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毎日お風呂に入れる幸せ

お風呂に入ると体も心もスッキリする。
でも思えば、毎日入れるって、
すごい幸せなことだなと。

毎日入れるなんて当たり前のことじゃないか!
ってお叱りを受けそうだけど、
私もうっかり忘れていたけど、
思えば私は25歳の時、
風呂なしアパート暮らしを1年半したことがある。

すぐそばに夜24時まで営業している銭湯があったが、
1回入るのに400円とられるので、毎日は行けなかった。
会社を辞めて4ヵ月旅行をした後、
編集プロダクションに転職したので、
年収は100万円ぐらい下がったし、
貯金も旅行でほとんど使い果たしていた。
風呂に行く金がないわけじゃないけど、
節約しなければという思いが強かった。

引っ越したのは12月。
寒い時期なら毎日風呂に入らなくても、
そんなには気にならないだろうと思ったから。
風呂には入らないが、
部屋に給湯器はついていてお湯は使えるので、
頭を洗ったり、体をタオルでふいたりはしていた。
でもそれじゃやっぱり疲れはとれない。

2日か3日に1度行く銭湯が貴重だった。
歩いてすぐといっても、
寒いなか風呂に入るために、
出て行かなければならないのは面倒だったけど、
風呂に入った後は気持ちいい気分で、
風呂なしアパートに戻ってきた。

自分が過去そんなことをしていたなんて、
あっという間に忘れてしまうもの。
風呂のある“豊かな”生活に慣れてしまえばそれが当たり前。
当たり前になるだけでなく、
人の欲望は尽きることがないから、
もっと快適なものがいいといった不満まで生まれてしまう。

当たり前のことを当たり前にできることの幸せを思う力。
3食、食べれるってどんなに幸せなことか。
毎日お風呂に入れるってどんなに幸せなことか。
“幸せ”過ぎて、“豊か”過ぎて、
豊かさに麻痺して過剰な“豊かさ”を求めてはいないか。

毎日の当たり前の出来事を、
ありがたく幸せに思えたなら、
不満ばかりのつまらない人生とは、
きっと思わないのではないか。

幸せなことって、
意外とそんなにお金がかからなかったりもするし。

今日は松屋で豚めし並290円に生玉子50円つけて、
340円の夕食だったけど、
これがまたうまいんです!
別に金がないから340円の夕食ってわけじゃなく、
それがうまいから食べている。

ささやかな幸せをかみしめれば、
人生、毎日が楽しい。

by kasakoblog | 2010-01-27 01:05 | 生き方

好きを仕事にするセルフブランディング&ブログ術を教えるかさこ塾主宰。撮影と執筆をこなすカメラマン&ライター。個人活動紹介冊子=セルフマガジン編集者。心に残るメッセージソングライター。


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