スマートフォン普及するか??
2010年 01月 09日
広く普及すると見られているけど、
私の経験からすると、どっちつかずの中間的情報機器って、
ブームになるけど、普及しないことが多い。
音楽聴けて、ゲームもでき、キーボードもつき、
ワード、エクセルもでき、スケジュール管理ができ、
ネットと通話もできるスマートフォン。
これと似たような機器がかつてあった。
PDA(パーソナル・デジタル・アシスタント)だ。


(写真はザウルス)
私は8年ぐらい前、
PDAで欧米で主流となったPalm(パーム)雑誌の編集記事を書いていた。
そのため5~6万円するPalmを購入し、使っていた。
今のネットブックより小型で、携帯電話よりは大きく、
ちょうどスマートフォンのような存在。
多機能システム手帳といった感じ。
しかし私自身、使いこなせず、
いつしか持ち歩くだけのゴミとなってしまった。
存在が中途半端なのだ。
メールなら携帯電話で十分。
文章を打ったりするならやはりノートパソコンがいい。
音楽聴くならiPodの方がいいし。
スケジュール帳は紙に書いた方が早い。
こうなるといろんなことができて便利なはずのPDAは、
結局はどっちつかずで中途半端で、
何も使えないといったオチになりがちだ。
Palmの後、ザウスルも買ったけど、
あんまり使えず、終わってしまったな・・・。
まあスマートフォンの場合、かつてのPDAとは違い、
通話やネット機能が申し分ないので、
単純にPDAとスマートフォンを同一視はできないんだけど。

(写真は2003年当時の私のパソコン環境)
もちろんスマートフォンがちょうどいい!
という人はいるはずで、
そういう人にはスマートフォンは非常に便利かもしれない。
あとは営業マンで会社で強制的に持たなきゃいけないとか。
でもそれ以外の人はビジネスでも私用でも、
スマートフォンは微妙な存在になってしまう可能性もある。
仕事するならスマートフォンよりネットブック。
私用ならでかいスマートフォンより携帯電話・・・。
どっちつかずになりかねないのだ。
とはいえこの手の情報機器が出ると、
毎日ブログやmixiを更新したり、
取材して記事を書いているような私にとっては、
最高のデジタルツールと思えて、買いたくなってしまう。
しかしそんなことをここ10年、
繰り返してきたけれど、
PDAって定着しないんだよな・・・。
いまやゲームならDSがある。
音楽ならiPod。
文書ならノートパソコン(私は持っていないがネットブックもあるし)。
そうなるとスマートフォンの存在って、
極めて微妙なんだよな。
まして最近の若い人はキーボードより、
携帯電話入力に慣れているから、
キーボードが必須ではないとすると、
よりスマートフォンの必要性は薄まってしまう。
まあいろんなことができて、
ネタとして自慢するにはおもしろいと思うんだけど。
私はネットブックを買おうと思ったけど、
結局やめて今、不便してないのは、
ノートパソコンと携帯電話を使い分けているから。
電車の中はネットブックより携帯電話が便利。
外出先ならマックやドトールでノートパソコンの方が便利。
するとネットブックの出る幕がない・・・。
いろんな人がいるから、
選択肢が広がったという意味で、
ノートパソコンと携帯電話の間に、
ネットブックとスマートフォンという選択肢があるのは、
いいことだと思うけど、万人に普及するかは微妙だと思っている。
さて今年はどんな情報機器が流行るのか、
機器の特徴を吟味しつつ、
自分の生活が便利になると確信できたら買おうかな。
スマートフォンを買うかどうかを決めるには、
・自分がそれで具体的に何をしたいか
・自分が使いこなせるか
・他の機器とのかねあい
・コスト
・買うタイミング(さらにバージョンアップされる可能性)
・周囲で持っている人が使いこなされているか
といった点を見るといいかも。
でも「迷ったら買わない!」こそ、
無駄な買い物をしないポイントだとは思うけど(笑)