2009年 12月 16日
五輪開催国が財政赤字で破綻?!
オリンピック開催が決まれば莫大な経済効果があり、
その国が潤うと思っている人が未だに多いが、
2004年五輪開催国が、今、
膨らんだ財政赤字で破綻懸念が広がっているのをご存知だろうか?
その国とはギリシャである。

ギリシャといえば2004年アテネで、
夏のオリンピックが開催された国である。
その国が膨大な財政赤字で、
ヨーロッパでは破綻懸念までささやかれる始末。

財政赤字は五輪だけが原因ではないだろうが、
オリンピック開催前の2004年にはこんな記事もある。

・・・ギリシャ経済は大丈夫?五輪実施なるか・・・
ギリシャ財務当局から、アテネ五輪の開催費が
60億ユーロに膨らむとの見通しを発表しています。
これは約8100億円で、当初の計画の30%を超える額となります。

予想以上にかかるコストは、関連施設の建築費、
警官や医者への特別給与、テロ対策などに使われるということです。
例えばこのテロ対策費、警備員や保険に使われるわけですが、
テロ対策費用だけでも、
欧米への放映権料が吹っ飛んでしまう金額に上る模様です。
このオリンピック関連費が
ギリシャの財政を圧迫する要因ともなっています。
引用元
http://allabout.co.jp/career/economyabc/closeup/CU20040627A/
・・・・・・・

ギリシャの経済状況について、
ドイツのある経済研究所の人は、
「ギリシャが原因でユーロ圏が分裂することはない。
ユーロ圏にとってギリシャは小国だ。
しかし、ギリシャは次のリーマン・ブラザーズになる可能性がある」
と破綻の可能性まで示唆している。

ギリシャ政府は財政健全化のため、
税金、年金、公共セクターの改革を進め、
増税や社会保障支出の削減など、
健全化策を出すという。

オリンピックこそ最近ないとはいえ、
まるで日本の問題とそっくりじゃないですか?
五輪開催すれば経済効果があるなんて、
誰が今や信じるだろう?
無論、中国やブラジルなど新興国ではまったく別の意味を持つが、
財政赤字がかさんだ先進国で、
もはや五輪開催はさらなる財政悪化の要因でしかないともいえる。

日本とギリシャの状況はいろんな意味で違うだろうけど、
こういう他国の失敗例に学んで、
「日本が次のリーマンブラザーズになる」
なんて中国あたりに言われないよう、
今こそ、税金の無駄遣いの削減をすべきだろう。

そのような意味で私は民主党は方向性としては、
別に間違っていないと思う。
むしろ特定の事業だけでなく、
全事業を事業仕分けし、
それと茨城空港のような無駄なものを作ったのは誰か、
政治家や官僚の責任を明らかにし、
無駄遣いをした当事者から金を弁償してもらえばいい。

民主党がマニュフェストが実行できなくなりそうなことを、
叩くメディアがあったけど、
高速無料化だの高校無償化だの子ども手当てなど、
民主党に投票したからといって、
すべてのマニュフェストに賛成している人なんてほとんどいないわけで、
むしろ見直しして無理ならやめるのは、
現実路線としては正しい選択だと思う。

日本もギリシャにならないよう、
五輪なんてハコモノの極致みたいなイベントなんか、
絶対にやるべきではないだろうな。

賢い人間は他人の失敗から学ぶ。

ギリシャの失敗から学び、
国家破綻が噂されるような国にならないでほしいと願う。


by kasakoblog | 2009-12-16 23:24 | 金融・経済・投資


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