死ぬまでにしたい夢を実現した人
2009年 07月 24日
「死ぬまでに写真展の個展を開くのが夢」
その夢を実現させたマイミクさんがいる。
夢がかなったその方の日記を見て、
私は先日「死ぬまでにしたいことがあるなら、
今すぐやりなさい」という日記を書いた。
出版社で長年、図鑑の制作の仕事をしていて、
今はマスコミの専門学校の講師などもしている伊藤年一さん。
昆虫写真がすごい!
超ミクロな昆虫をアップで写し撮られた写真は、
見たこともない、おもしろい世界を現出させてくれる。
7/23(木)から29(水)まで、
東京・銀座の銀座のCanonギャラリーで写真展開催。
(中央区銀座3-9-7トレランス銀座ビル1階)
※カメライターの先輩でもある方も、ここで写真展をやった。
さらに、8/31(月)から9/11(金)まで、
福岡のCanonギャラリーでも写真展が開催される。
(福岡市博多区美野島1-2-1キヤノンMJ福岡ビル)
ぜひお時間ある方は見に行ってみることをおすすめします。
自分の好きな写真を撮り続けてきた。
それが評価され、写真展開催の運びとなった。
死ぬまでに写真展の個展を開きたいという夢が実現できたのは、
当たり前の話だけど、
写真展の個展を開けるぐらいの、
素晴らしい写真をこれまで撮りためてきたからだろう。
楽しみながらコツコツと継続してやってきたことが、
こうして実ったわけだ。
伊藤さんとはミクシィで知り合った。
伊藤さんは私の夢のひとつを叶えてくれた人でもある。
私の活動を評価してくれて、
自身の勤める専門学校のクラスで、
講演して欲しいと依頼してくれたのだ。
私は人生初となる講演を昨年11月に行った。
今後、私は何百回となく講演するかもしれないが、
講演実績もない私を伊藤さんは抜擢してくれた。
最近になって思うのは、
人と人とのつながりの大切さ。
死ぬまでにしたいことを実現するには、
基本は自分が夢を実現するための努力を続けることに尽きるわけだけど、
でも夢の実現を可能にするのは、
往々にして自分の努力だけでなく、
こうした人と人とのつながりによって生まれることが多い。
夢を実現するための手段としての、
功利的な意味での人脈作りっていうのは、
あんまりうまくいかないとは思うんだけど、
困っている人がいるから助けてあげようとか、
ちょうどいい人がいるから紹介してあげようとか、
自分がトクになるとかが動機ではない、
親切心から生まれる人の縁が、
死ぬまでにしたいこと=夢を実現させる、
大きな力になるんじゃないかと最近思う。
ギブアンドテイクというとビジネスライクな感じだし、
お互いがWin-Winになるというのが近いかもしれないけど、
それもやっぱりビジネス臭が強いわけだけど、
別に自分の利益にならなくても、
自分が役に立てることがあるなら、
何かお手伝いしようみたいな想いが、
人と人のつながりによって連鎖していくと、
いろんな人の小さな夢がかなっていき、
それが積み重なっていくと、
死ぬまでにしたいことが実現できるんじゃないかなとか思う。
逆を言えば、自分が死ぬまでにしたいことを実現するための、
努力をずっと続けていれば、
きっとそれをどこかで見ていてくれる人がいて、
遅いか早いかはあるとしても、
夢が実現していくように思う。
夢を実現できる人は夢をあきらめないからだ。
夢を実現できない人は夢をあきらめるからだ。
当たり前だけど、それが真実。
自分があきらめてしまうか、あきらめないで続けられるか。
続けていれば人と人のつながりから、
思わぬタイミングでぽっと夢が叶う。
幸運ってきっと自分が呼び寄せるものなんじゃないか。
自分が前を向いて歩いていると、
いい出会いがあったり、いいチャンスが転がり込んできたりして、
それがどんどんいい方向に連鎖していく。
僕らは連鎖していく生き物。
連鎖させるなら、悪いことじゃなく、
いいことを連鎖させていきたい。
いいことを連鎖させていけば、
それがまたさらなる幸運を呼び、
幸運スパイラルを生むんじゃないかと思う。
※ただ人と人とのつながりによる、
いい連鎖を生むためには、
一人一人が自立していなければダメだと思う。
でないと、それは単なる「もたれあい」になってしまう。
私が伊藤さんの写真展を日記で紹介したのは、
講師として依頼してくれた恩義からではなく、
伊藤さんの昆虫写真が素晴らしいから。
たとえば、写真はたいしたことはないけど、
恩義があるからとか、
マイミクさんだからとか友達だからとか、
そういう理由だけで日記に紹介することは、
私のポリシーとしてしないようにしている。
それは「もたれあい」になってしまい、いい連鎖を生まない。
「かさこさんがすすめてくれたけど、たいしたことなかった」
と思われてしまったら、
私自身も紹介した人も失望されてしまう。
友達だからとか恩義を受けたとか、
そういうのは抜きにして、
自分の主観的感想に嘘はつかず、
私自身が気に入ったものはおすすめし、
私自身がたいして気に入っていないものは紹介しないし、
時には批判もする。
いい悪いの判断は私のあくまで主観であって、
私の好き嫌いを読者に押しつけようとは思わないけど、
友達だから好きじゃないけど、紹介するとかは、しないようにしている。
・かさこ初講演
http://www.kasako.com/sakuhin.files/0811speech.html
・死ぬまでにしたいこと
http://kasakoblog.exblog.jp/10633662/