2010年 03月 05日
隅でこっそりやるべきだった
銀行や弁護士が儲かるために、
意図的にサラ金が潰されたという説を、
取材で検証している私だが、
とはいえ、サラ金自身にも大きな問題があったと思う。

それは高金利でも強引な取り立てでもない。
サラ金が必要悪ではなく、
社会の表舞台に出てきてしまったことだ。

サラ金とは本来、社会で目立ってはいけない存在だ。
テレビCMや電車の広告なんてもってのほか。
駅前ビルにあるなんていうのもあり得ない。

本当にどうしてもお金に困った人だけが、
街角の隅の方にある、入りにくそうなサラ金に、
後ろめたさを感じながらお金を借りる。
それが必要悪としてのサラ金の存在意義だった。

ところがサラ金は社会の表舞台に立ってしまった。
ばんばんテレビCMするは、駅前ビルにあるはで、
借金の敷居を下げてしまった。
借りやすくさせることは、
社会の害悪を撒き散らしているに他ならない。

これは専業サラ金に限った話ではない。
銀行系サラ金なんか、タモリを使って、
金利はぜんぜんたいしたことないから、
金に困ったら借りなさい的な広告を、
ばんばん流している。
こういうことしているから、
借金苦による自殺者が増えたり、破産者が増えたりしてしまう。

本気で多重債務問題を解決したいのなら、
金利を引き下げるとか総量規制なんかの前にまず、
専業サラ金も銀行系サラ金も、
クレジットカードのローン広告も、
そしてパチンコなどのギャンブル広告も、
全部、禁止すべきだ。
そしたら間違いなく、自殺者や破産者は減る。

でもそれをやらないのはテレビ局が困るから。
結局、この国の政治というのは、
国民のために問題を解決する、
最もベストな方法は利害関係者のせいで潰されることになっている。
だからいつまでたっても問題はなくならない。

タモリが高金利サラ金のCMやっていることって、
言ってみれば、ソープランドの広告を、
大々的に電車やテレビで流しているのと同じ行為だ。

風俗というのは必要だとは思うけど、
でもだからといって社会が率先して推奨すべき仕事ではない。
サラ金と同じ、必要悪で、
社会の片隅で目立たず、営業しているのが、
本来の姿だと思う。

もし電車の中吊りやテレビCMに、
堂々と風俗の広告が出ていたらどう思うだろう?
多分クレームの嵐だ。

しかしタモリが高金利サラ金の広告に出ても、
そんなにクレームはない。
このトリックこそが、安易に国民に金を借りさせ、
多重債務問題、自殺問題、破産問題を増幅している、
悪の元凶なのだ。

CMや広告全面禁止にすれば、
安易に借金する人は減る。
社会の片隅で細々とサラ金は生き残っていける。
しかしサラ金は表舞台に出すぎてしまった。
それが潰される原因の1つになったことは、
否めないと思う。

無論、サラ金を表舞台に引っ張り出したのは、
広告料が欲しいメディアのせいであったわけだけど・・・。

アイフル元社員の激白
http://blog.livedoor.jp/kasakot/


by kasakoblog | 2010-03-05 23:34 | 金融・経済・投資


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