2009年10大ニュース(2)
2009年 12月 26日
●2009年5~6月:インフル・東国原騒動
危機感のない政治家による、
従来通りの借金バラマキが進められるなか、
日本社会は大パニックに陥った。
新型インフルエンザ騒動である。
騒動に便乗したマスコミや自民・舛添大臣の大騒ぎもあり、
まさに空前の大パニック。
マスクが売り切れ続出になったり、
感染者が出る度に個別行動を発表するという、異常事態となった。
・5/21の日記:マスク?手袋はいいんですか?
・5/22の日記:いつまで感染者の個別行動を発表し続けるのか?
・5/22の日記:マスク争奪が感染拡大の原因!
マスクパニック騒動は1ヵ月で終えたが、
依然として自民の迷走ぶりは続く。
景気対策と称したハコモノの極致、
「アニメの殿堂」が焦点になったのもこの頃だ。
6/9の日記:アニメの殿堂がなぜムダなのか
末期的症状を迎える自民の終焉は、
国政に色気まんまんの東国原騒動でピークに達する。
宮崎県知事を任期途上で捨てて、
自民党の総裁にしろと言い出したのだ。
・6/29の日記:地方分権なのに自民党総裁にこだわる東国原の謎
・6/24の日記:道路族・東国原、宮崎のために国を無茶苦茶にする
報道当初、多くの国民は冗談だと思っていたらしいが、
東国原の胡散臭さを前から感じていた私は、
やつは本気であることを当初から書いている。
そういえば12/25朝のニュース番組で、
東国原の意図は民主圧勝が必至の情勢で、
健全な二大政党制が必要だからだと言い訳していたが、
ならばなぜ自民敗北の後、誰も総裁に立候補しなかった時に、
総裁候補に名乗り出なかったのか。
所詮、東国原は地方分権だのと称して、
地元に道路を造りたいだけなのと、
やっぱり総理のイスが欲しかっただけの、
旧来打算政治家に過ぎなかったのだろう。
・9/13の日記:東国原さん、今がチャンスですよ!立候補少ない自民党総裁選
●2009年7~9月:のりぴーVS政権交代
選挙を行わず、総理の顔だけをすげかえる手法に、
苛立ちが募るなか、ついに衆議院選挙が8月に行われることになった。
自公に投票するなんてあり得ない。
しかし民主がいいわけでは決してない。
なぜならそれは「バラマキ選択選挙」だから。
7/22の日記:バラマキ選択選挙
バラマキ方に違いはあれど、
自民も民主もバラマクことに変わりない。
私が理想とする政治は小さな政府。
政治が余計なことをするから、
社会や経済がおかしくなり、
国民にいらぬ負担ばかりが重くのしかかる。
生きていくうえで必要なもの以外は、
ばらまかない政党は今のところ日本にはない。
しかし国民は自分が立候補しないのなら、
今ある政党のなかでマシなものを選ばなければならない。
しかし今までは自民党を選ぶ以外に、
ほとんど選択肢がなかったが、
はじめて新たな選択肢が登場し、
日本の政治に“はじめて”競争原理が働いた。
(8/30の日記:政治に競争原理が働いた)
しかし世紀の政権交代が行われるまでの1カ月。
マスコミは政治よりのりぴーを追いまわし続けた。
「山梨にいる」という誤情報に殺到するマスコミは滑稽ですらあった。
当初、失踪=自殺かもなんて見られていたのりぴーが、
実はヤク抜きのために計画的逃亡をしていたことがわかり、
のりぴーへの関心はさらに高まるばかりだった。
8/10の日記:碧いうさぎiTunesで2位に!
マスコミや一部ネットでの民主党バッシングにもかかわらず、
真っ当な国民は新政権に大きな期待を寄せた。
官僚が作ったペーパーを読まず、
自分の言葉で語る大臣の記者会見は期待を煽った。
9/17の日記:「なりたい」でなく「やりたい」内閣誕生
ただ政治が悪いとか良いとかいう前に、
国民一人一人がしっかりとしたビジョンを持って、
生きていくことこそが、
この社会を楽しくしたり、良くしたりすることなのかもしれない。
そんな勇気を与えてくれたのが、
イチロー選手の9年連続200安打達成の偉業であった。
9/14の日記:イチロー“オンリーワンなんて甘い”
・2009年1~4月のニュースを振り返る