はじめは無理だと思っていた
2009年 06月 22日
先月来、アホみたいに、
全国各地を飛び回っていたツアーが、
ひとまず無事に終了しました!
(といってまた別件の取材・撮影などで、
飛び回るかもしれませんが)
はじめは正直、無理かと思った。
限られた日程。
ほとんどストック写真なし。
別件の企画も抱えている。
それでいて全国各所を撮影。
断るという選択は考えなかった。
このアホみたいな無理難題を可能にできるのは、
フットワークが軽い私以外にはあるまいと。
ただいくらなんでも、
今回ばかりは私でも無理ではないか。
はじめによぎったのは、
何人か友人のカメラマンに頼むこと。
分担すれば、納期が短くても、
そりゃ、簡単にできるだろう。
でもそれもいろんな問題が伴う。
ギャラの問題をどうするか、
取材費をどうるすか、
企画趣旨を理解した割り切った撮影が、
他のカメラマンにできるか・・・。
そこで考えた。
本当に不可能なのだろうか?
やってもみないのに、
なんとなく感覚で無理といってみたけど、
私一人でやってしまえるなら、
それに越したことはない。
具体的に計画立ててみて、
それでも無理なら、その計画を提示して、
いつまで延ばしてほしいと言えばいいではないかと。
で、いろいろとネットや本で調べたら、
どうもやってできないことはなさそうだ、
ということがわかった。
はじめから無理なんてほど難題ではない。
他の仕事のやりくりもなんとかなりそうだ。
そう思って実際に全国行脚に出た。
かなりハードだけどやってできないことはなかった。
西村京太郎並みの時刻表トリックがごとく、
移動時間のロスをできるだけ省いたルートを考え、
時間を有効活用すると、
日程に多少の“貯金”ができるほどの時間もできて、
せっかく各所に行くのだから、
他の予定も組み込もうというところまでなった。
確かに尋常ならざるスケジュールだったけど、
でも当初思っていたよりぜんぜん不可能なんかじゃない。
やりもしないで、具体的な計画も立てずに、
感覚だけで「無理」「できない」なんて、
言っちゃいけないんだなと思った。
できないなら、どうしてできないのか、
具体的に示せばよい。
そう思って計画を立てて、試行錯誤していたら、
なんかできてしまいそう!となったのが今回の私。
できませんって言わなくてよかった。
自分でやりきれてよかった。
やってやれないことはない。
随分、疲れたけど(笑)
最近、まるで毎週ハワイか沖縄に行っているかのように、
私の肌はやけている。
書を捨て、町に出よう。
心からそう思う。
緻密な計画と大胆な行動。
2つが合わさって、不可能が可能になる。
無理なものをできますっていうのはよくないけど、
できる方法を考えるところから、
やっぱり考えていかなくちゃいけないんだなと思った。
秀吉並みの中国大返し。
不可能を可能にすれば、
天下が転がり込んでくる。
ちょっと大げさかもしれないけど(笑)