とは、自民党・麻生太郎の弁。
ほんと愚かだと思う。
8月選挙が行われるまで、
何度となく解散に打って出るチャンスがあった。
麻生内閣成立直後すぐの選挙の可能性もあったり、
年末にやるだとか、
年明けすぐやるだとか、
いくらでもチャンスがあった。
最大のチャンスと言えば、
検察つかっていかさま捜査した、
小沢秘書逮捕だろう。
あの時、世論は自民党に追い風が吹き、
民主党に懐疑の念を抱かせた。
しかもあろうことか、
すぐに小沢氏は代表を辞任しなかった。
ダーティーなイメージの小沢一郎が民主代表のままで、
解散に打って出て選挙をすれば、
間違いなくここまで大敗しなかっただろう。
解散を先送りに先送りにした結果、
嫌いな人も多い小沢代表が辞任し、
人畜無害そうなイメージの鳩山代表になってしまい、
民主に追い風となってしまった。
鳩山代表の故人年金問題が出てきて、
それをつついて、解散を9月にするのかと思ったら、
なぜか7月にしてしまった。
まるで麻生太郎は民主党を勝たせるために動いているような、
そんな采配とすら思えた。
何事も先送りというのはよくない。
先送りすればその場はやりすごせるが、
結果として問題を大きくするだけだ。
今まで自民党がやってきたのは、
都合の悪い問題の先送り政治である。
だからどんどんツケが大きくなり、
借金だけが膨らんでいく結果になった。
麻生太郎や自民党の問題先送り体質が、
今回の惨敗を招いたのを教訓に、
私たちもプライベートや仕事で問題が起きたら、
何事も先送りせず、早めにしかるべき手を打ち、
体制を整え、その時は痛みを伴っても、
きっちり決断するべきだろう。
決断せず、あと1ヵ月、あと半年なんて延ばしていると、
いつのまにか問題は手を付けられないぐらい大きくなり、
自民党のように大敗してしまう結果になる。
麻生太郎の決断力のなさを、
反面教師にしたい。