2002年 04月 20日
寝たきり生活12日目
寝たきりでできることって、以外に少ない。
僕が自宅でやりたいことといえば、第一にパソコンに向ってつぶやきなりサラ金なりを書くことであり、
第二に本を読むことであるが、その両方とも、寝たままでは困難だ。
熱があるわけでもないし、だるいわけでもないので、寝ていても暇である。
そこで頼りたいのがテレビだ。

しかしおもしろいテレビなんて到底やっていない。
唯一まともなのがニュースぐらいだが、どこもかしこも同じニュースを同じ時間に、
何度も同じ画面を繰り返すだけなので1度見れば十分だ。
楽しみにしていたのは、サッカー日本代表対コスタリカだったが、
中田や小野の不在な試合は、予想通り退屈ではあった。

そんな中で、すごく期待していたテレビ番組が、金曜日19時~ゴールデンタイムに移行した、
「マネーの虎」(日本テレビ)の初回2時間スペシャルだ。
よく深夜にたまたま見ていて結構おもしろかったので、寝たきり生活の退屈しのぎになると、期待をしていた。

しかし、クズだった。
なんだ、あのCMの多さは?
なんだ、あのいらんひっぱりは?
まともに完結した話は少なく、次回予告や不必要なひっぱりばかりで、期待外れだった。

確かに深夜の時もCMが多く、ひっぱりも多かった。
しかし深夜にこの番組を見ていた時には、この番組をどうしても見たいと思ってみていたのではなく、
たまたまつけたらおもしろくて、暇つぶしに見ていただけだから、ひっぱられてもそんなに気にはしないし、
次回に引き伸ばされても、次回に必ず見ようとは思わなかった。
ただその場その時がおもしろいというスタンスで見ていただけだ。

しかし、これがゴールデンになったら作り方を変えなくてはまずかろう。
余計なひっぱりやCMのあまりの多さは、今時のテレビに逆行している。
誰もそんなに気長に番組を見てくれる消費者はいない。
毎回毎回が勝負なのだから、余計なひっぱりはせず、素直にそこで勝負する。
ゴールデンになったせいで深夜のおもしろさが半減した。実に残念だ。

改装してきれいになったラーメン屋が値段も高くなり味もまずくなるように、
おもしろかった深夜番組もゴールデンタイムに移行したことで、質の低下をもたらしただけだった。
今の世の中たいした中身のあるテレビ番組なんかありえないのだから、
もったいぶらずに、刹那主義のエンターテインメントとわりきって、どんどん話を完結してほしかったな。


# by kasakoblog | 2002-04-20 22:12
2002年 04月 19日
寝たきり生活11日目
「お金より時間が大事」
そう考えて、2週間かかる20万円の切開手術より、
半日で終わるけど60万円かかるレーザー手術を選んだ。
しかし結果は無惨だった。

レーザー手術をしてから今日でちょうど2週間。
その間、一度足を引きずりながら会社に行った1度以外は、すべて休むことに。
(もちろん自宅で原稿を書く仕事はしていたが)
まあ結果論だから何とも言えないし、切開手術をして2週間で退院できたかどうかも、
これはやってみなければわからないことだから。

しかし、つぶやきやサラ金も含めて、とにかくいろんなことをやりたいこの時期に、
こんな2週間ものエアポケットが待ち構えているとは思いもしなかった。
動けないことほど辛いことはない。
特に自分はとにかく何でもかんでも自分で動いてやる方なので、歯がゆくて仕方がない。
しかもパソコンに向うことができれば、いくらでもやることはあるけど、
腰が痛いから、必要最低限の仕事のためだけにパソコンに向い、つぶやきやサラ金の更新はしてこなかった。

やっと回復のわずかながらの兆しが見えつつある。
まあ僕の回復度合いは、きっとつぶやきかさこの文字量でわかることだろう。

健康って当たり前のことなんだけど、すごく大事なんだな。
僕が腰が痛くて、足を引きずりながら腰をかがめて銭湯まで歩いている時のこと、
狭い道路にある自転車や店の前に止まる車など、道路にこれほどまでに障害物があるとは思いもしなかった。
こりゃ、足の不自由な老人にとってはえらい迷惑だろうなと、そんなことをはじめて知った。

何事も自分がその立場になってみなければわからない。
医療の現状も健康でない人のことも。

「まじめな人が損をしな社会」はかさこ内閣総理大臣のスローガンだが、
「弱者に対する優しい社会」って今までそんなことはなんか偽善者ぶっていてくさいと思っていたから、
真剣に考えたことなかったけど、やっぱりそういう観点も莫大な経済利益を上げている国家としては、
考えなくてはならない課題なんだろうなと、ちょっとだけだけど実感したな。


# by kasakoblog | 2002-04-19 22:12
2002年 04月 18日
寝たきり生活10日目
レーザーで手術している時よりも、生まれてはじめて入れた座薬の方が、はるかに痛かった。

それにしても看護婦ってすごいよな。
看護婦さんに座薬入れてもらったんだけど、フーゾクなんかで働くより、はるかにしんどい仕事だよな。
だって人の肛門に薬を入れるために指つっこまなきゃいけないって、相当なことだよ。
「座薬」ってどんなものか知らなかった僕には、あの行為はカルチャーショックだったな。


# by kasakoblog | 2002-04-18 22:13
2002年 04月 17日
寝たきり生活9日目
テレビで「五体不満足」の乙武君を見たが、
「腰が痛くて右足しびれて歩けない」なんて言っている僕がかわいく思える。
人間、悲しいかな、「自分が一番不幸」などと思ってみたところで、
それ以上に不幸な人を見ると、妙に安心してしまうのは、残念ながら人間の本性である。

よくブサイクな女の子が自分よりブサイクな女の子を発見した時の喜びを、
「あの子、すっごくかわいいんだよ」と大絶賛して、合コンに連れてきて、男性の批難を浴びるみたいに、
人間というのはようは、相対的な価値観の中で生きているということだ。

他人が気になる動物、他人との比較の上でしか人生の幸福を図れない不幸な動物。
だからきっと弱い者いじめとかなくならないんだろうな。


# by kasakoblog | 2002-04-17 22:14
2002年 04月 16日
寝たきり生活8日目
ここ一週間で唯一外出したのは、
200m先にある銭湯に命からがら行ったこと。
遠かった・・・けど、気持ち良かった。


# by kasakoblog | 2002-04-16 22:15
2002年 04月 15日
寝たきり生活1週間
今まで一度しか行ったことのない、近くの弁当屋のスタンプカードが、はやくもいっぱいになった。
(私は歩行困難のため、すべて食事は誰かに買いにいってもらっています)


# by kasakoblog | 2002-04-15 22:15
2002年 04月 12日
国による保険制度を撤廃せよ
僕のヘルニア手術の例を出すでもなく、ここぞという時に保険が効かないなんていうおかしな話はざらにある。
何のために毎月毎月給料から高い健康保険料を払っているのか、挙句の果ては3割負担。
もう国による保険制度は麻痺してしまっている。
かさこ内閣で何度も提言しているが、国による保険制度の完全撤廃を改めて実感させられた。

政治不信真っ只中にある政界。
族議員・公共事業・天下り・税金の私的流用・・・
すべてはあまりに政治に頼りすぎているからいけないのだ。

お役所的感覚で行ってきた事業は、ずさんな経営で大赤字。
そのつけは税金アップで補填するといういい加減さ。
郵政事業の民営化しかり。特殊法人の撤廃しかり。
ようは国家は小さな政府で十分だということだ。

国家がいろんなことしようとするから、そこに利権が絡む。
保険の3割負担にしても、医療界を代弁する族議員の猛反対にあった。
そこに賄賂と利権が絡んでいるからだ。

「警察呼ぶよりセコム呼んだほうが早いですよ」
セコム完備のマンションの不動産屋がこう言った。
それと同じこと。
いい加減な健康保険より、各自が自分の予算や年齢や家族構成や収入状況に合わせて、
民間の保険会社に入ればいいだけの話。
経営感覚のない国家に税金むしりとられて、負担は増えるは保険は降りないはではやってられない。

今、僕ができることは、60万円かかった医療費を来年確定申告して10%戻ってくるだけのこと。
国の保険制度はもういらない。
毎月健康保険料を返して欲しい。その分、自分で保険に入れば、保険が降りるのだから。


# by kasakoblog | 2002-04-12 22:19 | 政治
2002年 04月 12日
お知らせ
現在、腰痛ヘルニア治療中のため、
自宅にて寝たきり生活を送っています。
かさこワールドはじまって以来の危機ですが、
もうしばらくお待ち下さい。
今は無理をして毎日更新することよりも、
この機会に治すことに専念しておりますので、ご了承ください。
しばらくの間は、過去の膨大なつぶやきかさこや各コーナーでお楽しみください。
かさこより


# by kasakoblog | 2002-04-12 22:16
2002年 04月 05日
つぶやきかさこ特別編・椎間板ヘルニア・ドキュメント
<1>
※腰痛悪化のため、4/5に予定を繰り上げ、レーザーによる手術を行いました。
現在、安静につき、つぶやきかさこおよび「サラ金!」に、
更新の遅れが発生する可能性があることをご了承ください。

2002・2月中旬
家に帰って寝転がると、足をつったような痛みがあることに気づいた。
つったのか、それとも筋肉痛なのか、よくわからなかったが、すぐに治るだろうとほっておいた。
2002・2月下旬
1週間ぐらい痛みが消えない。
足ではなく、ケツが痛いのかと思った。
まあしばらくすれば治るだろうとほっておいた。
2002・2月下旬
痛みが悪化。とりあえず医者に行くことに。
「ケツが痛い」と訴えたが、ケツより上の腰であることがわかった。
レントゲンと撮ってみて、「もしかしたらヘルニアかもしれない」と言われ、次回MRI検査を行うことにした。

2002・3月上旬~
仕事・超忙しくなる。
土日出勤・会社寝袋泊まり・早朝出勤(朝4時とか)・さらには会社の引っ越しも。
2002・3・12
MRI検査の結果、完全に椎間板ヘルニアとわかる。
「手術した方がいいかもしれない」と言われるが、別に急ぎはしないとのこと。
ただ手術には2週間かかると言われ、この状況ではできないとあきらめる。
2002・3月下旬
仕事に切れ目無く、ムチャクチャな生活を送る。
腰の痛みが悪化し、長時間座った後に歩こうとすると、背筋が伸びず、老人歩きになる。
右足引きずり気味。

2002・4・1
老人歩きのひどさを見た会社の人が、
「ゴールデンウイークに入院すれば」と言われ、それなら休めるだろうと手術を決意。
病院に行き、手術即決定。
2002・4・2
切開手術になることへのリスクや2週間もの入院はあまりに負担が多すぎるとのことで、
保険はきかないが、半日で手術が終わるレーザー治療を検討。
保険のきかないレーザー治療は異常にお金がかかると聞いていたが、電話して聞いてみると55万円。
入院したら約20万円はかかると言われ、価格の比較と日数、体への負担、仕事の影響、
痛い手術をしたくないという個人的感情を考慮し、レーザー治療を決意。
2002・4・3
MRIを病院から引き上げ、レーザー治療の病院に診察。
手術日を4・10に決定。

2002・4・5
前日も仕事で遅くなり3時に帰宅。
今までにない痛みで寝ることもできない。
もうどうしようもないと判断し、朝10時にレーザー治療の病院に電話し、今日の12時に手術を変更。
2002・4・5・12時
体を切り開き、でっぱっている椎間板ヘルニアを撮る手術とは違い、
針からレーザーを照射し、椎間板に空洞を作る。
でっぱっている部分を削るわけではなく、空洞を作ることにより、自然にでっぱりがへこむのを待つ治療法。
そのため即効性はないが、長期的にみて負担のない治療。
部分麻酔でしかも手術といっても10分もかからない。
手術後、1時間寝て、電車で会社に寄って30分仕事してから帰宅。
2002・4・6
即効性はないと脅され、また3ヶ月たっても効果がない場合はもう一度レーザー手術が必要と言われたが、
手術後はほとんど痛みはなく、普通に生活できるようになっている。まだ若干、右足がつったようになっているが、手術前とは雲泥の差。

<2>
3月からの猛烈な仕事の忙しさに比例するように腰の痛みが悪化。
体は正直だ。
無理をすればすぐ体に出る。
まだ治療が完全に終わったわけではないので、今後ヘルニアがどうなるかは今の時点で結論は下せない。
とりあえず、最悪の状態からは脱出したようだ。

今まで腰痛など皆無だった僕に襲った突然の災難は、様々なことを考えさせられた。
それはまた、次回のつぶやきで。

http://kasakoblog.exblog.jp/10740979/

★国による保険制度の意味のなさ
★椎間板ヘルニアはパソコン社会の現代病
★病気の治療のために休みもとれない日本社会の構造的問題
★メメント・モリ~死を想え~
病気をすると、今までの生き方を考えさせられる


# by kasakoblog | 2002-04-05 22:20
2002年 04月 04日
行列マジック
今、朝日新聞で「デパ地下のオキテ」というわりにおもしろい連載をやっている。
デパートの地下街なんて昔から食品ばかりがあるだけの場所に過ぎないのに、
「デパチカ」という最近のアーティストや言葉の略語風にすると、
なぜかお洒落なトレンドスポットになるから不思議だ。
まあそんなデパチカの裏事情に迫るという記事なのだが、これがなかなかおもしろい。

驚くべき事にデパチカでは、売上を上げるために、
わざとレジ係を減らして行列を作為的に作っているというのだ。
なぜか日本人は異常なほど行列好きだ。
行列のできるところはおいしい店で、行列ができないところは大したところではない、
といった極めて幼稚なトリックがまかりとおってしまう不思議な国なのだ。

その心理をついて、わざと従業員を減らし、適度に行列を作らせた方が、
売上が増えるというのだから、ほんとどうしようもない。
テレビなどでもそれを煽るかのように「行列店」を紹介するから、また余計に行列ができる。
本当に買いたい人間はバカらしく何分も待たされ、
どうでもいいような客を「行列で騙して」客寄せする。

こんなことが許されていいのだろうか?
消費者はバカな奴だと言われているのと同じである。
冷静に考えてみれば、行列ができてしまう店というのは、
その時間帯に来るべきお客さんを予測できない、無能店の証である。
売上予測・来店者数予測を立てて、手際良くさばけるように人員を配置する。
これが本当は「いい」店なはずだ。

誰もが長い行列に並んだ時に思うはずだ。
「もっと人増やせばいいのに」
なぜこれをやらないか。わかっているのにわざとやらない。
ほんと金儲けの亡者で、客のことを考えていないよな。

「並ばせてしまう」無能さを反省すべきなのに・・・。


# by kasakoblog | 2002-04-04 22:21 | 一般