ボーナスもらえる当然がおかしい

前年よりボーナスが減って大変だ!
というニュースを見ると、
バカじゃないかと思ってしまう。
なぜならボーナスが毎年もらえて当然だと思っている、
その神経がまったくおかしいからだ。

実は10年前の私はそう思っていた。
アイフルという大企業に入り、
入社当初から夏冬ボーナスが出るのが、
当たり前の環境にいたからだ。

新人だけど営業成績トップだったから、
「ボーナス少ない」なんて生意気にも思っていた。
まったく世間を知らない、
経済の実態を知らない、
バカサラリーマン根性丸出しの典型例である。

しかしその後、私が転職をして勤めた会社3社は、
いずれも30人に満たない中小企業で、
ボーナスなんか出ないのが当たり前。
ただその年の売上がよかったら、
ボーナスが出るという会社が多かった。
(今の会社もそうだけど。
ちなみに私は完全なフリーではなく、
編プロで正社員としても勤めてます)

ボーナスというのは本来、
業績がよかった時の特別支給分のはずなのだが、
日本企業の慣習では、ボーナスが定期化していることが、
そもそもおかしい。

おかしいけどそれが当たり前できた。
20年前までは右肩上がりの成長だったから、
毎年ボーナスがもらえて、しかもボーナスが増えていった。

もはやもうそういう時代ではなくなっているはずなのに、
腐れサラリーマン根性ともいうべき、
権利だけを主張する輩が多く、
だからこそ「ボーナスが減って大変だ!」と騒ぐわけだ。
ボーナスという本来の意味を考えれば、
経済状況で減ったり増えたり、出なかったりするのは、
当たり前なのに、増えてもらえるものと思い込んでいるのである。

ただ日本のボーナス支給は、
腐れサラリーマンだけが悪いわけではない。
日本企業はボーナスを必ず支給するために、
本来ならもっともらえるはずの、
毎月の給料分を抑えてきたところもあったはずだ。

もうもはやそんな余裕はない。
100年に1度とも騒がれた金融危機を考えれば、
ボーナスが減ったぐらいで大騒ぎするのがおかしいわけで、
経済環境を真っ当に理解していたら、
もらえなくて当然と思うのが筋だ。

むしろ毎月の給料だって減らされたっておかしくないし、
それどころかリストラされたっておかしくないわけだ。
それに比べたらボーナス減少で騒いでいることが、
いかに幸せなことかがわかるだろう。

だからもうこれからはボーナスをあてにしちゃいけない。
ボーナスをあてにした家計のやりくりなんて、
絶対にしちゃいけない。
ボーナス払いなんてもってのほか。

さらに今後あやういのは、退職金と企業年金。
もらえるのが当然という時代は終わった。
そもそも終身雇用じゃなくなれば、
退職金なんてもらえるのがおかしいわけです。

でもだからといって大変だと悲観することはない。
なぜなら円高でデフレだから。
これ以上、最高なものはない。
ボーナスがもらえなくても、
物価が下がり、円高のおかげで、
輸入品が安く買えるわけだから、
悲観する必要なんてまったくないわけです。

何事も物事は捉え方次第。
ボーナスが減ったと嘆く前に、
今の時代環境をしっかり見据えた上で、
お金のやりくりを考えるべきだと思う。

理想的には、収入源が会社以外のところにあると、
本当はすごくいいんだけど、
お金なんて追い求めたらキリがないわけで、
どこかで自分の身の丈にあった、
収入と支出をバランスをとっていくことが望ましいと思う。

※お金に騙されない生き方をするには
アイフル元社員の激白をご覧ください
http://blog.livedoor.jp/kasakot/

by kasakoblog | 2009-12-04 01:17 | 金融・経済・投資

好きを仕事にするセルフブランディング&ブログ術を教えるかさこ塾主宰。撮影と執筆をこなすカメラマン&ライター。個人活動紹介冊子=セルフマガジン編集者。心に残るメッセージソングライター。


by kasakoblog