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向上心なき者は淘汰される時代

ギリシャの財政危機に端を発した世界同時株安は、
週明けも大きな影響が出る可能性があり、
もしかしたら100年に1度のはずが金融危機が、
2年に1度、再び訪れる可能性も出てきており、
ギリシャなんかそんなに関係ないはずの日本であっても、
私たちの生活に深刻な影響を与える可能性が出てきた。

ギリシャは公務員に無駄な手当てを支払うなど、
借金しまくりで借金が返せなくなりそうになった。
ギリシャ国債が紙くずになる可能性がある。
するとギリシャに金を貸している人たちが困る。
金が返ってこなくなるからだ。

ギリシャ国債の国別保有比率は、
フランス17%、ドイツ10%、イタリア7%、ベルギー6%など、
ヨーロッパの国々が大半を占める。
ヨーロッパ系の金融機関も保有している。
つまりギリシャのせいで他の国や金融機関にも被害が及ぶことになり、
借金が返せない財政悪化の連鎖は世界をかけめぐるというわけだ。

しかも財政悪化が懸念されているのはギリシャだけではない。
PIIGS(ピッグス)といって、
ポルトガル、イタリア、アイルランド、ギリシャ、スペインの5カ国も、
財政問題や経済悪化が懸念されている。
第二、第三のギリシャが出てくる可能性もある。
こうなればさらに世界各国に悪影響を及ぼすことも考えられる。

最近、思うこと。
それは先進国がローリスク・ローリターンで、
新興国がハイリスク・ハイリターンではないということだ。
もはや先進国に期待をかけるのは、
ハイリスク・ローリターンであり、
新興国に期待をかける方がまだ、
ローリスク・ハイリターンではないかと。

ヨーロッパの国が財政赤字で破綻するなんて、
誰が思うだろう?
ギリシャなんか仮にも2004年オリンピック開催国である。
つまりオリンピックなんかやっても、
経済効果があるどころかマイナス効果しかないとすらいえる。

しかし未だに多くの人が既存の価値観に縛られている。
先進国がいい。大企業がいい。
新興国はあやしい。新興企業はあやしい。
もちろん、新興には新興なりの恐ろしいリスクもあるが、
もはや先進国や大企業だから安心という時代は終わり、
それどころか危険が多いわりに、
利益が少ないというデメリットすら際立ってきた。

金融危機を潮目に世界は大きく変わり始めた。
もはや旧来の秩序は価値観は通用しなくなってきている。
JALの株やギリシャ国債が紙くずになる時代。
今まで大丈夫だからそこが安全とか安心なんて、
言ってはいられなくなった。

今回、GWで久々にヨーロッパに行った。
イギリスに1週間いたが、
私は停滞した社会主義国なんじゃないかとすら思えた。

経済や社会に活気がない。
日本は不景気だとか言われているけど、
日本の方がはるかに活気がある。
なんだろう、競争原理が働いていないというか。

日本でも中国でもアジアでもそうだけど、
社会は常にたえまない競争にさらされていて、
よりいいものをより安く提供しよう活気が感じられる。

しかしイギリスにそういうものが感じられない。
みな決められた持ち分をお互い侵食しないよう営業していて、
サービスの向上も価格努力も感じられず、
競争原理が働いてないから、すごく怠慢な社会に見える。
日本から比べてしまうとだけど。

もちろん資本主義や自由競争がすべていいとは思わないし、
争わず、決められた持ち分で安定した社会を目指すというなら、
それはそれで素晴らしい選択肢だとは思うが、
別にそういうことを国として目指している感じはしない。
停滞しきって、結果、そんな風になってしまった。
そんな気がした。

どんなに立派な大国であろうと、
どんなに立派な大企業であろうと、過去は過去。
向上心がない国、向上心がない企業、向上心がない人は、
どんなに素晴らしい地位や肩書きがあっても、簡単に転落する。
それが今の時代ではないか。

だから悲観する必要はまったくなく、
向上心があれば今、“大国”“大企業”でなくても、
成長してのし上がれるチャンスの多い時代ともいえる。

過去の尺度で既存のものを判断せず、
今後の成長が期待できるかどうかで判断する。
それがギリシャ危機に学ぶ教訓の1つではないかと思う。

向上心なき者は去れ。
厳しいようでいて、とってもおもしろい時代。

by kasakoblog | 2010-05-09 21:03 | 生き方

好きを仕事にするセルフブランディング&ブログ術を教えるかさこ塾主宰。撮影と執筆をこなすカメラマン&ライター。個人活動紹介冊子=セルフマガジン編集者。心に残るメッセージソングライター。


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