2010年 03月 29日
サラ金が生き残るヒントはヤミ金にある?!
過払い金返還、総量規制、金利引き下げ、
そしてマスコミの「捏造」バッシングにより、
専業サラ金は潰れる運命となった。
もはやサラ金全滅まで時間の問題だ。

サラ金が潰れれば、借金をしたい人は、
銀行かヤミ金かの二択しかないことを意味する。
果たして本当にそれでよいのだろうか。

銀行でもヤミ金でもない中間的存在として、
専業サラ金が生き残る道=社会的意義のある存在価値とは何なのか。
皮肉にもそのヒントはヤミ金業者の話にあった。

専業サラ金が横柄な債務者から借金を取り立てられないなか、
ヤミ金はどこも金を貸さない多重債務者からきっちり金を回収する。
暴力的な取り立てをされるかもしれないという恐怖もさることながら、
最も大きな理由は、
ヤミ金だけが対面融資・対面返済を行っているからだ。

つまりきちんと客と直接会い、
モニタリングし、カウンセリングしながら債権を管理している。
これこそ専業サラ金が業界の成長とともに、
最もないがしろにしてきたことではないだろうか。

ヤミ金業者に詳しいサラ金社員は、
ヤミ金のやり方にこそ大手サラ金が見習うべき姿勢があると指摘する。

「ヤミ金はお金を貸す時に客に
ちゃんとリスクの説明をしているんです。
借りすぎるなとか、借りたら大変なことになるけど
それでも借りるかと。
だから客はヤミ金を信頼し、
どんなに苦しくてもお金を返すんでしょう。

でも、そんなことを言うサラ金がほとんどなくなってしまった。
本来、サラ金は今のヤミ金と同じ対面融資が基本で、
だからこそお金を貸す側と借りる側の人間関係があって
成り立っていた商売だった。

でも無人機が普及してから、
人間同士のつながりのなくなってしまったサラ金は、
客へのカウンセリングやコミュニケーションを
怠っていたのかもしれない」

効率と利益ばかりを追い求めて、
徹底してオートメーション化したサラ金が
拡大成長路線とともに忘れてしまった大事なもの。
それが客とのコミュニケーションだった。

コミュニケーションがなければ、
客は金利が高いか安いかでしか
貸金業者を選ばなくなるのは当たり前だ。
自然、客が金利の安い銀行に流れていくのは
やむを得ない事態でもある。

コミュニケーションなきサラ金は
金を借りやすくさせた半面、
社会的存在価値をどんどん下げていってしまったのだろう。

アコムの元社員は今後のサラ金のあり方として、
「無人機は一切やめて、かつての対面融資の原点に戻り、
客のカウンセリングをしながら
金を貸すスタイルに戻るべきではないか」と提案する。

「サラ金が効率ばかりを優先してきた結果、
客と密にコミュニケーションすることがなくなってしまった。
これでは借金病患者の治療をしないまま、
借金漬けしてしゃぶりとるだけになってしまう。

もっといえば、借金病にかかっていない人まで、
借金できる手軽さをアピールすることで
借金病患者を増やしてしまう」

もう一度、サラ金は原点に立ち返り、
対面融資、対面返済をベースにした
客の借金カウンセリングをしながら
営業するスタイルに戻ることが、
銀行とは違った存在意義を発揮できるポイントではないだろうか。

もちろんそれを行うには人件費などのコストがかかるため、
上限金利は最低でも二九・二%にしなければならないと思う。

・・・・・
5月発売予定のサラ金原稿、ひとまず、
やっと8万字書き上げて、出版社に原稿送るところまで、
こぎつけました。
内容は随時、ネットでも紹介して行きたいと思います。


by kasakoblog | 2010-03-29 00:41 | 金融・経済・投資


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