気に入らない部分を整形する。
それで済めば、整形はハッピーだったかもしれない。
しかし外見なんて気になりだしたらキリがなくなる。
もっと整形しなくてはいけないのではないか。
前に整形した部分以外も整形しなくてはいけないのではないか。
まだまだブザイクだと人から見られているのではないか・・・。
そうして何度となく整形を繰り返し、
取り返しのつかない事態になってしまう。
マイナス思考の強迫観念ほど、恐ろしいことはない。
整形手術って嘘をつくことに似ている。
その場をごまかすために1つの嘘をつくと、
他も嘘をつかなくては辻褄があわなくなってしまい、
嘘に嘘を塗り重ねていき、破綻してしまう。
外見は重要だけど、気にし始めたらキリがない。
人には誰にだってコンプレックスはある。
コンプレックスがない方がむしろ“異常”だ、
と考え、コンプレックスと向き合っていかなくてはいけない。
コンプレックスをバネにして、
それを前向きなパワーに変えていければ、
気になっていたコンプレックスは、
自分にとって“かわいい”個性になる。
コンプレックスをエネルギーに変えて、
大きな成功を収めている人も多いだろうし。
整形も嘘も借金も薬物もそうだけど、
一度しはじめたら、後に引き返せなくなり、
どんどんアリ地獄のようにはまっていってしまう。
最後にあるのは破綻だけ。
五体満足なだけでも満足しなければならないのに、
ないものねだりで、外見に文句をつけはじめたらキリがない。
コンプレックスをなくすことではなく、
コンプレックスをうまく利用して、
プラスの力に変えていくことを考えていきたい。