安定志向の学生が企業・国を滅ぼす
2010年 01月 14日
というバカな学生が多い。
だからJALのような学生人気企業が破綻したりしてしまう。
寄らば大樹の陰。
身を寄せるならば、大木の下が安全である。
厳しい経済環境だから、大企業に守ってもらおう。
そういう人ばかりが就職したらどうなるか。
いずれその企業の成長はとまり、
図体だけでかいけど中身のないはりぼてになり、
多額の債務超過があらわになり、JALのように破綻する。
大企業病といってもいい。
大企業になるとろくな人材がこない。
厳しい経済環境を自分の力で切り開いていこうという、
気概をもった学生は少なくなり、
大企業に入りさえすれば安心だという、
寄生虫のような学生が増えてくる。
だから人気大企業は潰れていくのだ。
もはや企業の規模とか人気とかブランドとか、
業界順位とかで就職先を選ぶ時代は終わった。
しかし学生には社会の知識がろくにない。
だからテレビCMやっている企業や、
上場企業のみしか就職先の選択肢がない。
しかしそんな企業なんてごく一部に過ぎない。
名前も知らない企業でも優良企業はいっぱいあるし、
就職せず自営業という選択だってあるわけだし、
そもそも企業が優良かどうかで選ぶことより、
人生の大半の時間を費やす仕事を何にするか、
という視点の方がはるかに大事だろう。
まあ学生が悪いというよりは、
職業教育や社会教育が一切ないからいけないわけで、
いきなり学生に就職先選べ!といわれたら、
やっぱりCMやっているような大企業に人気が集中してしまう結果になる。
日本経済全体が地盤沈下しているなかで、
まるで泥舟にしがみつくように大きな船に乗り込んだところで、
自分で船をこがなきゃ沈んでしまう。
いつまでもお客様気分で、
大企業に入りさえすれば、
自分だけは安心だという発想を変えた方がいいだろう。
これからは船に乗っているだけの乗客は、
大きな船といえどもどんどんリストラされる。
自分で船をこげる人間しか必要とされない時代になる。
もちろんいきなり誰もが船をこげるわけではないけれど、
船に乗れば自分はこがなくていい(大企業に入れば安心だ)、
みたいな人間は今、仮に運良く入社できたとしても、
いずれリストラされるだろう。
大企業に入ったところで、
たいしたスキルは身につかない。
名も知らぬ中小企業も含めて、
就職先を考え直すべきだろう。
※たとえば私の場合、本や雑誌の仕事がしたいと思った時、
学生の頃は出版社しか思いつかなかった。
しかし業界を調べればすぐわかることだが、
実際に制作しているのは編集プロダクションの場合が多く、
書く仕事をしたいのなら、
出版社ではなく編プロに就職した方がいいということを、
恥ずかしながら25歳になってはじめて知った。
こんな風に学生が思いつかない企業なんて、いくらでもある。
ヤマダ電機に転職しようか・・・
http://kasakoblog.exblog.jp/11952567/
頼りない時代の生きる指針
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