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就活と婚活の共通点:焦って失敗する

就活と婚活は似ている。
焦れば相手は見つかるが、後になって失敗したと後悔する。
学生はたった0.3%しかない大企業に群がり、
大企業は数%しかいない優秀な学生を取り合う。
女性は20~30代ではごく稀にしかいない、
年収600万円以上の男性を求め、
(平均年収600万円以上になるのは40歳以上)
男性は性格もよくて超美人な女性を探し求める。

そんなたった数%の相手を見つけられるわけもなく、
単にイス取りゲームのように、
早いもんが勝ちだと思い込み、
互いに焦り、現実を知り、
早く決めなきゃという焦りから、
妥協し、早く結果が出れば満足してしまう。

しかし焦ったもの同士で相手を決めても、
焦った分、時間があるからお互い考えてしまう。

学生は「本当にこれがやりたかったのだろうか?」と考え、
企業は「景気が悪化してるから内定取り消そうか」と考える。
前倒しにすればするほど、状況変化に対応できず、
互いに考える時間を与えてしまうため、
内定を辞退したり、内定を取消したり、
といったことが多く発生し、
互いの貴重な時間を無駄にする。
「焦って決めなきゃよかった」
「もうちょっとしっかり考えて決めればよかった」と。

結婚も同じ。
焦って強引にやれば結婚はできるかもしれないが、
結婚することがゴールなのか、
それとも幸せな結婚生活を送ることがゴールなのか、
目標をはき違うと後で後悔することになる。

結婚できたはいいものの、
相手を吟味する時間がなく、
結婚してから「こんな人だったのか・・・」
「こんなはずじゃなかった」と後悔し、
いやいやつらい結婚生活を続けるか、
離婚して“傷物”になるかのどちらかがオチだ。

就活も婚活も自分の人生を一生左右しかねない重大な事柄なのに、
焦りが先行して、あわてて結果を出そうとするから、
ミスマッチが絶えない。

就活と婚活は焦って失敗する。
のんびりやれという意味ではないし、
時期というものはあるだろうけど、
時間に追われて自分を見失い、相手を見失うと、
余計、遠回りになるだけだと思う。

もちろん今の時代、
就職や結婚の一度や二度の失敗ぐらいは、
たいしたことないし、
やる気さえあればいくらでもやり直しは聞くけど、
最初に焦って失敗するととりかえしのつかないこともあるので、
十分注意したい。

就職氷河期でサラ金に就職してから、
ライター・カメラマンに転身した人生
http://www.kasako.com/sakuhin.files/0811speech.html

by kasakoblog | 2010-02-01 22:13 | 働き方

好きを仕事にするセルフブランディング&ブログ術を教えるかさこ塾主宰。撮影と執筆をこなすカメラマン&ライター。個人活動紹介冊子=セルフマガジン編集者。心に残るメッセージソングライター。


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