準備完了なんて一生訪れない
2009年 11月 16日
待っていたら死んでしまう。
思い立ったときにすぐやらないと」
お笑い芸人ふかわりょうが、
先日、決意表明をした時の言葉。
まさに!と思い、日記で取り上げます。
完璧主義者、潔癖主義者が多い。
完全に準備しないとできないみたいな。
私もかつてはそうだった。
「私にはまだ早い」
「もうちょっと自分に力をつけてから」
「しっかり体制が整ってから営業したい」
半分は本音、だけど、半分は言い訳。
多分、自分に自信がなくて、動くのが恐かったから、
「準備がまだできていない」ことを理由に、
行動を先延ばししていたのだ。
「準備完了なんて一生訪れない」
まさにその通りだと思う。
自分が完璧な状態なんていつまでたってもない。
今あるベストでいいんです。
誰も100%完璧なものなんて求めてないし、
そもそもそんなものは不可能だ。
だから失敗することもある。
今の時点では80%の完成度しか提供できないかもしれない。
でもそれでいいんです。
だって100%完璧なものなんて、
何年たったってあり得ないんだから。
もし仮に100%のものが存在するなら、
その人の成長はそこで止まってしまうということだ。
常に前よりもいいものを出し続けて、
一生かけて100%に近づけていけばいいんです。
「僕は準備がきちんとできないと
動けないタイプでしたが、2010年は攻めます」
とふかわりょうは宣言したという。
それでいいんだと思う。
いつまでも準備運動ばかりしていても、
決して本番に通用する力は身につかない。
必要最低限の準備運動をしたら、
あとは本番で勝負すればいい。
もしかしたら恥をかくかもしれない。
私の仕事なんか毎日、恥をさらしているようなもの。
文章にしても写真にしても、数年前のものを見ると、
「なんでこんな恥ずかしい質のものを堂々と出したんだろう」
とか思うこともあるけど、
その時にベストを尽くしたものであれば、
それで恥をかいたとしても成長できるわけです。
準備をある程度したら、
失敗を恐れず思い切って本番に飛び込んでみよう。
そこで気づくこと、学ぶことはいっぱいあって、
そこから修正して100%の質に近づけていけばいい。
そんなわけで、私は明日、また1つ“恥”をかきにいきます。
専門学校での講義。
去年、マイミクの方から声をかけていただき、
また今年も声をかけてもらった。
私、大人数の前で話すことが苦手で、
ましてや講義なんてしたことはないので、
去年は去年なりに相当の準備をして、本番に当たったけど、
やっぱりはじめてだったので、
とても100%なんかには程遠いデキだったとは思う。
しかし今年も声をかけてもらい、今回は二度目。
間違いなく去年よりいい講義ができると思う。
そのための準備もしている。
でもまだ2回目だから、到底100%完璧できないかもしれないけど、
今ある自分のベストを尽くすことが、何より大事だと思う。
「やったことないからできません」
「準備が完璧じゃないからできません」
では成長も発展もないし、
一生することがでいない。
準備不足を言い訳にしてチャレンジをしないのではなく、
今あるベストで挑戦することを考えたい。
時間や金が無限にあるわけではないし、
時間や金をかければいいものができるわけでもない。
何事も経験=恥をすること。
それがよりいいものになる秘訣だと思う。
100点満点がとれる準備ができるまで、試験は受けませんでは、
一度も試験を受けずに人生なんて終わってしまう。
70点でもいい。80点でもいい。
今あるベストを尽くして、試験を受け続けること。
それが100点満点に近づく最も有効な方法だと思う。
去年の講義の内容台本
http://www.kasako.com/sakuhin.files/0811speech.html