人口減少は悪なのか
2009年 08月 18日
あえて「人口減少は悪くない」という偏見にたって、
仮説を考えてみたが、果たしてその真実は?
●仮説1
人が減ったおかげで日本中、土地があまって不動産価格が下落。
みんな広い庭付きのマイホームが少額で持て、
30年もの住宅ローンの悪夢から開放され、
その分、可処分所得が増え、経済が活性化。
●仮説2
人口減少で受験戦争なく、
みな子供が高等教育を受けれるようになる。
しかも子供が少ないから、
今までより少人数クラスが増え、
念入りに勉強を学ぶことができ、
少ないけど優秀な人材が増える。
●仮説3
人口が減って仕事も減るが、
過剰な労働人口がなくなり、みな就職でき、失業率が激減する。
働きたい高齢者も働けるようになる。
●仮説4
人口減少により、食糧を海外から輸入する量が減り、
食糧自給率が大幅改善。
石油などの天然資源も消費量が減るため、
海外の天然資源依存度も低くなる。
●仮説5
人口減少により電力が今よりいらなくなるので、
ばんばん原子力発電所を作らなくても済む。
●仮説6
人口減少により、家庭、オフィスなど、
様々なシーンのCO2排出量が激減し、
労せずして低炭素社会を実現。
あえて逆張りの発想で考えてみたけど、
実際のところどうなんだろう?
※かなりあやしげな仮説もあえて入れてあるが。
人口減少=本当に悪なのか、
先入観を捨てて一度考えてみてもいいのではないかと。
それでもやっぱり人口減少が悪いなら、
真剣に対策を考えればいいと思う。
ただ人口減少によって間違いなく崩壊するのは年金制度。
世代間仕送り的現行の年金制度は絶対に崩壊する。
ちょっと前まで官僚が、
「絶対に年金制度は崩壊しない」
と豪語していたのにである。
ちなみに人口減少で労働力がなくなるから、
外国人移民を受け入れるべきだという考えもあるが、
実際、ここ数年、円安バブルに浮かれて、
外国人労働者を自動車をはじめ製造業などで増やしたわけだが、
金融危機みたいなものが一発起きれば、
こうした労働者は解雇され、
多くはお国へ帰されているという面も忘れてはならないと思う。
根本的な問題として、
何でもかんでも数を増やすことがいいことなのだろうか。
だったら日本の人口が10億人になったらいいというのか。
経済活動が10倍になり、今の10倍幸せなのか。
「10億人なんてそんな極端な」
というかもしれないけど、
何を持って適正な人口を割り出すのか、
その論拠がはっきりしない。
人口ですべてが決まるなら、
中国とインドはとっくの昔に経済大国なはずで、
ばら色の社会なはずなのに、
現状はそうはなっていない。
量より質。
グロスの多さではなく、
平均値の高さを考えることの方が、
いいのではないかと思うのだが・・・。
