2001年 01月 13日

赤坂ラーメン

溜池山王駅から歩いて1分。立ち食いで食券制と、まるで立ち食いそば屋のようなラーメン屋。
だが、ラーメン本やラーメン雑誌の赤坂エリアには人気店として「屋台赤坂ラーメン」と必ず紹介されている。
平日夜19時半。店は意外にも混んでいなかった。そんなに待たず味噌ラーメンが登場。
ネギが入れ放題なのがうれしい。

まずスープを一口飲んでみる。
「うん!これは・・・もしや味噌一と張るかもしれん。かなり期待できるぞ」
濃コクのある味わい深いスープに大きな期待を胸に、今度は麺をすすってみる。
「やっぱりだめか・・・」

「やはり」である。またしても麺とスープがマッチしていないのである。
特にスープの味わいが深かっただけに、麺がスープと分離してしまっている味気なさが異様に目立つ。
さらに、せっかくたっぷりのもやしもひどい。ただラーメンの上にのせただけで、もやしが冷たいのである。
あつあつのラーメンに冷たい食感が混じると恐ろしく不快。

せっかくのスープも、分離してしまった具と麺のせいで台無し。
ちなみにチャーシューも1枚のっていたが、これはなかなかうまかった。
しかし1枚じゃな。うちから歩いて5分の「峰」に行けば、800円でうまいチャーシューが死ぬほど食えるのだから。

量は結構あった。そのせいか食べているうちに異変が起きた。
最後の方になって、やっともやしと麺がスープに同化して味がしみこんできたのである。
しかし時すでにおそし。
はじめっから具と麺とスープのハーモニーを奏でていればなあ。

まあしかしそれであっても、立ち食いで850円は高い。他のメニューは1000円を超える品が多い。
うまいんだろうけど、1000円以上もラーメンにお金を出すなんてこんなふざけた話はない。
かさこ内閣総理大臣に直訴して、800円以上するラーメンは作ってはならない法案でも通してもらおうか。

今、様々な業界で良い製品を低価格を提供している経済界の流れにおいて、
ラーメンの価格だけが異常に高騰し、グルメ化するのはまったくおかしな話。
本来なら500円ぐらいで手軽においしく食べられるのが、僕はラーメンの定義だと思う。

まあ同じ赤坂でラーメンを食べるなら、一点張りの650円味噌ラーメンを食べるよな、というのが結論。


# by kasakoblog | 2001-01-13 00:25 | グルメ・ラーメン
2001年 01月 12日

就職活動生へのメッセージ~自己分析~

就職活動でまず始めにやることといったら、資料請求と自己分析だろう。
セミナ-や面接がはじまるのは、その次の段階。
それまでに特に力を入れてやっておきたいのが、自己分析である。

自己分析とはその名のごとく、「自分とはいかなる人間か」を自分なりに把握することである。
自己分析をする中で最終的に一番重要なのは、「自分がしたいことは何か」「自分がやりたいことは何か」ということである。
これから働くにあたって、「何をして生きていきたいか」を考えるのが自己分析の最終的な目標だ。
極論すれば、自分のやりたいことがわかりさえすれば、就職活動は成功したようなものだ。
しかし、これがなかなか難しい。

普通の人は、特別な技能を持った職人になるわけでもなし、何かのプロフェッショナルになるわけでもない。
今までやってきたことといえば、大学に入学するための受験勉強と少々の遊び。
小さいころにやりたいことがあっても、受験勉強を優先させられて育った今の若い世代に、
今更になって「あなたのやりたいことは何か」などと聞くのは全くひどい話だが、
慢性的不況状況においては、目的意識のない人間はまず採用されないのが現状だ。

「社会に貢献したい」とか「人々の役に立ちたい」という漠然としたものがあったとしても、
具体的にそれじゃ何をするんだと言われると困ってしまう。
そもそもこんなに成熟化した社会の中で、一介の人間がやれることなどしれているのではないか。
そんな本音を隠しながら、釈然としない思いで就職活動をしている人も多いことだろう。

また、やりたいことなんて何もない。敢えて言うならサラリーマンだけにはなりたくない。
けど生きていくためには仕方がないので働くしかない。
だったら楽して働きたい。給料ができるだけ高い方がいい。休みがいっぱい欲しい。
それが本音だという人も多いのではないだろうか。
そういう本音を持ちながら、とりあえず作ってみた「やりたいこと」を志望動機として会社を回ると、見事に落ちる。

本当に自分のやりたいことは何なのか。
それを見つけるヒントとなるのが、「時を忘れて、寝食を忘れて集中できるものは何か」を考えることである。
寝る間を惜しんでまで思わずやってしまうことは何だろうか。
時を忘れて、誰からも強制されずに集中できるものは何だろうか。

それは何でもいい。ゲームをやることでもいいし、映画を見ることでもいいし、
買物をすることでもいいし、メールを書くことでもいい。
何でもいいから、寝る間を惜しんで集中できるものがあるかどうか見つけたら、
それを深く掘り下げて考えていけば、そこに「自分のやりたいこと」が潜んでいるはずだ。
そこからスタートして今後の人生を考えていけば、何かしら就職活動の展望が見えてくるのではないだろうか。


# by kasakoblog | 2001-01-12 00:26 | 働き方
2001年 01月 11日

罪と罰(4)

駅構内にある、薄すら青い壁に塗り込められた一室に連れ込まれてた。
そこにはたいしてやる気のなさそうな警官が一人座っていた。
僕はまるで裁判でも受けるかのように、周りを取り囲まれて座らされた。

「今日はこんな大勢で一体何事かね?」
警官は背もたれにそっくりかえりながら、鼻くそをほじくり、ぴょんぴょん飛ばしながら面倒くさそうに言った。
「こいつはひどい犯罪人だぜ。あんたもこいつを捕まえれば、昇進間違いねえよ」
と、よっぱらいじじいはやる気のない警官を挑発するかのように、せせら笑った。
「おい、俺は何にもやってねえぞ。それよりこのじじいにケガさせられたんだ」
と僕は人差し指からわずかに血が流れているのを、その警官に見せた。

よっぱらじじいは何もそれに対して反論しなかった。意外にも口を開いたのは3人の中年男の1人だった。
「やっと捕まえたぞ。こいつが俺のばあさんを駅の階段から突き落としたんだ!
足早に駅を歩いていたこいつは、80才にもなるうちのばあさんを押したんだ。
なんてことしやがるんだ。もしばあさんが死んだら殺人になるんだからな」

(ばあさんを突き飛ばした?殺人?!なんじゃこいつは・・・)

確かに僕は駅を足早に歩いていたが、ばあさんを突き飛ばしたことなど全く覚えがない。
「おいおい、いい加減にしろよ。俺は何にも知らないぞ。ばあさんなんかにも会ってないし、
突き飛ばしたなんてことしてないぞ。人違いじゃないのか」
僕は血相を変えて無実を訴えた。

「しらを切っても無駄だぞ。駅での出来事に目撃者はいっぱいいたんだ。
俺だってこの目で見たんだから間違いねえ。何なら目撃者をもっと連れてきてやろうか。
まあ、ばあさんが意識が回復すればすべてははっきりすることだが。待ってろよ。目撃者を連れてきてやる」
と男は部屋から出ていった。

「おいおまえ、随分なことしてるみたいだな。これはゆっくり話を聞かなきゃならんな」
やる気のなかった警官は本腰を入れはじめ、僕をじっとにらみすえた。
「全く身に覚えのないことだ。ほんとに何にも知らないことなんだ。これは何かの間違いだ。人違いだ!」
と言っても、僕の言葉は虚しく狭い部屋に響きわたるだけだった。
「証人がくればすべてはっきりする話だろ」と、警官はにやにや笑っていた。


# by kasakoblog | 2001-01-11 00:26
2001年 01月 10日

IT革命で物流が伸びる

インターネットやメールが今や当たり前の時代になりつつ現代。
世間ではIT革命と称して、慢性的不景気に明るい光を射すのは情報通信関連だと騒いでいる。
実際に証券市場ではネットバブルが起き、今まで聞いたこともない企業の株が何十倍・何百倍にもなった。
まるで宝くじのようなハイリターンのネットバブルに、金をだぶつかせた投資家が集まり火に油を注いだ。
そこで働く社員は、持ち株によって一挙に億万長者となり、世間の羨みの的となった。

しかしそんな時勢もほんの少しの間だけ。
ネットバブルは今やはじけて証券市場は落ち込みつつあるし、
今まで物珍しかったIT関連企業も、あちこちからの参入により、今や利益の薄い過当競争になっている。
ITの需要はまだまだ伸びるだろうが、過当競争に入ったこの業界の利益が伸びるかどうかは疑問だ。
「風が吹けば桶屋が儲かる」というたとえがあるが、
これからのIT時代に伸びていく業界は、ITそのものの情報通信関連よりむしろ物流ではないかと僕は思っている。

ネットによって人は動かなくなる。
パソコンの前に座る時間がますます多くなる。
「会社に行く」という勤務形態もそれによって劇的に変わるかもしれない。
そういった環境が進展していく中、データや情報はメールでやりとりすれば済むが、物は電話線では送れない。
どれだけ文明が「発展」しようとも、人間には食い物が必要であり、様々な道具や衣服が必要でなる。
現物の需給システムがIT革命の進行によって劇的に変わる。
ネットによって簡単かつ安全に物の取り寄せや売買ができるようになれば、人は店に行く必要がなくなる。

もちろん実際に現物を見て買わなければならないものはあるだろうが、圧倒的多数のものはネットの売買で済んでしまうだろう。
そうなった時、店がなくなった代わりに、物を運ぶ需要が急増する。
だからこれからの時代は物流が伸びるのである。

物を売る企業としても、高い土地代や人件費を払って店を構えるよりも、ネット販売にすれば莫大なコスト減になる。
遠隔地の人や不特定多数の人と情報のやりとりができるメールによって、物流はより活発化する。
郵便が1日1回来るように、個人宅に自宅配送定期便が必ずやってきて、ネットで頼んだあちこちの品物をいっぺんに持ってくる。
きっとそんな時代がすぐにやってくるのではないか。

これから大きく伸び、そして儲ける会社は運送会社ではないかと、僕個人は思うがいかがだろうか?


# by kasakoblog | 2001-01-10 00:28 | ネット
2001年 01月 09日

罪と罰(3)

まんまと物の見事に、係員改札を通り抜けることに成功したようだったが、
まだまだ油断は禁物だと、足早に駅構内を走り抜けていった。
走り抜けていく途中、すれちがったよっぱらいのじじいがぶつかってきて、
僕は手の人差し指あたりをすりむいてしまった。
じじいに文句を言おうと立ち止まろうかと思ったが、
今はそんなことより、キセルがばれないように駅から離れることに集中しようと思い直した。

わざわざ清算機に定期を入れるなどという小細工を使わなくとも、
怠慢な係員の隙をついて堂々と出てしまえば、意外にあっさりキセルが成功するではないか。
もう大丈夫だろうと歩速を緩め安心した瞬間、僕の前に3人の中年男と、さっきのよっぱらいじじいが現れた。

「あんた、さっきすれ違った時にぶつけられてケガをしちまったじゃねえか。どうしてくれるんだ?」
と、よっぱらいじじいが僕の前に立ちふさがった。
あれは僕は悪くない。むしろこのじじいのせいで指がすりむけてしまっていたので、逆に、
「おい、あんたのせいでケガをしたのは俺の方だ。どうしてくれるんだ?」と言い返した。

するとじじいは、「それはちょうどいいや。どっちが正しいかきちんとしようじゃねえか。おい、警察連れて行くぞ」
と、周りの3人の中年男に合図を送った。
「あれはじじいが悪い」という確信はあったが、わざわざこんなことで警察沙汰になるのは面倒だった。
しかし3人の中年男たちは僕を強引に引っ張っていった。

「この3人の男たちはいったい何だ?」と疑っていると、その疑問に答えるかのように、
「こいつら3人もあんたに話したいことがあるそうだ」と、よっぱらいじじいは自信気に言った。
中年男3人に取り囲まれては抵抗のしようもなく、有無を言わさず警察に行く事になった。

「こうなったら白黒はっきりつけようじゃねえか」
と僕は威勢の良いセリフを吐いたものの、内心あまりやっかいごとに関わりたくないなと思っていた。


# by kasakoblog | 2001-01-09 00:29
2001年 01月 08日

都会の片隅で

午後3時、地下鉄赤坂見附駅の雑踏の中を、僕は足早に歩いていた。
東京という町は実に不思議な魔力を持っている。
電車は3分に1本は来るというのに、なぜかあわてて急いでしまう。
みんな血相を変えて、まるで1時間に1本しかない電車に乗るかのように、わき目も振らず足早に歩いている。
「何をそんなに急いでいるんだ?」と周囲を批判してみたとしても、その魔力にはまっているのは自分自身でもあった。
ゆっくりと歩く人を蹴散らすかのように、僕はなぜか相等なスピ-ドで歩いていた。

そんな時、どこからともかく・・・かすかな声が聞こえた。優しいかぼそい声で、「すみません・・・」と。
僕は、まさか自分に声を掛けられているとは夢にも思わず、その場を足早に通り過ぎようとしていた。
しかし再び「すみません・・・」という声が、さっきよりは幾分大きな声が聞こえた。
「ひょっとして僕に声を掛けているのか?」ー僕はふと足を止めて辺りを見渡した。
声は聞こえてくるが、声の主がどこにいるのかわからない。あたりを見渡すと、小さな子供が僕をみつめていた。

「すみません、まるのうちせんのぎんざにいきたいんですけど・・・」
制服を着た小学生低学年ぐらいの男の子は、かぼそい声で僕にたずねた。
「えっ、ぎんさ?まるのうちせんの?ちょっと待って」
あどけない子供から「銀座」という言葉に違和感を覚え、一瞬たじろいでしまったが、
すぐに頭を切り替えて、丸の内線の銀座に行く乗り場を探した。

「わかったよ。あのでんしゃだよ」
子供に間違いは教えられないと、僕は慎重になって何度か確認して教えてあげた。
すると子供は、ちょうどホ-ムに到着した電車めがけて走り去っていった。
僕はしばし歩を止めたまま、吸い込まれていく子供を見守った。

なぜ彼は僕に声を掛けたんだろうか?
無数の人の雑踏の中で、ひときわ急いでいる僕になぜ聞いたんだろうか?

自分が道を訪ねる時というのは、聞く人を意識的にせよ無意識的にせよ、かなり選んで声を掛けているように思う。
大勢の人の中で子供に行き方を訪ねられたことが、なんだかすごく名誉なことのように思えて、僕はうれしい気分になった。
あの人込みの中から、僕は彼に選ばれたのだ。

彼が僕を選んだのは、僕自身の心のどこかに「子供」への興味があったからだろう。
それが無意識のうちに交差して、都会の片隅に一瞬の出会いを作り上げたのだと思う。
僕はきっとまだまだ子供なんだと思う。
子供心を求めて彷徨っている旅人。自分の心のどこかで童心がくすぶり続けている。
いまだに子供のように無邪気に遊んでいたいのかもしれない。

僕の最も好きなア-ティストの名が、ミスタ-チルドレンというのは偶然ではないのだろうな。


# by kasakoblog | 2001-01-08 00:30
2001年 01月 06日

新宿・源

新宿から歩いて15分。新宿御苑前の近く。
大きなのれんが目立つ北海道ラーメンの店。
元は「味源」という店名だったが、なぜか最近になって「源」に名前を変えた。

頼んだのは味噌ラーメン、700円。
新宿のラーメン屋は、どこも900円1000円が当たり前で、そんな高い値段ではラーメン屋としては失格だが、
ここの店は、新宿にありながら700円で食えた。
しかも結構具が入っていた。もやしもたっぷり入っていたし、他にネギも結構入っていた。
あとはチャーシュー1枚とワカメとメンマ。

味噌スープは、とんこつに近く、非常にまろやかでうまかった。
おかげでスープはなんなく飲み干した。
おいしいまろやかスープに、たっぷり入った具で、新宿にしては安い700円という値段はなかなか良い。

しかし唯一最大の課題は麺。
麺は札幌から直送しているというちじれ麺なのだが、麺とスープがマッチしてない。
せっかく札幌から輸送しているのに、おいしいスープと全然調和していない。
もったいない、というか残念なことだ。
かえってちじれ麺にせず、普通の麺にした方がおいしいスープにはまっていいのかもしれない。
それか麺にこだわりすぎて、スープと麺が協力せず、互いに味を主張しあってケンカしてしまってるのかな。
まろやかスープにあった麺を入れれば、ラーメンとしては最高なのだが。

新宿にしては700円という安い値段だが、とはいうものの新宿から結構歩く。
決してまずくはないし、スープもおいしく具もたっぷり入っていていいのだが、わざわざ食べにいくような店ではない。
まあ新宿で1000円のおいしいラーメンを食べるよりは、ここで700円のラーメンを食べた方が良いとは思うが。


# by kasakoblog | 2001-01-06 00:31 | グルメ・ラーメン
2001年 01月 05日

罪と罰(1)

今年の正月も、ミニ遠征に出掛けた。
5日間で、静岡・名古屋・沼津、それぞれ人に会った。
僕の中では当然のごとく新幹線など使わずに、東海道線の鈍行で回った。
3時間以上各駅停車の鈍行に乗るわけだが、慣れてしまえばあっという間に着いてしまう。
長い電車の旅になるので、いろいろ暇つぶしグッズを持ってきたものの、
生暖かい電車の座席暖房のおかげで、ほとんど寝て過ごして終わってしまった。

就職活動生には絶対おすすめの「絶対内定」(杉村太郎著・マガジンハウス発行)という、
自己分析のワークシートを電車の中でやろうと持ってきていたのに、そんなわけでほとんどできなかった。
鈍行電車の旅は、退屈する事もなく長いと感じる事もなく、あっという間の出来事だった。

新幹線という便利な乗り物を知ってしまっているから、鈍行電車で行く事があまりにアホらしいことと思ってしまうが、
鈍行しか行く手段がないと思えばなんてことはないのだ。
それよりなにより高い新幹線特急代がもったいない。
というわけで、どうも長い旅に出てから金に対する意識が非常に細かくなった。

さらに僕は、特急代だけではなく鈍行の運賃も安くしようと考えていた。
行きはともかく、帰りはJRの定期があるからキセルができるのではないか、と考えていたのである。
今の自動改札は入場記録のない定期ははじかれてしまう危険性が高い。
そこで考えたのが、定期の範囲外の最寄の駅で自動清算機で一度清算する方法である。

沼津から最低運賃を買って、東京まで来たら四ツ谷まである定期を自動清算機に入れる。
そうすれば定期の入場記録がなくても、清算は四ツ谷ー東京になるはずだ。
とすると運賃が2000円ぐらい浮くのではないか・・・。
そんなことを出発前からああでもないこうでもないと真剣に考えていた。


# by kasakoblog | 2001-01-05 00:31
2001年 01月 01日

2000年5月12日 世代間戦争

面識のない近所の家に押し入り、65才の主婦をめった刺しにした高校3年生17才の少年。
殺人の動機について「人を殺す経験をしたかった」という衝撃的な供述をしている。
マスコミはこぞって『人を殺す経験をしたかった』という言葉を取り上げて報道している。

確かにそれは衝撃的な恐ろしい発言であるが、これだけバーチャルな社会でリアリティーのない世界には起こりうることだと思う。
現実感のあるものを確かめる衝動は人間の本能としてあるに違いない。
これだけ機械やコンピューターに囲まれた社会においては当然起こりうる惨劇だと思う。

それより彼の発言の中で恐ろしいと思った言葉がある。
65才の主婦を狙った理由についての『若い未来のある人はいけないと思った』という発言である。
単にバーチャルな社会で現実感を取り戻すために人を殺してみたかったのなら誰でもいいわけである。
ところが彼は「若い未来のある人」は狙わなかったと言っている。
これは今の若者の潜在的な意識を象徴的に表している。
つまり年寄りなら殺してもいいという意識が今の若者の中にあるのではないか。
これは新しい事件の傾向である。

社会に起きる事件とは、単に一個人の暴走ということでは片付けられない。
あらゆる事件はその社会が生むのである。
老人軽視の17才の殺人事件は、若者の潜在的な意識を代表しているのだ。
これからの時代の一つのキーワードは「世代」になるだろう。
世代間での争いが社会の大きな問題となる。
昨今はやった「おやじ狩り」なんていうのもその傾向の一つではなかったか。
未来に理想を持ち得ない、社会に対して閉塞感を抱く若者の不満がとんでもない形で爆発する日は近い。
年功序列賃金の崩壊・年俸制賃金の移行による退職金の廃止・もらえない年金・将来の人生計画が立てられない不安定な社会構造。

凶悪犯罪の少子化は、今の大人社会に絶望する子供たちの直感的な悲鳴なのである。
未来に希望を持ちうる社会を作ることができるか。
それとも実力重視や個人主義だけが強調され、ますます機械化が進んだ人間関係の希薄な殺伐とした社会になるのか。
「若い未来ある人は狙わない」という発言を、僕は重く見る。
若者のありあまる不満のエネルギーがとんでもないことをしでかしそうな予感がしてならない。


# by kasakoblog | 2001-01-01 23:03
2001年 01月 01日

つぶやきかさこ300回記念

みなさん、あけましておめでとうございます。
世界各地を旅するかさこさんのホ-ムペ-ジ「かさこワ-ルド」の、
毎日更新「つぶやきかさこ」コ-ナ-が、本日でめでたく300回を迎えました。
今回はつぶやきかさこ300回記念として、
「ホ-ムペ-ジ・毎日更新の秘密に迫る」と題し、かさこさんに突撃インタビュ-しました。
では、その真相にに迫るインタビュ-を開始したいと思います。

<1>つぶやきかさこのコ-ナ-はどうして始まったんですか?
ホ-ムペ-ジが完成したのが2000年2月21日。
友達に完成したので見てくれとメ-ルをしたところ、こんな感想を送ってきた人が何人かいたんです。
「またちょくちょくホ-ムペ-ジをのぞかせていただきます」

僕はホ-ムペ-ジが完成した時は、更新することは全く考えていなかったんです。
でもホ-ムペ-ジっていうのは、ちょくちょく更新するものなんだと、その感想を聞かされて気づかされた。
当分、旅行にもいかないし、仕事が始まったら大幅に更新することもできないし、
でもちょくちょく見にきてくれたのに、前と同じじゃつまらないし・・・。

そこで自分の思ったこと、感じたことを書くこのコ-ナ-を思いついたんです。
はじめは1週間に1度ぐらいの頻度で更新するつもりが、どうせやるなら毎日やろう!ということで毎日更新になったんです。
つまりホ-ムペ-ジを作った時は、毎日更新するなんて思いもよらなかったんです。

<2>「つぶやきかさこ」というコ-ナ-名の由来を教えてください。
ホ-ムペ-ジを作っていた時、4ヵ月旅した26冊のノ-トの読み返しと、原稿化の作業をすすめていたんですけど、
そこに「つぶやきかさこ」というタイトルのメモがあったんです。
中国を旅していた時のこと。中国バスのひどさに僕は一人でぶつぶつ文句を言ってたんです。
いつになっても出発しない。乗客はたばこの灰、ペットボトル、果物のくず、つば、たんなど、平気でバスの中に捨てる。
やっと出発したと思ったら、意味のないところで何分も停止したりと、もう文句を口に出さなければ収まらなかった。
そんな自分の姿に、ふと「こりゃあ、つぶやきかさこだな」と思ったわけです。

自分が生活していて感じていたことをそのままストレ-トに語っていこう。
ということでこのコ-ナ-名を「つぶやきかさこ」にしたわけです。

<3>ネタは尽きないんですか?
よく聞かれる質問です。
毎日何でもいいから何かを書く、ということは非常に難しいことですよね、きっと。
でも僕は今のところ、いっぱい書きたいことがあってネタが尽きる心配はなさそうです。
というより、いっぱい書きたいことがあってほんとは「タブルつぶやきかさこ」にしたいぐらいなのですが(笑)、
そんなに毎日、多くの量を書いても読む人の方がかえって大変だろうということで、1日1回にしているんです。

ホ-ムペ-ジを作る前から、僕は毎日「ネタ帳ノ-ト」を持って歩いて、
何か思いついたことがあったらそこに書きとめるという作業をずっとしていました。
1999年なんかも半年で25冊。(そのあと旅行で26冊)
そういうことを今も続けているので、ネタが尽きるということはないですね。
3年前から携帯ワ-プロを持ち歩いているので、最近はノ-トに書かず、
そのままつぶやきのネタとして、ワ-プロに打ち込むということもしてます。
今の現状から言いますと、いっぱい書きたいネタはあるんだけど、書く時間がおいつかない感じ。
金融道も、旅行の話も、ラ-メンのコ-ナ-も、書評のコ-ナ-ももっと書きたいんだけどなあ。
当分ネタが尽きることはないと思いますのでご安心ください。
というより何でもネタにしちゃうみたいですね、最近は(笑)。

<4>300回を振り返ってみていかがですか?
今までネタ帳ノ-トに眠っていた文章を発表する場ができたことが、すごくうれしいです。
一人でいくら書きためていても、やっぱり誰かに読んでほしいわけで、
特に時事問題などは、時がたってしまったら意味のない文章になってしまう。
新聞の社説のように、リアルタイムですぐ発表できるのはありがたいことです。

またこのつぶやきコ-ナ-のおかげで新たな試みもできました。
企画としては非常におもしろかった「ビュ-テイフルライフ」。
今まで男女の恋愛物など書いたことがなかったので、はじめての経験でした。
もう一つは「作家先生の大冒険」。
フィクショナルな短篇小説で、これもつぶやきコ-ナ-があったからしたはじめての試みでした。
さすがに仕事が忙しいと、この種の書き下ろし連載作品を書くのは難しいです。
そういう意味でも非常に貴重な作品だと思います。

<5>毎日更新することは大変ではないですか?
毎日更新することは、「大変」というより楽しみで仕方がなかったこの1年でした。
(そうでなければ毎日なんてやってられないでしょう)
今日は何を書こうか。今日はどんな話を載せようか。
新しい企画コ-ナ-はないだろうかとか、いろんなことを考えながらやっていたので楽しかったですよ。

そして何よりうれしいのが、書いたつぶやきに対して感想や意見が返ってくること。
これが大きな支えになってるんです。
自分の書いたものを読んでくれる人がいて、その人がこんな風に思ったんだとわかることがすごくうれしいです。
非常に励みにもなります。

この前、ある人からこんな感想を言われました。
「たいして読んでる人いないのに、毎日よく書いてるよなあ」

毎日のアクセスは10~30。その数の中で毎回つぶやきを読んでいる人は確かに少ないかもしれない。
それでも毎日読んでくれている人もいて、たまにだけどのぞいて読んでくれる人もいる。
どこかで誰かが見てる。
だから僕は毎日書くんです。

もっと多くの人が読んでもらえるように、毎日欠かさず更新する。
それがひょんな形で実を結ぶことがあるかもしれない。
今、僕ができる唯一の発表の場から、いろんな形で輪が広がっていけばいいなと思っています。
ぜひ、21世紀も、つぶやきかさこをよろしくお願いします。

<6>インタビューアーより
以上、かさこさんより、つぶやきかさこ300回記念特別インタビューをお送りしました。
インタビューアーは、ミラーが務めさせていただきました。
「継続は力なり」ーそんな言葉が私の中に響いています。何かを毎日続けること、それは非常に難しいことだと思います。
しかしそれを大変ではなく楽しいと語るかさこさんの心には、多くの人に伝えたいメッセージがいっぱいつまっているのでしょう。
私を含めたつぶやきの読者は、そのメッセージに対してどんな想いを描くか。
その想いがいろんな形で同心円状に広がっていくことが、きっとかさこさんの狙いなのでしょう。

かさこさんからのメッセージに対するリアクションをしていくことが、
つぶやき読者からのかさこさんへのプレゼントになることでしょう。


# by kasakoblog | 2001-01-01 00:32 | お知らせ