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ユーティリティープレイヤー

サッカーや野球などで複数のポジション(役割)をこなせる選手を、
ユーティリティープレイヤーと呼ぶ。

プロゆえ、あるポジションの技能に秀でた、
スペシャリストの集合体ではあるわけだけど、
チーム事情や思わぬ選手のケガなどにより、
本来のフォーメーションで戦えない事態が起きる。
そんな時に重宝されるのが、
ユーティリティープレイヤーだ。
攻撃も守備もできる選手がいれば、
誰かの穴をうめることが可能になる。

スポーツに限らず、会社などの組織でも、
ユーティリティープレイヤーは重宝されると思う。

「私は事務だから営業はできない」
「私は技術系だから営業はできない」
「私は営業だから総務はできない」

大企業で人材がわんさかいれば、
営業は営業だけやればよく、
技術職はそれだけやっていればいいということもあり得る。

しかし人というのは思わぬアクシデントなどが起こりがちで、
特に人数の少ない企業などでは、
自分本来の得意とするポジション以外にも、
欠員などをカバーする上で、
違う役割をこなさなくてはならないことも多い。

そうした時に「自分はできません」というか、
「自分はその役割もこなせますよ」といえるかは、
組織にとっての人材の重要度、貢献度が大きく変わってくる。

つまり組織において自分の存在価値を認めてもらう場合、
スペシャリストをめざす道もあるが、
ユーティリティープレイヤーをめざす道もあると思うのだ。
「何でも卒なくできる」社員は重宝されるだろう。

なぜそんなことを書いたかというと、
私がめざすべき道はユーティリティープレイヤーなのかな、
とふと思ったからだ。

私の職種的には、編集業、ライター業、カメラマン業の3つがある。
大きな出版社などは編集業しかできない人が多く、
自分で文章を書けない人はいる。
小さな編集プロダクションになれば、
ほとんどが編集とライター業を兼務する。
そして私の場合、それに加えて、カメラマンもできる。

3役こなせる人ってあまりいない。
10年前、私が編集業界に入った会社で、
ちょうど今の私と同じ年の先輩が、
まさにこの3役をこなして重宝されていた。

今日は編集者として仕事をし、
明日はライター業、明後日はカメラマン業・・・。
私が複数のポジションをこなせるユーティリティープレイヤーならば、
その時その時の仕事状況に応じて、
役割を変化させることができ、
組織が機動的にフォーメーションをつくることができる。

そういう形で私は組織に貢献できるのではないか、
そういう力量に到達したのではないかと、
10年前に憧れだった先輩の姿を思い浮かべながら、
今まさに自分はそれだなと思っている。

編集、ライター、カメラマンだけでなく、
営業もできるとも思っている。
そもそも大学卒業後はサラ金で営業マンしてたわけで、
電話帳や名簿リストから電話営業したり、
アポなし飛び込み営業も相当やった。
アポなし飛び込み営業で、
新規の貸金業者から紹介案件をもらい、
社内で最高融資額となる6000万円の案件を成立させたこともある。

まあそれは随分古い話だが、
最近では写真集が何冊も出ているのは、
何のコネもない出版社にいきなり電話して営業したからだった。

超ニッチな分野のスペシャリストになるのもいい。
しかしなかなか特殊技能を身につけるのは、
一般の人には難しいと思う。
ならば何でもできる、
ユーティリティープレイヤーをめざしてみてはどうだろうか。

組織に1人か2人、ユーティリティープレイヤーがいると、
不況でも、いや不況だからこそ重宝されると思う。

by kasakoblog | 2009-05-27 23:40 | 働き方

好きを仕事にするセルフブランディング&ブログ術を教えるかさこ塾主宰。撮影と執筆をこなすカメラマン&ライター。個人活動紹介冊子=セルフマガジン編集者。心に残るメッセージソングライター。


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