でき婚と性病の関係を考える
2009年 04月 23日
結婚前に避妊具なしセックスが謳歌される世の中だが、
先日、ドイツの人気女性歌手が、
エイズウイルス(HIV)に感染していることを知りながら、
男性と避妊具なしで性交渉を持ち、
相手に危害を加えたとして逮捕されたというニュースを見て、
ふと思った。
できちゃった婚をよしとする社会って、
性病感染という観点で見ると、
非常にやばい社会なんじゃないかと。
上記のドイツ人歌手のように、
エイズにかかっていることを知りながら、
わざとエイズを蔓延させるがごとく、
避妊具なしセックスをする日本人は、
まあいないとは思うけど、
でも故意かはともかく、
婚前前から避妊具なしセックスが認められるのは、
性病感染者を増やす温床になっているのではないか。
避妊具なしで、結婚前にセックスしていれば、
別れる可能性や不特定多数の異性とセックスする可能性は、
結婚後よりも一般的に高いわけで、
それによって知らず知らずのうちに、
日本社会に性病の種を撒き散らしている可能性もある。
性病は自覚症状がない場合が多いので、
自分が性病になっているか、
気づきにくいケースが多いという。
つまり無意識のうちに、
いわば“性病テロリスト”になっている可能性があるわけだ。
私はできちゃった婚に対して、
こうした性病感染的観点からではなく、
結婚するという計画性や覚悟なしで、
子供ができたから結婚するという行為が、
結婚生活を長続きさせない可能性が高いという観点で、
これまで批判してきたけど、
性病という問題を考えると、
結婚前の避妊具なしセックスというのは、
やっぱりよくないのかなと。
エイズに限らず様々な性病の多くは、
避妊具をつければ防げる確率が高まるという。
ならば、でき婚ってやっぱりまずいんじゃないかと。
私自身は性病について詳しいわけじゃないし、
上記のニュースを見て、
ふと性病ってどうやって感染するのか、
ちょこっとネットで調べただけだけど、
性についてあやふやな知識や間違ったイメージだけが先行し、
「私だけは大丈夫」「私はまさか」みたいな、
都合よく考えることが、
病気を社会に蔓延させる温床になるのではないかと、
危惧している。
性にかかわるものって、
理性では抑えられない部分があるので、
難しいのかもしれないけど、
正しい知識を知ることが、
結果としては自分を守ることになるのかな、
という気がする。
まあ中には避妊具なしのセックスは気持ちいいから、
それで死ぬなら本望だ。
そんなこと結婚前だろうが、
他人からとやかくいわれる筋合いはない、
みたいに言う人はいるかもしれないけど。
その本人はいいかもしれないけど、
性病は本人だけでなく相手も被害にあい、
またそこから枝葉のように、
どんどん被害が広がっていくから恐ろしいのだが・・・。