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ニュースにすぐ反応する危険

ネットニュースを見ていると、
誰もが突っ込みたくなるような、
日記を書きたくなるような、
“結論ありき”の見出しが並んでいる。

mixiはニュースについて日記を書く、
という機能があるので、
「こんな政治家はいらない!」
「こんな奴は死刑だ!」
みたいな憤らせるような見出しが躍ると、
ついつい日記を書きたくなってしまう人も多いだろう。

またよくありがちなのは日記のネタがない時、
「何か書かなければ」という焦りがあり、
ちょうどそこに突っ込みたくなるニュースがあると、
「これで日記が書ける!」みたいに、
たいしてニュースの内容も考えず、
見出しに躍らされた結論ありきの憤りを書いてしまう人もいる。

しかも誰が見ても、こいつが悪で、こいつが正義、
とわかりやすいニュースについて、
悪を糾弾することで自分が正義になったみたいな快感を得られやすい。
※ネットニュースではないが、
こういう手法で見当違いの解説が多いのが、
古舘の報ステとかみのもんたの朝ズバとか。

私自身もそういう傾向になる時があるので、
できるだけ気をつけるようにしている。
どんな風にニュースを見るとよいか。

1:メディアはどちらの結論を望んでいるのか
ニュースを見るとき、このニュースは、
どちらの結論に誘導しようとしているのか、
という視点でまず見るとよい。

たとえば政治家の失言ニュースなんていうのは、
政治家を批判するために、
国民が「だからこの政治家はダメだ!」
と思わせるために報じているものが多い。

そういうメディアの意図を考えないと、
まさにメディアが望んだ結論、
「こんな失言する政治家はやめちまえ」
みたいな日記を即反応して書いてしまう。

みんながみんなそう書いているから、
余計に安心してしまうわけだ。
「みんなもそう思っている。
自分の意見は正しい。
だからあの政治家はダメなのだ」と。

2:結論づけとは反対の可能性を模索してみる
そこですぐ反応して日記を書いては、
思考停止状態のまま、
いわばメディアに“洗脳”されただけで終わってしまう。
そこで一度、メディアの結論とは正反対の結論の可能性がないのか、
あえて考えてみるんです。
「なぜみんなが悪いと思うことをあえて言ったりしたのか」と。

そうすると今まで見えてこなかった、
ニュースの真相みたいなものが見えてくる。
本当は失言ではなく、傾聴に値する意見かもしれない。
ただメディアがおもしろおかしく書いているだけで、
実は失言ではなく、示唆に富んだ言葉ではないかと思えば、
すぐ反応して「この政治家は悪い!」とは書かなくなる。
ニュースを深く考えるようになれる。

もちろん結論とは反対の可能性を考えたけど、
やっぱりこれはどう考えても、
メディアが結論づけたように、
ダメな政治家だったなという結論が出るかもしれない。

すぐ「ダメな政治家だ!」と一刀両断するより、
一度反対の可能性を考えたうえで、
「やっぱりダメな政治家だ」と思考過程が1つ増えている分、
「なぜこの政治家はダメなのか」が印象ではなく、
具体的によくわかるわけです。
こうやってニュースをより一歩深く考えることができる。

ニュースを見る時、この2点、
1:メディアはどちらの結論を望んでいるのか
2:結論づけとは反対の可能性を模索してみる
だけでも頭に入れておけば、
今までとは違ってニュースが見えてくるだろう。

直情的にニュースで日記を書いて、
真相がよくわからないまま、
そのニュースを結論づけてしまうのではなく、
どんなに「これは絶対に正しい結論だ」と思っても、
この2点を再検討して考えてから、
ニュースで日記を書くと、
より深みのある「なるほど」と思わせる内容に、
なるのではないかと思う。

自戒も込めて。

by kasakoblog | 2009-12-12 01:14 | マスコミ

好きを仕事にするセルフブランディング&ブログ術を教えるかさこ塾主宰。撮影と執筆をこなすカメラマン&ライター。個人活動紹介冊子=セルフマガジン編集者。心に残るメッセージソングライター。


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