2009年 07月 06日
素人が金を貸してはいけない
タレント来栖あつこが元カレに数百万円貸し付け、
返済がなくトラブルになっていたという。

元サラ金に勤めていた私から言わせれば、
素人が他人に金を貸すなんて実に愚かな行為だ。
まず十中八九トラブルになる。
みなさんもトラブルに巻き込まれたくなかったら、
金が惜しいなら、絶対に他人に金を貸してはいけない。

貸した金を取り立てるのは並大抵のことじゃない。
金を借りられた人間は、
金を借りたんじゃなくもらったと錯覚する。
そして、金は貸した途端、
貸した方が立場的に弱くなり、
借りた方が立場的に強くなる。
なぜなら金を借りた人間が金を返さない限り、
貸した方はほぼ何もできないからだ。
完全に相手に主導権を握られてしまう。

だいたい友人・知人に金を借りる(せびる)人間ほど、
信用ならない人間はいない。
そんな経験を、サラ金時代に何度となく見てきた。

金が絡んだ途端、人間関係は変わる。
金の貸し借りが発生した途端、
もはや真っ当な人間関係は築けなくなるケースが多い。
つまり、友人・知人・恋人関係は、
まず間違いなく破綻する。

「友達が困っていたら金を貸すべきじゃないのか?」
それは金を貸したことがない人間がいう、理想論だ。
いや、別にたまたま財布を忘れてきて、
1000円、2000円貸すなら別にいい。
しかし10万、20万、100万、200万となると、まったく話は別だ。

金は人間の心を狂わせる。
友人・知人から借りるというのは、
借りる側からすれば最も楽して金をもらえる手段、
という意識がしみつき、くせになる。

一人に断られればまた別の友人・知人に頼む。
断りづらい人間を狙って金を借り、
催促しても自分の都合で金を容易には返さない。
返済期限なんか関係ない。
それどころかもっと金を貸してくれという。

プロのサラ金ですら、他人に無担保で金を貸すことに、
相当のリスクを背負い、取り立てるにも相当の手間がかかる。
それでもサラ金は恐いというイメージがあれば、
まだ返してもらいやすいが、
素人間の金の貸し借りには甘えの関係しかない。
だから金は返してもらえない。

素人で金の貸し借りはすべきではない。
金の貸し借りをして、多分ほとんどの人は、
嫌な思いしかしないだろう。
ましてや金を貸すなんてとんでもない。
貸す=あげるぐらいの気持ちがあるなら別だが、
返してもらえるなんて甘く見ない方がいい。

金は人間関係をズタズタにする。
本当に大事な友人・知人なら、
金を貸してはいけないし借りてはいけない。

金銭貸し借りの恐ろしさは、
「アイフル元社員の激白」をご覧ください。
http://blog.livedoor.jp/kasakot/


by kasakoblog | 2009-07-06 23:12 | 金融・経済・投資


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