2009年 09月 29日
ギャンブルとサラ金の相性がいい理由
金がないのに大金が手に入る可能性があるから。

ギャンブルがなくならない限り、
サラ金はなくならないと書いた。
ギャンブルとサラ金がなぜ相性がよいのか、
その理由を解説したい。

なぜ人はギャンブルをするのか。
金が欲しいから。
なぜ金が欲しいか。
金がないから。
こうした理由で大半の人はギャンブルをするわけです。

※もちろん金欲しさではなく、
ゲームとして楽しんでいる人もいるし、
金持ちでもギャンブルに熱中する人はいる。

ギャンブルの魅力。
それは貧乏人がお金持ちになれる可能性があるから。
この先、まじめにコツコツ働き、
少しずつ貯金したところで、
給料は上がる見込みもないし、
財産が築けるわけでもないし、
それどころかリストラされる可能性だってある。
毎日、苦しい思いを働いているのに、
なぜ報われないんだと。

スキルを身につけて高給職に転職するとか、
自分で事業をはじたいと思ったところで、
そんなこと早々できるものではない。
しかし誰でも簡単に一発逆転できる方法がある
ギャンブルだ(投資も含む)。

給料がいきなり2倍になることはあり得ないし、
貯金が2倍になることもない。
しかしギャンブルならそれが可能だ。
いや、それどころか、
10倍、20倍になる可能性だってある。

そこで楽して儲けようと、
一攫千金の夢を追い求めて、
ギャンブルに手を出す人がいる。

しかしギャンブルには元手=軍資金が必要だ。
金がない人が賭けられる額は限られている。

たとえば生活に無理のない範囲で、
ギャンブルに賭けられる金が1万円としよう。
競馬でこれは絶対に勝つ!という馬がいて、
当たれば2倍になる。
1万円をこの馬に注ぎ込んで、見事当たれば、
2万円になって返ってくる!

しかしこれで満足できない人がいる。
「せっかく俺は当てたのに1万円の儲けしかないのか。
もし10万円賭けていれば20万円になったのに・・・」

私は学生時代、一時期、毎週のように競馬場に足を運び、
朝から夕方まで全レースやっていたから、この気持ちはよくわかる。
私は100円単位で賭けていた。
せっかく当てたのに2倍で200円。
だったら1000円賭ければよかった・・・。
いやこれは絶対に勝つから1万円賭ければいいんじゃないか・・・。
そうやって金額エスカレートの誘惑が待ち受けている。
ギャンブルは軍資金の額によって儲ける金額が大きく変わるからだ。

1万円賭けていた人が無理して10万円賭ける。
当たればいいが、当たらなければ10万円の損!
「やっぱりギャンブルで金を稼ごうというのが間違っていた。
もうギャンブルはやめよう」と思う人は稀だ。
10万円負けて、どう思うか。
「よし今度のレースで取り返してやるぞ!」
これが多くの人の心情だ。

次のレースで2倍のオッズに10万円賭けて、
当たったとしても、
前に損した10万円を取り戻すだけで、何も儲からない。

そこでどうするか。
1つは、10万円ではなく20万円賭ける。
20万円賭けて2倍で40万円になれば、
10万円損した分を取り戻し、かつ10万円儲けられる。

もう1つはオッズの高いものに賭けること。
賭けられるお金は10万円しかない。
2倍にかけたのでは儲からない。
ならば勝つ確率は多少低いが3倍のオッズのものに10万円賭けよう。
そうすれば30万円になって返ってくるので、
損した10万円を取り戻し、かつ10万円儲けられると。

こうして負けた金を取り戻すために、
軍資金を多く注ぎ込むか、
オッズの高いものに賭けたりする。
こうしてどんどん損する痛手が大きくなってくる。

ここまででやめればいいが、
ここまでくると引き返せなくなるのが一般的だ。
「負けた分を取り戻したい」
「次に当たるかもしれない」
「一挙に次で挽回したい」

しかし軍資金がない。
そこでサラ金が登場するわけである。
無担保、資金使途不要で、すぐに金を借りれる。
利子が高いとはいえ、
「当たったら儲かるんだから、
それで利子を返せばいい」という発想になる。

収入の見込みがなければ、
普通の人は借金しない。
しかしギャンブルは違う。
当たれば返せるのだ。

この「当たれば」が曲者である。
当たればいいが、当たらなければ借金だけが残る。
こうしてギャンブルとサラ金のベストカップルが、
一人の人生を破滅に追い込んでいくのである。

金がもらえるかもしれないから、
借金しても返せる。
これがギャンブルの恐ろしいところなのだ。

ちなみに投資もまったく同じ。
ギャンブルと同じで、利益を極大化するためには、
1:投資額を多くする
2:レバレッジを効かせる
の2つしかない。

1万円投資するより10万円投資すれば、
利益は10倍になる。
レバレッジ2倍よりレバレッジ20倍の方が、
利益が10倍になる。

利益が10倍になるということは、
損も10倍になるかもしれない。
しかし冷静な判断を失ったギャンブラー(投資家)は、
当たった時のことしか考えないから、
平気で借金をしてしまえるのだ。

ギャンブルとサラ金の相性は極めてよい。
もちろん、ギャンブルや投資をしている人でも、
自分の余裕資金だけでやっている人が大半だろうが、
なかにはその自制が働かなくなってしまう人も多い。

適度にギャンブルや投資を楽しむ分にはよいが、
負けた分を一挙に取り戻そうなんて思ったりすると、
瞬く間に多重債務者になる。
ギャンブルはしてもいいが、借金はすべきではない。

しかし金融危機で明らかになったように、
外資系金融機関ですら、レバレッジの罠に陥り、
金儲けをするために、
借金を膨らませて破綻してしまったわけだ。

自分は借金なんかしないから、
ギャンブルやっても平気だと、
過信するのは危険。

ギャンブル=投資に目がくらんで、
人生がめちゃめちゃにならないよう、
気をつけたい。

・アイフルで働いた実体験物語
「サラ金トップセールスマン物語」をぜひご参考ください。


by kasakoblog | 2009-09-29 19:48 | 金融・経済・投資


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