テレビ影響力のすさまじさ
2009年 08月 12日
よく言われていて、私もそう思っていたけど、
のりぴー騒動とかみると、
テレビって全然終わったメディアなんかじゃなく、
今も国民に最も影響力のある、
すさまじい破壊力を持つメディアだと再認識させられた。
光文社新書「ウェブはバカと暇人のもの」という本を読んで、
非常におもしろかったので、後日、詳しく紹介しようと思うのだが、
その中ではっと気づかされたことがあった。
ネットで流行るのは結局テレビネタ。
なるほど言われてみれば確かにそうだ。
ネットの時代でテレビは終わったなんていうけれど、
ミクシィやブログやニュースや掲示板などで、
いい意味でも悪い意味でもアクセス数が多く盛り上がるのって、
結局、テレビネタ。
つまり、ぜんぜんテレビは終わっていないのだ。
むしろネットの登場でテレビネタは異様な盛り上がりを見せている。
テレビで取り上げられた話題が、
ネットで多くの人が話題にし、
好き勝手発言して大盛り上がりし、
そしてまたさらにテレビが新たなネタを提供し、
またそれをネタにネットが盛り上がる・・・。
別にそのことが「バカ」だとか「暇人」だとかは思わない。
今まで友達同士でテレビのネタを話していたのが、
単にネットに移行されたにすぎず、
ネットが登場したから賢くなったということもなければ、
そのせいでバカになったとも思わない。
ただネットの登場は、間違いなく、
テレビネタを増幅させる装置になっている。
結局、テレビの影響ってすさまじい。
テレビがのりぴーばかりを取り上げるから、
ネットでも日常でも大きな話題になるんだろうし、
その陰に隠れてしまった押尾学とかその他のニュースって、
話題にのぼりにくい。
つまりテレビがどのネタをどのぐらい取り上げるかによって、
私たちの日常会話の中身に大きな影響を及ぼしているんだなと。
それを洗脳だとか大仰に騒ぐ気もないし、
テレビをうのみにしている人も少ないとは思うけど、
とにもかくにもテレビの破壊的なまでの影響力の強さを、
今回ののりぴー騒動で思い知った次第です。
のりぴーの事件が起きた時、私はあまり関心はなかったのに、
テレビをつければこのニュースばかりだし、
(震度6の地震ニュースを吹き飛ばすすさまじさ)
続々とテレビやネットでこの話題が出てくるし、
話題にしている人も結構多いから、
いつのまにか興味を持って見るようになる。
これってすごい影響力だなと。
もともとのりぴーが大好きなファンとかなら、
この話題に関心を持つのは当然だけど、
そうではない多くの人たちまでもが、
最大の関心事にまでなってしまう刷り込みのすごさ。
テレビを何か目的を持って活用しようという、
ずる賢い輩がいれば、
「自分はテレビなんかに騙されない!」
なんて思っていても、
意外とコロッと騙されたりしちゃうんじゃないかと思った。
まだのりぴー騒動が今起こったからいいものの、
もし選挙日の1週間前とかに起きたら、
どうなっていただろうか。
選挙前でテレビは各党のマニフェストかどうのとか、
各地の選挙状況とか放送するはずが、
今のようにのりぴー報道一色になったら、
きっとその影響で投票率が下がったりもするんじゃないかとか。
テレビの力ってすごいなとあらためて思った。
おすすめの書「ウェブはバカと暇人のもの」
