27日

旅先のグルメ探しならガイドブックより断然ネットという当たり前の事実

旅行ガイドブックの制作をしていたこともあり、
旅先での食事探しはガイドブックに頼ることが多かったんだけど、
考えてみれば、紙媒体で紹介されているわずかな選択肢の中から選ぶより、
食べログなりネットなりで探した方がはるかにいいという当たり前の事実を、
最近になって実感している。

今日は伊豆の伊東に温泉旅行に来ているのだが、伊東駅周辺でランチを食べようと、
ガイドブックを見ると、おいしそうな写真が載っている店があり、ここにしようと決めていた。

でもふと電車の中で「念のためこの店の口コミ見てみよう」と思い、
食べログを見ると、「がっかりした」「期待はずれ」とのコメントが多かった。
あわてて違う店を探そうと思い、ネットでいろいろ検索。
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食べきれないぐらいの山盛り海鮮丼が出てくる、
「味の店・五味屋」に行くことにして、おまかせ丼2500円を頼んだのだが、
たらふく海鮮丼を食べることができ、ネットで調べておいてよかったなと思った。

もう10年以上前のことだが、旅行ガイドブックを制作している際、
「ライバル誌は100件レストラン紹介しているから、
こっちは110件レストラン取材しよう!」なんて言われて、正直おもしろくないなと思っていた。

店の件数、競ってどうするんだろう。
名物料理の解説とか予約が必要な名店の紹介はあった方がいいけど、
紹介件数をやたら増やしても意味ないんじゃないかと。
現地で探す楽しみもあるし、名物料理なら、
この辺に行けば何軒もあると紹介すればそれでいいじゃないかと。

そもそも2~3週間、海外取材に行き、毎日10件近く、
レストランやらブランド店やらホテルやらをひたすら取材するのは、
私自身がつまらなかった。
店の数を競うより、もっと穴場のスポットとか、
他のエリアを紹介するとかの方がいいんじゃないか。
そんなこともあり、旅行ガイドブックのトラベルライターはつまらないので、
辞めて、金融・経済系のプロダクションに移った経緯がある。

10年前はそれほどネットの情報が充実していたわけではないが、
それでもある程度の店ならホームページがあり、
そこのメニューや営業時間など基本情報は掲載されていた。
でも今や公式ホームページというより食べログみたいな口コミがある、
レストラン紹介サイトが充実していて、
場所や料理種別などで検索すれば自分が欲しい情報が何十件も出てきて、
その中から他人の口コミをどこまで信用するかは難しいところだが、
参考にしながら自分で判断できるような時代になり、
「ああ、ガイドブックの役割って変わらなければいけないし、
もはや終わったビジネスモデルなのかもな」なんて思ったりもする。
ホテルや旅館選びだって何もガイドブックを見なくても、
ネットの方がはるかに便利だし。

それでいてガイドブックには私や一部のマニアが大好きな、
珍スポットの紹介記事はほとんどない、ないしはきわめて小さな扱い。
そういうスポットもガイドブックで写真ででかでかと紹介して、
「へえ~、観光名所以外にこんな場所があるのか」と知らせることが、
ガイドブックの役割なんじゃないかななんて10年以上前から思っていたけど、
未だにありきたりの観光名所とレストランなどの店紹介中心ばかりだから、
ガイドブックの仕事とはほとんど縁がないんだけれども、
私が撮影した珍スポットはネットで紹介するほか、
ある月刊誌に毎月連載していて、もう20回以上、50か所ぐらい紹介し、
それで仕事になったりもしていたりする。

ネットで調べればわかる。
しかもスマホが急速に普及し、
移動中も情報が調べられるようになった今、
紙媒体では何を紹介すべきなのか考えないと、
どんどんジリ貧になっていくんだろうなと思ったりもしている。

ちなみに伊豆でおすすめの珍スポットは「まぼろし博覧会」。
むちゃくちゃおもしろいですが、マニア向けなので、
合う人と合わない人とがはっきり分かれるとは思いますが。
http://kasakoblog.exblog.jp/21707702/

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by kasakoblog | 2014-09-27 22:11 | 旅行記
2014年 09月 27日

ダメな子供は母親と料理がダメ~元教員・元銀座のママが「おだしプロジェクト」を始めた理由

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「教師を辞めたのは、学力がなく礼儀の知らない子供たちを、
クズ扱いする日本の教育を変えようと思ったから」
と語るのは、元高校教師で元銀座のクラブのママの土岐山協子さん(42歳)。
盛岡の大学を卒業後「ひきこもりかヤンキーしかいなかった」という、
大検受験の予備校講師を1年半、勤めた後、「不良の巣窟」と呼ばれた私立高校で、
生徒の素行が悪く教員がすぐに逃げ出す学校で、教員として4年間務めた経験から、
日本の教育の問題の根深さを知った。

利益優先の学校は落ちこぼれをほったらかしにし、進学クラスばかりに力を入れる。
この落ちこぼれを救おうとする大人がいない。

私立高校では落ちこぼれ集団の男子バレーボール部顧問に就任し、
わずか半年で県大会出場させるチームに生まれ変わらせた。
「私はバレーボールの技術的なことはほとんど教えていない。
ただ半年間、みっちり礼儀を叩きこんだだけ。
ちゃんと挨拶しろ。ちゃんと制服を着ろ。赤点は取るな。
指導をしていったら、髪型と服装が変わった。
だらしない髪型をしていたのが、勝つために自発的に短髪になった。
だらしない服装をしていたのを次第にやめるようになった」

とはいえ指導をしても、毎年毎年、礼儀も知らない、挨拶もできない、
高校生になっても九九ができない、漢字の『山』と『川』は書けるけど、
『谷』は書けない程度の学力しかない子供たちが入ってくる。

「一体この国はどうなっているのか?
高校に入る前までの学校では一体何を教えてきたのか。
親は何も教えなかったのか。地域で誰か注意する人はいなかったのか」

落ちこぼれた子供をほったらかしにする学校、地域、家庭。
でもすべての根幹は家庭にあると考えた。

教員生活の中で土岐山さんが気づいたことがある。
なぜ落ちこぼれの子供が生まれるのか。
その大きな原因は2つ。母親と料理が悪いということだ。
「素行の悪い子供の母親は必ずといっていいほど素行が悪い。
逆に優しい母親の家庭は優しい子供になる。
父親はあまり関係ない。母親が重要だ」

「落ちこぼれた子供のほとんどが食生活が乱れている。
問題のある子供は朝からカップラーメンを食べさせられたりしている。
やたら調味料が多い。
人間は食べ物でできている。
まともな食べ物を食べていないとちゃんとした人間ができない」

落ちこぼれクラスを切り捨て、進学クラスを優先しようとした教頭とケンカになり、
30歳で教師を辞めることに。
「10年いろいろな経験を積み、40歳になったら、
日本の教育を変えるための事業をしよう」と心に決めた。

教科書や歴史のことを知ろうと、札幌で教科書会社に勤めた後、
「母親を変えるには女性のことを知らないといけない」と思い、
女性社員だらけの美容会社に3年勤めた。

また新たな経験を積もうと35歳の時に経営学などを学びたいと思い、
美容会社を辞めて職業訓練学校に通おうと思ったのだが、
学びたいカリキュラムは東京にしかないという。
これまで宮城、岩手、北海道でしか暮らしたことがなかった土岐山さんは、
「東京は怖いところだからできれば行きたくない」とも思ったが、
「教育を変えるには政治家など偉い人のいる東京に行くことは大事かも」と考え、
東京行きを決めた。

今まで東京にほとんど行ったことがない土岐山さんは、
北海道から東京まで飛行機に乗り、スーツケースを持ったまま、
とりあえず偉い人に会っておこうと、タクシーに乗り、「永田町まで行ってくれ」と頼んだ。
「永田町のどこですか?」と聞かれ「偉い人に会いたい」というと、議員会館のような場所で降ろされた。

アポもなく会館内に入れるわけもなく、
スーツケースを持って入口付近で政治家が来るのを待っていると、
困っているのかと思い警備員が声を掛けてきた。
「政治家のご家族の方ですか?」
「いえ違います。教育を変えるために偉い人に会いに来たんです」
不審者と思われ警備員は3人に増えた。
「そのスーツケースには何が入ってるんですか?見せてください」
その時、スーツケースには東京で一人暮らしする部屋に飾ろうと、
教師勤め時代に生徒からもらった漫画「ジョジョの奇妙な冒険」のグッズをたくさん持ってきたため、
「これは見られるとまずい!」と思い「スーツケースは見せられません」と答えると、
余計にあやしまれて警察官まで来る事態になり、やむなく退散せざるを得なくなった。

日本橋にあるウィークリーマンションに帰ろうとタクシーに乗った。
タクシー運転手に「偉い人に会えるにはどこに行けばいいんですかね?」とたずねると、
「銀座のクラブとかに行けば会えるんじゃないですか?」と言われ、銀座で降りることに。
降ろされた近くのカフェに入り、店のスタッフに、
「銀座のクラブで働ける店、知りませんか?」とたずねると、
近くにいたお客さんが「うちの店で働くか?」と声を掛けてくれた。
そのお客さんについていったが、大きい店ではなかったため、大きな店を紹介してもらうことに。

ホステス経験がなかったため「皿洗いでいいです」というと即採用。
こうして土岐山さんは銀座のクラブの皿洗いになった。

皿洗いをしたり、カウンターで手伝いをしていたりすると、
お客さんとして来ていたある大企業の社長が店のスタッフに声を掛けた。
「なんだ、あのカウンターでウロウロしているデカい女は。連れてこい」

土岐山さんが出てくると「お前がここで働いている目的は何だ」といきなり聞かれ、
「日本の教育を変えるために偉い人に会おうと、
銀座でクラブで働くことにしました」と正直に答えると、
「だったらホステスになれ。おまえに銀座のことや日本の経済のことを教えてやる」との話になった。

こうしてあっという間に銀座のホステスになることに。
ここで多くの偉い人に出会えることができ、様々な勉強ができた。
わずか半年、36歳にしてママにもなれた。
その後、3年間、銀座で勤め、月収200万円を下ることはなかったという。

「高給稼いでいたけど、出ていくものも多かったので、それほど貯金はたまりませんでした。
銀座に勤める以上、服にしろ宝飾品にしろ偽物をつけるわけにはいかない。
本物を身に付けないと自分が偽物になってしまうので、身に付けるものにもお金がかかった。
また一流のお客さんに接するためには、一流の店などに自腹で行ったりもしました。
お客さんに連れて行ってもらっても、それは自分の身にならない。
所詮はそのお客さんのお連れさんとしか店には見られない。
なので自分でも自腹をはたいて一流の店に行くことで、
一流のサービスや一流の料理などを学びました」

3年、銀座で様々なことを学んだ。
特にいろいろなママやホステスを見てきて、
女性について、より深い理解を得られることができた。

「感謝と謙虚のない女性は醜くなる」
「若さと美貌は限りある。女性は内面磨きが必要」

日本の教育を変えるには、母親を変えることであり、料理を変えること。
女性のことはいろいろとわかったが、料理=食については自分に知識がない。
まともな子供を育てるために食べ物を変える必要があるのであれば、
自分も一次産業で働く経験を得たいと考え、インターネットで「農業がしたい」と検索。
すると農業求人・林業漁業の求人情報が掲載された「第一次産業ネット」というサイトがヒットした。

食の王国である北海道で農業をしたいと考え、手当たり次第、電話を掛けると、
性別や年齢などで断られまくったが、
北海道の遠軽町の野菜栽培をしている農場で、
「なんだかわかんねえけど、やりたいならくればいい」と採用が決まり、
2年間、農場で働くこととなった。

また料理に重要なのは「だし」にあると考え、
だしに使われる北海道の利尻昆布漁師の経験もしたいと思い、利尻島の水産会社に電話した。
しかし「女性はダメ」「未経験はダメ」「40歳以上はダメ」と断られたが、
利尻島にはホステスの求人があるという。
「ホステスすればそこに漁師さんや水産会社の人が来るから、
ホステスして仲良くなってから頼み込めばいいんじゃねえ」という、
北海道の人のアドバイスのもと、利尻島でホステスをすることに。
その狙い通りになり、昆布事業にも関われることができた。

ただ利尻の昆布も遠軽の農業も冬場はできない。
そこで冬場は鹿児島に行って農業経験を積むことに。
今は北海道と鹿児島を行き来しながら、東京で人脈を広げて、事業の立ち上げを準備している。
そして2014年10月から、日本の教育を変え、まともな子供を育てるために、
母親と料理を変えるべく「おだしプロジェクト」をスタートさせる。

「子供を育てる女性がおだしを通じて、和の心を理解し、
感謝と謙虚な気持ちを身に付け、時間をかけずにラクして作る加工食品ではなく、
時間をかけることで子供に愛情を伝える愛情料理を作れるようになる」との理念を掲げた。
具体的には、おだし教室の開催やおだしの使い方などの情報提供を行っていく。

教員時代に気づいた、ダメな子供はダメな母親、
ダメな料理が原因であるとの問題を解決するため、
30歳から10年以上、様々な経験を積んできたことを活かして、
これから本格的に事業をスタートさせる。
得体の知れない底力を持つ土岐山さんの活動に注目していきたい。

<2014.11.25追記>
※銀座ホステス時代のおもしろおかしな話は、
対談番組「かさこでいいかも」で語っていただきました!

https://www.youtube.com/watch?v=E1hkX08lqlk

・愛情料理研究家 土岐山協子の 『料理はしないんだけど料理研究家のブログ』
http://ameblo.jp/toki718/

・おもしろい人を紹介する生き方・働き方インタビュー目次
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by kasakoblog | 2014-09-27 02:16 | 生き方
2014年 09月 25日

あげっぱなしじゃない義援金~お礼に牡蠣が送られてきた!~田代島にゃんこ共和国の画期的な成功例

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義援金って一方的に与えるものがほとんど。
ところが東日本大震災ではお礼付きの義援金があった。
その一つが宮城県石巻市の田代島の義援金だ。
なんとお礼に今日、牡蠣が送られてきた。
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甚大な被害にあった方のために義援金を送るのだから、
別にすべての義援金にお礼はいらないと思う。
でも結局、お金をあげたけど、その後、どうなったのかとか、
そのお金がどんな風に使われたかは、自分から率先して調べない限り、
情報としては入ってこない。

でも田代島にゃんこ共和国の復興基金は違った。
島の主要産業である牡蠣の養殖施設が津波で壊滅的な打撃を受け、
そのための復興資金としてお金を集めた。
そのお金によって牡蠣が育ち、お礼にと送られてきたわけだ。

そんな知らせがきて久しぶりに被災地のことを思い出し、
順調に復興が進んでいるのかなって思いを馳せることができ、
ホームページを見たりして今、どんな感じなのかを確認する。
また今度、田代島に行きたいなとそんな風に思える。
「お礼」の効果は物的満足よりも、その後のコミュニケーション手段になり、
忘れがちな被災地のことを思い出すきっかけとなる貴重な手段だ。

しかしこの田代島の復興基金はいろんな意味で素晴らしい成功事例だ。
もともと東日本大震災で石巻市は壊滅的な打撃を受け、
人口100人にも満たない離島の田代島の復興は後回しにされた。

そこで島独自の復興資金を集めることにした。
多くの被災地でいろんな復興資金集めや義援金募集が行なわれる中、
わずか3ヵ月で目標支援金1億5000万円を集めたのだ。
あっという間に集まったため「もう支援金は不要です」と早々と断るまでに至った。

なぜそんなことが可能だったのか。
ネコのおかげである。
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田代島は知る人ぞ知る猫が神様の島。
猫神社もあり、また島の人口より猫の方が多いという猫の島。
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猫ファンならよくご存知の島で、私も猫撮影のために、
わざわざ田代島まで二度訪れているほどだ。
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田代島が復興資金を集める際、全国の猫好きの方に呼びかけた。
復興資金の一部を猫のエサに使うことも表明した。
義援金を送ってくれた人にはお礼にまず、
田代島オリジナルの猫グッズを送ることを約束した。
このためあっという間に全国の猫好きからお金が集まり、
目標金額を達成することができたのだ。

私も東日本大震災が起きて東北地方の被害が甚大であると知った時、
何よりも真っ先に心配したのは田代島の猫だった。
猫は大丈夫だったのだろうか・・・。
幸いにして多くの猫は高台に逃げたらしい。

田代島に二度行ったことがあることから石巻市もその度に訪れていた。
なので石巻市も心配になり、東日本大震災から1カ月後、石巻市を訪れることにした。
田代島までは行けなかったが、私が被災地取材をするきっかけとなったのは、
以前に田代島を訪れていたからだろう。
何もないけどただ猫がいるだけの島に訪れていたことがきっかけで。

その後、田代島にも行き、この基金の担当をしている方にも取材した。
はじめは牡蠣の義援金にしようと思ったが、
他の被災地と差別化するために猫のことを考えたという。

「田代島はカキだけじゃない。猫が重要な観光資源だ」
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田代島では、2008年に約3200人だった観光客が、
2010年には4倍近い約1万2300人に増えた。
それは猫の島としてメディアに取り上げられたからだった。

たかが猫。されど猫。
他の地域とは違うちょっとした個性があれば、
義援金だってあっという間に集めることができる。
猫を重要な観光資源として大事にしてきたことが復興の足掛かりとなった。

復興資金集めに限った話だけでなく、今後、多くの地方の町や村は過疎化し、
町の活性化が最大の至上命題になるわけだが、
そんな時、政治家にごますり、いらないハコモノ引っ張ってきて、
短期的に建設需要で儲かったとしても、そんなものは永続しない。
しないどころか今や作ったハコモノは利用者も少なく、
維持費に金がかかるためのより町を疲弊させる。

原発がその最たる例で、町を活性化させるために、
原発を誘致したものの、交付金で作られた施設の維持管理費が財政を圧迫。
さらには原発は建設当初は儲かるが、次第に固定資産税が減ってしまうため、
原発を増設しないと町は保てなくなってしまう。
まさに原発は麻薬。
一度受け入れたら、増設し続けない限り、町は維持できない体質になってしまう。

田代島もそう。陸の孤島と呼ばれた徳島の漁村・伊座利もそう。
人里離れた山奥なのに健全財政化で少子化知らずという長野県の下條村もそう。
これらの村に共通するのは、どこもものすごく辺鄙な場所で、
たいした産業がないにもかかわらず、
お金を使うことではなく、知恵を絞ることで村を活性化させたということだ。

安易に政治や行政に景気対策や過疎対策を頼る依存心の強い住民がいるところで、
真の活性化などできるわけがない。
だから原発みたいなまがいものにすがり、最悪、死の町になる。

頭を使わず、安易に何かにすがって、
ラクして町を活性化しようなんていう腐った住民がいるから、
福島原発事故が起きても原発再稼働しようなんて、
自分たちの目先の利益のために他県の迷惑をかえりみない、
犯罪行為を行おうとするわけだ。
原発事故が起きれば200キロ先の町にまで汚染が及ぶ。
事故が起きて賠償金をもらうのは原発立地住民じゃない。
原発立地住民こそ他県に迷惑料として賠償金を支払うべきだ。

ノラ猫でも観光資源になるんです。
ノラ猫でもわずか3ヵ月で1億5000万円集めることができ、
もうお金はいらないって断られるんです。
でももらいっぱなしじゃなく、ちゃんとお礼もする。
ちなみにちゃんと会計報告もホームページに載せている。

田代島にゃんこ・ザ・プロジェクトの成功は、
様々な地域活性化のヒントを与えてくれる事例だと思う。
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※牡蠣については何といっても東北沖。
宮城県沖なので福島原発のすぐそば。
汚染の懸念はあるので牡蠣を食べることを推奨するものではありません。
なお田代島にゃんこ共和国では牡蠣を辞退することもできます。

・田代島にゃんこ・ザ・プロジェクトHP
http://www.nyanpro.com/

・2011年10月に田代島を取材したレポート
http://kasakoblog.exblog.jp/15939618/

・田代島の猫写真(震災後)
http://www.kasako.com/1110tashironeko.html

・田代島の猫写真(震災前)
http://www.kasako.com/1001tashirofoto.html

・小さな漁村の奇跡の復活劇~徳島県・伊座利地区
http://kasakoblog.exblog.jp/9913849/

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by kasakoblog | 2014-09-25 22:00 | 東日本大震災・原発
2014年 09月 25日

玉陵写真

沖縄・那覇にある世界遺産・玉陵(たまうどぅん)の写真です。
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by kasakoblog | 2014-09-25 19:25 | 【写真】国内
2014年 09月 25日

首里城写真

沖縄・那覇にある世界遺産・首里城の写真です。
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by kasakoblog | 2014-09-25 19:23 | 【写真】国内
2014年 09月 25日

厳島神社写真

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厳島神社のある宮島の名物は、あなごめしとカキ!

・厳島神社動画

http://www.youtube.com/watch?v=O91vSY1kito

・宮島フェリー宮島フェリー~厳島神社

http://www.youtube.com/watch?v=pTxsCHoLXH4

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http://www.youtube.com/watch?v=3byV0e2DvF4

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2014年 09月 25日

宮島焼きガキ

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by kasakoblog | 2014-09-25 18:02 | グルメ・ラーメン