中身ない自民。民主批判に終始
2009年 08月 24日
とわめいている自民党だが、
国民に政策で選べといいながら、
民主党批判にあけくれている。
政策で選べというなら、
他の政党批判なんかせず、
自民党の政策を堂々と説明したらよろしかろう。
それが政策選択選挙の本来の姿だ。
ところが自民は、公職選挙法違反の可能性が高い、
公示後の自民党ホームページで、
民主党批判コンテンツを続々とアップし続けている。
<自民党ホームページの「政策パンフレット/ビラ/ポスター」>
・みなさん、知っていますか。―十人十色の民主党―
・民主党さん本当に大丈夫?
・民主党=日教組に日本は任せられない
「日の丸」を切り刻んで党旗を作る民主党!!
【知ってドッキリ民主党】民主党には秘密の計画がある!!
【知ってビックリ民主党】労働組合が日本を侵略する日
これはあまりにひどい。
特定政党に投票を呼びかける行為や落とそうと呼びかける行為は、
公職選挙法違反になる可能性があると、
先日の日経新聞でも指摘してあったが、
これは完全に民主党に入れるなという活動だろう。
確かに民主党には悪い点もいっぱいあるだろう。
しかし政党選びの政権選択ではなく、
自民党は政策で選べと言ってるんだから、
民主党の批判記事ばかりアップしていないで、
自民党の政策の具体的内容をどんどんアップすればいいはずだ。
なぜそれをしないのか?
自民党の政策の中身がないからだ。
中身がないから自分の政策を主張するより、
てっとり早く民主党の悪い点を探して、
それをアピールする。
それは政策選択ではなく政党選択選挙ですよ。
自民党さん。
自民党のマニフェストはまるで中身がない。
政策選択選挙というなら、
自民党は下記に明確に答えるべきだろう。
<今後3年間で40~60兆円の需要を創出し、
概ね200万人の雇用を確保>
・どんな政策で需要を創出するのか?
・40~60兆円の内訳は?
・3年間の工程表は?
・200万人の業界別内訳は?
<10年で家庭の手取りを100万円増やす>
・どうやって増やすのか、その政策は?
・10年間の工程表は?
・消費税増税による所得減との関係は?
<平成22年度後半に経済成長率2%を実現>
・その根拠は?
・エコカー減税など需要の先食いした分の反動は?
<消費税を含む税の制度も、
ムダ排除とともに経済の回復後に見直す準備を進めます>
・景気が回復しなければ、消費税増税しないのか?
・消費税は何%アップし、何兆円の財源を確保し、それを何に使うのか?
・消費税を増税し、法人税を引き下げるのか?
・法人税を引き下げた税収減分を消費税増税で補うだけではないのか?
民主党のマニフェストだって突っ込みどころはある。
しかし具体性においては自民の比ではない。
自分の政策に自信がないから、民主党の批判ばかり展開する。
民主党の政策が悪いなら、その対案は何なのか。
上記のような質問に答えられる具体性があれば、
なるほど、さすがは自民党。
責任のある政策を掲げているなとわかるけど、
そういうのがほとんどない。
民主党批判記事で埋め尽くされた自民党ホームページを見るに、
政党としての末期症状としかいいようがない。
正直、ここまで落ちぶれたとは思いもしなかった。
昔、自民党がそれなりに機能していた時代は、
野党が自民党の批判ばかりに終始し、
対案もないのに政策批判していた。
今の自民党は、まるでその無責任な野党そのものじゃないか。
自民党が具体性のある政策を掲げ、
その政策の経済効果を訴えるなら、
民主圧勝の流れは大きく変わるだろう。
そしてまた民主党は自民のよい政策に焦り、
自分たちの政策を見直し、
お互いが切磋琢磨してよりよい政策にブラシュアップされるはずだ。
ところが対抗馬の自民が、他人の悪口ばかりに終始している。
国民は政治家同士の罵りあいはうんざりしている。
民主党の悪口をいう前に、
自民党は堂々と政策を主張すべきだ。
それができない自民党。
だから公職選挙法違反の可能性があっても、
他党批判のネガティブキャンペーンに終始する。
国民はそんなにバカじゃない。
もう期日前投票がはじまっている。
国民がバカではないこと、
国民が政治に無関心ではないことを、
政治家に証明するため、
今回の選挙が史上最高の投票率になればと願っている。
もう投票はできる。
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