2009年重大ニュース(1)
2009年 12月 26日
それにしても1年がすごく早くって、
正直いって半年前とかましてや1年前のことって、あんまり覚えてない。
今じゃすっかり民主党政権が当たり前になったけど、
考えてみれば夏まで麻生自民政権だったなんて、
ある意味では信じられないぐらい、遠い昔の話のようで。
そんなわけで、今年1年どんなニュースがあったか、
かさこ日記とともにダイジェスト的に振り返ってみました。
結構、懐かしいニュースとかもあると思います。
●2009年1~2月:派遣切りに内定切り~不況の足音
今年の年明けは不景気なニュースばかり。
2008年9月のリーマンショック以降、
世界経済は急速に“逆回転”を始めた。
年末年始はひたすら派遣切りのニュース一色。
連日、一部の派遣社員だけを取り上げて、
かわいそうだと連呼する、
正義ずらしたマスコミにうんざりする。
1/7のかさこ日記は「派遣切りのニュースにうんざり」。
年越し派遣村なんていうのもそういえばあったっけ・・・。
さらに大きな問題となったのが、内定取消問題。
これまた学生やマスコミが、
「内定を取り消すな!」と連呼したが、
内定取消企業が倒産するニュースもあった(2/6の日記)。
私は内定取消されて喜ぶべきだと書いてきた。
なぜならそんな企業はいつか潰れるから。
しかしそれが現実のものとなったのだった。
「会社は腐るほどある」(1/30の日記)。
長い目で見れば就職氷河期世代は、
絶対にプラスの経験をしていると私は思う。
物価が上がって大変だと騒いでいたのから一転。
ユニクロ、マックなど安さを売り物にした、
“不況業種”ともいうべき企業が活躍し始めたのは、
まるで2001年当時と同じ。
それは「いつか来た道」であった(2/5の日記)。
●2009年3~4月:自民惨敗の原因ここにあり
もはや末期的症状を迎えていた自公政権。
金融危機勃発を理由に政権に居座り続け、
景気対策が最優先だと豪語したが、
世紀の大愚策・給付金が始まったのは3月を過ぎてからだった。
そんななか自公政権は奇跡の大逆転劇を起こす。
支持率がうなぎのぼりだった民主党の代表・小沢一郎氏の公設秘書を、
献金疑惑で逮捕したのだ。
世論は一転、民主・小沢の代表辞任大合唱。
(3/9の日記「辞任すればいいのか」)
自民党支持率も一時的な回復を見せる。
しかし思えばこれが大失敗だったのかもしれない。
もしこの秘書逮捕がなく、
小沢代表で衆議院選挙を戦っていたら、
民主党は圧勝しただろうか?
小沢氏を嫌う人は多く、
小沢氏を首相にしたくないという人は多いだろう。
しかしこの事件をきっかけに、
鳩山さんという人畜無害そうな代表に変わったため、
結果、民主党は圧勝できたのではないか。
こうしたなか、自公政権は自信たっぷりに、
財政支出15兆円、事業規模57兆円にも及ぶ、
追加経済政策を発表した。
しかしこの官僚主導のいかさま積み上げ式、
バラマキ経済対策の無駄は、
後の民主党の事業仕分けで次々とあからさまになった。
しかもこのバラマキのせいで、
さらに日本の財政を圧迫する結果となった。
今、民主党政権が金に困っているのも、
考えてみれば前政権の負の遺産が、
あまりにも大きかっただろう。
景気対策なんて所詮、麻薬を打つようなもの。
打った時は気持ちよくてもすぐその効果は切れ、
今度はまたさらに強い麻薬を打たなければならない体になってしまう。
(4/10「経済対策は麻薬を打つようなもの~麻生政権追加経済政策」)
ちなみに4月は大ニュースがあった。
SMAP草なぎ剛の「公然わいせつ」騒動だ。
地デジ普及促進を務めていたため、
自民・鳩山邦夫総務相が激怒するも、
選挙を控えてスマップ批判はマイナスになると悟り、
急展開したことは記憶に新しい。
・草なぎ剛の人気急上昇?!
・芸能人を「公告」に使うなボケ!
・香取慎吾の謝罪の怪
ちなみに芸能人は不祥事リスクがあるから、
広告には起用するなと、草なぎ騒動で書いたが、
それから数ヵ月後、のりぴーが覚せい剤所持で逮捕され、
最高裁が作ったのりぴー主演の裁判員制度宣伝映画は、
配布・貸出中止という税金の無駄遣いをすることになる。
(8/7の日記「裁判員制度宣伝にのりぴー主演」)