人気ブログランキング | 話題のタグを見る

アニメの殿堂がなぜムダなのか

問題の本質は、おもしろいか/つまらないかではないし、
入場者数が多い/少ないではないし、
施設が必要か/不必要かではない。

今の財政状況や経済状況のなか、
こんなことに国が税金を使うべきなのか。
その一点に尽きる。

国民から借金しまくり、
それを消費税増税でカバーする腹づもりで、
景気対策と称して15兆円ものバラマキ(選挙対策資金)をした、
麻生自民・公明政権。

なかでも最も税金のムダ遣いがわかりやすい例が、
アニメの殿堂こと「国立メディア芸術総合センター」だろう。
漫画やアニメ、ゲームなどを展示・収蔵するという。
建設費だけで117億円。
運営費は別途、毎年税金が必要になる。

しかし、なぜ、アニメの殿堂が不必要なのか、
その本質をマスコミや評論家がわかっているとは言いがたい。
漫画家の石坂啓氏は「つまらないものになる」と批判したが、
作る前からおもしろいか、つまらないかなんてわからないし、
何が受けるかわからない時代、
もしかしたらものすごい入場者数になるかもしれない。
地方空港のいい加減な過大利用者予測とは違い、
この手の施設は作ってみなければわからない。

「外国人から注目度が高かった観光名所ランキング」という調査によると、
7位金閣寺、12位清水寺を上回り、
3位になんとアニメグッズを売るポケモンセンター東京がランクインした。
観光協会には「アニメのセル画はどこで買えるのか?」
と質問する外国人も多いという。
私もこれまでの日記で、
日本のマンガ・アニメは一大ビジネスになると力説してきた。

こうした背景からか、アニメの殿堂は必要という輩もいる。
漫画家の里中満智子氏は、
「漫画の原画を保存するにはハコモノが必要」と言っている。
東京大学大学院の浜野保樹教授は、
「古い名作ゲームを基盤ごと保存しておくにはスペースが必要だが、
置き場がなく、どんどん捨てられているのが現状」
と施設の必要性を訴える。

このように、まったく問題の本質を理解していない、
ナンセンスな必要論が主張されることに唖然とする。
バカじゃないか。
問題の本質は、おもしろいか/つまらないかではないし、
入場者数が多い/少ないではないし、
施設が必要か/必要ではないかではない。

今の財政状況や経済状況のなか、
こんなことに国が税金を使うべきなのか。
その一点に尽きる。

アニメの原画を展示する施設が必要なら、
民間が勝手にやればいい。
ポケモンセンター東京が人気の観光地3位になっているように、
うまくやれば、大きな利益を上げるビジネスチャンスにもなるだろう。

利益が目的ではなく、貴重な漫画資料を残すためだというなら、
印税で使えないぐらいの大金をもらっている、
漫画家の有志が集まって、それこそ税金対策で、
必要経費としてこうした施設を作ればいい。

なぜこんなことを国が税金使ってやらなければならないのか。
日本国に借金が1円もなく、健全な財政状況で、
医療福祉などの財源に、不足しているものは一切なく、
好景気で企業の税収が予定より多く、
税金が大量に余っているのなら、
じゃあアニメの殿堂作ってみようか、
というなら、百歩譲って理解はできる。

しかし国が優先してやるべき医療福祉の財源は不足し、
国(国民)の借金は増えるは、増税するはと騒いでいながら、
なぜ建設費だけで117億円もの税金を、
国民の生命にかかわらないことに使うのか。

アニメの殿堂を作ろうという発想をする、
自民・公明政権ならびにそれに加担する官僚は、
根本的に日本国民のことをまったく考えない、
国民反逆者といっていい。

アニメの殿堂が文化的に必要なら、
漫画家の有志が勝手にやればいいじゃないか。
アニメの殿堂が60万人もの入場者数を見込めるなら、
民間がビジネスとしてやればいいじゃないか。

今、全国で2万人の看護師が、
過労死レベルの長時間労働を強いられているという。
117億円もアニメの殿堂に使うなら、
看護師の待遇をよくしたり、
看護師の人員を増やすことに使えばいいじゃないか。
117億円もあったらすぐ解決できるだろう。

別に看護師の問題だけじゃなく、
今、貴重な税金を使うべき先なんて、
いくらでもある。
なのになぜ今、アニメの殿堂なのか。
まったく国民生活を無視した政権としかいいようがない。

医療や福祉に税金を使って、
それで税金が足りないというなら、
国民は喜んで増税を受け入れるだろう。

麻生自民・公明政権がやっていることは、
許しがたい国民反逆罪。
これで増税するなんて詐欺ですよ。
消費税増税なんて断固として許してはいけない。
こんなことやってるんだから。

消費者庁が秋に発足するらしいが、
真っ先にやるべきことは、
無駄に税金を使って、増税をしようという、
税金詐欺の政治家・官僚をとっ捕まえて、
搾取した税金を消費者に返させることだろう。

今の自民・公明政権がやっていることは、
目の前に病気で死にそうな子供がいるのに、
その治療費にはお金は出さず、
健康な子供たちのために、
たくさんマンガを買い与えているようなものだ。
(しかもそのマンガは子供たちが読みたいマンガとは限らない)

お金は無限にはない。
何にお金を優先して使うべきなのか。
自民・公明政権は、
死にそうな子供を助けることより、
マンガを買うことを選択した。

そういう政権であるということを、
頭に叩き込んで、今後の衆議院選挙にのぞむべきだろう。

by kasakoblog | 2009-06-09 13:38 | 政治

好きを仕事にするセルフブランディング&ブログ術を教えるかさこ塾主宰。撮影と執筆をこなすカメラマン&ライター。個人活動紹介冊子=セルフマガジン編集者。心に残るメッセージソングライター。


by kasakoblog