ヤミ金インタビュー

ヤミ金はいつの世にもはびこり、
モラルなき債務者だろうが、横暴な債務者だろうが、
きっちり取り立てを行ってきた。

一体、なぜヤミ金だけが取り立てできるのだろうか。
それは単に脅迫的な手法が理由だけではなかった。
ヤミ金業者はその秘密を語ってくれた。

「個人向けにトイチ(10日で1割の利息)や
トサン(10日で3割の利息)でヤミ金をしていたが、
だいたい10人貸せば4人は逃げる。
つまりは6人から回収できれば成り立つ商売よ。

どこのサラ金も金を貸さない、
借金まみれの多重債務者に貸してとりっぱぐれないのは、
10日に一度、必ず利息の支払いのため、
客と顔をあわせることができるから。
『こいつはもうヤバイかな』『まだまだ絞りとれるかな』
というのは会えばすぐにわかる」

サラ金は対面融資・対面返済から
無人機、ネット化することで、
客の状況がわからなくなってしまったが、
ヤミ金だけはきちんと客と顔合わせをするから
とりっぱぐれがなる確率が低いのだ。
またこんなことも語ってくれた。

「言っておくが俺から客に金を借りてくれなんて
絶対に言わないから。
借りたい客を目の前にして、俺は必ずこう言っている。
『はっきりいって俺から借りない方がいいよ。
金返せなかったら大変なことになるよ。
借りすぎない方がいいよ。
他で借りた方がいいんじゃないの?』って。

それでもどうしても借りたいと客が言ったら
『じゃあこの条件で貸してやるよ』と条件提示をする。
客は違法な高金利と知りながら、
それでも借りたいと泣きついてくる。

そこらのサラ金みたいに広告打って
借りてくださいなんて頼まない。
客が違法と知りつつ借りたいという意志を
融資の際にしっかり確認している。
だから客が返すのは当たり前の話よ」

仮に弁護士介入になったとしても、
たいがいの場合、違法な金利分含めて100%回収できるという。

「弁護士と同席した多重債務者が俺に
『こんな違法な金利は支払えない』と言ったとする。
多重債務者は弁護士がついているから安心だと思っている。
しかし俺はこう言い返す。

『俺はあんたに借りてくれってお願いしたこと、一度でもあったか?
あんたが違法な高金利だと知りながら、
それでもどうしても貸して欲しいと言ったんだろう?違うか?
だからどこの馬の骨とも知らぬあんたに、
こっちだって生き死にかかった
なけなしの大事な金を貸してやったんだろう?そうだろう?

金利うんぬんの問題じゃなく、
俺とあんたとの人間同士の約束だ。
その約束でもいいと同意したから借りたし、
貸したんじゃないのか?

そこまで約束したことをあんたが破るか破らないか、
ただそれだけの話だよ。
あんたは約束を破るのか?人間としてどうなんだ?
それでも大人か。こっちはガキの使いでやってんじゃねえぞ!」

こういうと多重債務者はぐうの音も出ないという。
だいたい和解に持ち込むことができ、
ほとんど回収できるという。

合法なサラ金は規制強化とバッシングにおびえ、
金貸しの本質を忘れてしまったために、
貸した金を返してもらえなくなっている。
一方、サラ金より数十倍の暴利をむさぼるヤミ金が、
不景気な世の中でも金のないはずの多重債務者から
きっちり回収できるという皮肉……。

変な話だが、こうしたヤミ金の毅然とした対応こそ、
今の貸金業界に最も求められていることではないだろうか。
それが金を借りることの重さを債務者に知らしめ、
二度と借金をしないよう抑止力になるのではないだろうか。

アイフル元社員の激白
http://blog.livedoor.jp/kasakot/

by kasakoblog | 2010-04-08 01:31 | 金融・経済・投資

好きを仕事にするセルフブランディング&ブログ術を教えるかさこ塾主宰。撮影と執筆をこなすカメラマン&ライター。個人活動紹介冊子=セルフマガジン編集者。心に残るメッセージソングライター。


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