4カ国とは、日本、韓国、イタリア、ポルトガル。
あとの26カ国は高校は無償。
なぜこの問題だけマスコミは、
いつもお得意の国際比較を持ち出さないのか不思議。
消費税は日本は他国に比べて著しく安い、
といったデータをしょっちゅう持ち出したり、
世界では死刑廃止国が多いといったデータを持ち出しているのに、
高校無償化は国際比較をせず、
こぞってデメリットばかりを声高に叫んでいる。
私は世界の多数がやっているから、
日本でも何でもかんでもそれに合わせるべきだというのは、
まったくナンセンスな議論だと思う。
しかし特定の問題だけは国際比較を持ち出し、
他の問題には国際比較をあえて出さないといった、
不自然な報道のあり方ってほんとおかしいなと思う。
マスコミは政権のやることなすこと、
全部批判することが仕事だと思っているようだ。
そうやって全部ダメだしするから、
国民はいっつも不満ばかりがたまり、
先行きのない閉塞感に襲われ、
世の中暗いイメージを叩き込まれているのではないか。
何かやればメリットもデメリットももちろんあるわけだけど、
デメリットだけを強調して大騒ぎし、
国際比較は都合のいいところでしか持ち出さず、
何もかも批判するマスコミのやり方は、
日本社会を悪くさせている元凶ではないか。
高校無償化のデメリットは大いに報じればいいけど、
高校が有料なのは先進国で30カ国中4カ国しかないということも、
きちんと報道した上で論じるべきではないかと思う。