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突然の司法書士からのメール

かさこ様、はじめまして。
私は、埼玉県で司法書士をしている者です。
株式と債券の記事を拝見しました。

株式=ハイリスク・ハイリターン
債券=ローリスク・ローリターン
といういう図式は間違っていないと思います。

ただ、こういった個人投資家に対する株式や債券を、
資金調達の手段として考えられるのは、現実問題として上場企業のみです。
日本における会社の総数の0.1~0.2%程度に過ぎません。

したがって、他の大多数の会社からすると、
こういった手法はなかなか考えにくく、
やはり金融機関からの融資に頼らざるを得ないのが
現状ではないかと思います。

なんてことを書きましたが、かさこ、久しぶり!!

川越高校のいいかつです。

冒頭にも書きましたが、30歳の時に司法書士試験に合格し、
今は、ふじみ野市で独立しています。

かさこと最後に会ったのは、25、6の時だったっけかな?
久しぶりに会って話をしたいものです。

・・・
10年以上まったく連絡をとっていなかった、
高校の同級生「いいかつ」こと飯島克仁君。
いや~、こんな風にしてメールが来て、
連絡取り会えるのって、
やっぱりネットのおかげだなとしみじみ思いながら、
昨日、10年ぶりに会ってきた。

司法書士というと弁護士より“格下”的なイメージがあるかもしれないが、
試験合格率を見てびっくり!
合格率なんと2・8%!
100人受けて3人しか受からない超難関資格なのである。

飯島君は大学卒業後、司法書士の勉強を始め、
30歳、6度目にして合格。
司法書士事務所に勤めた後、35歳で独立した。

飯島君が私のことを思い出し、
メールしてくれたきっかけは、
拙著「アイフル元社員の激白」を読んでくれていたから。
偶然、手に取ったのか、
「あっ!かさこだ!」ということで、
いつか連絡しようと思いながら、数年が過ぎ、
ふと思い出してホームページを見て、メールをくれた。

みなさんも久しぶりに同級生に会うこともあるかもしれない。
しかし職業、業界が違うと、
まったく話が通じず、
昔話に華を咲かせるか、家族の話に終始するぐらいしかなく、
また疎遠になるのが多いと思う。

司法書士とライター&カメラマン。
どうみても接点はない。
しかし、飯島君が司法書士でありながら、
「マーケティング戦略の重要性」に、
今、最も興味があるという話になり、
私もまさしくマーケティング戦略について興味があったので、
終始、その話で盛り上がった。

合格率2・8%の難関資格の司法書士であっても、
看板掲げて事務所を開けば客が来る時代ではなくなった。
だから最近、弁護士や司法書士が、
「サラ金の20%以上の金利は横暴だから返せ!」
と借金者の味方をするふりをして、
サラ金から取り戻した金額の20~30%もの手数料を取る、
ぼろ儲け商売にうつつを抜かしているのである。

飯島君は司法書士の営業のあり方に疑問を感じ続けてきた。
看板出せば客が来る時代は終わったのに、
効果的なマーケティング戦略をせず、
営業努力をしないことを。

そこで彼はマーケティング関係、営業関係など、
ビジネス書を読み漁っていて、
「マーケティング戦略をアドバイスできる司法書士」
になるべく、がんばっていた。

どの世界でもそうだけど、
今やいいものを作れば売れる時代は終わった。
また客を騙すようなイメージ広告で、
マスに訴えかける戦略も限界を迎えている。
必要な人に届くような営業戦略を練らない限り、
いくらいいものを作っても売れないだろう。

ライター、カメラマンなど、
クリエイター的な人たちは営業を軽んじる傾向がある。
また度々私が日記で取り上げているように、
音楽関連のアーティストもまた営業を軽んじる傾向がある。

「いい音楽を作っているのになぜ売れないのか?」
「売れないのは聴く耳持たないリスナーが悪い」
「いい音楽やっていてばいつか必ず売れるはず」
みたいに言いかねない。

そういう営業戦略なきアーティストが多い中、
素晴らしい音楽を作っていながら、
営業努力を怠らないどころか、
マーケティング戦略を真剣に考えている、
メリディアンローグのメンバーの考えに意気投合したこともあり、
メリディアンローグの取材・撮影を続けているわけだけど、
(メリログは17(日)下北沢でライブがあります!
2月から3ヵ月連続でネットのシングル販売も行います!
詳しくはhttp://meridianrogue.com
音楽家だろうがライターだろうが、
はたまた司法書士だろうが、大企業であろうが、
必要な人に自分たちの商品を知ってもらう、
営業活動の重要性はますます高まっているように思う。

ところがなぜか日本人には、
営業=押し付けみたいなイメージが根強い。
確かに押し売りみたいな営業戦略は愚の骨頂。
押し付けではない工夫した営業が必要な時代になっている。

そんな営業手法について、
10年ぶりに会った高校の時の同級生と延々話をしていた。
飯島君とは高校生の頃、
毎日のように休み時間に野球カードで遊んだ仲でもあり、
そんな野球カード友人と、
10年を経てお互いがそれなりの職種につき、
こういった仕事の話ができるのって、
なんかほんと楽しいというか良かったなというか。

川越高校は埼玉県下でも偏差値トップクラスの学校なんだけど、
みんなただ暗記力がいいだけの受験バカの集まりではなく、
実に我の強いユニークな人たちが集まっていて、
既成の常識や考え方に捉われず、
自分の確固とした世界を持っている人が多かった。
(そのため同級生同士の“衝突”が絶えなかったほど)

まあ中学では頭良かったにもかかわらず、
高校で“非常識力”に磨きをかけてしまい、
進学校にもかかわらず、
東大、京大合格者はそんなに多くないんだけど、
川越高校出身者って、
いい学歴だから何なの?
いい企業に就職したから何なの?
って普通に疑問に思える人も多かった。

そんなところにいたせいか、
私も一風変わった人生を歩むようになったんだけど、
これからの時代は、
営業力と非常識力の2つの力が重要になるんじゃないかな、
と思った次第です。

久しぶりに会ってこんないい刺激をもらえるなんて、
なんだかとってもうれしかった。
そういう交友関係がいっぱいあればいいなと思った。

・イイジマリーガル・パートナーズ司法書士事務所のHP
http://www.iijima-legal.com/

・イイジマリーガルの司法書士っぽくないブログ
http://ameblo.jp/iijima-legal/

by kasakoblog | 2010-01-16 13:24 | 働き方

好きを仕事にするセルフブランディング&ブログ術を教えるかさこ塾主宰。撮影と執筆をこなすカメラマン&ライター。個人活動紹介冊子=セルフマガジン編集者。心に残るメッセージソングライター。


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