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握手回数で選ばれる政治家

「私だって遊説ですでに1万人と握手して手首を痛めた」
と述べたのは、自民党参院議員の舛添要一厚労相。
衆院選の比例代表東京ブロック1位での立候補を打診され、
激怒し発言したなかの1つだ。

明日から衆議院が公示となり、
いよいよ選挙がはじまる。

地元のお祭りに何回出ただとか、
駅前で何回辻立ちしただとか、
挙句の果ては何人と握手しただとか。
選挙カーでどれだけ多くの地域で、
名前を連呼しただとか・・・。

こんなくだらない選挙活動しかできない、
現行制度にも問題はあるのだろうし、
そんな回数しか自慢できない政治家も悪いんだろうし、
握手されたとか、何となく名前を聞いたから、
といった理由で投票する国民も悪いんだろうけど、
こんなくだらない選挙活動やって、
「政治には金がかかるから献金は仕方がない」
という話になり、消費税増税してその分で法人税を下げようとか、
そういうことになってしまう。

今の既成政党にうんざりしている人も多いと思う。
自民か民主かなんて選べないという人も多いと思う。
でも自分が立候補しないなら、
握手されたからとか名前を聞いたことがあるからではなく、
自分なりに考えて、
立候補された中でマシな人を選ぶことが重要なんじゃないかと思う。

それにしてもこの国の大臣は、
1万人と握手したことをすごいことだと思っているのか。
1万人握手する暇があったら、
やることいっぱいあるだろうし、
そんなことで自慢している場合でもないだろうに。

ただ残念ながら今の選挙活動って、
そんなレベルなのだろうな。
国民が握手した回数で政治家を選ばなければ、
政治家も選挙活動の内容を、
もう少しは考えるんだろうけど。

ベストな選択肢はないかもしれないけど、
マシな人に投票すること。
というよりこんな人には政治家を続けてほしくない、
と思う人以外に投票することでも、
少しだけ政治は変わると思う。

by kasakoblog | 2009-08-17 22:01 | 政治

好きを仕事にするセルフブランディング&ブログ術を教えるかさこ塾主宰。撮影と執筆をこなすカメラマン&ライター。個人活動紹介冊子=セルフマガジン編集者。心に残るメッセージソングライター。


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