2009年 09月 24日
サラ金は自転車操業~アイフル元社員より
アイフル元社員の私としては、
ついに来るべき時がやってきたという感はある。
業績不振にあえぐサラ金大手のアイフルは、
社員を半減し、店舗も1/3に縮小するという。

拙著「アイフル元社員の激白」でも書いたが、
大手サラ金だろうがヤミ金だろうが、
みな多重債務者と同じく、自転車操業なんです。

銀行から金を借りて、それを又貸しする。
それで成り立っているのがサラ金という商売。
ヤミ金はもっとひどく、あやしげな金主から、
金利10~20%ぐらいで金を借りて、
それを50~100%ぐらいで貸すわけです。

だから大手サラ金もヤミ金も取り立てには必至。
だって貸した金が返ってこなかったら、
今度は自分たちがお金を返せなくなっちゃうんだから。

それにしてもダム問題の比ではなく、
サラ金はおかしな法律と裁判によって、
意図的にぶっ潰したも同然。
今まで金利29.2%まで貸していいという法律もあったのに、
やっぱり金利15~20%という法律に統一しましょう、
ということになった。

ここまではごく真っ当。
矛盾した法律を並存させるのがおかしいわけだから。
しかし裁判では法律が統一された後ではなく、
今まで20~29.2%で貸していた金利も、
債務者から返還要求があったら返しなさいという話になった。

今まで100万円で自動車を販売していたのに、
50万円以上で売るのは違法ですという法律になった後、
これからではなく、今まで50万円以上で売った利益も返してください、
といわれたらどんな企業だって潰れるだろう。

このおかしな判例によって大儲けしているのが、
弁護士だということをご存知だろうか?
サラ金から過去の利息を取り戻すのに、
弁護士が代わりに交渉することで、
弁護士は多重債務者から、
返還された利息から手数料を抜き取り、大儲けしている。
ここ数年、電車の広告に利息返還請求の弁護士広告が、
うじゃうじゃ載っているのはこのためだ。

※手数料の相場は20%
払いすぎた金利を取り戻すのに、
弁護士に20%もの手数料をとられなくてはいけない。

まあサラ金が潰れようが、
あこぎな商売だから仕方がないと思うのは当然だし、
私も元社員だからといってサラ金やアイフルに、
同情する気は毛頭ないが、
なんで日本ってこういうおかしな法律や裁判が、
平然と罷り通ってしまうのか、不思議でならない。

しかしアイフルや武富士がつぶれても、
サラ金はなくならない。
タモリにCMやらせていかにもソフトな印象を与えながら、
やっていることは高金利サラ金に過ぎないアコムは、
大手メガバンクがバックについているから、
この先も平然と生き残るだろうし、
サラ金の隠れ蓑にかくれて、
サラ金並みの高金利をむさぼってきた、
クレジットカード会社もなくなるわけではなく、
バカな国民がカードを使って、
キャッシングしたりリボ払いしたり、
分割払いして多重債務者に転落したりする現実は、
アイフルが潰れたとしても未だに変わることはない。

サラ金に対する知識がない人があまりに多い。
アイフルのリストラを笑う前に、
自分が自転車操業に転落しないよう、
借金に対する正しい知識を身につけてほしい。

アイフル元社員の激白
http://blog.livedoor.jp/kasakot/

サラ金でボロ儲けする司法書士・弁護士
http://kasakoblog.exblog.jp/9997730/


by kasakoblog | 2009-09-24 17:10 | 金融・経済・投資


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