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20代の半分は投票しない

最近、政治に関心が高まっているとはいえ、
20代の投票率はなんと50%以下。
2人に1人は投票していないのが実情だ。

2005年衆議院選挙の投票率は67.51%。
年代別で見てみると、
20~24歳 43.28%
25~29歳 48.83%
で、20代はなんと50%以下!

投票率が一番多かったのは65-69歳で83.69%。
約2倍近い投票率の差だ。
2番目に多いのが、60-64歳の82.55%。
3番目に多いのが、70-74歳の80.97%となっている。
投票率は年をとるほど増える傾向にある。
つまり、若者の利害より、
高齢者の利害が優先されがちな政治になっている。

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表:衆議院選挙の年代別投票率推移

政治の争点として注目が高い、
年金問題や借金問題、税金の無駄遣いなどって、
結局は所得格差の問題ではなく、 実は世代格差の問題。

投票する有権者は60歳代が圧倒的に多く、
当選する政治家も60歳、70歳が多い結果、
面倒な問題は先送りされ続け、
目先のバラマキで特定業界や官僚の天下り団体などを潤わせ、
そのツケは全部、若者にしわ寄せされる。

これだけ政治に注目が集まっていながら、
これだけ政治のせいで、
自分たちの生活に大きな影響があるのに、
寝たきり老人でもない20代が、
2人に1人が投票しないというのはどうなんだろう?

「どうせ投票したって変わらない」
「既成政党は全部やだ」

もっともらしいけど、率直なところ、
ただ面倒くさいだけなのではないか。

今回、投票率はどうなるか。
私は全体の投票率は、 前回の衆議院選の67.51%を、
下回るのではないかと思っている。

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ちなみに過去の投票率推移を見ると、
1946年から1990年までの投票率は、
ほとんどが70%を超えている。

投票すれば政治がよくなるとはいえないけど、
投票もせずに政治や社会に文句を言う資格はない。

今回、20代の若者がどれほど選挙に行くのか。
高齢者世代中心で政治が行われること、
問題先送りによるツケを負わされることに、
問題意識を持てるかどうか。

全体の投票率もさることながら、
年代別の投票率にも注目したい。

投票率の推移(総務省・中央選挙管理会)
http://2009senkyo.jp/voting_percentage.html

by kasakoblog | 2009-08-28 22:47 | 政治

好きを仕事にするセルフブランディング&ブログ術を教えるかさこ塾主宰。撮影と執筆をこなすカメラマン&ライター。個人活動紹介冊子=セルフマガジン編集者。心に残るメッセージソングライター。


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